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Marantz PM-75を徹底解説!【デジタルインテグレーテッドアンプ】

この記事の概要

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Marantz PM-75は、1989年頃に77,700円で発売されたデジタルインテグレーテッドアンプです。100W+100W(8Ω)の定格出力に加え、D/Aコンバーター部を内蔵し、デジタル入力とアナログ入力を1台で扱える構成が特徴です。

本記事では、Marantz PM-75の特徴、他のヴィンテージプリメインアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

Marantz PM-75の概要と特徴

Marantz PM-75の簡易スペック
型式デジタルインテグレーテッドアンプ
発売時期1989年頃
定価77,700円
定格出力100W+100W(8Ω)
120W+120W(6Ω)
周波数特性10Hz~150kHz +0 -3dB
重量16.8kg

▼ 詳しいスペックはこちら

PM-75は、D/Aコンバーターを搭載したプリメインアンプです。アンプ部は100W+100W(8Ω)、120W+120W(6Ω)の定格出力を持ち、ダイナミックパワーは220W+220W(2Ω)、180W+180W(4Ω)、150W+150W(6Ω)です。デジタル入力を持ちながら、アンプ部も力強い仕様になっています。

特徴①|D/Aコンバーターを内蔵した構成

PM-75は、D/Aコンバーター部を内蔵したデジタルインテグレーテッドアンプです。デジタルサンプリング周波数は32kHz、44.1kHz、48kHzに対応し、デジタル入力は同軸0.5Vp-p/75Ω、光-15~-25dBmに対応しています。CDプレイヤーやデジタル機器を直接受けやすい構成です。

  • D/A部SN比:106dB(EIAJ)です。
  • D/A部歪率:0.0035%(EIAJ)です。
  • ダイナミックレンジ:96dBです。

特徴②|100W+100Wのアンプ部

PM-75はスピーカーをしっかり鳴らせる出力がありますか?

PM-75の定格出力は100W+100W(8Ω)、120W+120W(6Ω)です。ダイナミックパワーは2Ω、4Ω、6Ωの値が示されており、負荷変動への余裕を読み取りやすいアンプ部になっています。

全高調波歪率は0.008%(20Hz~20kHz、8Ω負荷)、混変調歪率は0.008%(SMPTE)です。出力帯域幅は10Hz~50kHz(8Ω負荷、THD 0.03%)とされています。

特徴③|MC/MM対応フォノ入力と高レベル入力

PM-75はPhono MCとPhono MMの両方に対応しています。入力感度/インピーダンスはPhono MCが250μV/150Ω、Phono MMが2.5mV/47kΩ、High Levelが150mV/20kΩです。レコード再生とライン入力をまとめて扱えるところが便利です。

フォノ部の主な数値

Phono最大許容入力はMCが20mV、MMが200mVです。RIAA偏差は20Hz~20kHzで±0.3dB、S/N比はPhono MCが72dB、Phono MMが83dBです。

特徴④|ソースダイレクトとワイドレンジ特性

PM-75はソースダイレクト機能を搭載しています。アンプ部の周波数特性は10Hz~150kHz +0 -3dBで、トーンコントロールはBass:100Hz、±8dB、Treble:10kHz、±8dBです。調整機能とストレートな再生を切り替えやすい仕様です。

外形寸法は幅454x高さ151x奥行379mm、重量は16.8kgです。消費電力は200Wで、デジタル部とアンプ部を備えたモデルとして設置しやすいサイズにまとまっています。

特徴⑤|ダイキャスト構造とリモコン対応

PM-75は筐体面にもこだわったモデルですか?

PM-75はダイキャストのサイドパネルやダイキャスト・フレーミングを採用しています。さらに回路基板の微振動にも配慮した構成で、デジタル部を内蔵しながら振動対策も意識したモデルです。

リモコンも標準装備されています。デジタル入力、アナログ入力、フォノ入力をまとめるプリメインアンプとして、当時のマルチソース環境に合わせやすい1台です。

Marantz PM-75と他のヴィンテージプリメインアンプとの比較

ここでは、Marantz PM-75と近い時代・近い思想のヴィンテージプリメインアンプ3機種を、定格値を中心に並べます。

項目Marantz PM-75Marantz PM-95Marantz PM-80DENON PMA-780D
発売時期/価格1989年頃/77,700円1988年頃/360,000円1989年頃/99,800円1987年頃/89,800円
型式デジタルインテグレーテッドアンプデジタルインテグレーテッドアンプステレオプリメインアンプステレオプリメインアンプ
8Ω出力100W+100WABクラス:120W+120W
Aクラス:30W+30W
クラスAB:100W+100W
クラスA:20W+20W
110W+110W
6Ω出力120W+120WABクラス:155W+155W
Aクラス:40W+40W
クラスAB:120W+120W130W+130W
4Ω出力ダイナミックパワー:180W+180WABクラス:190W+190W
Aクラス:50W+50W
クラスAB:140W+140W
全高調波歪率0.008%(20Hz~20kHz、8Ω負荷)0.008%(20Hz~20kHz、8Ω負荷)0.0008%(1kHz、8Ω負荷)0.004%(20Hz~20kHz、55W、8Ω)
周波数特性10Hz~150kHz +0 -3dB10Hz~150kHz +0 -3dBCD・ソースダイレクト:10Hz~100kHz +0 -3dBLine系:4Hz~150kHz +0 -3dB(1W、8Ω)
D/A部32kHz、44.1kHz、48kHz
SN比:106dB
歪率:0.0035%
32kHz、44.1kHz、48kHz
SN比:106dB
歪率:0.003%
周波数特性:5Hz~20kHz ±0.3dB
SN比:105dB
歪率:0.0025%
フォノ入力MC:250μV/150Ω
MM:2.5mV/47kΩ
MC:250μV/100Ω
MM:2.5mV/47kΩ
MC:0.2mV/100Ω
MM:2.5mV/47kΩ
消費電力200W330W220W216W
外形寸法幅454x高さ151x奥行379mm幅454x高さ170x奥行457mm幅454x高さ165x奥行380mm幅434x高さ172x奥行396mm
重量16.8kg27.2kg17.5kg15.6kg

Marantz PM-75とMarantz PM-95の比較

Marantz PM-75とMarantz PM-95との比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:PM-75は100W+100W、PM-95はABクラスで120W+120Wで、出力値はPM-95の方が大きいです。
  • D/A部:どちらも32kHz、44.1kHz、48kHzに対応し、デジタル入力を扱える点は共通しています。
  • 歪率:アンプ部の全高調波歪率はどちらも0.008%で、この項目は同じ数値です。
  • 重量:PM-75は16.8kg、PM-95は27.2kgで、PM-75の方が設置時の負担は軽めです。

Marantz PM-75とMarantz PM-80の比較

Marantz PM-75とMarantz PM-80との比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:どちらも100W+100Wで、8Ωの出力値は同じです。
  • 4Ω出力:PM-75はダイナミックパワー180W+180W、PM-80はクラスABで140W+140Wで、表記の種類が異なります
  • D/A部:PM-75はD/Aコンバーター部を備え、PM-80は―のため、デジタル入力を本体で受けるならPM-75です。
  • 重量:PM-75は16.8kg、PM-80は17.5kgで、近い重量帯のモデルです。

Marantz PM-75とDENON PMA-780Dの比較

Marantz PM-75とDENON PMA-780Dとの比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:PM-75は100W+100W、PMA-780Dは110W+110Wで、数値はPMA-780Dの方が大きいです。
  • 6Ω出力:PM-75は120W+120W、PMA-780Dは130W+130Wで、6ΩでもPMA-780Dが大きい数値です。
  • D/A部:PM-75はD/A部SN比106dB、PMA-780DはDAC部SN比105dBで、SN比の数値はPM-75が1dB高いです。
  • 重量:PM-75は16.8kg、PMA-780Dは15.6kgで、PMA-780Dの方がやや軽いです。

Marantz PM-75とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

Marantz PM-75は、8Ωで100W+100W、6Ωで120W+120Wの定格出力を持つアンプです。ここでは、インピーダンス、許容入力、出力音圧レベルを確認しながら、ヴィンテージスピーカー3機種との組み合わせを考えます。

Marantz PM-75とJBL 4301WXとの組み合わせ

  • 互換性:JBL 4301WXはインピーダンス8Ω、最大許容入力15W(RMS)、出力音圧レベル88dB/W/m(新JIS)です。PM-75は8Ωで100W+100Wのため、小音量から慎重に上げる音量管理が必要です。推奨アンプ出力は―です。
  • 音質の向上:4301WXは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、20cmコーン型と3.6cmコーン型の構成です。周波数特性は45Hz~15kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は2.5kHzです。
  • おすすめの音楽ジャンル:20cmウーファーとバスレフ方式を活かして、ジャズ、ロック、ラジオ音源、ボーカルを近い距離で聴くスタイルに合います。

Marantz PM-75とAR-4xとの組み合わせ

  • 互換性:AR-4xはインピーダンス8Ω、許容入力15W以上(RMS、片ch)です。PM-75は8Ωで100W+100Wのため、過大入力を避けるために控えめな音量から始める運用が合います。推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。
  • 音質の向上:AR-4xは2ウェイ・2スピーカー・アコースティックサスペンション方式・ブックシェルフ型で、20cmコーン型と6cmコーン型の構成です。周波数特性は45Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は1.2kHzです。
  • おすすめの音楽ジャンル:密閉系の落ち着いた低域を活かして、アコースティック、ボーカル、室内楽、古いジャズ録音を穏やかに楽しみたい人に向きます。

Marantz PM-75とBOSE 101MMとの組み合わせ

  • 互換性:BOSE 101MMはインピーダンス6Ω、許容入力45W(rms)、150W(peak)です。PM-75は6Ωで120W+120Wのため、rms入力を意識しながら音量を抑えて使う組み合わせです。推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。
  • 音質の向上:101MMは1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・セッティングフリー型で、11.5cmコーン型を搭載しています。周波数特性は70Hz~17kHzで、クロスオーバー周波数は―です。
  • おすすめの音楽ジャンル:小型バスレフとフルレンジ構成を活かして、ポップス、カフェBGM、ラジオ、軽いジャズを気軽に流す用途に合います。

Marantz PM-75は、100W+100W(8Ω)の出力とD/Aコンバーター部を備えた、デジタル時代らしいプリメインアンプです。

小型スピーカーや入力値の小さいヴィンテージ機では、PM-75の出力に対して音量を控えめに始めるのが大切です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Marantz PM-75の詳細スペック一覧

項目内容
型式デジタルインテグレーテッドアンプ
アンプ部 定格出力100W+100W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)
120W+120W(6Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)
ダイナミックパワー220W+220W(2Ω)
180W+180W(4Ω)
150W+150W(6Ω)
全高調波歪率0.008%(20Hz~20kHz、8Ω負荷)
混変調歪率0.008%(SMPTE)
出力帯域幅10Hz~50kHz(8Ω負荷、THD 0.03%)
周波数特性10Hz~150kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンスPhono MC:250μV/150Ω
Phono MM:2.5mV/47kΩ
High Level:150mV/20kΩ
Phono最大許容入力MC:20mV(1kHz)
MM:200mV(1kHz)
RIAA偏差±0.3dB(20Hz~20kHz)
S/N比Phono MC:72dB
Phono MM:83dB
High Level:105dB
トーンコントロールBass:100Hz、±8dB
Treble:10kHz、±8dB
D/Aコンバーター部 デジタルサンプリング周波数32kHz、44.1kHz、48kHz
D/Aコンバーター部 S/N比106dB(EIAJ)
D/Aコンバーター部 歪率0.0035%(EIAJ)
D/Aコンバーター部 ダイナミックレンジ96dB
デジタル入力同軸:0.5Vp-p/75Ω
光:-15~-25dBm
デジタル出力同軸:0.5Vp-p/75Ω
電源100V、50/60Hz
消費電力200W
外形寸法幅454x高さ151x奥行379mm
重量16.8kg
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