この記事の概要
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Panasonic SH-GE90は、1992年頃に発売されたデジタルサウンドプロセッサです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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Panasonic SH-GE90の概要と特徴

| Panasonic SH-GE90の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | デジタルサウンドプロセッサ |
| 発売時期 | 1992年頃 |
| 定価 | 39,800円 |
| 周波数特性 | 15Hz~20kHz -1dB |
| S/N比 | 86dB以上(EIAJ) |
| 重量 | 3kg |
Panasonic SH-GE90は、デジタルサウンドプロセッサとして、周波数特性15Hz~20kHz -1dB、全高調波歪率0.08%、S/N比86dB以上を持つ機器です。
3素子パラメトリックイコライザ、KEY CON、MIC ECHOなどの項目が定格に記載されており、音場処理と音質調整を一台にまとめた1990年代らしいプロセッサとして楽しめます。
特徴①|デジタルサウンドプロセッサとしての位置づけ

SH-GE90はアンプではなくプロセッサとして見るべきですか?
はい。型式はデジタルサウンドプロセッサです。定格出力を持つアンプではなく、既存の再生システムに加えて音場や音質を調整する機器として考えると自然です。アンプの前後に置く音作りのための周辺機器として見ると、SH-GE90の役割がわかりやすくなります。
特徴②|3素子パラメトリックイコライザ
3素子パラメトリックイコライザのセンター周波数は、Lowが31.5、40、50、63、80、100、125、160、220Hz、Highが315Hzから16kHzまで記載されています。低域の量感と高域の明るさをポイントで整えられるところが、SH-GE90の実用的な部分です。
特徴③|キーコントロールとマイクエコー
SH-GE90は、音楽再生だけでなくカラオケ的な使い方も意識した機能を持っています。KEY CONは-3~+3、0.5度ステップ、MIC ECHOは0.2~1.6secです。ピッチやエコー量を数値で調整できるため、通常のイコライザーより遊びの幅が広いプロセッサです。
特徴④|幅430mm・重量3kgの薄型サイズ



ラックに追加しやすいサイズですか?
外形寸法は幅430x高さ92x奥行290mm、重量は3kgです。消費電力は14Wです。横幅は標準的なコンポサイズに近く、高さ92mmに収まるため、プリメインアンプやCDプレーヤーの近くに追加しやすいサイズです。
Panasonic SH-GE90と他のヴィンテージサウンドプロセッサとの比較


ここでは、Panasonic SH-GE90と、ヴィンテージサウンドプロセッサ/イコライザー3機種を比較します。対象はTechnics SH-GE100、YAMAHA DSP-1、VICTOR SEA-M770です。
| 項目 | Panasonic SH-GE90 | Technics SH-GE100 | YAMAHA DSP-1 | VICTOR SEA-M770 |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | デジタルサウンドプロセッサ | グラフィックイコライザ | DSPプロセッサ | SEAグラフィック・イコライザー |
| 発売時期 | 1992年頃 | ― | 1987年頃 | 1988年 |
| 定価 | 39,800円 | 受注生産品 | 138,000円 | 49,800円 |
| 周波数特性 | 15Hz~20kHz -1dB | 5Hz~50kHz -1dB | 10Hz~100kHz +0 -0.3dB(Main) 20Hz~20kHz +0 -0.3dB(Processing) | ― |
| 全高調波歪率 | 0.08%(1kHz、EIAJ) | 0.001%以下 | ― | 0.008%(1kHz、定格出力1Vrms時) |
| S/N比 | 86dB以上(EIAJ) | 110dB以上(2V) 104dB以上(1V) | ― | 100dB(1V出力時、IHF-A) |
| 調整/プログラム | 3素子パラメトリックイコライザ KEY CON:-3~+3、0.5度ステップ MIC ECHO:0.2~1.6sec | バンドレベルコントロール:+12dB~-12dB 中心周波数:16Hz~25kHz | プログラム数:アコースティックサウンド16 サウンドエフェクト16 ユーザー16 | SEA中心周波数:63、160、400、1k、2.5k、6.3k、16kHz SEA可変範囲:±12dB ±1dB |
| 消費電力 | 14W | 25W | 25W | ― |
| 外形寸法 | 幅430x高さ92x奥行290mm | 幅483x高さ161x奥行335mm | 幅435x高さ72x奥行312mm | 幅435x高さ100x奥行295mm |
| 重量 | 3kg | 9.0kg | 4.5kg | 4.2kg |
Panasonic SH-GE90とTechnics SH-GE100との比較
Panasonic SH-GE90とTechnics SH-GE100との比較は以下の通りです。
- 型式:SH-GE90はデジタルサウンドプロセッサ、SH-GE100はグラフィックイコライザです。SH-GE90は音場処理寄り、SH-GE100は細かな帯域補正寄りです。
- 周波数特性:SH-GE90は15Hz~20kHz -1dB、SH-GE100は5Hz~50kHz -1dBです。記載帯域ではSH-GE100が広いです。
- S/N比:SH-GE90は86dB以上、SH-GE100は110dB以上(2V)です。数値ではSH-GE100が高いです。
- 重量:SH-GE90は3kg、SH-GE100は9.0kgです。設置の軽さではSH-GE90が軽いです。
Panasonic SH-GE90とYAMAHA DSP-1との比較
Panasonic SH-GE90とYAMAHA DSP-1との比較は以下の通りです。
- 型式:SH-GE90はデジタルサウンドプロセッサ、DSP-1はDSPプロセッサです。どちらも音場処理系の機器として見られます。
- プログラム:SH-GE90は3素子パラメトリックイコライザ、KEY CON、MIC ECHOを持ち、DSP-1はアコースティックサウンド16、サウンドエフェクト16、ユーザー16を持ちます。音場プログラム数ではDSP-1が多いです。
- 周波数特性:SH-GE90は15Hz~20kHz -1dB、DSP-1はMainで10Hz~100kHz +0 -0.3dBです。Mainの記載値ではDSP-1が広いです。
- 外形寸法:SH-GE90は幅430x高さ92x奥行290mm、DSP-1は幅435x高さ72x奥行312mmです。高さではDSP-1が低いです。
Panasonic SH-GE90とVICTOR SEA-M770との比較
Panasonic SH-GE90とVICTOR SEA-M770との比較は以下の通りです。
- 型式:SH-GE90はデジタルサウンドプロセッサ、SEA-M770はSEAグラフィック・イコライザーです。SH-GE90は複合的な処理、SEA-M770は帯域補正が中心です。
- 調整周波数:SH-GE90はLowとHighの3素子パラメトリックイコライザ、SEA-M770は63Hz~16kHzの7素子電子SEAです。帯域数ではSEA-M770が多いです。
- 全高調波歪率:SH-GE90は0.08%、SEA-M770は0.008%です。数値ではSEA-M770が低いです。
- 重量:SH-GE90は3kg、SEA-M770は4.2kgです。重量ではSH-GE90が軽いです。
Panasonic SH-GE90とヴィンテージアンプとの組み合わせ


Panasonic SH-GE90は、周波数特性15Hz~20kHz -1dB、S/N比86dB以上、消費電力14Wのデジタルサウンドプロセッサです。ここではライン系の入力を持つアンプに加えて、音場処理やイコライザー調整を楽しむ組み合わせとして、Marantz PM4000、Marantz PM-54DS、Marantz PM-80BLを取り上げます。
Panasonic SH-GE90とMarantz PM4000との組み合わせ
- 互換性:SH-GE90はデジタルサウンドプロセッサで、入力感度/インピーダンスは―、出力レベルは―です。PM4000はHigh Level入力感度/インピーダンスが150mV/20kΩ、ライン入力3系統、テープ入力1系統、CD-R/MD入力1系統を備えます。PM4000側のライン系入力を使い、SH-GE90の出力を上げすぎない音量管理が合います。
- 音質の向上:SH-GE90は周波数特性15Hz~20kHz -1dB、全高調波歪率0.08%、S/N比86dB以上です。PM4000はCD、ソースダイレクトで10Hz~100kHz +0 -3dB、High LevelのS/N比96dBです。PM4000の素直なライン系に、SH-GE90の3素子パラメトリック調整を加えて低域と高域を整えられます。
- おすすめの音楽ジャンル:シティポップ、AOR、歌謡曲、ラジオ感覚のBGMにおすすめです。PM4000の軽快さに、SH-GE90の音場処理を少し加えると聴きやすい雰囲気を作れます。
Panasonic SH-GE90とMarantz PM-54DSとの組み合わせ
- 互換性:SH-GE90はデジタルサウンドプロセッサで、入力感度/インピーダンスは―、出力レベルは―です。PM-54DSはCDのS/N比96dB、Phono MM 85dB、Phono MC 75dB、周波数特性18Hz~70kHzです。CD入力を中心に音量を控えめから合わせ、SH-GE90のエフェクト量を少しずつ決める使い方が向いています。
- 音質の向上:SH-GE90はKEY CON -3~+3、MIC ECHO 0.2~1.6sec、3素子パラメトリックイコライザを備えます。PM-54DSはデジタル対応プリメインアンプで、CD系のS/N比が96dBです。デジタル音源を中心に、音場やエコーを加えて楽しむシステムを作りやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、フュージョン、シンセポップ、カラオケ音源におすすめです。PM-54DSのはっきりした再生に、SH-GE90のキーコントロールやマイクエコーを足す遊び方ができます。
Panasonic SH-GE90とMarantz PM-80BLとの組み合わせ
- 互換性:SH-GE90はデジタルサウンドプロセッサで、入力感度/インピーダンスは―、出力レベルは―です。PM-80BLはHigh Level入力感度/インピーダンスが150mV/33kΩ、テープ入出力端子3系統、プロセッサー端子を備えます。外部プロセッサを組み込みやすい端子構成を使い、効果量を控えめから調整する音量管理が合います。
- 音質の向上:SH-GE90はS/N比86dB以上、周波数特性15Hz~20kHz -1dBです。PM-80BLはCD・ソースダイレクトで10Hz~100kHz +0 -3dB、High LevelのS/N比105dBです。PM-80BLの入力系にSH-GE90を加えることで、A級/AB級の鳴りに音場処理や帯域補正を重ねられます。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズファンク、ライブ盤、ニューウェーブ、80年代ポップスにおすすめです。PM-80BLの厚みを土台に、SH-GE90でホール感や高域の明るさを整える楽しみ方ができます。
Panasonic SH-GE90は、アンプのようにスピーカーを直接鳴らす機器ではなく、再生システムに音場処理やイコライザー調整を加えるデジタルサウンドプロセッサです。周波数特性、歪率、S/N比を見ながら、効果を少しずつ足すと使いやすくなります。
3kgの薄型ボディに、パラメトリックイコライザ、キーコントロール、マイクエコーを収めたSH-GE90は、1990年代のコンポらしい多機能さを味わえる一台です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
詳細スペック一覧
| 機種名 | Panasonic SH-GE90 |
| 発売時期 | 1992年頃 |
| 定価 | 39,800円 |
| 型式 | デジタルサウンドプロセッサ |
| 周波数特性(センターポジション) | 15Hz~20kHz -1dB |
| 全高調波歪率(フルスケール入力時) | 0.08%(1kHz、EIAJ) |
| S/N比(フルスケール入力時) | 86dB以上(EIAJ) |
| 3素子パラメトリックイコライザセンター周波数 | Low:31.5、40、50、63、80、100、125、160、220Hz High:315、450、630、800、1k、1.25k、1.6k、2.2k、3.15k、4.5k、6.3k、8k、10k、12.5k、16kHz |
| KEY CON | -3~+3、0.5度ステップ |
| MIC ECHO | 0.2~1.6sec |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 14W |
| 外形寸法 | 幅430x高さ92x奥行290mm |
| 重量 | 3kg |
