この記事の概要
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LUXMAN L-505fは、2001年11月に発売されたfシリーズのプリメインアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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LUXMAN L-505fの概要と特徴

| LUXMAN L-505fのスペック | |
|---|---|
| 発売時期 | 2001年11月 |
| 定価 | 198,000円 |
| 型式 | インテグレーテッド・アンプ |
| 連続実効出力 | 100W+100W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.005%以下(8Ω、1kHz、両ch動作、Line Straight on) |
| ダンピングファクター | ― |
| 消費電力 | 220W(電気用品安全法) |
| 重量 | 21.0kg |
LUXMAN L-505fは、これまでのインテグレーテッドシリーズを回路構成とデザインの両面から見直して開発されたプリメインアンプです。
100W+100W(8Ω)の連続実効出力と0.005%以下の全高調波歪率を備えています。
特徴①|ODNF回路で歪成分だけを戻す
L-505fのパワーアンプ部には、M-7f/C-7fでも採用されたODNF回路が搭載されています。出力から歪成分だけを取り出し、それを打ち消すように最終段へ戻すことで、音楽信号そのものへ過度な負帰還をかけない設計を狙っています。

ODNFは従来のNFBと何が違いますか?
ODNFは、出力波形から歪成分だけをピックアップする考え方です。L-505fでは、初期スルーレートの速さと超広帯域化を狙う回路として使われています。
特徴②|100W+100Wで低インピーダンス負荷を意識する
fシリーズでは、低インピーダンス負荷時の駆動力を高めるために出力増大が図られています。L-505fは8Ωで100W+100Wを確保しており、大型ブックシェルフやフロア型との組み合わせを考えやすい出力を持っています。
- 連続実効出力は100W+100W(8Ω)です。
- Line Straight on時の全高調波歪率は0.005%以下です。
特徴③|BOX構造と肉厚シャーシで干渉を抑える
筐体には、振動吸収モードに優れたシャーシベースと肉厚シャーシが採用されています。さらに、電源トランス、電解コンデンサー、アンプブロックが直接干渉しにくいレイアウトとし、シールド板で区切るBOX構造を採用しています。
内部フィルターも強化されています。フラックスによる相互干渉や、外部からのノイズの影響を抑える方向でまとめられています。
特徴④|大型パワーメーターとセパレート拡張に対応する
L-505fは大型パワーメーターを搭載しています。対数圧縮表示方式により動きが読み取りやすく、8mm厚アクリルやイルミネーション効果によって、fシリーズらしい視覚的な存在感も備えています。



プリ・メイン分離はどう使いますか?
プリアウトとメインインを使うことで、他のパワーアンプやコントロールアンプと組み合わせられます。L-505fでは、プリメインからセパレート構成へ広げられる余地も魅力です。
LUXMAN L-505fと他のヴィンテージアンプとの比較


LUXMAN L-505fと他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。
| 項目 | LUXMAN L-505f | LUXMAN L-505sII | DENON PMA-2000IV | Accuphase E-211 |
|---|---|---|---|---|
| 実効出力 | 100W+100W(8Ω) | 80W+80W(8Ω) | 80W+80W(8Ω) | 90W/ch(8Ω) |
| 高調波歪率 | 0.005%以下(8Ω、1kHz) | 0.005%以下(8Ω、1kHz) | 0.01%(8Ω、1kHz) | 0.04%(4Ω〜16Ω負荷) |
| ダンピングファクター | ― | ― | ― | 110(8Ω負荷、50Hz) |
| 重量 | 21.0kg | 17.0kg | 23.5kg | 18.5kg |
| 消費電力 | 220W | 188W | 275W | 220W(電気用品取締法) |
| サウンドキャラクター | ODNFと100W出力による現代的な駆動感 | CSSCとODβによる自然なまとまり | UHC-MOSとツインモノ構成による力感 | 電流帰還型増幅回路による端正な応答 |
LUXMAN L-505fとLUXMAN L-505sIIとの比較
LUXMAN L-505fとLUXMAN L-505sIIとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-505fは100W+100W、L-505sIIは80W+80Wです。出力ではLUXMAN L-505fが優れています。
- 高調波歪率:1kHzではどちらも0.005%以下です。20Hz〜20kHzではL-505fが0.03%以下、L-505sIIが0.04%以下で、広帯域の数値ではLUXMAN L-505fが優れています。
- 重量:L-505fは21.0kg、L-505sIIは17.0kgです。軽さではLUXMAN L-505sIIが優れています。
- 消費電力:L-505fは220W、L-505sIIは188Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-505sIIが優れています。
- サウンドキャラクター:L-505sIIはCSSCとODβの自然感が魅力です。L-505fはODNFと出力の余裕があり、駆動力を重視するならLUXMAN L-505fが選びやすいです。
LUXMAN L-505fとDENON PMA-2000IVとの比較
LUXMAN L-505fとDENON PMA-2000IVとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-505fは100W+100W、PMA-2000IVは80W+80Wです。8Ω出力ではLUXMAN L-505fが優れています。
- 高調波歪率:L-505fは0.005%以下、PMA-2000IVは0.01%です。数値ではLUXMAN L-505fが優れています。
- 重量:L-505fは21.0kg、PMA-2000IVは23.5kgです。軽さではLUXMAN L-505fが優れています。
- 消費電力:L-505fは220W、PMA-2000IVは275Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-505fが優れています。
- サウンドキャラクター:PMA-2000IVはUHC-MOSによる力感が魅力です。L-505fはODNFとラインストレート時の低歪率が光り、透明感を重視するならLUXMAN L-505fが選びやすいです。
LUXMAN L-505fとAccuphase E-211との比較
LUXMAN L-505fとAccuphase E-211との比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-505fは100W+100W、E-211は90W/chです。8Ω出力ではLUXMAN L-505fが優れています。
- 高調波歪率:L-505fは0.005%以下、E-211は0.04%です。数値ではLUXMAN L-505fが優れています。
- ダンピングファクター:L-505fは記載なし、E-211は110です。定格記載の明確さと数値ではAccuphase E-211が優れています。
- 重量:L-505fは21.0kg、E-211は18.5kgです。軽さではAccuphase E-211が優れています。
- 消費電力:L-505fは220W、E-211は220W(電気用品取締法)です。同じ表記では定格上は同等です。
- サウンドキャラクター:E-211は電流帰還型増幅回路による端正さが魅力です。L-505fはODNFと100W出力による押し出しがあり、力感と低歪率ではLUXMAN L-505fが選びやすいです。
LUXMAN L-505fとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


LUXMAN L-505fは、100W+100W(8Ω)の実効出力を持つプリメインアンプです。ODNF回路とラインストレート時の低歪率を活かし、余裕を持って鳴らせるヴィンテージスピーカーを選びました。
- ONKYO Scepter 1001
- JBL 4425
- Celestion Ditton66 Series II
LUXMAN L-505f + ONKYO Scepter 1001
- 互換性:Scepter 1001は4Ω、最大入力250W(EIAJ)、出力音圧レベル89dB/W/mです。L-505fの8Ω時100W+100Wを基準に、音量を急に上げず余裕を見ながら鳴らしたい組み合わせです。
- 音質の向上:30cmコーン型ウーファー、8cmドーム型、2.5cmドーム型の3ウェイ・バスレフ方式です。内容積66L、重量49.5kgの大型筐体に、ODNFの見通しのよさを合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ロック、オーケストラに向いています。25Hz〜40000Hz、クロスオーバー300Hz/3000Hzの構成で、低域の量感と中高域の解像感を楽しめます。
LUXMAN L-505f + JBL 4425
- 互換性:JBL 4425は8Ω、許容入力200W(連続プログラム)、出力音圧レベル91dB/W/mです。L-505fの100W+100Wと合わせると、通常音量で余裕を持って扱いやすい組み合わせです。
- 音質の向上:30cmコーン型2214Hとホーン型2416H+2342による2ウェイ・バスレフ方式です。エンクロージャー容積54L、重量26kgで、L-505fの低歪な押し出しをモニター調で聴ける構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:フュージョン、ロック、ライブ音源に向いています。40Hz〜16kHz、クロスオーバー1.2kHzのつながりで、ボーカルやホーンの輪郭を前に出しやすい組み合わせです。
LUXMAN L-505f + Celestion Ditton66 Series II
- 互換性:Ditton66 Series IIは8Ω、最大許容入力160W、出力音圧レベル87dB/W/mです。L-505fの100W+100Wを合わせると、低能率寄りの反応を出力で支えやすい組み合わせです。
- 音質の向上:25cmコーン型、5cmドーム型、1.9cmドーム型に、30cmコーン型パッシブラジエーターを組み合わせたフロア型です。重量29.3kg、内容積は―で、パッシブラジエーターの低域を落ち着いて聴きやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ボーカル、アコースティックに向いています。38Hz〜20kHz ±3dB、クロスオーバー900Hz/4.5kHzで、余韻と中域の厚みを穏やかに楽しめます。
LUXMAN L-505fは、ODNF回路と100W+100Wの出力を軸にしたプリメインアンプです。大型パワーメーターの存在感、プリ・メイン分離の拡張性、ラインストレート時の低歪率まで含めて、2000年代初頭のラックスマンらしい完成度を楽しめます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
LUXMAN L-505fの詳細スペック一覧
| LUXMAN L-505fのスペック詳細 | |
|---|---|
| 型式 | インテグレーテッド・アンプ |
| 発売時期 | 2001年11月 |
| 定価 | 198,000円 |
| 連続実効出力 | 100W+100W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.005%以下(8Ω、1kHz、両ch動作、Line Straight on) 0.03%以下(8Ω、20Hz〜20kHz、Line Straight on) |
| ダンピングファクター | ― |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:0.3mV/100Ω Line:180mV/42kΩ Recorder:180mV/42kΩ Bal.LINE:180mV/79kΩ Main in:1V/51kΩ |
| 出力電圧 | Recorder:180mV Pre out:1V |
| S/N比(IHF-A補正、Line Straight on) | Phono MM:91dB以上(5mV入力) Phono MC:75dB以上(0.5mV入力) Line:105dB以上(入力ショート) |
| 周波数特性(Line Straight on) | Phono MM:20Hz〜20kHz ±0.5dB Phono MC:20Hz〜20kHz ±0.5dB Line:20Hz〜100kHz -3dB以内 |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
| ラウドネスコントロール | 100Hz:+7dB(±1dB) 10kHz:+5dB(±1dB) |
| 付属装置 | パワーメーター ヘッドホンジャック レコーディングセレクター スピーカーセレクター モードセレクター トーンコントロール バランス ラインストレートスイッチ サブソニック ラウドネス フェイズインバーター ラインフェイズセンサー リモートコントロール |
| ACアウトレット | unswitched:2系統、Total300Wmax |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 220W(電気用品安全法) |
| 外形寸法 | 幅467x高さ179x奥行440mm |
| 重量 | 21.0kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン |
