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Marantz Model 1150は、1975年に発売されたプリメインアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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Marantz Model 1150の概要と特徴

| 項目 | Marantz Model 1150 |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 定格出力 | 80W+80W(8Ω) |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1.0dB |
| 全高調波歪率 | 0.1%以下(20Hz~20kHz) |
| 混変調歪率 | 0.15%以下(20Hz~20kHz) |
| パワーバンドウィズス | 7Hz~45kHz |
| ダンピングファクター | 45以上(8Ω負荷) |
| 重量 | 15kg |
Marantz Model 1150は、20Hz~20kHz、両ch駆動で80W+80W(8Ω)の定格出力を持つプリメインアンプです。
周波数特性は20Hz~20kHz ±1.0dB、パワーバンドウィズスは7Hz~45kHzです。トライトーン、アクティブフィルター、PEP保護回路を備えた上級志向のモデルとして楽しめます。
特徴①|80W+80Wと7Hz~45kHzのパワーバンドウィズス
まず注目したいのは、Model 1150の出力と帯域です。
- 定格出力は80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)です。
- パワーバンドウィズスは7Hz~45kHzです。
- ダンピングファクターは45以上(8Ω負荷)です。
20Hz~20kHzで80W+80Wという出力に加えて、パワーバンドウィズスが7Hz~45kHzまで示されている点は見逃せません。余裕のある出力と広い帯域表記が、Model 1150の骨太な印象を支えています。
特徴②|左右独立スライド式のトライトーンコントロール

Model 1150は音色を細かく整えられますか?
整えやすい構成です。
Bass、Mid、Trebleの三段階で調整でき、さらにターンオーバースイッチによって低域側は250Hz以下、高域側は4kHz以上へ影響範囲を移せる構成です。左右独立スライド式で中域まで追い込めるため、スピーカーや部屋に合わせた音作りがしやすいアンプです。
特徴③|High/Low/サブソニックのアクティブフィルター
フィルターはHighが9kHz、Lowが30Hz、サブソニックが10Hzです。レコード再生で低域の揺れが気になるとき、また高域の質感を整えたいときに使い分けられます。サブソニックまで備えるフィルター構成は、アナログ再生を意識する人にうれしいポイントです。
特徴④|Phono回路とPEP保護回路の実用性



レコード入力や保護回路にも見どころはありますか?
あります。入力感度はPhono 1.8mV、Aux 180mVで、入力インピーダンスはPhono 47kΩ、High level 60kΩです。Phono入力等価雑音は1.0μV(入力換算値)です。
さらにPEP保護回路とスピーカー保護リレーを備え、レコード再生からスピーカー保護まで意識された構成になっています。
Marantz Model 1150と他のヴィンテージアンプとの比較


ここでは、Marantz Model 1150と、同じMarantzのヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はMarantz Model 1090、Marantz Model 1122、Marantz Model 1180です。
| 項目 | Marantz Model 1150 | Marantz Model 1090 | Marantz Model 1122 | Marantz Model 1180 |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ | プリメインアンプ | ステレオプリメインアンプ | ステレオプリメインアンプ |
| 8Ω出力 | 80W+80W(20Hz~20kHz) | 50W+50W(20Hz~20kHz) | 65W+65W(20Hz~20kHz) | 90W+90W(20Hz~20kHz) |
| 4Ω出力 | ― | 60W+60W(20Hz~20kHz) | 80W+80W(20Hz~20kHz) | 115W+115W(20Hz~20kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.1%以下(20Hz~20kHz) | 0.09% | 0.03% | 0.03% |
| 混変調歪率 | 0.15%以下(20Hz~20kHz) | 0.09%以下 | 0.03% | 0.03% |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1.0dB | 20Hz~20kHz +0 -0.2dB | 20Hz~20kHz +0、-0.2dB | 20Hz~20kHz +0、-0.2dB |
| ダンピングファクター | 45以上(8Ω負荷) | 45 | 60 | 60 |
| Phono/Low入力 | Phono:1.8mV/47kΩ | Phono1 MM:1.8mV/47kΩ Phono2 MC:0.09mV/40Ω | フォノMM:1.8mV/47kΩ フォノMC:0.09mV/40Ω | フォノMM:1.8mV/47kΩ |
| フィルター | High:9kHz Low:30Hz サブソニック:10Hz | 50Hz、6dB/oct | Low:50Hz、6dB/oct High:5kHz、6dB/oct | Low:15Hz、18dB/oct High:9kHz、18dB/oct |
| 消費電力 | 250W | 130W | 180W | 240W |
| 外形寸法 | 幅390x高さ146x奥行315mm | 幅416x高さ146x奥行301mm | 幅416x高さ146x奥行316mm | 幅416x高さ146x奥行316mm |
| 重量 | 15kg | 9.5kg | 12.5kg | 15kg |
Marantz Model 1150とMarantz Model 1090との比較
Marantz Model 1150とMarantz Model 1090との比較は以下の通りです。
- 8Ω出力:Model 1150は80W+80W、Model 1090は50W+50Wです。20Hz~20kHz条件ではModel 1150が大きいです。
- 全高調波歪率:Model 1150は0.1%以下、Model 1090は0.09%です。数値ではModel 1090が低いです。
- フィルター:Model 1150はHigh、Low、サブソニックの3項目、Model 1090は50Hz、6dB/octです。項目数ではModel 1150が多いです。
- Phono入力:Model 1150はPhono 1.8mV/47kΩ、Model 1090はMMに加えてMC 0.09mV/40Ωを持ちます。MC入力の記載ではModel 1090が多機能です。
- 重量:Model 1150は15kg、Model 1090は9.5kgです。重量ではModel 1150が重いです。
Marantz Model 1150とMarantz Model 1122との比較
Marantz Model 1150とMarantz Model 1122との比較は以下の通りです。
- 8Ω出力:Model 1150は80W+80W、Model 1122は65W+65Wです。20Hz~20kHz条件ではModel 1150が大きいです。
- 全高調波歪率:Model 1150は0.1%以下、Model 1122は0.03%です。数値ではModel 1122が低いです。
- ダンピングファクター:Model 1150は45以上、Model 1122は60です。数値ではModel 1122が大きいです。
- フィルター:Model 1150はHigh 9kHz、Low 30Hz、サブソニック10Hz、Model 1122はLow 50Hz、High 5kHzです。サブソニックの記載ではModel 1150が多機能です。
- 重量:Model 1150は15kg、Model 1122は12.5kgです。重量ではModel 1150が重いです。
Marantz Model 1150とMarantz Model 1180との比較
Marantz Model 1150とMarantz Model 1180との比較は以下の通りです。
- 8Ω出力:Model 1150は80W+80W、Model 1180は90W+90Wです。20Hz~20kHz条件ではModel 1180が大きいです。
- 全高調波歪率:Model 1150は0.1%以下、Model 1180は0.03%です。数値ではModel 1180が低いです。
- ダンピングファクター:Model 1150は45以上、Model 1180は60です。数値ではModel 1180が大きいです。
- フィルター:Model 1150はHigh、Low、サブソニック、Model 1180はLowとHighです。サブソニックの記載ではModel 1150が多機能です。
- 重量:Model 1150とModel 1180はいずれも15kgです。重量は同じです。
Marantz Model 1150とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


Marantz Model 1150は8Ωで80W+80Wの定格出力を持つプリメインアンプです。ここでは80W級の出力、トライトーン、アクティブフィルターを活かして音量と音色を整えたいスピーカーとして、DIATONE DS-401、JBL L166 Horizon、TANNOY Devonを取り上げます。
Marantz Model 1150とDIATONE DS-401との組み合わせ
- 互換性:DS-401は公称インピーダンス6Ω、許容入力は―、最大入力80W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル89dB/W/mです。Model 1150は8Ωで80W+80Wの定格出力を持つため、最大入力80Wを目安に、低域の膨らみを聴きながら音量を合わせる音量管理が大切です。
- 音質の向上:DS-401は3ウェイ・3スピーカー・アコースティック・エアー・サスペンション方式のブックシェルフ型で、30cmコーン型、10cmコーン型、4cmセミドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は30Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は500Hz、5kHzです。Model 1150のLowフィルターやMid調整を使うと、30cm低域と中域のつながりを整えやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、フュージョン、シティポップに向いています。89dB/W/mの反応と30Hz~20kHzの帯域を活かし、ベースラインとボーカルの厚みを丁寧に楽しめます。
Marantz Model 1150とJBL L166 Horizonとの組み合わせ
- 互換性:L166 Horizonはインピーダンス8Ω、許容入力75W(連続プログラム)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは89dB(新JIS)です。Model 1150は8Ωで80W+80Wのため、許容入力75W(連続プログラム)を意識し、音量を控えめから上げる使い方が向いています。
- 音質の向上:L166 Horizonは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、30cmコーン型、13cmコーン型、2.5cmドーム型を搭載しています。クロスオーバー周波数は1kHz、6kHzです。Model 1150のHighフィルターやTrebleを使うと、066ドーム型トゥイーターの明るさを部屋に合わせて整えやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、ソウル、ファンクに向いています。30cmウーファーの押し出しとバスレフの量感を、Model 1150の出力とフィルターで整えながら楽しめます。
Marantz Model 1150とTANNOY Devonとの組み合わせ
- 互換性:Devonは公称インピーダンス8Ω、許容入力60W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル89dB/W(新JIS)です。Model 1150は8Ωで80W+80Wのため、許容入力60Wを目安に、音量を急に上げずに調整することが大切です。
- 音質の向上:Devonは2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、31.5cm同軸型HPD315Aを搭載しています。再生周波数帯域は45Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は1kHz(12dB/oct)です。Model 1150のMidとLowフィルターを組み合わせると、同軸型の中域と低域の量感を自然に整えやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ボーカル、アコースティックに向いています。89dB/W(新JIS)の出力音圧レベルと31.5cm同軸型のまとまりを活かし、音像の輪郭を落ち着いた音量で味わえます。
Marantz Model 1150は、80W+80Wの出力に加えて、左右独立トライトーンと3系統フィルターを備えた、音作りの幅が広いプリメインアンプです。スピーカーの個性に合わせて、中域や低域を細かく整えたい人に向いています。
レコード再生ではサブソニックフィルターも活かしやすく、ヴィンテージスピーカーの鳴り方を丁寧に追い込めます。大きな音だけでなく、音色を作り込む楽しさを持った一台です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Marantz Model 1150の詳細スペック一覧
| 型式 | プリメインアンプ |
| 定格出力(20Hz~20kHz、両ch駆動) | 80W+80W(8Ω) |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1.0dB |
| 全高調波歪率(20Hz~20kHz) | 0.1%以下 |
| 混変調歪率(20Hz~20kHz) | 0.15%以下 |
| パワーバンドウィズス | 7Hz~45kHz |
| ダンピングファクター | 45以上(8Ω負荷) |
| 利得 | Phono → プリアンプ出力:58dB Phono → 録音出力:40dB High level → プリアンプ出力:18dB |
| 入力インピーダンス | Phono:47kΩ High level:60kΩ |
| 入力感度 | Phono:1.8mV Aux:180mV |
| Phono入力等価雑音 | 1.0μV(入力換算値) |
| フィルター | High:9kHz Low:30Hz サブソニック:10Hz |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 250W |
| 外形寸法(幅・高さはパネル部寸法) | 幅390x高さ146x奥行315mm |
| 重量 | 15kg |
| 別売 | マホガニーキャビネット WC-3N(¥11,000) ウォルナットキャビネット WC-3(¥5,900) ラックマウント用アダプター RA-2(¥5,900) |
