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SANSUI(サンスイ) AU-α999DGを徹底解説!【MASH方式をベースにしたNEWリニア&ダイレクトD/Aコンバーションシステム】

この記事の概要

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SANSUI AU-α999DGは、1989年頃に発売されたα-Xバランスド・インテグレーテッドアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

SANSUI AU-α999DGの概要と特徴

項目SANSUI AU-α999DG
型式α-Xバランスド・インテグレーテッドアンプ
実効出力110W+110W(6Ω、10Hz~20kHz、両ch駆動)
95W+95W(8Ω、10Hz~20kHz、両ch駆動)
ダイナミックパワー280W(2Ω)
220W(4Ω)
155W(6Ω)
全高調波歪率0.003%以下(8Ω、実効出力時)
ダンピングファクター150(8Ω)
D/A部SN比108dB以上(EIAJ)
周波数特性パワー部:DC~200kHz +0 -3dB
重量19.6kg

▼ 詳しいスペックはこちら

SANSUI AU-α999DGは、NEWリニア&ダイレクトD/Aコンバーションシステムとα-Xバランス・サーキットを搭載したインテグレーテッドアンプです。

パワーアンプ部は95W+95W(8Ω)、110W+110W(6Ω)、D/A部はSN比108dB以上(EIAJ)、高調波歪率0.003%以下です。デジタル入力と本格的なアナログ増幅を一体化した、サンスイらしい意欲作として楽しめます。

特徴①|NEWリニア&ダイレクトD/Aコンバーション

AU-α999DGのデジタル入力は、どこが見どころですか?

見どころは、MASH方式をベースにしたNEWリニア&ダイレクトD/Aコンバーションシステムです。

デジタル部の周波数特性は4Hz~20kHz ±0.5dB、SN比は108dB以上(EIAJ)、高調波歪率は0.003%以下で、CDプレーヤーなどのデジタル信号をアンプ側で受けられるのが大きな個性です。

特徴②|α-Xバランス・サーキットの駆動力

  • 6Ωで110W+110Wの実効出力です。
  • 8Ωで95W+95Wの実効出力です。
  • ダイナミックパワーは280W(2Ω)、220W(4Ω)、155W(6Ω)です。
  • ダンピングファクターは150(8Ω)です。

α-Xバランス・サーキットは、+側と−側を専用アンプで駆動する考え方です。全高調波歪率と混変調歪率はいずれも0.003%以下で、低歪とスピーカードライブの安定感を両立させようとした構成になっています。

特徴③|デジタル/アナログ分離の2トランス電源

電源を分けてノイズを抑える

電源部には、デジタル回路用とアナログ回路用の専用トランスを搭載しています。アナログ系には大容量トランスと64φ高性能低倍率電解コンデンサーが使われ、デジタル部とアナログ部を分けながら中低域の土台を作る考え方です。

定格消費電力は250W、外形寸法は幅468x高さ163x奥行450mm、重量は19.6kgです。デジタル入力付きプリメインとしては、筐体の大きさにも余裕があります。

特徴④|ツイン・モノラル・コンストラクション

内部配置も、AU-α999DGの個性を語るうえで重要です。

電源部を中央に置き、パワーユニットを左右対称に配置するツイン・モノラル・コンストラクションを採用しています。デジタル回路部とアナログ入力部も分けて配置されており、デジタル入力を内蔵しながら、アナログ増幅部の独立性を保とうとした設計です。

特徴⑤|11系統入力とリモコン操作

Phono MMは2.5mV/47kΩ、Phono MCは300μV/100Ωに対応します。CD、Tuner、Line、Tape/DAT1、2、3は150mV/20kΩです。

入力切替や操作性も充実していますか?

充実しています。トータル11系統の入力ソース切り替えに対応し、ワイヤレスリモコンRS-1130が付属します。ソースダイレクトオペレーションやレックセレクターも備え、デジタル入力、レコード、テープ系まで一台でまとめやすいのが魅力です。

SANSUI AU-α999DGと他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、SANSUI AU-α999DGと、同時期に近いヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はSANSUI AU-α907i、YAMAHA AX-2000、DENON PMA-2000です。

項目SANSUI AU-α999DGSANSUI AU-α907iYAMAHA AX-2000DENON PMA-2000
型式α-Xバランスド・インテグレーテッドアンプα-Xバランスインテグレーテッドアンププリメインアンププリメインアンプ
8Ω出力95W+95W(10Hz~20kHz)160W+160W(20Hz~20kHz)130W+130W(20Hz~20kHz)80W+80W(20Hz~20kHz)
6Ω出力110W+110W(10Hz~20kHz)190W+190W(20Hz~20kHz)150W+150W(20Hz~20kHz)
4Ω/2Ω出力ダイナミックパワー:280W(2Ω)
220W(4Ω)
190W+190W(4Ω)
ダイナミックパワー:500W+500W(2Ω)
160W+160W(4Ω、1kHz)
歪率0.003%以下(8Ω、実効出力時)0.003%以下(8Ω、実効出力時)0.003%(8Ω、定格出力時)0.01%(定格出力-3dB時、1kHz、8Ω)
ダンピングファクター150(8Ω)150(8Ω)200(1kHz、8Ω)
D/A部SN比:108dB以上
高調波歪率:0.003%以下
SN比:118dB
高調波歪率:0.002%以下
Phono入力MM:2.5mV/47kΩ
MC:300μV/100Ω
MM:2.5mV/47kΩ
MC:300μV/100Ω
MM:2.5μV/47kΩ
MC:100μV/100Ω
MM:2.5mV/47kΩ
MC:0.2mV/100Ω
消費電力250W400W350W250W
外形寸法幅468x高さ163x奥行450mm幅448x高さ160x奥行441mm幅473x高さ170x奥行475mm幅434x高さ180x奥行478mm
重量19.6kg28.0kg28kg20.0kg

SANSUI AU-α999DGとSANSUI AU-α907iとの比較

SANSUI AU-α999DGとSANSUI AU-α907iとの比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:AU-α999DGは95W+95W、AU-α907iは160W+160Wです。20Hz~20kHz系の値ではAU-α907iが大きいです。
  • 6Ω出力:AU-α999DGは110W+110W、AU-α907iは190W+190Wです。数値ではAU-α907iが大きいです。
  • 歪率:どちらも0.003%以下(8Ω、実効出力時)です。全高調波歪率の値は同じ内容です。
  • D/A部:AU-α999DGはD/A部を搭載し、AU-α907iは―です。デジタル入力の内蔵ではAU-α999DGが確認できます
  • 重量:AU-α999DGは19.6kg、AU-α907iは28.0kgです。重量ではAU-α907iが重いです。

SANSUI AU-α999DGとYAMAHA AX-2000との比較

SANSUI AU-α999DGとYAMAHA AX-2000との比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:AU-α999DGは95W+95W、AX-2000は130W+130Wです。20Hz~20kHz系の値ではAX-2000が大きいです。
  • D/A部SN比:AU-α999DGは108dB以上、AX-2000は118dBです。D/A部のSN比ではAX-2000が大きいです。
  • D/A部歪率:AU-α999DGは0.003%以下、AX-2000は0.002%以下です。D/A部の高調波歪率ではAX-2000が小さいです。
  • ダンピングファクター:AU-α999DGは150、AX-2000は200です。8Ω系の数値ではAX-2000が大きいです。
  • 重量:AU-α999DGは19.6kg、AX-2000は28kgです。重量ではAX-2000が重いです。

SANSUI AU-α999DGとDENON PMA-2000との比較

SANSUI AU-α999DGとDENON PMA-2000との比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:AU-α999DGは95W+95W、PMA-2000は80W+80Wです。20Hz~20kHz系の値ではAU-α999DGが大きいです。
  • 4Ω出力:AU-α999DGはダイナミックパワー220W(4Ω)、PMA-2000は160W+160W(4Ω、1kHz)です。条件が異なるため、どちらも4Ω系の余裕を確認できる内容として見たいところです。
  • 歪率:AU-α999DGは0.003%以下、PMA-2000は0.01%です。条件は異なりますが、数値ではAU-α999DGが小さいです。
  • Phono MC:AU-α999DGは300μV/100Ω、PMA-2000は0.2mV/100Ωです。MC入力感度の数値ではPMA-2000が小さいです。
  • 重量:AU-α999DGは19.6kg、PMA-2000は20.0kgです。重量はかなり近い内容です。

SANSUI AU-α999DGとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

SANSUI AU-α999DGは8Ωで95W+95W、6Ωで110W+110Wの実効出力を持つインテグレーテッドアンプです。ここではデジタル入力内蔵アンプの駆動力を音量管理しながら楽しみたいスピーカーとして、DIATONE DS-1000、JBL 4312A、YAMAHA NS-1000Xを取り上げます。

SANSUI AU-α999DGとDIATONE DS-1000との組み合わせ

  • 互換性:DS-1000は定格インピーダンス6Ω、最大入力100W(EIAJ)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。AU-α999DGは6Ωで110W+110Wのため、最大入力100Wを意識し、控えめな音量から段階的に調整する使い方が大切です。
  • 音質の向上:DS-1000は3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、27cmコーン型、5cmドーム型、2.3cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は35Hz~40kHz、出力音圧レベルは90dB/W/m、クロスオーバー周波数は600Hz、5kHzです。AU-α999DGのダンピングファクター150(8Ω)と密閉型の組み合わせで、低域の輪郭を整えやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンルジャズ、クラシック、女性ボーカルに向いています。90dB/W/mの出力音圧レベルを基準に、低域の量と中高域の抜けを確認しながら音量を作ると聴きやすいです。

SANSUI AU-α999DGとJBL 4312Aとの組み合わせ

  • 互換性:4312Aはインピーダンス8Ω、許容入力100W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル93dB/W/mです。AU-α999DGは8Ωで95W+95Wのため、許容入力100Wを目安に、ピークを欲張らず音量を整える使い方が向いています。
  • 音質の向上:4312Aは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、30cmコーン型、13cmコーン型、ドーム型を搭載しています。周波数特性は45Hz~20kHz、出力音圧レベルは93dB/W/m、クロスオーバー周波数は1.1kHz、4.2kHzです。AU-α999DGの出力余裕とBass調整を使うと、30cmウーファーの押し出しを部屋に合わせやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンルロック、フュージョン、ライブ録音に向いています。93dB/W/mの出力音圧レベルがあるため、近距離では音量を上げすぎず、ドラムとベースの輪郭を確認すると楽しめます。

SANSUI AU-α999DGとYAMAHA NS-1000Xとの組み合わせ

  • 互換性:NS-1000Xはインピーダンス6Ω、許容入力100W、ミュージック許容入力200W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。AU-α999DGは6Ωで110W+110Wのため、許容入力100Wを意識し、音量を急に上げずに調整することが大切です。
  • 音質の向上:NS-1000Xは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、30cmコーン型、8.8cmドーム型、3.0cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は39Hz~20000Hz、出力音圧レベルは90dB/W/m、クロスオーバー周波数は500Hz、6000Hz(12dB/oct)です。AU-α999DGのデジタル入力と広帯域なパワー部を合わせると、ベリリウム中高域の輪郭を整えやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンルクラシック、ジャズピアノ、ボーカルに向いています。90dB/W/mの出力音圧レベルを見ながら、近距離では控えめな音量から始め、ピアノの立ち上がりと声の質感を確認するとまとまりやすいです。

SANSUI AU-α999DGは、D/Aコンバーター内蔵、α-Xバランス・サーキット、2トランス構成、ツイン・モノラル・コンストラクションを備えた、デジタル時代を意識したインテグレーテッドアンプです。

スピーカーを合わせるときは、インピーダンス、許容入力、推奨アンプ出力、出力音圧レベルを確認し、最初は控えめな音量から少しずつ調整すると、AU-α999DGの駆動力とデジタル入力の使い勝手をつかみやすくなります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

SANSUI AU-α999DGの詳細スペック一覧

項目内容
型式α-Xバランスド・インテグレーテッドアンプ
デジタル部 周波数特性4Hz~20kHz ±0.5dB
デジタル部 SN比108dB以上(EIAJ)
デジタル部 高調波歪率0.003%以下
デジタル入力レベル0.5Vp-p/75Ω
光入力660nm(発光波長)
実効出力110W+110W(6Ω、10Hz~20kHz、両ch駆動)
95W+95W(8Ω、10Hz~20kHz、両ch駆動)
ダイナミックパワー280W(2Ω)
220W(4Ω)
155W(6Ω)
全高調波歪率0.003%以下(8Ω、実効出力時)
混変調歪率0.003%以下(8Ω)
ダンピングファクター150(8Ω)
周波数特性DC~200kHz +0 -3dB(1W)
TIM歪測定限界値以下(SAWTOOTH)
スルーレイト180V/μsec
ライズタイム0.6μsec
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:300μV/100Ω
CD、Tuner、Line、Tape/DAT1、2、3:150mV/20kΩ
Phono最大許容入力MM(THD 0.01%):210mV
MC(THD 0.1%):21mV
周波数特性Phono MM:20Hz~20kHz ±0.2dB
CD、Tuner、Line、Tape/DAT1、2、3:DC~200kHz +0 -3dB
SN比Phono MM:88dB以上
Phono MC:70dB以上
CD、Tuner、Line、Tape/DAT1、2、3:110dB以上
トーンコントロールBass:±6dB(50Hz)
Treble:±6dB(15kHz)
サブソニックフィルター16Hz(-3dB)、6dB/oct
ラウドネス+6dB(50Hz)
+4dB(10kHz)
定格消費電力250W
外形寸法幅468x高さ163x奥行450mm
重量19.6kg
付属ワイヤレスリモコン RS-1130
目次