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SANSUI(サンスイ) AU-20000を徹底解説!【トリプルプッシュプル構成】

この記事の概要

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SANSUI AU-20000は、170W+170W出力とトリプルプッシュプル出力段を備えた高級プリメインアンプです。

本記事では、AU-20000の特徴、同時代アンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

SANSUI AU-20000の概要と特徴

SANSUI AU-20000の簡易スペック
型式ステレオプリメインアンプ
発売時期1977年頃
定価280,000円
実効出力170W+170W(両ch動作、20Hz~20kHz、4・8Ω)
全高調波歪率0.05%以下(定格出力時)
重量23.6kg

▼ 詳しいスペックはこちら

SANSUI AU-20000は、1977年頃に280,000円で発売されたステレオプリメインアンプです。実効出力は170W+170W(4・8Ω)、重量は23.6kgで、プリメインアンプの中でもかなり大柄な高出力モデルとして存在感があります。

特徴①|170W+170Wを支えるトリプルプッシュプル

AU-20000は大型スピーカーを余裕を持って鳴らしやすいですか?

実効出力は170W+170W(両ch動作、20Hz~20kHz、4・8Ω)です。出力段にはトリプルプッシュプル構成が採用されており、高出力と低歪率を両立させるためのパワーアンプ部として作られています。

  • 実効出力:170W+170W(4・8Ω)です。
  • 全高調波歪率:0.05%以下(定格出力時)です。
  • 混変調歪率:0.05%以下(70Hz:7kHz=4:1 SMPTE)です。
  • ダンピングファクター:80(8Ω)です。

特徴②|大型電源部と安定化回路

高出力を支える土台

高性能トロイダルトランスと安定化回路を使用した大型電源部が採用されています。23.6kgの重量も含め、出力段を支える電源部に大きな比重を置いた構成です。

周波数特性は10Hz~50kHz(+0 -1dB、1W)、出力帯域幅は5Hz~30kHz(IHF、8Ω)です。大出力だけでなく、広い帯域を安定して扱うための基本性能も見どころです。

特徴③|2アンプ構成のCR+NF型イコライザー

イコライザー部には、2アンプ構成のCR+NF型が搭載されています。Phono入力感度は1.5、3.6mVで、インピーダンスは30、50、100kΩに対応し、カートリッジに合わせて入力条件を選びやすい仕様です。

  • Phono入力感度:1.5、3.6mV(30、50、100kΩ)です。
  • Phono最大許容入力:800mV(入力感度6mV)です。
  • RIAA偏差:±0.2dB(30Hz~15kHz)です。
  • Phonoハム及びノイズ:70dB以上です。

特徴④|トリプルトーンと充実した操作系

AU-20000は音色の調整も細かくできますか?

トリプルトーンコントロール、トーンデフィート、入力感度/インピーダンス切換を備えています。高出力機でありながら、音色や入力条件を細かく整えられる操作系もAU-20000の魅力です。

チャンネルセパレーションはPhonoで55dB以上、AUXで60dB以上、Power Ampで65dB以上です。パワーアンプとしての力強さだけでなく、入力から出力までの見通しを意識したプリメインアンプといえます。

SANSUI AU-20000と他のヴィンテージアンプとの比較

ここではSANSUI AU-20000と、同時代の上級アンプ3機種を比べます。出力、歪率、Phono機能、サイズ感を見ると、AU-20000のスケールがつかみやすくなります。

SANSUI AU-20000とSANSUI AU-11000の比較

SANSUI AU-20000とSANSUI AU-11000との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:AU-20000は170W+170W(4・8Ω、20Hz~20kHz)、AU-11000は110W+110W(4Ω、8Ω、20Hz~20kHz)です。出力値ではAU-20000が大きいです。
  • 全高調波歪率:AU-20000は0.05%以下、AU-11000は0.08%以下です。歪率の掲載値ではAU-20000が低いです。
  • 周波数特性:AU-20000は10Hz~50kHz +0 -1dB、AU-11000も10Hz~50kHz +0 -1dBです。周波数特性の掲載値は同じです。
  • Phono最大許容入力:AU-20000は800mV(入力感度6mV)、AU-11000はPhono1が1000mV、Phono2が300mVです。Phono1の最大値ではAU-11000が大きいです。
  • 重量:AU-20000は23.6kg、AU-11000は19.3kgです。筐体重量ではAU-20000が重いです。

SANSUI AU-20000とYAMAHA CA-2000の比較

SANSUI AU-20000とYAMAHA CA-2000との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:AU-20000は170W+170W(4・8Ω、20Hz~20kHz)、CA-2000はB級で140W+140W(4Ω)と120W+120W(8Ω)、A級で30W+30W(8Ω)です。B級の8Ω時ではAU-20000が大きいです。
  • 歪率:AU-20000は全高調波歪率0.05%以下、CA-2000はMain in→SP outで0.01%以下(60W、B級、8Ω)です。掲載条件は異なりますが、数値ではCA-2000が低い表示です。
  • 周波数特性:AU-20000は10Hz~50kHz +0 -1dB、CA-2000はTuner-SP outで5Hz~50kHz +0 -1dBです。高域上限は同じ50kHzまで示されています
  • Phono入力:AU-20000は1.5、3.6mV(30、50、100kΩ)、CA-2000はPhono MC 50μV/10Ωも備えます。MC入力まで見るとCA-2000が細かい構成です。
  • 重量:AU-20000は23.6kg、CA-2000は20kgです。重量ではAU-20000が重いです。

SANSUI AU-20000とPioneer SA-9900の比較

SANSUI AU-20000とPioneer SA-9900との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:AU-20000は170W+170W(4・8Ω、20Hz~20kHz)、SA-9900は110W+110W(4Ω、8Ω、20Hz~20kHz)です。出力値ではAU-20000が大きいです。
  • 全高調波歪率:AU-20000は0.05%以下、SA-9900は0.1%以下(実効出力時)です。実効出力時の歪率ではAU-20000が低い数値です。
  • 周波数特性:AU-20000は10Hz~50kHz +0 -1dB、SA-9900は10Hz~80kHz +0 -1dBです。上限帯域の表示ではSA-9900が広いです。
  • ダンピングファクター:AU-20000は80(8Ω)、SA-9900は30以上(20Hz~20kHz)です。制動力の数値ではAU-20000が大きいです。
  • 重量:AU-20000は23.6kg、SA-9900は20.0kgです。筐体重量ではAU-20000が重いです。

SANSUI AU-20000とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

AU-20000は4Ω/8Ωで170W+170Wの実効出力を持ちます。

ここでは入力値、インピーダンス、音圧レベルを見ながら、音量を丁寧に整えたいスピーカーを選びます。

  • JBL 4343
  • TANNOY Arden
  • DIATONE DS-505

SANSUI AU-20000 × JBL 4343

  • 互換性:JBL 4343は8Ω、許容入力はネットワーク時75W(RMS)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは93dB(新JIS)です。AU-20000と合わせる場合は、音量を控えめな位置から始め、ピークで荒れない範囲を探るのが大切です。
  • 音質の向上:4343は4ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式のブックシェルフ型で、38cmコーン型、25cmコーン型、ホーン型、ホーン型を搭載します。再生周波数帯域は35Hz~20kHz ±3dB、クロスオーバーは300Hz、1.25kHz、9.5kHzで、AU-20000の駆動力を大型モニターのスケール感に乗せやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、フュージョン、ビッグバンド、ライブ録音に向きます。低域の量感とホーンの切れ味を楽しみたい時に合わせやすいです。

SANSUI AU-20000 × TANNOY Arden

  • 互換性:Ardenは8Ω、許容入力85W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dB/W(新JIS)です。AU-20000では同軸ユニットのまとまりを保つため、音量を少しずつ上げて整えるのが合います。
  • 音質の向上:Ardenは2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式のフロア型で、38cm同軸型HPD385Aを搭載します。再生周波数帯域は30Hz~20kHz、クロスオーバーは1kHz(12dB/oct)で、AU-20000の厚みを同軸ユニットの定位感へつなげやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ジャズボーカル、英国ロック、アコースティックに向きます。声と楽器の位置関係を自然に楽しみたい時に合わせやすいです。

SANSUI AU-20000 × DIATONE DS-505

  • 互換性:DS-505は6Ω、定格入力30W、最大許容入力100W(EIAJ)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは90dB/W/mです。AU-20000と合わせる場合は、6Ω仕様と入力値を意識し、発熱と音量を見ながら使うのが大切です。
  • 音質の向上:DS-505は4ウェイ・4スピーカー・アコースティックエアーサスペンション方式のブックシェルフ型で、32cmコーン型、16cmコーン型、4cmドーム型、2.3cmドーム型を搭載します。再生周波数帯域は28Hz~40kHz、クロスオーバーは350Hz、1.5kHz、5kHzで、AU-20000の低域制御を多ウェイ密閉系の精密感に合わせやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ジャズ、女性ボーカル、シティポップに向きます。低域の沈み込みと中高域の見通しを丁寧に聴きたい時に合います。

SANSUI AU-20000は、170W+170Wの出力、トリプルプッシュプル出力段、CR+NF型イコライザーを備えた、サンスイの高級プリメインらしい一台です。

スピーカーを合わせる時は、許容入力とインピーダンスを確認しながら、普段聴く音量で低域の押し出しと中高域の見通しが自然にまとまる位置を探すと楽しみやすくなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

SANSUI AU-20000の詳細スペック一覧

型式ステレオプリメインアンプ
定価280,000円(1977年頃)
実効出力170W+170W(両ch動作、20Hz~20kHz、4・8Ω)
全高調波歪率0.05%以下(定格出力時)
混変調歪率0.05%以下(70Hz:7kHz=4:1 SMPTE)
周波数特性10Hz~50kHz(+0 -1dB、1W)
出力帯域幅5Hz~30kHz(IHF、8Ω)
ダンピングファクター80(8Ω)
ハム及びノイズPhono:70dB以上
AUX:80dB以上
Phono入力感度1.5、3.6mV(30、50、100kΩ)
Phono最大許容入力800mV(入力感度6mV)
RIAA偏差±0.2dB(30Hz~15kHz)
チャンネルセパレーションPhono:55dB以上
AUX:60dB以上
Power Amp:65dB以上
トーンコントロールトリプルトーンコントロール
トーンデフィート搭載
消費電力
外形寸法幅460x高さ178x奥行400mm
重量23.6kg
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