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LUXMAN(ラックスマン) L-58Aを徹底解説!【ゲイン自動調整式MCヘッドアンプ搭載】

この記事の概要

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LUXMAN L-58Aは、1979年9月発売のヴィンテージなアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

LUXMAN L-58Aの概要と特徴

LUXMAN L-58Aのスペック
発売時期1979年9月
定価149,000円
型式インテグレーテッド・アンプ
実効出力100W+100W(8Ω)
全高調波歪率0.015%以下
重量15.3kg

▼ 詳しいスペックはこちら

LUXMAN L-58Aは、デュオ・ベータ・サーキットとノッチレス・クラスA思想を投入したプリメインアンプです。100W+100Wの実効出力、MOS FET出力段、ゲイン自動調整式MCヘッドアンプを備え、LUXMANらしい滑らかさと駆動力を両立した上級機です。

特徴①|デュオ・ベータサーキットを搭載する

L-58Aのデュオ・ベータ・サーキットは、少量NFBとDCサーボを組み合わせることで音質改善を狙う回路です。アンプの裸特性を磨いたうえで、TIM歪の低減と締まった低域再生を両立しようとしています。

  • 全高調波歪率は0.015%以下です。
  • 混変調歪率も0.015%以下です。
  • DCサーボで低域の不要なふらつきを抑える設計です。

特徴②|MOS FETでノッチレス・クラスAを狙う

出力段には、ftが約500MHzのMOS FETを採用しています。

バイアス電流を300mA以上流し、高速ドライバー回路と組み合わせることで、スイッチング動作を抑えたアンプに仕上げています。L-58Aでは、スルーレイト300V/μsecへ改善した設計思想が解説されています。

ノッチレス・クラスAはどんな狙いですか?

出力段の見どころ

小信号から大きな信号まで切り替わりの不自然さを抑え、滑らかな質感を狙う考え方です。MOS FETらしいしなやかさと100W級の駆動力がL-58Aの大きな魅力です。

特徴③|ゲイン自動調整式MCヘッドアンプを備える

L-58Aは、MC用ヘッドアンプにFETパラレル接続のDCアンプ構成を採用しています。接続するMCカートリッジのインピーダンスに応じて増幅度を調整するため、Phono MC-2は0.05mV/2Ω〜0.15mV/40Ωに対応します。

MCカートリッジの使い勝手はどうですか?

Phono MMとMC-1は1.5mV/50kΩ・100Ωで、MC-2は低出力MC向けです。L-58Aは、レコード再生を本格的に楽しむための入力構成を備えています。

特徴④|フラットアンプを省きリアルウッド筐体まで整える

音質劣化の原因となるフラットアンプを省き、不足する増幅度はパワーアンプ回路で補う構成です。トーンコントロール前段にはバッファアンプを設け、LUX方式NF型湾曲点切替付トーンコントロールを使いやすくしています。

筐体と電源の作り

音質対策型の大容量ブロックコンデンサーや定電圧電源を採用し、キャビネットにはリアルウッドの木箱を使っています。回路・電源・筐体をまとめて音質対策した上級機として楽しめます。

LUXMAN L-58Aと他のヴィンテージアンプとの比較

LUXMAN L-58Aと他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。

項目LUXMAN L-58ALUXMAN L-55ALUXMAN L-48ALUXMAN L-45A
実効出力100W+100W(8Ω)80W+80W(8Ω)70W+70W(8Ω)65W+65W(8Ω)
高調波歪率0.015%以下0.02%以下0.03%0.009%以下
ダンピングファクター
重量15.3kg15kg12kg10.5kg
消費電力300W250W150W
サウンドキャラクターMOS FETとノッチレス・クラスAの濃密な方向性同系デュオ・ベータのバランス型同系回路で扱いやすい70W級フォノストレート重視の端正な方向性

LUXMAN L-58AとLUXMAN L-55Aとの比較

LUXMAN L-58AとLUXMAN L-55Aとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-58Aは100W+100W、L-55Aは80W+80Wです。出力ではLUXMAN L-58Aが優れています
  • 高調波歪率:L-58Aは0.015%以下、L-55Aは0.02%以下です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-58Aが有利です
  • 重量:L-58Aは15.3kg、L-55Aは15kgです。物量ではLUXMAN L-58Aがわずかに上回ります
  • 消費電力:L-58Aは300W、L-55Aは―です。消費電力の定格ではLUXMAN L-58Aのみ確認できます
  • 音の方向性:L-55Aは同系デュオ・ベータのバランス型、L-58AはMOS FETとノッチレス・クラスAの濃密さが特徴です。上級機らしい滑らかさを求めるならLUXMAN L-58Aが選びやすいです。

LUXMAN L-58AとLUXMAN L-48Aとの比較

LUXMAN L-58AとLUXMAN L-48Aとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-58Aは100W+100W、L-48Aは70W+70Wです。出力ではLUXMAN L-58Aが優れています
  • 高調波歪率:L-58Aは0.015%以下、L-48Aは0.03%です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-58Aが有利です
  • 重量:L-58Aは15.3kg、L-48Aは12kgです。物量ではLUXMAN L-58Aが上回ります
  • 消費電力:L-58Aは300W、L-48Aは250Wです。電源規模ではLUXMAN L-58Aが大きいです。
  • 音の方向性:L-48Aは70W級で軽快、L-58Aは15.3kgの筐体と100W出力を備えています。上級機らしい余裕を求めるならLUXMAN L-58Aが合いやすいです。

LUXMAN L-58AとLUXMAN L-45Aとの比較

LUXMAN L-58AとLUXMAN L-45Aとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-58Aは100W+100W、L-45Aは65W+65Wです。出力ではLUXMAN L-58Aが優れています
  • 高調波歪率:L-58Aは0.015%以下、L-45Aは0.009%以下です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-45Aが有利です
  • 重量:L-58Aは15.3kg、L-45Aは10.5kgです。物量ではLUXMAN L-58Aが上回ります
  • 消費電力:L-58Aは300W、L-45Aは150Wです。電源規模ではLUXMAN L-58Aが大きいです。
  • 音の方向性:L-45Aはフォノストレート重視、L-58AはMOS FETとノッチレス・クラスAの滑らかさが魅力です。出力余裕と質感の濃さを見たいならLUXMAN L-58Aが魅力的です

LUXMAN L-58Aとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

LUXMAN L-58Aは、8Ωで100W+100Wの実効出力を持つプリメインアンプです。組み合わせでは、許容入力と能率のバランスがよく、低域の制動を活かせるスピーカーを選ぶと扱いやすいです。

LUXMAN L-58Aと組み合わせるヴィンテージスピーカーは、以下の3機種です。

  • SONY SS-G7
  • ALTEC LANSING Model 15
  • Celestion Ditton44

以下では、互換性・音質・おすすめジャンルに分けて解説します。

LUXMAN L-58AとSONY SS-G7との組み合わせ

LUXMAN L-58AとSONY SS-G7との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:SS-G7は8Ω、定格最大入力100W、瞬間最大入力200W、出力音圧レベル94dB/W/mの3ウェイ・バスレフ型フロアスピーカーです。L-58Aの8Ω時100W+100Wとは定格最大入力が近く、大音量で連続的に鳴らし続けない音量管理が大切です。
  • 音質の向上:SS-G7は38cmコーン型ウーファー、10cmバランスドライブ型ミッドレンジ、3.5cmバランスドライブ型トゥイーターを搭載し、30Hz〜20kHzを再生します。L-58AのMOS FET出力段と合わせることで、38cmウーファーのスケール感とPLUMB INLINE方式の定位感を活かしやすいです。550Hz、4.5kHzのクロスオーバーにより、低域から中高域までのつながりも作りやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:クラシック、フュージョン、シティポップ、ジャズに向いています。広い音場と大きな低域スケールを落ち着いて楽しみたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-58AとALTEC LANSING Model 15との組み合わせ

LUXMAN L-58AとALTEC LANSING Model 15との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:Model 15は8Ω、許容入力60W(連続プログラム)、出力音圧レベル92dB(新JIS)の2ウェイ・バスレフ型フロアスピーカーです。L-58Aの8Ω時100W+100Wと合わせる場合は、許容入力60Wを意識してボリュームを控えめに扱う組み合わせです。
  • 音質の向上:Model 15は30cmコーン型ウーファーとホーン型高域ユニットを搭載し、30Hz〜20kHzを再生します。L-58Aの滑らかなMOS FET出力と合わせることで、ホーンの明瞭さと30cmウーファーの厚みをなめらかにまとめやすいです。1.7kHzのクロスオーバーにより、ボーカルや管楽器の存在感も出しやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ブルース、ソウル、ロックに向いています。ホーンの抜けと中低域の厚みを楽しみたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-58AとCelestion Ditton44との組み合わせ

LUXMAN L-58AとCelestion Ditton44との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:Ditton44は4Ω〜8Ω、最大入力44W(DIN)、出力音圧レベル96dB/5.5W/mの3ウェイ密閉型フロアスピーカーです。L-58Aで鳴らす場合は、最大入力44W(DIN)を踏まえて小〜中音量で丁寧に使う組み合わせです。
  • 音質の向上:Ditton44は30cmコーン型ウーファー、15cmコーン型スコーカー、2.5cmドーム型トゥイーターを搭載し、30Hz〜40kHzを再生します。L-58Aの濃密な中低域と合わせることで、密閉型フロアらしい低域の締まりとHF2000の繊細な高域を味わいやすいです。500Hz、5kHzのクロスオーバーにより、声と楽器のつながりも自然に整えやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:クラシック、英国ロック、ジャズボーカル、フォークに向いています。落ち着いた低域と繊細な高域を小音量で楽しみたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-58Aは、デュオ・ベータ・サーキット、MOS FET出力段、ゲイン自動調整式MCヘッドアンプを備えた100W級プリメインアンプです。

大型国産フロア、米国ホーン系、英国密閉フロアを選び分けることで、L-58Aの滑らかさと駆動力を違う角度から楽しみやすいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LUXMAN L-58Aの詳細スペック一覧

LUXMAN L-58Aのスペック詳細
型式インテグレーテッド・アンプ
連続実効出力100W+100W(8Ω、両ch動作、20Hz〜20kHz)
全高調波歪率0.015%以下(8Ω、100W、20Hz〜20kHz)
混変調歪率0.015%以下(8Ω、100W、60Hz:7kHz=4:1)
周波数特性Phono MM、MC-1:20Hz〜20kHz ±0.2dB、Tuner、Aux1、2、Main in:10Hz〜100kHz -1dB
入力感度/インピーダンスPhono MM:1.5mV/50kΩ、Phono MC-1:1.5mV/100Ω、Phono MC-2:0.05mV/2Ω〜0.15mV/40Ω、Tuner、Aux1、2:220mV/20kΩ、Main in:220mV/820kΩ
MC-2動作ゲイン自動調整式ヘッドアンプが動作
SN比(IHF-A、入力ショート)Phono MM:80dB以上、Phono MC-1:80dB以上、Tuner、Aux1、2、Main in:100dB以上
トーンコントロールLUX方式NF型湾曲点周波数切替付、低域湾曲点:150Hz、300Hz、600Hz、高域湾曲点:1.5kHz、3kHz、6kHz
出力レベル/インピーダンスPre out:220mV/220Ω
フィルターサブソニックフィルター:15Hz、off、30Hz、ハイカットフィルター:9kHz、off、15kHz
ローブースト70Hz、off、150Hz
付属装置テープモニタースイッチ、テープダビング&rec offスイッチ、スピーカーセレクター、ヘッドホンジャック
ACアウトレットswitched:3系統、max300W、unswitched:1系統、max200W
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
消費電力300W(電気用品取締法)
外形寸法幅466x高さ181x奥行378mm
重量15.3kg
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