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LUXMAN(ラックスマン) LV-103uを徹底解説!【CD/Tuner/Lineで1Hz~200kHzを確保】

この記事の概要

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ALPINE/LUXMAN LV-103uは、真空管とMOS-FETを組み合わせたハイブリッド構成のプリメインアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

ALPINE/LUXMAN LV-103uの概要と特徴

項目ALPINE/LUXMAN LV-103u
型式プリメインアンプ
定格出力80W+80W(6Ω、20Hz~20kHz)
50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)
高調波歪率0.008%(6Ω、1kHz)
入力感度Phono MM:2.0mV
Phono MC:150μV
CD、Tuner、Line:150mV
入力インピーダンスPhono MM:47kΩ
Phono MC:100Ω
CD、Tuner、Line:47kΩ
SN比(IHF)Phono MM:90dB
Phono MC:70dB
CD、Tuner、Line:110dB
周波数特性Phono MM/MC:20Hz~20kHz ±0.3dB
CD、Tuner、Line:1Hz~200kHz -3dB
AV 1/2:10Hz~6MHz -3dB
重量10.2kg

▼ 詳しいスペックはこちら

ALPINE/LUXMAN LV-103uは、定格出力80W+80W(6Ω、20Hz~20kHz)と50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)を備えたプリメインアンプです。Phono MM/MC入力、CD・Tuner・Line入力、AV入力端子を備え、レコード再生からライン入力まで広く扱える構成になっています。

特徴①|真空管プリドライバーとMOS-FET終段のハイブリッド構成

LV-103uは、初段にFET、プリドライバー段に3極管、終段にMOS-FETを採用したプリメインアンプです。

LV-103のコンセプトを引き継ぎつつ改良を施したモデルです。

真空管とMOS-FETを組み合わせると、どんな魅力がありますか?

LV-103uでは、プリドライバー段の3極管と終段のMOS-FETを組み合わせることで、真空管のニュアンスとMOS-FETの駆動力を同じアンプ内で活かそうとしています。単に出力を稼ぐだけでなく、入力から出力までの増幅段に音質上の狙いを持たせたアンプとして見られます。

特徴②|電圧制御増幅とS.T.A.R.サーキットによる信号の整理

LV-103uは、回路の基準点を丁寧に整える思想が見えるアンプです。

全段を電圧制御増幅回路で構成し、S.T.A.R.サーキットで給電ラインやアースラインを各ステージへ直接供給する設計です。

共有部分を減らして音の見通しを整えるという方向性が、LV-103uらしい設計思想です。

  • 全段にわたり電圧制御増幅回路を採用しています。
  • S.T.A.R.サーキットにより、給電ラインやアースラインの独立性を高めています。
  • 信号系アースラインも各増幅基準点へ独立化する考え方が採られています。

特徴③|CD/Tuner/Lineで1Hz~200kHzを確保する広帯域

CD、Tuner、Lineの周波数特性は1Hz~200kHz -3dBです。可聴帯域を大きく超える広帯域の数値が示されており、CD入力やライン入力のレスポンスを重視する人にとって見逃せない部分です。

ライン入力の広帯域

LV-103uのCD、Tuner、Lineは定格で1Hz~200kHz -3dB。高域の伸びだけでなく、信号の立ち上がりや余韻の描き方にも期待したくなる数値です。

特徴④|Phono MM/MCを備えたレコード再生対応

フォノ入力は、Phono MMが2.0mV/47kΩ、Phono MCが150μV/100Ωです。SN比はPhono MMが90dB、Phono MCが70dBと掲載されており、MMカートリッジとMCカートリッジの両方を視野に入れた構成です。

レコード再生では、どの入力条件を見ればいいですか?

まずは、Phono MM/MCの入力感度と入力インピーダンスを確認します。LV-103uはPhono MMが2.0mV/47kΩ、Phono MCが150μV/100Ωなので、手持ちのカートリッジとの接続条件を見比べやすいアンプです。

特徴⑤|AV入力3系統まで備えた拡張性

LV-103uの機種の定格では、AV入力端子が3系統と掲載されています。また、AV 1/2の周波数特性は10Hz~6MHz -3dBです。音楽再生だけでなく、当時の映像機器との接続も想定された内容になっています。

CD、Tuner、Lineに加えてAV入力端子3系統を備えるため、複数のソースを1台にまとめたい人に向いた入力構成です。プリメインアンプとしての基本性能に、AV時代らしい接続性を重ねたモデルといえます。

ALPINE/LUXMAN LV-103uと他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、ALPINE/LUXMAN LV-103uとヴィンテージアンプ3機種を比較します。

対象はALPINE/LUXMAN LV-103、ALPINE/LUXMAN LV-104U、DENON PMA-780Dです。

項目ALPINE/LUXMAN LV-103uALPINE/LUXMAN LV-103ALPINE/LUXMAN LV-104UDENON PMA-780D
型式プリメインアンプハイブリッド・プリメインアンプインテグレーテッドアンプステレオプリメインアンプ
定格出力80W+80W(6Ω、20Hz~20kHz)
50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)
80W+80W(6Ω、20Hz~20kHz)80W+80W(6Ω)110W+110W(8Ω)
130W+130W(6Ω)
全高調波歪率0.008%(6Ω、1kHz)0.008%以下(6Ω、1kHz)0.008%(6Ω、1kHz)0.004%(20Hz~20kHz、55W、8Ω)
ライン系周波数特性CD、Tuner、Line:1Hz~200kHz -3dB1Hz~200kHz、-3dB以内CD、Tuner、Line:1Hz~200kHz、-3dB4Hz~150kHz、+0 -3dB(1W、8Ω)
Phono MC入力150μV/100Ω125μV/100Ω150μV/100Ω0.2mV/100Ω
ライン入力150mV/47kΩ150mV/40kΩ150mV/47kΩ150mV/47kΩ
消費電力170W170W216W
外形寸法幅438x高さ148x奥行353mm幅438x高さ148x奥行346mm幅438x高さ148x奥行353mm幅434x高さ172x奥行396mm
重量10.2kg10.2kg10.2kg15.6kg

ALPINE/LUXMAN LV-103uとALPINE/LUXMAN LV-103との比較

ALPINE/LUXMAN LV-103uとALPINE/LUXMAN LV-103との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:LV-103uは80W+80W(6Ω)と50W+50W(8Ω)、LV-103は80W+80W(6Ω)です。8Ω時の数値まで確認できる点ではLV-103uが判断しやすいです。
  • 全高調波歪率:LV-103uは0.008%(6Ω、1kHz)、LV-103は0.008%以下(6Ω、1kHz)です。歪率の数値はかなり近い内容です。
  • ライン入力:LV-103uは150mV/47kΩ、LV-103は150mV/40kΩです。入力インピーダンスの数値ではLV-103uが大きいです。
  • Phono MC入力:LV-103uは150μV/100Ω、LV-103は125μV/100Ωです。感度の表記ではLV-103の方が小さい入力値です。
  • 外形寸法:LV-103uは奥行353mm、LV-103は奥行346mmです。設置奥行きではLV-103が少し短いです。
  • 重量:どちらも10.2kgです。重量面では同じ数値です。

ALPINE/LUXMAN LV-103uとALPINE/LUXMAN LV-104Uとの比較

ALPINE/LUXMAN LV-103uとALPINE/LUXMAN LV-104Uとの比較は以下の通りです。

  • 定格出力:LV-103uは80W+80W(6Ω)と50W+50W(8Ω)、LV-104Uは80W+80W(6Ω)です。8Ωの定格出力まで見るならLV-103uが確認しやすいです。
  • 全高調波歪率:どちらも0.008%(6Ω、1kHz)です。歪率の掲載値では同じ数値です。
  • 周波数特性:どちらもCD、Tuner、Lineで1Hz~200kHz -3dBの内容です。ライン系の広帯域性では同等の掲載値です。
  • 入力感度/インピーダンス:Phono MM、Phono MC、CD・Tuner・Lineの数値は同じです。入力条件ではかなり近い構成です。
  • 消費電力:どちらも170Wです。電源入力の数値は同じ内容です。
  • 外形寸法と重量:どちらも幅438x高さ148x奥行353mm、10.2kgです。設置面ではほぼ同じ感覚で扱える寸法です。

ALPINE/LUXMAN LV-103uとDENON PMA-780Dとの比較

ALPINE/LUXMAN LV-103uとDENON PMA-780Dとの比較は以下の通りです。

  • 定格出力:LV-103uは50W+50W(8Ω)、PMA-780Dは110W+110W(8Ω)です。8Ω時の出力ではPMA-780Dが大きいです。
  • 6Ω出力:LV-103uは80W+80W(6Ω)、PMA-780Dは130W+130W(6Ω)です。6Ω時の出力でもPMA-780Dが大きいです。
  • 全高調波歪率:LV-103uは0.008%(6Ω、1kHz)、PMA-780Dは0.004%(20Hz~20kHz、55W、8Ω)です。掲載条件は異なりますが、数値だけならPMA-780Dが小さいです。
  • ライン系周波数特性:LV-103uは1Hz~200kHz -3dB、PMA-780Dは4Hz~150kHz +0 -3dBです。上限の掲載値ではLV-103uが高いです。
  • 消費電力:LV-103uは170W、PMA-780Dは216Wです。消費電力の数値はPMA-780Dが大きいです。
  • 重量:LV-103uは10.2kg、PMA-780Dは15.6kgです。筐体重量ではPMA-780Dが重いです。

ALPINE/LUXMAN LV-103uとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

ALPINE/LUXMAN LV-103uは、6Ωで80W+80W、8Ωで50W+50Wの定格出力を持つため、スピーカー側のインピーダンスと入力条件を見ながら音量を整えたいアンプです。

ここではヴィンテージスピーカーから、VICTOR SX-500、JBL 4312A/4312ABK、TANNOY Ardenを取り上げます。

ALPINE/LUXMAN LV-103uとVICTOR SX-500との組み合わせ

  • 互換性:SX-500はインピーダンス6Ω、許容入力として確認できる項目は最大入力100W、200W(瞬間最大)、出力音圧レベル90dB/W/mです。LV-103uは6Ωで80W+80Wなので、最大入力100Wを意識して音量を少しずつ上げる使い方が向いています。
  • 音質の向上:SX-500は2ウェイ・2スピーカー・密閉方式で、20cmコーン型ウーファーと3.5cmドーム型を搭載しています。周波数特性は45Hz~30kHz、クロスオーバー周波数は3kHzです。密閉型らしいまとまりと、LV-103uのライン系1Hz~200kHz -3dBの広帯域を合わせることで、声や弦の余韻を丁寧に出しやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル室内楽、女性ボーカル、アコースティック系のポップスに向いています。90dB/W/mの出力音圧レベルなので、夜の小音量ではボリューム位置を控えめにしながら質感を探る聴き方がしやすいです。

ALPINE/LUXMAN LV-103uとJBL 4312A/4312ABKとの組み合わせ

  • 互換性:4312A/4312ABKはインピーダンス8Ω、許容入力100W、出力音圧レベル93dB/W/mです。LV-103uは8Ωで50W+50Wなので、93dB/W/mの能率を活かして音量を上げすぎない運用がしやすいです。
  • 音質の向上:4312A/4312ABKは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、30cmコーン型、13cmコーン型、ドーム型を組み合わせています。周波数特性は45Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は1.1kHz、4.2kHzです。LV-103uのMOS-FET終段と合わせると、30cmウーファーの低域と中域の押し出しを楽しみやすい構成になります。
  • おすすめの音楽ジャンルロック、フュージョン、ジャズファンクに向いています。許容入力100Wのスピーカーに対してLV-103uは8Ωで50W+50Wなので、音量管理はスピーカーの反応を見ながら中庸の位置を探るのがおすすめです。

ALPINE/LUXMAN LV-103uとTANNOY Ardenとの組み合わせ

  • 互換性:Ardenは公称インピーダンス8Ω、許容入力85W、出力音圧レベル91dB/Wです。LV-103uは8Ωで50W+50Wなので、許容入力85Wに対して余裕を持った音量管理を意識したい組み合わせです。
  • 音質の向上:Ardenは2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・フロア型で、38cm同軸型HPD385Aを使用しています。再生周波数帯域は30Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は1kHz(12dB/oct)です。LV-103uのハイブリッド構成と合わせることで、同軸ユニットの定位感とゆったりした低域を味わいやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンルジャズボーカル、クラシック、オールドロックに向いています。91dB/Wの出力音圧レベルがあるため、広い部屋でも急にボリュームを上げず、低域のふくらみと声の芯を確認しながら調整するとまとまりやすいです。

ALPINE/LUXMAN LV-103uは、出力数値だけで押し切るタイプではなく、真空管プリドライバーとMOS-FET終段の組み合わせ、S.T.A.R.サーキット、広帯域なライン入力を含めて味わいたいアンプです。

スピーカーを選ぶときは、インピーダンス、許容入力、出力音圧レベルを確認し、最初は控えめな音量から鳴らしていくと、このアンプの質感をつかみやすくなります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ALPINE/LUXMAN LV-103uの詳細スペック一覧

項目内容
型式プリメインアンプ
定格出力80W+80W(6Ω、20Hz~20kHz)
50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)
高調波歪率0.008%(6Ω、1kHz)
入力感度Phono MM:2.0mV
Phono MC:150μV
CD、Tuner、Line:150mV
入力インピーダンスPhono MM:47kΩ
Phono MC:100Ω
CD、Tuner、Line:47kΩ
SN比(IHF)Phono MM:90dB
Phono MC:70dB
CD、Tuner、Line:110dB
周波数特性Phono MM/MC:20Hz~20kHz ±0.3dB
CD、Tuner、Line:1Hz~200kHz -3dB
AV 1/2:10Hz~6MHz -3dB
AV入力端子3系統
電源AC100V、50Hz/60Hz
消費電力170W
外形寸法幅438x高さ148x奥行353mm
重量10.2kg
目次