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KENWOOD(ケンウッド) KA-4060Rを徹底解説!【Super C4とMOS-FETドライバー段を採用】

この記事の概要

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KENWOOD KA-4060Rは、Super C4とMOS-FETドライバー段を採用したインテグレーテッドアンプです。

本記事では、KA-4060Rの特徴、近い世代のアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

KENWOOD KA-4060Rの概要と特徴

KENWOOD KA-4060Rの簡易スペック
型式インテグレーテッドアンプ
発売時期1995年頃
定価49,800円
定格出力70W+70W(4Ω)
60W+60W(8Ω)
周波数特性5Hz~90kHz +0 -3dB
重量7.9kg

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KENWOOD KA-4060Rは、1995年頃に49,800円で発売されたインテグレーテッドアンプです。定格出力は70W+70W(4Ω)、60W+60W(8Ω)で、Super C4、MOS-FETドライバー段、NEWシグナルグランドラインを備えています。

特徴①|Super C4を初段アンプに投入

KA-4060Rは、ノイズの影響を受けやすい初段アンプにSuper C4を搭載しています。電源ノイズなどを混入させない動作で信号のみの増幅を図っており、音の入口にあたる初段部分を丁寧に整えた構成です。

  • 初段アンプ:Super C4を搭載しています。
  • 信号経路:ロジカルフローコンストラクションを採用しています。
  • 入力切換:リレー式インプットセレクターを採用しています。

特徴②|MOS-FETドライバー段によるパワー部

KA-4060Rはパワー部にも特徴がありますか?

はい。KA-4060Rは、パワー部のドライバー段にMOS-FETを採用しています。通常型のAB級アンプでドライバー段とファイナル段のスイッチング時に発生する歪を抑える方向の素子として使われ、高周波特性や小信号増幅のリニアリティも意識されています。

定格出力は4Ωで70W+70W、8Ωで60W+60Wです。4Ωと8Ωの両方が示されているため、スピーカー選びの目安を作りやすいアンプです。

特徴③|NEWシグナルグランドラインと振動対策

グランドと機械的な振動を整える設計

KA-4060Rは、音声信号を扱う各回路のグランドライン基準点を一本化するNEWシグナルグランドラインを採用しています。交流電源のリップルや各種ノイズ成分を排除する狙いがあり、メイングランドラインに純粋な信号を流すことを重視した設計です。

また、ボリュームマウント部にはfシェイプ状のスリットを設け、取り付け部の振動特性を改善しています。こうした細部の処理も、音のにじみを抑える方向に効いてくるポイントです。

特徴④|MM/MCフォノとソースダイレクト

KA-4060Rは、Phono MMとPhono MCの入力を備えています。入力感度/インピーダンスはPhono MMが2.5mV/47kΩ、Phono MCが0.2mV/100Ωで、MM/MCカートリッジをアンプ側で受けられる構成です。

KA-4060RはCDを素直に聴きたい時にも使えますか?

はい。KA-4060Rはソースダイレクトを搭載しており、CD、Tuner、AUX、Tapeの周波数特性は5Hz~90kHz +0 -3dBです。ライン入力をすっきり聴きたい時に使いやすい仕様です。

KENWOOD KA-4060Rと他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、KENWOOD KA-4060Rと近い世代のケンウッド系ヴィンテージアンプを比べます。出力、周波数特性、フォノ入力、重量を並べると、KA-4060Rの位置づけが見えてきます。

機種定格出力周波数特性重量
KENWOOD KA-4060R70W+70W(4Ω)
60W+60W(8Ω)
5Hz~90kHz +0 -3dB7.9kg
KENWOOD KA-4050R70W+70W(6Ω)
60W+60W(8Ω)
5Hz~100kHz +0 -3dB8.5kg
KENWOOD KA-4040R70W+70W(6Ω)
60W+60W(8Ω)
5Hz~80kHz +0 -3dB8.7kg
KENWOOD KA-3080R130W+130W(4Ω)
60W+60W(8Ω)
5Hz~100kHz +0 -3dB8.0kg

KENWOOD KA-4060RとKENWOOD KA-4050Rの比較

KENWOOD KA-4060RとKENWOOD KA-4050Rとの比較は以下の通りです。

  • 定格出力:KA-4060Rは70W+70W(4Ω)と60W+60W(8Ω)、KA-4050Rは70W+70W(6Ω)と60W+60W(8Ω)です。8Ω時の定格出力は同じです。
  • 全高調波歪率:KA-4060Rは0.03%(1kHz、8Ω、60W)、KA-4050Rは0.02%(1kHz、CD、8Ω、60W)です。1kHz条件の数値ではKA-4050Rが低いです。
  • 周波数特性:KA-4060Rは5Hz~90kHz、KA-4050Rは5Hz~100kHzです。上限帯域の表記ではKA-4050Rが広いです。
  • フォノ入力:KA-4060RはMM/MC、KA-4050RもMM/MCです。アナログ入力の対応範囲は近いです。
  • 重量:KA-4060Rは7.9kg、KA-4050Rは8.5kgです。重量ではKA-4050Rが重いです。

KENWOOD KA-4060RとKENWOOD KA-4040Rの比較

KENWOOD KA-4060RとKENWOOD KA-4040Rとの比較は以下の通りです。

  • 定格出力:KA-4060Rは70W+70W(4Ω)と60W+60W(8Ω)、KA-4040Rは70W+70W(6Ω)と60W+60W(8Ω)です。8Ω時の定格出力は同じです。
  • ダイナミックパワー:KA-4060Rは―、KA-4040Rは120W+120W(4Ω)と90W+90W(8Ω)です。瞬間的な出力情報はKA-4040Rの方が確認しやすいです。
  • 周波数特性:KA-4060Rは5Hz~90kHz、KA-4040Rは5Hz~80kHzです。上限帯域の表記ではKA-4060Rが広いです。
  • SN比:KA-4060RのCD、Tuner、AUX、Tapeは105dB(IHF-A)、KA-4040RのDAT、CD、Tuner、AUX、Tape Playは101dB(入力ショート)です。条件表記は異なりますが、ライン系の数値はKA-4060Rが大きいです。
  • 重量:KA-4060Rは7.9kg、KA-4040Rは8.7kgです。重量ではKA-4040Rが重いです。

KENWOOD KA-4060RとKENWOOD KA-3080Rの比較

KENWOOD KA-4060RとKENWOOD KA-3080Rとの比較は以下の通りです。

  • 定格出力:KA-4060Rは70W+70W(4Ω)と60W+60W(8Ω)、KA-3080Rは130W+130W(4Ω)と60W+60W(8Ω)です。4Ω時の出力値ではKA-3080Rが大きいです。
  • 全高調波歪率:KA-4060Rは0.03%(1kHz、8Ω、60W)、KA-3080Rは0.01%(1kHz、8Ω、70W)です。1kHz条件の数値ではKA-3080Rが低いです。
  • 周波数特性:KA-4060Rは5Hz~90kHz、KA-3080Rは5Hz~100kHzです。上限帯域の表記ではKA-3080Rが広いです。
  • フォノ入力:KA-4060RはMM/MC、KA-3080RはMMです。MCカートリッジまで使うならKA-4060Rが選びやすいです。
  • 重量:KA-4060Rは7.9kg、KA-3080Rは8.0kgです。重量はかなり近いです。

KENWOOD KA-4060Rとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

KA-4060Rは4Ωで70W+70W、8Ωで60W+60Wの定格出力を持つため、8Ωスピーカーを中心に音量を整えながら使いやすいアンプです。ここでは、密閉型、バスレフ型、国産大型ブックシェルフを織り交ぜて組み合わせを考えます。

  • YAMAHA NS-690
  • VICTOR SX-3
  • JBL L100 Century

KENWOOD KA-4060RとYAMAHA NS-690の組み合わせ

YAMAHA NS-690は、3ウェイ・3スピーカー・密閉方式のブックシェルフ型スピーカーです。30cmウーファーを備えた国産大型ブックシェルフとして、KA-4060Rの安定したライン入力と合わせやすい構成です。

  • 互換性:NS-690は8Ω、最大許容入力60W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは90dB/W/m(新JIS)です。KA-4060Rは8Ωで60W+60Wなので、定格出力と最大許容入力を意識して、音量を少しずつ上げる使い方が合います。
  • 音質の向上:NS-690は30cmコーン型、7.5cmドーム型、3.0cmドーム型の3ウェイ構成で、再生周波数帯域は35Hz~20000Hz、クロスオーバーは800Hz/6000Hzです。密閉方式の低域とKA-4060Rのソースダイレクトを合わせると、落ち着いた帯域バランスを狙いやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ジャズ、フォーク、70年代ロックに向きます。楽器の厚みとボーカルの自然な距離感を楽しみたい時に合わせやすいです。

KENWOOD KA-4060RとVICTOR SX-3の組み合わせ

VICTOR SX-3は、2ウェイ・2スピーカー・密閉方式のブックシェルフ型スピーカーです。25cmウーファーと5cmソフトドーム型の構成で、KA-4060RのMM/MC対応を含むアナログ寄りのシステムにもなじみます。

  • 互換性:SX-3は8Ω、最大入力50W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは88dB/W/mです。KA-4060Rは8Ωで60W+60Wなので、小音量から中音量を中心に、低域の出方を確認しながら整える使い方が向きます。
  • 音質の向上:SX-3は25cmコーン型と5cmソフトドーム型の2ウェイ構成で、周波数特性は35Hz~20kHz、クロスオーバーは2kHzです。密閉型のまとまりとKA-4060RのNEWシグナルグランドラインを組み合わせることで、ボーカルや弦の質感を出しやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンル:女性ボーカル、ジャズ、室内楽、アコースティックに向きます。柔らかい中高域を大切にしたい時に合わせやすい組み合わせです。

KENWOOD KA-4060RとJBL L100 Centuryの組み合わせ

JBL L100 Centuryは、3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式のブックシェルフ型スピーカーです。30cmウーファーを備えたJBLらしい構成で、KA-4060Rのライン入力と組むとリズムを楽しみやすい組み合わせになります。

  • 互換性:L100 Centuryは8Ω、許容入力50W(連続プログラム)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。KA-4060Rは8Ωで60W+60Wなので、連続プログラム入力を目安に、音量を控えめな位置から合わせる音量管理が合います。
  • 音質の向上:L100 Centuryは30cmコーン型、13cmコーン型、4cmユニットによる3ウェイ構成で、クロスオーバーは1.5kHz/6kHzです。バスレフ方式の押し出しとKA-4060RのMOS-FETドライバー段を合わせることで、リズムの勢いを出しやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、ソウル、ファンク、ライブ録音に向きます。ドラムやベースの存在感を楽しみたい時に合わせやすい組み合わせです。

KA-4060Rは、Super C4とMOS-FETドライバー段を備えた、1990年代中頃のケンウッドらしいインテグレーテッドアンプです。

MM/MCフォノ、ソースダイレクト、リモコン付属まで含めると、CDとレコードを同じシステムで楽しみたい人にも選びやすい一台です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

KENWOOD KA-4060Rの詳細スペック一覧

型式インテグレーテッドアンプ
定価49,800円(1995年頃)
定格出力70W+70W(4Ω、20Hz~20kHz、両ch動作、THD 0.06%)
60W+60W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch動作、THD 0.06%)
全高調波歪率0.03%(1kHz、8Ω、60W)
周波数特性CD、Tuner、AUX、Tape:5Hz~90kHz +0 -3dB
SN比Phono MM:79dB(EIAJ)、88dB(IHF-A)
Phono MC:75dB(EIAJ)、68dB(IHF-A)
CD、Tuner、AUX、Tape:81dB(EIAJ)、105dB(IHF-A)
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:0.2mV/100Ω
CD、Tuner、AUX、Tape:200mV/47kΩ
出力レベル/インピーダンスTape Rec:200mV/1.5kΩ
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力160W(電気用品取締法)
最大外形寸法幅440x高さ136.5x奥行351mm
重量7.9kg
付属リモコン
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