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SANSUI(サンスイ) AU-405を徹底解説!【Pure Non NF回路を搭載】

この記事の概要

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SANSUI AU-405は、Pure Non NF回路を搭載した1999年発売のDCインテグレーテッドアンプです。

本記事では、AU-405の特徴、同価格帯・近い世代のアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

SANSUI AU-405の概要と特徴

SANSUI AU-405の簡易スペック
型式インテグレーテッドアンプ
発売時期1999年
定価53,000円
実効出力80W+80W(6Ω)
60W+60W(8Ω)
全高調波歪率0.07%以下(8Ω)
重量10.5kg

▼ 詳しいスペックはこちら

SANSUI AU-405は、1999年に53,000円で発売されたインテグレーテッドアンプです。実効出力は80W+80W(6Ω)、60W+60W(8Ω)で、同価格帯の中でも電流供給とワイドレンジ再生を意識したモデルです。

特徴①|Pure Non NF回路による電流レスポンス

AU-405の中心には、スピーカードライブに必要な電流をスムーズに供給するためのPure Non NF回路があります。出力段がNFの影響を受けにくい構成で、音の立ち上がりと低域の押し出しを狙った設計です。

  • 実効出力:80W+80W(6Ω)、60W+60W(8Ω)です。
  • ダイナミックパワー:280W(2Ω)、180W(4Ω)、130W(6Ω)です。
  • 全高調波歪率:0.07%以下(8Ω、実効出力時)です。
  • 混変調波歪率:0.07%以下(8Ω、実効出力時)です。

特徴②|DCアンプ構成と200kHzまでのライン特性

AU-405はデジタル音源にも合わせやすいですか?

CD、Tuner、DVD Audio/Line、MD/Tape系の周波数特性はDC~200kHz +0dB、-3dBです。信号経路のコンデンサーによる影響を抑えるDCアンプ構成により、広帯域ソースをすっきり受け止めやすい内容です。

特徴③|ストラップ・マウント方式の電源トランス

電源部の振動対策

電源部には、高密度充填材で防振性と耐熱性を高めた電源トランスが採用されています。さらにボディ上部から逆さまに吊り下げるストラップ・マウント方式により、トランスの自重を利用して振動伝達を抑える構成です。

オーディオ用電解コンデンサーも採用されており、充放電スピードを意識した電源構成になっています。

特徴④|MC/MM対応のフォノ入力

Phono入力はMCとMMの両方に対応しています。入力感度/入力インピーダンスはPhono MCが300μV/100Ω、Phono MMが2.5mV/47kΩで、レコード再生も最初から視野に入れたアンプです。

  • Phono MC入力:300μV/100Ωです。
  • Phono MM入力:2.5mV/47kΩです。
  • 最大許容入力:MC 25mV、MM 210mVです。
  • Phono MM周波数特性:20Hz~20kHz ±0.5dBです。

特徴⑤|プレゼンスコントロールと基本操作のまとまり

小型スピーカーの低域補正にも使いやすいですか?

4モードのプレゼンスコントロールを搭載し、ラウドネス1・2では高域と低域、バス・ブースト1・2では低域側を補正できます。

トーンコントロールはBass、Trebleとも±8dBで、部屋やスピーカーに合わせて音の量感を整えやすい構成です。

SANSUI AU-405と他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、SANSUI AU-405と近い価格帯・近い世代のヴィンテージアンプを比べます。

出力、歪率、フォノ入力、重量などを見ると、それぞれの性格が見えやすくなります。

機種実効出力全高調波歪率重量
SANSUI AU-40580W+80W(6Ω)
60W+60W(8Ω)
0.07%以下(8Ω)10.5kg
SANSUI AU-α507XR80W+80W(6Ω)
60W+60W(8Ω)
0.008%以下(8Ω)10.5kg
SANSUI AU-α505RX80W+80W(8Ω)0.04%以下(8Ω)10.2kg
SANSUI AU-α305R55W+55W(8Ω)0.08%以下(8Ω)7.5kg

SANSUI AU-405とSANSUI AU-α507XRの比較

SANSUI AU-405とSANSUI AU-α507XRとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:AU-405は80W+80W(6Ω)と60W+60W(8Ω)、AU-α507XRも80W+80W(6Ω)と60W+60W(8Ω)です。出力値は同じ掲載値です。
  • 全高調波歪率:AU-405は0.07%以下、AU-α507XRは0.008%以下です。歪率の数値ではAU-α507XRが低いです。
  • ダンピングファクター:AU-405は―、AU-α507XRは135(8Ω)です。制動力の公開値を見たい場合はAU-α507XRが確認しやすいです。
  • Phono入力:AU-405はMC 300μV/100Ω、MM 2.5mV/47kΩ、AU-α507XRもMC 300μV/100Ω、MM 2.5mV/47kΩです。フォノ入力の基本値は同じです。
  • 重量:AU-405は10.5kg、AU-α507XRも10.5kgです。重量は同じ掲載値です。

SANSUI AU-405とSANSUI AU-α505RXの比較

SANSUI AU-405とSANSUI AU-α505RXとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:AU-405は60W+60W(8Ω)、AU-α505RXは80W+80W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではAU-α505RXが大きいです。
  • 全高調波歪率:AU-405は0.07%以下、AU-α505RXは0.04%以下です。歪率の数値ではAU-α505RXが低いです。
  • ライン入力:AU-405は150mV/4.7kΩ、AU-α505RXは200mV/47kΩです。入力インピーダンスではAU-α505RXが大きいです。
  • 周波数特性:AU-405はライン系でDC~200kHz +0dB、-3dB、AU-α505RXは10Hz~70kHz +0dB、-3dBです。上限帯域の表示ではAU-405が広いです。
  • 重量:AU-405は10.5kg、AU-α505RXは10.2kgです。重量ではAU-405が少し重いです。

SANSUI AU-405とSANSUI AU-α305Rの比較

SANSUI AU-405とSANSUI AU-α305Rとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:AU-405は60W+60W(8Ω)、AU-α305Rは55W+55W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではAU-405が少し大きいです。
  • 全高調波歪率:AU-405は0.07%以下、AU-α305Rは0.08%以下です。歪率の数値ではAU-405が少し低いです。
  • Phono入力:AU-405はMC/MM対応、AU-α305RはMMに加えてMC入力の記載があります。どちらもレコード入力を重視しやすい構成です。
  • ライン周波数特性:AU-405はDC~200kHz +0dB、-3dB、AU-α305Rは10Hz~70kHz +1dB、-3dBです。広帯域表示ではAU-405が目立ちます
  • 重量:AU-405は10.5kg、AU-α305Rは7.5kgです。筐体重量ではAU-405が重いです。

SANSUI AU-405とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

AU-405は8Ωで60W+60W、6Ωで80W+80Wの実効出力を備えています。

スピーカーを合わせる時は、インピーダンスと入力値を見ながら、最初は控えめな音量から整えるとバランスを取りやすいです。

  • YAMAHA NS-690III
  • JBL 4312A/4312ABK
  • KEF Model104aB

SANSUI AU-405 × YAMAHA NS-690III

  • 互換性:NS-690IIIは8Ω、定格入力40W、最大許容入力80W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは90dB/W/mです。AU-405は8Ωで60W+60Wなので、最大許容入力との余裕を見ながら中音量で音量管理するのが合います。
  • 音質の向上:NS-690IIIは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式のブックシェルフ型で、30cmコーン型、7.5cmドーム型、3.0cmドーム型を搭載します。再生周波数帯域は35Hz~20000Hz、クロスオーバーは800Hz、6kHz(12dB/oct)で、AU-405の電流レスポンスを密閉型の低域に合わせやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、クラシック、女性ボーカル、アコースティックに向きます。大きめの密閉型らしい整った低域と中域の質感を楽しみたい時に合わせやすいです。

SANSUI AU-405 × JBL 4312A/4312ABK

  • 互換性:4312A/4312ABKは8Ω、許容入力100W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは93dB/W/mです。AU-405の8Ω出力60W+60Wと合わせる場合は、高めの音圧レベルを生かしてボリュームを上げすぎない音量管理が合います。
  • 音質の向上:4312A/4312ABKは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式のブックシェルフ型で、30cmコーン型、13cmコーン型、ドーム型を搭載します。周波数特性は45Hz~20kHz、クロスオーバーは1.1kHz、4.2kHzで、AU-405の低域駆動感をモニター系の明快さに乗せやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、ファンク、フュージョン、ライブ録音に向きます。ドラムやベースの輪郭、ギターの押し出しを楽しみたい時に合わせやすいです。

SANSUI AU-405 × KEF Model104aB

  • 互換性:Model104aBは8Ω、最大入力100W、推奨アンプ出力15W~100W/ch(8Ω)、出力音圧レベルは96dB/12.5W/mです。AU-405は8Ωで60W+60Wなので、推奨アンプ出力の範囲内で、音量を少しずつ上げて整える使い方が合います。
  • 音質の向上:Model104aBは2ウェイ・2スピーカー・ブックシェルフ型のパッシブラジエーター方式で、20cmコーン型、ドーム型、32x21cmパッシブラジエーターを搭載します。周波数特性は50Hz~20kHz ±2dB、クロスオーバーは3kHzで、AU-405の広帯域感を落ち着いた英国系のまとまりに合わせやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:室内楽、ボーカル、フォーク、ソフトロックに向きます。声や弦の滑らかさを少し品よくまとめたい時に合わせやすいです。

SANSUI AU-405は、Pure Non NF回路、DCアンプ構成、MC/MM対応フォノ入力を備えた、1990年代末の実用性が高いプリメインアンプです。

組み合わせるスピーカーは、インピーダンス、入力値、出力音圧レベルを見ながら、低域の量感と中域の見通しが自然に出る位置を探すと楽しみやすくなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

SANSUI AU-405の詳細スペック一覧

型式インテグレーテッドアンプ
定価53,000円(1999年発売)
実効出力80W+80W(6Ω、20Hz~20kHz、両ch同時動作)
60W+60W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch同時動作)
全高調波歪率0.07%以下(8Ω、20Hz~20kHz、実効出力時)
混変調波歪率0.07%以下(8Ω、実効出力時、60Hz:7kHz=4:1、SMPTE法)
入力感度/入力インピーダンスPhono MC:300μV/100Ω
Phono MM:2.5mV/47kΩ
CD、Tuner、DVD Audio/Line、MD/Tape-1、2:150mV/4.7kΩ
最大許容入力Phono MC:25mV(1kHz、THD 0.01%)
Phono MM:210mV(1kHz、THD 0.01%)
ダイナミックパワー280W(2Ω)
180W(4Ω)
130W(6Ω)
周波数特性Phono MM:20Hz~20kHz ±0.5dB
CD、Tuner、DVD Audio/Line、MD/Tape1、2:DC~200kHz +0dB、-3dB
S/N比Phono MC:70dB以上
Phono MM:88dB以上
CD、Tuner、DVD Audio/Line、MD/Tape1、2:110dB以上
トーンコントロールBass最大変化量:±8dB(50Hz)
Treble最大変化量:±8dB(10kHz)
サブソニックフィルター16Hz(-3dB)、6dB/oct
消費電力160W(定格)
30W(無信号時)
外形寸法幅430x高さ136x奥行365mm
重量10.5kg
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