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JBL 4430を徹底解説!【38cmウーファーとバイ・ラジアルホーン】

この記事の概要

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JBL 4430は、38cmウーファーとバイ・ラジアルホーンを組み合わせた2ウェイモニタースピーカーです。

本記事では、JBL 4430の特徴、他のヴィンテージスピーカーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせを整理します。

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目次

JBL 4430の概要と特徴

JBL 4430の簡易スペック
方式2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型
発売時期1981年
定価440,000円(1台、1981年発売)
470,000円(1台、1983年頃)
420,000円(1台、1988年頃)
310,000円(1台、1998年頃)
周波数特性35Hz~16kHz ±3dB
インピーダンス
重量79.5kg(梱包時)

▼ 詳しいスペックはこちら

JBL 4430は、1981年に1台440,000円で発売された2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型スピーカーです。低域に38cmコーン型2235H、高域にホーン型2421A+2344を搭載し、周波数特性は35Hz~16kHz ±3dB、出力音圧レベルは93dB/W/mです。大型2ウェイでモニター的な直進力と広い指向性を狙ったモデルです。

特徴①|38cmウーファー2235Hによる低域構成

JBL 4430は、低域用に38cmコーン型ウーファー2235Hを搭載しています。周波数特性は35Hz~16kHz ±3dBで、エンクロージャー容積は140Lです。大型ウーファーと大容積キャビネットでスケールのある低域を狙う構成になっています。

低域の見どころ

2235Hは38cm級のウーファーで、JBL 4430の音の土台を担います。許容入力は300W(連続プログラム)、ピーク入力は2kW(≦10ms)で、大きな入力余裕を持つモニター系スピーカーとして見られます。

特徴②|100度×100度のバイ・ラジアルホーン

JBL 4430のホーンは部屋の中で広がりやすいですか?

はい。JBL 4430の高域には2421A+2344のホーン型ユニットが使われ、指向性は水平100度、垂直100度です。1.25kHz~16kHzの範囲で示された数値で、軸上だけでなくリスニング位置の広がりも意識したホーン設計です。

特徴③|1kHzクロスオーバーの大型2ウェイ

JBL 4430は2ウェイ構成で、クロスオーバー周波数は1kHzです。38cmウーファーとホーン型高域ユニットを1kHzでつなぐことで、4ウェイとは違うシンプルな音のまとまりを狙っています。

  • 方式:2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型です。
  • 使用ユニット:低域用38cmコーン型(2235H)、高域用ホーン型(2421A+2344)です。
  • クロスオーバー周波数:1kHzです。

特徴④|93dB/W/mの能率と8Ω設計

JBL 4430は小さめの出力のアンプでも鳴らせますか?

はい。JBL 4430はインピーダンス8Ω、出力音圧レベル93dB/W/mです。能率が高めなので、定格出力だけでなく音量管理と部屋の広さも見ながら、無理に大出力へ寄せすぎずに組み合わせを考えやすいスピーカーです。

特徴⑤|幅556mm・高さ908mmの大型フロア型

JBL 4430の外形寸法は幅556x高さ908x奥行480mmで、重量は79.5kg(梱包時)です。家庭用としてはかなり大きなサイズなので、設置場所、左右の間隔、壁からの距離を含めて考えたいスピーカーです。大型モニターを部屋に据える感覚で導入したいモデルです。

JBL 4430と他のヴィンテージスピーカーとの比較

ここでは、JBL 4430と代表的なヴィンテージスピーカーを比べます。方式、ユニット構成、能率、入力、サイズを並べると、4430の大型2ウェイらしさが見えやすくなります。

機種方式出力音圧レベル許容入力
JBL 44302ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型93dB/W/m300W(連続プログラム)
JBL 43434ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型93dB(新JIS)ネットワーク時:75W(RMS)
ALTEC LANSING Model 192ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型101dB/W/m65W(連続プログラム)
YAMAHA NS-1000M3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型90dB/W/m定格入力50W(JIS連続)
最大許容入力100W

JBL 4430とJBL 4343の比較

JBL 4430とJBL 4343との比較は以下の通りです。

  • 方式:JBL 4430は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型、JBL 4343は4ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型です。構成のシンプルさでは4430、ユニット分担の細かさでは4343が候補になります。
  • 使用ユニット:4430は38cmコーン型(2235H)とホーン型(2421A+2344)、4343は38cmコーン型(2231A)、25cmコーン型(2121)、ホーン型(2308+2307+2420)、ホーン型(2405)です。ユニット数では4343が多いです。
  • 周波数特性:4430は35Hz~16kHz ±3dB、4343は35Hz~20kHz ±3dBです。上限帯域の表記では4343が広いです。
  • 許容入力:4430は300W(連続プログラム)、4343はネットワーク時75W(RMS)です。入力値の表記では4430が大きいです。
  • 重量:4430は79.5kg(梱包時)、4343は79kgです。重量は近い大型級です。

JBL 4430とALTEC LANSING Model 19の比較

JBL 4430とALTEC LANSING Model 19との比較は以下の通りです。

  • 方式:JBL 4430もModel 19も2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型です。方式は近い大型2ウェイ同士です。
  • 使用ユニット:4430は38cmコーン型(2235H)とホーン型(2421A+2344)、Model 19は38cmコーン型(前期416-8B/後期416-8Z)とホーン型(802-8G+811B)です。どちらも38cmウーファーとホーンを軸にした構成です。
  • 出力音圧レベル:4430は93dB/W/m、Model 19は101dB/W/mです。能率の数値ではModel 19が大きいです。
  • 許容入力:4430は300W(連続プログラム)、Model 19は65W(連続プログラム)です。入力値では4430が大きいです。
  • 外形寸法:4430は幅556x高さ908x奥行480mm、Model 19は幅762x高さ991x奥行533mmです。横幅と高さではModel 19が大きいです。

JBL 4430とYAMAHA NS-1000Mの比較

JBL 4430とYAMAHA NS-1000Mとの比較は以下の通りです。

  • 方式:4430は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型、NS-1000Mは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型です。方式とサイズ感は大きく異なります
  • 使用ユニット:4430は38cmコーン型とホーン型、NS-1000Mは30cmコーン型、8.8cmドーム型、3.0cmドーム型です。ホーン型の4430、ドーム型中高域のNS-1000Mという違いがあります。
  • 出力音圧レベル:4430は93dB/W/m、NS-1000Mは90dB/W/mです。能率の数値では4430が大きいです。
  • クロスオーバー周波数:4430は1kHz、NS-1000Mは500Hz、6kHz、12dB/octです。ネットワークの分割数ではNS-1000Mが多いです。
  • 重量:4430は79.5kg(梱包時)、NS-1000Mは31kgです。重量では4430がかなり重いです。

JBL 4430とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ

JBL 4430はインピーダンス8Ω、出力音圧レベル93dB/W/m、許容入力300W(連続プログラム)の大型スピーカーです。アンプ出力だけで決めず、部屋の広さとボリューム位置を見ながら鳴らしたいモデルです。ここではTechnics SU-V5、SANSUI AU-D607、Marantz PM-99SEとの組み合わせを見ていきます。

JBL 4430とTechnics SU-V5との組み合わせ

  • 互換性:JBL 4430はインピーダンス8Ω、許容入力300W(連続プログラム)、ピーク入力2kW(≦10ms)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル93dB/W/mです。SU-V5は60W+60W(8Ω)で、負荷インピーダンスはmain or remote:8Ω~16Ωです。4430の8Ω仕様とSU-V5の対応範囲が合い、音量は小さめから調整しやすい組み合わせです。
  • 音質の向上:4430は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式、38cmコーン型(2235H)とホーン型(2421A+2344)、周波数特性35Hz~16kHz ±3dB、クロスオーバー1kHzです。SU-V5はニュークラスA方式で、ホーンの明瞭さに滑らかなアンプの質感を合わせたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:Technics SU-V5のすっきりした方向性と4430のモニター感を生かし、フュージョン、シティポップ、AOR、80年代ロックに向いた組み合わせです。

JBL 4430とSANSUI AU-D607との組み合わせ

  • 互換性:JBL 4430はインピーダンス8Ω、許容入力300W(連続プログラム)、ピーク入力2kW(≦10ms)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル93dB/W/mです。AU-D607は70W+70W(10Hz~20kHz、THD 0.008%、8Ω)、負荷インピーダンス4~16Ωです。8Ωの4430をAU-D607の対応範囲で鳴らし、能率を生かして音量を整えやすい組み合わせです。
  • 音質の向上:4430は水平100度・垂直100度の指向性と1kHzクロスオーバーを持ち、AU-D607はダンピングファクター100(IHF、8Ω)を備えます。38cmウーファーの低域を引き締めながらホーンの押し出しを出したい場合に合わせやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:AU-D607の力感と4430の高能率を生かし、ロック、ソウル、ファンク、ライブ録音に向いた組み合わせです。

JBL 4430とMarantz PM-99SEとの組み合わせ

  • 互換性:JBL 4430はインピーダンス8Ω、許容入力300W(連続プログラム)、ピーク入力2kW(≦10ms)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル93dB/W/mです。PM-99SEはA級30W+30W(8Ω)、AB級130W+130W(8Ω)です。4430の入力余裕とPM-99SEのAB級130Wを合わせ、ボリュームを控えめに始めたい組み合わせです。
  • 音質の向上:4430は38cmコーン型2235Hとホーン型2421A+2344を持ち、PM-99SEは周波数特性10Hz~100kHz +0 -1dB、SN比High Level:111dBです。大型ホーンモニターの情報量を高S/Nなアンプで受けたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:PM-99SEの余裕と4430のスケールを生かし、ジャズビッグバンド、ロック、映画音楽、スタジオ録音に向いた組み合わせです。

JBL 4430は、38cmウーファーとバイ・ラジアルホーンを2ウェイでまとめた、大型モニターらしい存在感を持つスピーカーです。93dB/W/mの能率と300W(連続プログラム)の許容入力を持つため、アンプ選びでは出力値だけでなく音量管理と部屋の鳴り方が大切になります。

設置では左右の間隔、リスニング距離、壁からの距離を取り、ホーンの向きと低域の量感を少しずつ調整するのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

JBL 4430の詳細スペック一覧

方式2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット低域用:38cmコーン型(2235H)
高域用:ホーン型(2421A+2344)
周波数特性35Hz~16kHz ±3dB
指向性(-6dB、1.25kHz~16kHz)
水平:100゜
垂直:100゜
インピーダンス
出力音圧レベル93dB/W/m
許容入力300W(連続プログラム)
ピーク入力2kW(≦10ms)
クロスオーバー周波数1kHz
レベルコントロールミッドレンジ:-∞~+4dB/2kHz
ハイ・フリケンシー:-∞~+2dB/12kHz
エンクロージャー容積140L
外形寸法幅556x高さ908x奥行480mm
重量79.5kg(梱包時)
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