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LUXMAN(ラックスマン) L-45Aを徹底解説!【65W+65Wの実効出力】

この記事の概要

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LUXMAN L-45Aは、1980年11月発売のヴィンテージなアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

LUXMAN L-45Aの概要と特徴

LUXMAN L-45Aのスペック
発売時期1980年11月
定価69,800円
型式ステレオ・インテグレーテッド・アンプ
連続実効出力65W+65W(8Ω)
全高調波歪率0.009%以下
重量10.5kg

▼ 詳しいスペックはこちら

LUXMAN L-45Aは、デュオ・ベータ回路を搭載したステレオ・インテグレーテッド・アンプです。65W+65Wの実効出力、MC対応イコライザー、フォノ・ストレート機能を備え、レコード再生を重視した1980年代初頭のラックスマンらしいモデルです。

特徴①|デュオ・ベータ回路で低歪と低域制動を狙う

L-45Aの中心にあるのは、ラックスマン独自のデュオ・ベータ回路です。

デュオ・ベータ回路

適量NFBとDCサーボを組み合わせ、アンプの裸特性を活かしながら歪と低域の乱れを抑える考え方です。L-45Aでは、0.009%以下の全高調波歪率と低域の制動感を狙っています。

DCサーボによりDCドリフトや超低域ノイズを抑え、スピーカードライブ時の低域歪も追い込んでいます。大出力だけで押すのではなく、音の土台を整える方向の設計です。

特徴②|MCカートリッジをイコライザーへダイレクト接続できる

L-45Aは、MMだけでなくMCカートリッジもイコライザーにダイレクト接続できます。Phono MC-1は1.5mV/100Ω、Phono MC-2は0.28mV/100Ωで、MC-2ポジションでは多くのMCカートリッジに対応しやすい感度を備えています。

フォノまわりはどこが特徴ですか?

  • イコライザー初段はカスコード接続FETディファレンシャル・アンプです。
  • 出力段はA級シングル・エンデッド・プッシュプル構成です。
  • フォノ・ストレート機能でDISC再生系を独立させられます。

特徴③|トーン回路をパワーアンプ部のNFBループへ組み込む

トーンコントロールは、信号経路をシンプルにするためにパワーアンプ部のNFBループ内へ組み込まれています。抵抗やコンデンサーなどのパッシブ素子を中心に構成され、SN比を悪化させにくい素直な変化特性を狙っています。

音質調整機能は多いですか?

低域は200Hz/400Hz、高域は2kHz/4kHzで湾曲点を選べます。サブソニック、ハイカット、ローブーストも備えているため、レコードの状態やスピーカーの個性に合わせた微調整がしやすいです。

特徴④|大型トランスと低インピーダンス電源で支える

L-45Aの電源部は、大型トランスと大容量コンデンサーによる強力・低インピーダンス電源を土台にしています。可聴帯域では電源の伸びや雰囲気感を活かし、低域からDC領域ではフィードバックで安定性と制動力を補う構成です。

  • 消費電力150Wの実用的な電源規模です。
  • 外形寸法は幅466x高さ145x奥行333mmです。
  • 重量は10.5kgで、扱いやすさと物量のバランスが取れています。

LUXMAN L-45Aと他のヴィンテージアンプとの比較

LUXMAN L-45Aと他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。

項目LUXMAN L-45ALUXMAN L-48ALUXMAN L-58ALUXMAN L-80V
実効出力65W+65W(8Ω)70W+70W(8Ω)100W+100W(8Ω)50W+50W(8Ω)
高調波歪率0.009%以下0.03%0.015%以下0.05%以下
ダンピングファクター40(8Ω)
重量10.5kg12kg15.3kg10.1kg
消費電力150W250W300W200W
サウンドキャラクターデュオ・ベータとフォノストレートによる端正なアナログ志向同系デュオ・ベータで出力に余裕MOS FETとノッチレス・クラスAの濃密な方向性旧世代LUX方式NF型の骨太な方向性

LUXMAN L-45AとLUXMAN L-48Aとの比較

LUXMAN L-45AとLUXMAN L-48Aとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-45Aは65W+65W、L-48Aは70W+70Wです。出力ではLUXMAN L-48Aがわずかに優れています
  • 高調波歪率:L-45Aは0.009%以下、L-48Aは0.03%です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-45Aが有利です
  • 重量:L-45Aは10.5kg、L-48Aは12kgです。物量ではLUXMAN L-48Aが上回ります
  • 消費電力:L-45Aは150W、L-48Aは250Wです。電源規模ではLUXMAN L-48Aが大きいです。
  • 音の方向性:L-48Aは出力と電源規模に余裕があり、L-45Aはフォノ・ストレートや低歪率の定格が魅力です。アナログ再生の扱いやすさではLUXMAN L-45Aが選びやすいです。

LUXMAN L-45AとLUXMAN L-58Aとの比較

LUXMAN L-45AとLUXMAN L-58Aとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-45Aは65W+65W、L-58Aは100W+100Wです。出力ではLUXMAN L-58Aが優れています
  • 高調波歪率:L-45Aは0.009%以下、L-58Aは0.015%以下です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-45Aが有利です
  • 重量:L-45Aは10.5kg、L-58Aは15.3kgです。物量ではLUXMAN L-58Aが上回ります
  • 消費電力:L-45Aは150W、L-58Aは300Wです。電源規模ではLUXMAN L-58Aが大きいです。
  • 音の方向性:L-58AはMOS FETとノッチレス・クラスAの濃密さ、L-45Aはデュオ・ベータとフォノストレートの端正さが特徴です。軽快なアナログ再生を狙うならLUXMAN L-45Aが合いやすいです。

LUXMAN L-45AとLUXMAN L-80Vとの比較

LUXMAN L-45AとLUXMAN L-80Vとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-45Aは65W+65W、L-80Vは50W+50Wです。出力ではLUXMAN L-45Aが優れています
  • 高調波歪率:L-45Aは0.009%以下、L-80Vは0.05%以下です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-45Aが有利です
  • ダンピングファクター:L-45Aは―、L-80Vは40です。L-45Aは定格不明のため、数値比較ではLUXMAN L-80Vのみ確認できます
  • 重量:L-45Aは10.5kg、L-80Vは10.1kgです。筐体重量ではLUXMAN L-45Aがわずかに上回ります
  • 消費電力:L-45Aは150W、L-80Vは200Wです。電源規模ではLUXMAN L-80Vが大きいです。
  • 音の方向性:L-80Vは1970年代中盤の骨太な方向、L-45Aは1980年代のデュオ・ベータ世代らしい低歪とフォノ重視が特徴です。DISC再生を中心に使うならLUXMAN L-45Aが魅力的です

LUXMAN L-45Aとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

LUXMAN L-45Aは、8Ωで65W+65Wの連続実効出力を持つプリメインアンプです。組み合わせでは、50W前後以上の入力許容量、または高めの能率を持つヴィンテージスピーカーを選ぶと扱いやすいです。

LUXMAN L-45Aと組み合わせるヴィンテージスピーカーは、以下の3機種です。

  • VICTOR SX-3
  • JBL L36
  • KEF Model104aB

以下では、互換性・音質・おすすめジャンルに分けて解説します。

LUXMAN L-45AとVICTOR SX-3との組み合わせ

LUXMAN L-45AとVICTOR SX-3との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:SX-3は8Ω、最大入力50W、出力音圧レベル88dB/W/mの2ウェイ密閉型ブックシェルフです。L-45Aの8Ω時65W+65Wと合わせる場合は、最大入力50Wを意識して音量を上げすぎない組み合わせです。
  • 音質の向上:SX-3は25cmコーン型ウーファーと5cmソフトドーム型トゥイーターを搭載し、35Hz〜20kHzを再生します。L-45Aのデュオ・ベータ回路と組み合わせることで、密閉型らしい自然な低域とソフトドームの柔らかな高域を出しやすいです。2kHzのクロスオーバーにより、ボーカル帯域もまとまりやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ジャズボーカル、フォーク、クラシック、シティポップに向いています。穏やかな音量で声や弦の質感を楽しみたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-45AとJBL L36との組み合わせ

LUXMAN L-45AとJBL L36との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:L36は8Ω、許容入力50W、出力音圧レベル89dB(新JIS)の3ウェイ・バスレフ型ブックシェルフです。L-45Aの8Ω時65W+65Wと合わせる場合は、許容入力50Wを超えない範囲で余裕を残す音量管理が大切です。
  • 音質の向上:L36は25.5cmコーン型ウーファー、13cmコーン型ミッドレンジ、3.6cmコーン型トゥイーターを搭載しています。L-45Aの低歪なパワー部と合わせることで、JBLらしい中域の押し出しとバスレフ型の明るい低域を整えやすいです。1.5kHz、6kHzのクロスオーバーにより、ギターやスネアの存在感も出しやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、ファンク、ジャズ、ソウルに向いています。リズムの勢いとボーカルの前に出る感じを楽しみたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-45AとKEF Model104aBとの組み合わせ

LUXMAN L-45AとKEF Model104aBとの組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:Model104aBは8Ω、最大入力100W、推奨アンプ出力15W〜100W/chの2ウェイ・パッシブラジエーター方式ブックシェルフです。L-45Aの8Ω時65W+65Wは推奨範囲内で、入力余裕を持たせながら鳴らしやすい組み合わせです。
  • 音質の向上:Model104aBは20cmコーン型B200、ドーム型T27、32x21cmパッシブラジエーターBD139を搭載し、50Hz〜20kHz ±2dB、周波数範囲30Hz〜30kHzを持ちます。L-45Aと合わせることで、パッシブラジエーターの低域の伸びと英国系の整った中高域を楽しみやすいです。3kHzのクロスオーバーにより、声と楽器の輪郭も自然にまとまりやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:室内楽、ジャズ、AOR、アコースティックに向いています。低域の厚みと上品な中高域を両立したい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-45Aは、デュオ・ベータ回路とフォノ・ストレート機能により、アナログ再生を落ち着いて楽しみやすいプリメインアンプです。

密閉型の自然さ、JBL系バスレフの明るさ、英国系パッシブラジエーターの伸びを選び分けることで、L-45Aの端正な持ち味を引き出しやすいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LUXMAN L-45Aの詳細スペック一覧

LUXMAN L-45Aのスペック詳細
型式ステレオ・インテグレーテッド・アンプ
連続実効出力65W+65W(8Ω、両ch動作、1kHz)
全高調波歪率0.009%以下(8Ω、定格出力-3dB、20Hz〜20kHz)
混変調歪率0.009%以下(8Ω、定格出力-3dB、60Hz:7kHz=4:1)
周波数特性Phono MM:20Hz〜20kHz ±0.3dB、Tuner、AUX、Monitor1、2:10Hz〜100kHz -3dB
入力感度/インピーダンスPhono MM:1.5mV/50kΩ、Phono MC-1:1.5mV/100Ω、Phono MC-2:0.28mV/100Ω、Tuner、AUX、Monitor1、2:180mV/40kΩ
SN比(IHF-A)Phono MM:80dB以上、Tuner、AUX、Monitor1、2:100dB以上
トーンコントロール低域湾曲点:200Hz、400Hz(defeat可能)、高域湾曲点:2kHz、4kHz(defeat可能)
フィルターサブソニック:15Hz、off、30Hz、ハイカット:9kHz、off、15kHz
ローブースト70Hz、off、150Hz
付属装置フォノ・ストレート・スイッチ、スピーカーセレクタ、ヘッドホンジャック
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
ACアウトレット電源スイッチ連動:100W、電源スイッチ非連動:100W
消費電力150W(電気用品取締法)
外形寸法幅466x高さ145x奥行333mm
重量10.5kg
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