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ONKYO A-922Mを徹底解説!【AEIトランスを採用】

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ONKYO A-922Mは、1996年発売のヴィンテージなアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

ONKYO A-922Mの概要と特徴

ONKYO A-922Mのスペック
発売年1996年
定価53,000円
型式ステレオプリメインアンプ
定格出力60W+60W(4Ω)、43W+43W(8Ω)
全高調波歪率0.08%(20Hz~20kHz、定格出力時、8Ω)
重量7.0kg

▼ 詳しいスペックはこちら

ONKYOがINTEC275シリーズの2世代目として送り出したONKYO A-922Mは、コンパクトな筐体に本格的な設計を詰め込んだプリメインアンプです。ディスクリート構成、AEIトランス、ストレートCDポジションを備え、小型システムでも音質を妥協しにくい設計となっています。

ONKYO A-922Mがなぜ評価されているのか、3つの観点から紐解いていきます。

特徴①|ディスクリート構成による素直な音作り

ONKYO A-922Mのアンプ部は、音質に関わるパーツを選びながら組まれたディスクリート構成です。

トランジスタや抵抗などを個別部品で構成し、上位機種で培った設計手法を小型モデルへ落とし込んでいます。単なる省スペース機ではなく、音の見通しと反応を重視した設計です。

ディスクリート構成って何ですか?

ディスクリート構成

ディスクリート構成は、ICだけに頼らずトランジスタや抵抗などの個別部品で回路を組む方式です。部品選定やレイアウトで音作りを追い込みやすい点が特徴です。

小型アンプながら、音の芯を細くしすぎずに鳴らせるところがA-922Mの魅力です。デスクトップや省スペースのシステムでも、しっかり音楽を聴きたい人に向いています。

  • 個別部品を用いたアンプ構成を採用しています。
  • 上位機種の設計手法を小型モデルへ反映しています。
  • 素直で見通しの良い音を狙いやすいです。

特徴②|AEIトランスとブルーコンデンサ

ONKYO A-922Mは、電源部にAEIトランスを採用しています。コア部分の形状を工夫することで磁気漏れを低減し、増幅回路への影響を抑える設計です。

さらに、電源部のコンデンサーにはオンキヨーのカスタムパーツであるブルーコンデンサを搭載しています。定格出力は8Ωで43W+43Wですが、4Ωスピーカーにも対応しており、実用面の安定感があります。

AEIトランスって何ですか?

AEIトランス

AEIトランスは、磁気漏れを抑えながら電源供給に余裕を持たせるためのオンキヨー系電源トランスです。小型アンプでも安定した電源供給を狙うための重要な部品です。

小型筐体でも電源部を軽く見ていない点が、A-922Mの音の安定感につながっています。

特徴③|ストレートCDポジションの高純度伝送

A-922Mは、CDを最優先した専用ポジションとしてストレートCDポジションを搭載しています。CD入力からボリュームまでを無接点のままダイレクトに送る構成により、信号経路を短くしています。

トーンコントロールを使わない場合には、ソースダイレクトスイッチでトーン回路をジャンプできます。小型アンプであっても、できるだけシンプルな経路で聴ける点が魅力です。

一方で、Super Bass、Bass、Trebleも備えているため、部屋やスピーカーに合わせた補正もできます。純度重視と使いやすさの両方を選べる設計です。

  • CD専用のストレート再生ポジションを備えています。
  • ソースダイレクトで信号経路を短縮できます。
  • Phono、Tape、MDなど入力ソースも充実しています。

ONKYO A-922Mと他のヴィンテージアンプとの比較

ONKYO A-922Mと他のヴィンテージアンプとの比較は以下の通りです。

項目ONKYO A-922MONKYO A-905XDENON PMA-390IVPioneer A-D5X
実効出力43W+43W(8Ω)15W+15W(8Ω)50W+50W(8Ω)60W+60W(8Ω)
高調波歪率0.08%(8Ω、20Hz~20kHz)0.2%(1kHz、8Ω)0.01%(1kHz、8Ω)0.05%(8Ω、20Hz~20kHz)
ダンピングファクター
重量7.0kg3.4kg7.0kg6.7kg
消費電力120W45W135W160W
サウンドキャラクター小型ながら芯のある素直な音WRATによる軽快なワイドレンジ感HCシングルプッシュプルの力感MOS-FETのスピードと低負荷対応

ONKYO A-922MとONKYO A-905Xとの比較

ONKYO A-922MとONKYO A-905Xとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:A-922Mは43W+43W(8Ω)、A-905Xは15W+15W(8Ω)です。出力の余裕ではONKYO A-922Mが優れています
  • 高調波歪率:A-922Mは0.08%、A-905Xは0.2%です。数値上の低歪率ではONKYO A-922Mが有利です。
  • サイズ感:A-905Xは幅205mmのINTEC205、A-922Mは幅275mmのINTEC275です。省スペース性ではONKYO A-905Xが優れています
  • 音の方向性:A-905Xは軽快さ、A-922Mは電源余裕と芯のある鳴り方が魅力です。スピーカーをしっかり鳴らすならONKYO A-922Mが選びやすいです。

ONKYO A-922MとDENON PMA-390IVとの比較

ONKYO A-922MとDENON PMA-390IVとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:A-922Mは43W+43W(8Ω)、PMA-390IVは50W+50W(8Ω)です。出力ではDENON PMA-390IVがわずかに優れています
  • 高調波歪率:A-922Mは0.08%、PMA-390IVは0.01%です。低歪率ではDENON PMA-390IVが優れています
  • 重量:A-922MとPMA-390IVはどちらも7.0kgです。重量面では両機は同等です。
  • 音の方向性:PMA-390IVはHCシングルプッシュプルの力感、A-922MはストレートCDポジションのシンプルな伝送が魅力です。CD中心の小型システムならONKYO A-922Mが使いやすいです。

ONKYO A-922MとPioneer A-D5Xとの比較

ONKYO A-922MとPioneer A-D5Xとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:A-922Mは43W+43W(8Ω)、A-D5Xは60W+60W(8Ω)です。出力ではPioneer A-D5Xが優れています
  • 高調波歪率:A-922Mは0.08%、A-D5Xは0.05%です。数値上の低歪率ではPioneer A-D5Xが有利です。
  • 重量:A-922Mは7.0kg、A-D5Xは6.7kgです。筐体重量ではONKYO A-922Mがわずかに上回ります
  • 音の方向性:A-D5XはMOS-FETのスピード感、A-922Mは小型ながら落ち着いたバランスが魅力です。省スペースで自然に聴きたいならONKYO A-922Mが魅力的です。

ONKYO A-922Mとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

ONKYO A-922Mは8Ωで43W+43W、4Ωで60W+60Wの定格出力を持つアンプです。4Ωスピーカーにも対応する設計なので、中型ブックシェルフから高能率モニターまで組み合わせを考えやすい点が魅力です。

ここではヴィンテージスピーカーから、密閉型のDIATONE、スタジオ定番のYAMAHA、バスレフ型のJBLを選び、A-922Mと組んだときの相性を解説します。

ONKYO A-922MとDIATONE DS-77HRとの組み合わせ

ONKYO A-922MとDIATONE DS-77HRとの組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:DS-77HRは6Ω、最大入力230W(EIAJ)、出力音圧レベル91dB/W/mの3ウェイ密閉型ブックシェルフです。A-922Mは4Ω対応で6Ω負荷にも合わせやすく、通常のリスニング音量なら出力と許容入力の余裕を取りやすい組み合わせです。DS-77HRは27kgの大型ブックシェルフなので、しっかりしたスタンドや床置き環境で低域のにじみを抑えると扱いやすくなります。
  • 音質の向上:DS-77HRは31cmコーン型ウーファー、10cmコーン型ミッドレンジ、2.5cmドーム型トゥイーターを搭載し、35Hz〜30kHzを再生します。密閉方式の低域制動と、A-922Mのディスクリート構成による素直な中域が合わさることで、低音の量感より輪郭を重視した落ち着いた音を狙いやすいです。500Hz、4kHzのクロスオーバーを持つ3ウェイ構成のため、ボーカルやピアノの帯域も厚みを出しやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ピアノトリオ、女性ボーカル、シティポップに向いています。31cmウーファーのスケールを活かしつつ、A-922Mの素直な音作りで中低域の厚みを自然に楽しみたい人に合う組み合わせです。

ONKYO A-922MとYAMAHA NS-10Mとの組み合わせ

ONKYO A-922MとYAMAHA NS-10Mとの組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:NS-10Mは8Ω、定格入力25W、最大入力50W、出力音圧レベル90dB/W/mの2ウェイ密閉型ブックシェルフです。A-922Mの8Ω時43W+43WはNS-10Mの最大入力50Wに近いため、音量を上げすぎずに使うことが大切です。中小音量で運用すれば、定格出力を活かしながら近接リスニングしやすい組み合わせになります。
  • 音質の向上:NS-10Mは18cmコーン型ウーファーと3.5cmドーム型トゥイーターを搭載し、60Hz〜20kHzを再生します。密閉型らしい反応の速さと、A-922MのストレートCDポジションによる短い信号経路が合うため、ボーカルの輪郭やミックスの見通しを確認しやすい音になります。低域を無理に足すより、Super Bassを控えめに使うとNS-10Mらしい明瞭さを保ちやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、アコースティック、ポップス、宅録チェックに向いています。派手な低音よりも声やギターの芯を近い距離で確認したい場合に相性が良い組み合わせです。

ONKYO A-922MとJBL 4311との組み合わせ

ONKYO A-922MとJBL 4311との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:JBL 4311は8Ω、許容入力40W(連続プログラム)、音圧レベル91dBの3ウェイ・バスレフ型ブックシェルフです。A-922Mの8Ω時43W+43Wは4311の許容入力40Wに近いため、大音量で鳴らし続けるより音量を丁寧に管理する使い方が向きます。能率は十分にあるため、通常音量では出力を使い切らずに軽快な鳴り方を得やすい組み合わせです。
  • 音質の向上:JBL 4311は30cmコーン型ウーファー、13cmコーン型スコーカー、3.6cmコーン型トゥイーターを搭載し、45Hz〜15kHz ±3dBを再生します。バスレフ方式の押し出しと、A-922MのAEIトランスによる安定した電源供給が合わさることで、リズムの立ち上がりと中域の存在感を出しやすい音になります。1.5kHz、6kHzのクロスオーバーとレベルコントロールを活かし、部屋に合わせて中高域を整えると聴きやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、ファンク、ソウル、ライブ音源に向いています。JBLらしい前に出る中域とA-922Mの素直な駆動を合わせることで、小型アンプでも躍動感のあるヴィンテージサウンドを楽しみやすいです。

ONKYO A-922Mは、INTEC275シリーズらしいコンパクトさと、プリメインアンプとしての基本性能を両立したモデルです。

AEIトランス、ブルーコンデンサ、ストレートCDポジションを備え、小型システムでも音質を丁寧に整えたい人に向いています。大出力機ではありませんが、スピーカー選びを工夫すれば、落ち着いたヴィンテージシステムを作りやすいアンプです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ONKYO A-922Mの詳細スペック一覧

ONKYO A-922Mのスペック詳細
型式ステレオプリメインアンプ
定格出力60W+60W(4Ω)、43W+43W(8Ω)
実用最大出力85W+85W(4Ω、EIAJ)
全高調波歪率0.08%(20Hz~20kHz、定格出力時、8Ω)
S/N比CD他:100dB
周波数特性5Hz~100kHz +0 -3dB(CD)
Phono最大許容入力MM:130mV(1kHz、0.2%)
トーンコントロールSuper Bass:±10dB(55Hz)、Bass:±10dB(100Hz)、Treble:±10dB(10kHz)
入力ソースPhono、CD、Tuner、Line1、Line2、Tape、MD
消費電力120W(電気用品取締法)
外形寸法幅275x高さ118x奥行336mm
重量7.0kg
付属システムリモコン(RC-319S)
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