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LUXMAN L-500は、1993年4月発売のヴィンテージなプリメインアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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LUXMAN L-500の概要と特徴

| LUXMAN L-500のスペック | |
|---|---|
| 発売時期 | 1993年4月 |
| 定価 | 190,000円 |
| 型式 | プリメインアンプ |
| 連続実効出力 | 50W+50W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.01%以下(8Ω、1kHz、50W) |
| ダンピングファクター | ― |
| 消費電力 | 140W(電気用品取締法) |
| 重量 | 23kg |
LUXMAN L-500は、音楽信号の純度を重視して設計されたプリメインアンプです。フォノ入力を持たず、CDやライン入力の再生に集中したシンプルな信号経路を採用しています。
特徴①|フォノを省いたシンプルなライン専用思想
L-500は、フォノイコライザー回路を搭載していません。CD、Line1、Line2、Balanced、Tape1/2に入力を絞ることで、余分な入力回路を省いたストレートな構成を目指しています。

レコードは直接つなげますか?
L-500本体にはPhono入力がないため、レコードを聴く場合は外部フォノイコライザーが必要です。そのかわり、ライン入力ではCD時代の音源を丁寧に再生する方向へ割り切られています。
特徴②|アルティメート・アッテネーターを採用
L-500には、電子制御式のアルティメート・アッテネーターが搭載されています。これはスイッチト・レジスター方式で、音量調整時のギャングエラーや接点由来の濁りを抑えることを狙った機構です。
- 音量調整を電子制御します。
- 左右チャンネルの音量差を抑えやすい構成です。
- 小音量時の定位や見通しを大切にした設計として注目できます。
出力は50W+50Wと控えめですが、音量を絞った時の質感を大切にしたい人には魅力的なポイントです。
特徴③|電源と回路ブロックを分けて干渉を抑える
L-500は、入力系、電圧増幅系、出力増幅系、コントロール系のそれぞれに専用巻線を持つ電源トランスを搭載しています。さらに制御系の電源部を分離することで、音楽信号系への影響を抑える構成です。
音量制御や操作系の電源変動が、増幅回路へ入りにくくなる考え方です。L-500では、低ノイズで静かな背景を作るための土台として電源構成が重視されています。
電源コンデンサーには25,000μFの大容量タイプが2個使われています。重量23kgという数値からも、電源と筐体に余裕を持たせた作りが見えます。
特徴④|制振構造で微小信号のにじみを抑える
L-500は、アルミ製のヒートシンクと剛性の高い内部構造を採用しています。さらに超重量級インシュレーターを装備し、外部振動や内部振動による音のにじみを抑えることが狙われています。



重い筐体は音に関係しますか?
アンプ内部の微小信号は振動の影響を受けることがあります。L-500の23kgという重量と構造は、静かで落ち着いた再生を支える要素として見られます。
LUXMAN L-500と他のヴィンテージアンプとの比較


LUXMAN L-500と他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。
| 項目 | LUXMAN L-500 | LUXMAN L-550 | LUXMAN L-570 | Accuphase E-305 |
|---|---|---|---|---|
| 実効出力 | 50W+50W(8Ω) | 50W+50W(8Ω、A級動作) | 50W+50W(8Ω、A級動作) | 130W+130W(8Ω) |
| 高調波歪率 | 0.01%以下 | 0.005%以下 | 0.01%以下 | 0.02%以下 |
| ダンピングファクター | ― | ― | ― | 100 |
| 重量 | 23kg | 21.4kg | 30kg | 20.5kg |
| 消費電力 | 140W | 310W | 270W | 310W |
| サウンドキャラクター | フォノを省いたライン専用思想と静かな背景 | A級動作とデュオベータによる濃密な質感 | 上位A級機らしい厚みと電源余裕 | 高出力と低インピーダンス駆動に強い明瞭な方向 |
LUXMAN L-500とLUXMAN L-550との比較
LUXMAN L-500とLUXMAN L-550との比較は以下の通りです。
- 実効出力:どちらも50W+50Wです。出力では同等です。
- 高調波歪率:L-500は0.01%以下、L-550は0.005%以下です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-550が優れています。
- 重量:L-500は23kg、L-550は21.4kgです。軽さではLUXMAN L-550が扱いやすいです。
- 消費電力:L-500は140W、L-550は310Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-500が優れています。
- サウンドキャラクター:L-550はA級動作の濃密さが魅力です。L-500はフォノを省いたライン入力中心の構成なので、CD再生の見通しを重視するならLUXMAN L-500が合いやすいです。
LUXMAN L-500とLUXMAN L-570との比較
LUXMAN L-500とLUXMAN L-570との比較は以下の通りです。
- 実効出力:どちらも50W+50Wです。出力では同等です。
- 高調波歪率:どちらも0.01%以下です。数値上は同等です。
- 重量:L-500は23kg、L-570は30kgです。軽さではLUXMAN L-500が扱いやすいです。
- 消費電力:L-500は140W、L-570は270Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-500が優れています。
- サウンドキャラクター:L-570は上位A級機らしい厚みと電源余裕が魅力です。L-500はライン専用思想とアルティメート・アッテネーターにより、入力を絞った再生の透明感ではLUXMAN L-500が選びやすいです。
LUXMAN L-500とAccuphase E-305との比較
LUXMAN L-500とAccuphase E-305との比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-500は50W+50W、E-305は130W+130Wです。出力ではAccuphase E-305が優れています。
- 高調波歪率:L-500は0.01%以下、E-305は0.02%以下です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-500が優れています。
- ダンピングファクター:L-500は定格記載なし、E-305は100です。定格で確認できる低域制動の数値ではAccuphase E-305が優れています。
- 重量:L-500は23kg、E-305は20.5kgです。軽さではAccuphase E-305が扱いやすいです。
- 消費電力:L-500は140W、E-305は310Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-500が優れています。
- サウンドキャラクター:E-305は高出力と駆動力が魅力です。L-500は音量調整と電源分離を重視した静かなライン再生が持ち味で、室内で丁寧に聴くならLUXMAN L-500が合いやすいです。
LUXMAN L-500とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


LUXMAN L-500は、8Ωで50W+50Wの連続実効出力を持つプリメインアンプです。ライン専用思想とアルティメート・アッテネーターを備えるため、中能率以上のスピーカーで小音量時の定位と質感を大切にする組み合わせを考えやすいです。
LUXMAN L-500と組み合わせるヴィンテージスピーカーは、以下の3機種です。
- VICTOR SX-500
- B&W Matrix 805V
- TANNOY Stirling
以下では、互換性・音質・おすすめジャンルに分けて解説します。
LUXMAN L-500とVICTOR SX-500との組み合わせ
LUXMAN L-500とVICTOR SX-500との組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:SX-500は2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、6Ω、最大入力100W、出力音圧レベル90dB/W/mです。L-500では、家庭音量で密閉型のまとまりを落ち着いて楽しむ組み合わせです。
- 音質の向上:SX-500は27cmコーン型ウーファーと3.0cmドーム型トゥイーターを搭載し、40Hz〜30kHzを再生します。クロスオーバーは3kHz、重量は18.0kgです。L-500と組むと、低域の収まりと小音量時の定位感を出しやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、ジャズ、シティポップ、室内楽に向いています。声の輪郭と余韻を静かに聴きたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-500とB&W Matrix 805Vとの組み合わせ
LUXMAN L-500とB&W Matrix 805Vとの組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:Matrix 805Vは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、8Ω、パワーハンドリング50W〜120W、出力音圧レベル87dBです。L-500では、出力を丁寧に使いながら中域の質感を引き出す組み合わせです。
- 音質の向上:Matrix 805Vは16.5cmコーン型ウーファーと2.6cmドーム型トゥイーターを搭載し、50Hz〜30kHzを再生します。クロスオーバーは3kHz、内容積は約8L、重量は9.5kgです。L-500と組むと、バスレフ型の軽やかさとライン専用アンプの見通しを合わせやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ピアノ、女性ボーカル、アコースティックに向いています。小編成の空気感や定位を近くで味わいたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-500とTANNOY Stirlingとの組み合わせ
LUXMAN L-500とTANNOY Stirlingとの組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:Stirlingは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型で、8Ω、許容入力100W、出力音圧レベル93dB/W/mです。L-500では、高能率を活かして控えめな出力で鳴らす組み合わせです。
- 音質の向上:Stirlingは25cm同軸型ユニットを搭載し、40Hz〜25kHzを再生します。クロスオーバーは1kHz、内容積は68L、重量は26kgです。L-500と組むと、同軸ユニットの定位感と静かな背景を楽しみやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズボーカル、弦楽、フォーク、古いロックに向いています。音像のまとまりと木質感をゆったり聴きたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-500は、フォノを省いたライン専用思想、アルティメート・アッテネーター、電源分離構成を備えた、静かな再生を大切にしたプリメインアンプです。
密閉型の定位、バスレフ型の軽やかさ、同軸フロア型のまとまりを選び分けることで、L-500の落ち着いた音作りを楽しめます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
LUXMAN L-500の詳細スペック一覧
| LUXMAN L-500のスペック詳細 | |
|---|---|
| 発売時期 | 1993年4月 |
| 定価 | 190,000円 |
| 型式 | プリメインアンプ |
| 連続実効出力 | 50W+50W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.01%以下(8Ω、1kHz、50W) |
| ダンピングファクター | ― |
| 入力感度 | CD、Line1、Line2、Balanced、Tape1、Tape2:180mV |
| 入力インピーダンス | CD、Line1、Line2、Tape1、Tape2:50kΩ Balanced:75kΩ |
| SN比 | CD、Line1、Line2、Balanced、Tape1、Tape2:110dB以上 |
| 周波数特性 | CD、Line1、Line2、Balanced、Tape1、Tape2:20Hz〜20kHz ±0.5dB以内 |
| 消費電力 | 140W(電気用品取締法) |
| ACアウトレット | unswitched:2系統、300W |
| 外形寸法 | 幅438x高さ176x奥行467mm |
| 重量 | 23kg |
