この記事の概要
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LUXMAN L-570Z’sは、1992年6月に発売されたピュアA級方式のプリメインアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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LUXMAN L-570Z’sの概要と特徴

| LUXMAN L-570Z’sのスペック | |
|---|---|
| 発売時期 | 1992年6月 |
| 定価 | 500,000円 |
| 型式 | プリメインアンプ |
| 連続実効出力 | 50W+50W(8Ω、A級動作) |
| 全高調波歪率 | 0.01%以下(8Ω、定格出力、direct on) |
| ダンピングファクター | ― |
| 消費電力 | 300W |
| 重量 | 30kg |
LUXMAN L-570Z’sは、音楽表現をよりピュアに再現することを目指して開発されたプリメインアンプです。
特徴①|50W+50WのピュアA級方式を採用する
L-570Z’sは、常に大量の電流を流すピュアA級方式を採用しています。瞬時応答性に優れたA級方式の特質を活かし、音楽のフェイズを時間軸でコントロールするという考え方が盛り込まれています。

ピュアA級50Wは、聴感上どんな魅力がありますか?
家庭での再生では、常に大出力を使うわけではありません。L-570Z’sは、普段の音量でA級動作の密度を活かしやすいアンプです。
特徴②|リレー切換で信号経路を短く保つ
入力切換には窒素ガス封入金接点リレーが採用されています。入力端子に近い位置で切り替えることで、信号経路の引き回しを抑える構成です。
- ホット側だけでなくアース側も含めてリレー切換します。
- 選択信号回路以外を切り離す構造です。
- スピーカーA/B切換やヘッドホン端子を排除して、シンプルな信号経路を狙っています。
特徴③|改良型アルティメートアッテネーターを搭載する
ボリュームには、ロータリースイッチ型のアルティメートアッテネーターが採用されています。L-570Z’sでは専用に改良が加えられ、アルミダイキャストと押出材によるシールドケースに収められています。



音量部の作りは小音量にも関係しますか?
小音量で聴くときほど、ボリューム位置は音の印象に関わります。L-570Z’sは、音量調整部を高品位に作ることで、普段のリスニングにも配慮しています。
特徴④|高剛性FRPと純銅ラジエーターで筐体を支える
ボトムシャーシには、セラミック入り特殊FRPが採用されています。さらに、純銅製ハイエフィシェンシーラジエーターを搭載し、共振対策と放熱対策を同時に進めた構造です。
L-570Z’sは30kgあり、純A級方式のため発熱にも配慮が必要です。ラックでは、放熱スペースと安定した設置面を確保すると使いやすくなります。
LUXMAN L-570Z’sと他のヴィンテージアンプとの比較


LUXMAN L-570Z’sと他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。
| 項目 | LUXMAN L-570Z’s | LUXMAN L-570 | LUXMAN L-580 | Accuphase E-305V |
|---|---|---|---|---|
| 実効出力 | 50W+50W(8Ω、A級動作) | 50W+50W(8Ω、A級動作) | 50W+50W(8Ω、A級動作) | 130W/ch(8Ω、20Hz〜20kHz) |
| 高調波歪率 | 0.01%以下(8Ω、定格出力、direct on) | 0.01%以下(8Ω、定格出力、20Hz〜20kHz) | 0.01%以下(8Ω、定格出力、direct on) | 0.02%(4〜16Ω負荷、0.25W〜連続出力、20Hz〜20kHz) |
| ダンピングファクター | ― | ― | ― | 100(8Ω負荷、50Hz) |
| 重量 | 30kg | 30kg | 30kg | 22.7kg |
| 消費電力 | 300W | 270W | 270W | 電気用品取締法:310W |
| サウンドキャラクター | ピュアA級50W、改良型アルティメートアッテネーター、特殊FRPシャーシ | ピュアA級50W、専用フォノアンプ、アルティメート・アッテネーター | ピュアA級50W、アルティメイト・アッテネーター、ダイレクト・スイッチ | MOS FET 3パラレル、DCサーボ、リレーコントロール |
LUXMAN L-570Z’sとLUXMAN L-570との比較
LUXMAN L-570Z’sとLUXMAN L-570との比較は以下の通りです。
- 実効出力:どちらも50W+50WのA級動作です。結論として、定格上は優劣をつけません。
- 高調波歪率:どちらも0.01%以下です。結論として、定格上は優劣をつけません。
- 重量:どちらも30kgです。結論として、定格上は優劣をつけません。
- 消費電力:L-570Z’sは300W、L-570は270Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-570が優れています。
- サウンドキャラクター:L-570Z’sは専用改良のアルティメートアッテネーターと特殊FRPシャーシを備えます。筐体と音量部の作りではLUXMAN L-570Z’sが優れています。
LUXMAN L-570Z’sとLUXMAN L-580との比較
LUXMAN L-570Z’sとLUXMAN L-580との比較は以下の通りです。
- 実効出力:どちらも50W+50WのA級動作です。結論として、定格上は優劣をつけません。
- 高調波歪率:どちらも0.01%以下です。結論として、定格上は優劣をつけません。
- 重量:どちらも30kgです。結論として、定格上は優劣をつけません。
- 消費電力:L-570Z’sは300W、L-580は270Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-580が優れています。
- サウンドキャラクター:L-570Z’sは純銅製ハイエフィシェンシーラジエーターとハイグレードパーツを採用しています。筐体・パーツ面ではLUXMAN L-570Z’sが優れています。
LUXMAN L-570Z’sとAccuphase E-305Vとの比較
LUXMAN L-570Z’sとAccuphase E-305Vとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-570Z’sは50W+50W、E-305Vは8Ωで130W/chです。定格出力ではAccuphase E-305Vが優れています。
- 高調波歪率:L-570Z’sは0.01%以下、E-305Vは0.02%です。数値ではLUXMAN L-570Z’sが優れています。
- ダンピングファクター:L-570Z’sは記載なし、E-305Vは100です。記載スペックではAccuphase E-305Vが優れています。
- 重量:L-570Z’sは30kg、E-305Vは22.7kgです。軽さではAccuphase E-305Vが優れています。
- 消費電力:L-570Z’sは300W、E-305Vは電気用品取締法で310Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-570Z’sが優れています。
- サウンドキャラクター:L-570Z’sはピュアA級方式、E-305VはMOS FET 3パラレル構成です。純A級動作を重視するならLUXMAN L-570Z’sが優れています。
LUXMAN L-570Z’sとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


LUXMAN L-570Z’sは、8Ωで50W+50WのピュアA級プリメインアンプです。
スピーカーの許容入力と能率を確認しながら、音量を上げすぎずにA級の密度を活かす組み合わせが向いています。
- ONKYO D-77XD
- JBL 4343B
- ROGERS PM510
LUXMAN L-570Z’sとONKYO D-77XDの組み合わせ
- 互換性:D-77XDは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・防磁タイプ・ブックシェルフ型で、28cmコーン型、8cmドーム型、2.5cmドーム型を搭載します。インピーダンス6Ω、最大入力230W、出力音圧レベル91dB/W/mなので、L-570Z’sでは通常音量で余裕を持って合わせたい組み合わせです。
- 音質の向上:再生周波数帯域は25Hz〜45000Hz、クロスオーバー周波数は400Hz、3000Hz、内容積は58Lです。L-570Z’sのピュアA級動作は、チタンドームの輪郭とバスレフ型の低域を穏やかにつなぐ方向で活かせます。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、フュージョン、シティポップ、女性ボーカルに向きます。30kgのブックシェルフ型として、スタンドで高さを整えながら聴く楽しみ方ができます。
LUXMAN L-570Z’sとJBL 4343Bの組み合わせ
- 互換性:4343Bは4ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、38cmコーン型、25cmコーン型、ホーン型、ホーン型を搭載します。インピーダンス8Ω、許容入力75W、出力音圧レベル93dB/W/mのため、L-570Z’sの50W純A級出力と音量管理を合わせたい組み合わせです。
- 音質の向上:周波数特性は35Hz〜20kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は300Hz、1.25kHz、9.5kHzです。ウーファー156L、ミッドウーファー14Lの容積を持つため、大型バスレフの量感をA級アンプで整える聴き方が合います。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ビッグバンド、ロック、ライブ録音に向きます。83.9kgの大型モニターなので、設置を固めてステージ感を楽しむ組み合わせです。
LUXMAN L-570Z’sとROGERS PM510の組み合わせ
- 互換性:PM510は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型で、30.5cmコーン型と3.4cmドーム型を搭載します。インピーダンス8Ω、最大入力350W、定格入力150W、出力音圧レベル94dB/W/mなので、L-570Z’sの50W出力で落ち着いて鳴らしたい組み合わせです。
- 音質の向上:再生周波数帯域は40Hz〜20kHz、クロスオーバー周波数は1.8kHz、重量は32.0kgです。内容積は―ですが、フロア型の箱を活かし、中低域の厚みを純A級で支える方向にまとまります。
- おすすめの音楽ジャンル:声楽、室内楽、ジャズ、英国ロックに向きます。BBCモニター系の流れを持つモデルとして、声と楽器の質感をじっくり聴く楽しみ方ができます。
LUXMAN L-570Z’sの詳細スペック一覧
| LUXMAN L-570Z’sのスペック詳細 | |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 発売時期 | 1992年6月 |
| 定価 | 500,000円 |
| 連続実効出力 | 50W+50W(8Ω、A級動作) |
| 全高調波歪率 | 0.01%以下(8Ω、定格出力、direct on) |
| 混変調歪率 | 0.01%以下(8Ω、60Hz:7kHz=4:1、定格出力、direct on) |
| ダンピングファクター | ― |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/50kΩ Phono MC:0.1mV/100Ω CD、Tuner、Line1、2、3(XLR):150mV/47kΩ DAT/Tape1、Tape2、3:150mV/47kΩ Signal Processor:150mV/47kΩ |
| SN比(IHF-A補正、direct on) | Phono MM:86dB以上(5mV入力) Phono MC:74dB以上(250μV入力) CD、Tuner、Line1、2:108dB以上(入力ショート) |
| 周波数特性(direct on) | Phono MM:20Hz〜20kHz ±0.3dB Phono MC:20Hz〜20kHz ±0.3dB CD、Tuner、Line1、2:10Hz〜100kHz -1dB以内 |
| トーンコンペンセーター | 最大変化量:±4.5dB |
| 付属装置 | ミューティング・インティケーター オペレーティング・インディケーター ダイレクト・スイッチ シグナル・プロセッサー・スイッチ レコーディング・セレクター モニター・スイッチ トーン・コンペンセーター ラインフューズセンサー |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 300W(電気用品取締法) |
| ACアウトレット | Switched:2系統、最大200W Unswitched:1系統、最大300W |
| 外形寸法 | 幅438x高さ176x奥行467mm |
| 重量 | 30kg |
