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LUXMAN L-507fは、2001年10月に発売されたfシリーズのプリメインアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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LUXMAN L-507fの概要と特徴

| LUXMAN L-507fのスペック | |
|---|---|
| 発売時期 | 2001年10月 |
| 定価 | 300,000円 |
| 型式 | インテグレーテッド・アンプ |
| 連続実効出力 | 130W+130W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.005%以下(8Ω、1kHz、両ch動作、Line Straight on) |
| ダンピングファクター | ― |
| 消費電力 | 285W(電気用品安全法) |
| 重量 | 22.5kg |
LUXMAN L-507fは、回路構成とデザインを全面的に見直して開発されたfシリーズのプリメインアンプです。
130W+130W(8Ω)の連続実効出力、0.005%以下の全高調波歪率を備えています。
特徴①|ODNF回路で音楽信号と歪成分を分ける
L-507fのパワーアンプ部には、M-7f/C-7fでも採用されたODNF回路が搭載されています。出力から歪成分だけを取り出して最終段へフィードバックすることで、音楽信号に過度な負帰還をかけない考え方を採っています。

ODNFはどんな聴こえ方につながりますか?
ODNFでは、従来の負帰還で必要になりがちな位相補正を抑える方向で設計されています。L-507fでは、初期スルーレートの速さと超広帯域化を狙った回路として使われています。
特徴②|130W+130Wで大型スピーカーも視野に入る
fシリーズでは低インピーダンス負荷時の駆動力を高めるため、出力増大が図られています。L-507fは8Ωで130W+130Wを確保しており、大型ブックシェルフやフロア型を組み合わせやすい出力余裕を持っています。
- 8Ω時の連続実効出力は130W+130Wです。
- 20Hz〜20kHz時の全高調波歪率は0.03%以下です。
特徴③|BOX構造とカスタムパーツでノイズを抑える
筐体には、振動吸収モードに優れたシャーシベースと肉厚シャーシが使われています。電源トランス、電解コンデンサー、アンプブロックの干渉を抑えるため、シールド板で区切るBOX構造も採用されています。
ラックスマン専用のカスタムパーツも投入されています。カーボン皮膜抵抗、電源トランス、ブロックコンデンサー、銅製バスバー、高純度ケーブルなど、信号伝送と電源の質を意識した構成です。
特徴④|パワーメーターと-14dB基準で使い勝手を広げる
L-507fは大型パワーメーターを搭載しています。対数圧縮表示方式により針の動きが読み取りやすく、8mm厚アクリルやイルミネーション効果によって、視覚的にも存在感のあるフロントデザインに仕上げられています。



-14dBの目盛りは何に使いますか?
fシリーズでは、ホームシアター環境でも使いやすいように、メインボリュームの-14dB位置が基準として設計されています。L-507fは、2ch再生とマルチチャンネル連携を両方意識したモデルです。
LUXMAN L-507fと他のヴィンテージアンプとの比較


LUXMAN L-507fと他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。
| 項目 | LUXMAN L-507f | LUXMAN L-507sII | DENON PMA-S10II | Marantz PM-14SA ver.2 |
|---|---|---|---|---|
| 実効出力 | 130W+130W(8Ω) | 110W+110W(8Ω) | 100W+100W(8Ω) | 100W+100W(8Ω) |
| 高調波歪率 | 0.005%以下(1kHz) | 0.005%以下(1kHz) | 0.01%(1kHz) | 0.008%(20Hz〜20kHz) |
| ダンピングファクター | ― | ― | ― | 180(8Ω、20Hz〜20kHz) |
| 重量 | 22.5kg | 18.3kg | 30.0kg | 23.0kg |
| 消費電力 | 285W | 275W | 300W | 300W |
| サウンドキャラクター | ODNFと130W出力による余裕ある駆動感 | CSSCとODβによる自然な広帯域感 | UHC-MOSとツインモノ構成による厚み | 電流帰還型回路と高ダンピングの端正さ |
LUXMAN L-507fとLUXMAN L-507sIIとの比較
LUXMAN L-507fとLUXMAN L-507sIIとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-507fは130W+130W、L-507sIIは110W+110Wです。出力ではLUXMAN L-507fが優れています。
- 高調波歪率:1kHzではどちらも0.005%以下です。20Hz〜20kHzではL-507fが0.03%以下、L-507sIIが0.04%以下で、広帯域の数値ではLUXMAN L-507fが優れています。
- 重量:L-507fは22.5kg、L-507sIIは18.3kgです。軽さではLUXMAN L-507sIIが優れています。
- 消費電力:L-507fは285W、L-507sIIは275Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-507sIIが優れています。
- サウンドキャラクター:L-507sIIはCSSCとODβの自然感が魅力です。L-507fはODNFと出力の余裕があり、駆動力を重視するならLUXMAN L-507fが選びやすいです。
LUXMAN L-507fとDENON PMA-S10IIとの比較
LUXMAN L-507fとDENON PMA-S10IIとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-507fは130W+130W、PMA-S10IIは100W+100Wです。8Ω出力ではLUXMAN L-507fが優れています。
- 高調波歪率:L-507fは0.005%以下、PMA-S10IIは0.01%です。数値ではLUXMAN L-507fが優れています。
- 重量:L-507fは22.5kg、PMA-S10IIは30.0kgです。軽さではLUXMAN L-507fが優れています。
- 消費電力:L-507fは285W、PMA-S10IIは300Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-507fが優れています。
- サウンドキャラクター:PMA-S10IIはUHC-MOSらしい厚みが魅力です。L-507fはODNFの見通しと出力余裕があり、輪郭を整えて聴くならLUXMAN L-507fが選びやすいです。
LUXMAN L-507fとMarantz PM-14SA ver.2との比較
LUXMAN L-507fとMarantz PM-14SA ver.2との比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-507fは130W+130W、PM-14SA ver.2は100W+100Wです。8Ω出力ではLUXMAN L-507fが優れています。
- 高調波歪率:L-507fは0.005%以下、PM-14SA ver.2は0.008%です。数値ではLUXMAN L-507fが優れています。
- ダンピングファクター:L-507fは記載なし、PM-14SA ver.2は180です。定格記載の明確さと数値ではMarantz PM-14SA ver.2が優れています。
- 重量:L-507fは22.5kg、PM-14SA ver.2は23.0kgです。軽さではLUXMAN L-507fが優れています。
- 消費電力:L-507fは285W、PM-14SA ver.2は300Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-507fが優れています。
- サウンドキャラクター:PM-14SA ver.2は高ダンピングと電流帰還型回路の端正さが魅力です。L-507fは出力とODNFの開放感があり、スケール感ではLUXMAN L-507fが選びやすいです。
LUXMAN L-507fとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


LUXMAN L-507fは、130W+130W(8Ω)の実効出力を持つプリメインアンプです。ODNF回路の見通しと出力余裕を活かし、方式や能率の異なるヴィンテージスピーカーを選びました。
- ALTEC LANSING Model14
- YAMAHA NS-2000
- KEF Model103/4S
LUXMAN L-507f + ALTEC LANSING Model14
- 互換性:Model14は8Ω、許容入力75W(連続プログラム)、出力音圧レベル95dB(新JIS)です。L-507fの130W+130Wと合わせる場合は、高能率を活かして音量を上げすぎない使い方が合います。
- 音質の向上:30cmコーン型とホーン型の2ウェイ・バスレフ方式です。35Hz〜20kHz、クロスオーバー1.5kHzの構成により、ホーンの明瞭さと低域の量感をL-507fで整えやすい組み合わせです。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ブルース、ライブロックに向いています。重量35kgのフロア型らしい鳴り方で、管楽器やボーカルの前に出る表情を楽しめます。
LUXMAN L-507f + YAMAHA NS-2000
- 互換性:NS-2000は6Ω、許容入力125W、ミュージック許容入力250W、出力音圧レベル90dB/W/mです。L-507fの出力を合わせると、通常音量で余裕を持って鳴らしやすい組み合わせです。
- 音質の向上:30cmコーン型、8.8cmドーム型、3.0cmドーム型の3ウェイ密閉方式です。内容積80L、重量47kgで、密閉型の定位感とL-507fの広帯域感を合わせて聴けます。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ジャズ、女性ボーカルに向いています。28Hz〜20kHz、クロスオーバー500Hz/6kHzの構成で、低域の芯と中高域の透明感を楽しめます。
LUXMAN L-507f + KEF Model103/4S
- 互換性:Model103/4Sは4Ω、定格入力100W、最大入力200W、音圧レベル91dBです。L-507fと合わせる場合は、発熱と音量に気を配りながら余裕を活かす組み合わせです。
- 音質の向上:20cmコーン型2本と16cm/2.5cmの同軸型UNI-Qを使う3ウェイ・バスレフ方式です。50Hz〜20kHz ±2.5dB、重量19.1kgで、トールボーイ型の音場感をL-507fで広げやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:ポップス、映画音楽、室内楽に向いています。クロスオーバー180Hz/2.4kHzの構成で、ボーカルの定位と低域の流れを自然に楽しめます。
LUXMAN L-507fは、ODNF回路、130W+130Wの出力、大型パワーメーター、プリ・メイン分離機能を備えたプリメインアンプです。2000年代初頭のラックスマンが、音質と実用性の両面を高めたモデルとして楽しめます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
LUXMAN L-507fの詳細スペック一覧
| LUXMAN L-507fのスペック詳細 | |
|---|---|
| 型式 | インテグレーテッド・アンプ |
| 発売時期 | 2001年10月 |
| 定価 | 300,000円 |
| 連続実効出力 | 130W+130W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.005%以下(8Ω、1kHz、両ch動作、Line Straight on) 0.03%以下(8Ω、20Hz〜20kHz、Line Straight on) |
| ダンピングファクター | ― |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:0.3mV/100Ω Line:180mV/42kΩ Recorder:180mV/42kΩ Bal.LINE:180mV/79kΩ BAL.CD/DVD-A:180mV/79kΩ Main in:1V/51kΩ |
| 出力電圧 | Recorder:180mV Pre out:1V |
| S/N比(IHF-A補正、Line Straight on) | Phono MM:91dB以上(5mV入力) Phono MC:75dB以上(0.5mV入力) Line:106dB以上(入力ショート) |
| 周波数特性(Line Straight on) | Phono MM:20Hz〜20kHz ±0.5dB Phono MC:20Hz〜20kHz ±0.5dB Line:20Hz〜100kHz -3dB以内 |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
| ラウドネスコントロール | 100Hz:+7dB(±1dB) 10kHz:+5dB(±1dB) |
| 付属装置 | パワーメーター ヘッドホンジャック レコーディングセレクター スピーカーセレクター モードセレクター トーンコントロール バランス ラインストレートスイッチ サブソニック ラウドネス フェイズインバーター ラインフェイズセンサー リモートコントロール |
| ACアウトレット | unswitched:2系統、Total300Wmax |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 285W(電気用品安全法) |
| 外形寸法 | 幅467x高さ179x奥行440mm |
| 重量 | 22.5kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン |
