この記事の概要
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YAMAHA DSP-A1は、1997年に発売されたDSP AVアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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YAMAHA DSP-A1の概要と特徴

| YAMAHA DSP-A1の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | DSP AVアンプ |
| 発売時期 | 1997年 |
| 定価 | 280,000円 |
| 定格出力 | メイン:80W+80W(8Ω) 110W+110W(6Ω) センター:80W(8Ω) 110W(6Ω) リア:80W+80W(8Ω) 110W+110W(6Ω) |
| DSPプログラム | Hifi DSP:18種類 Cinema DSP:11種類 AC-3/DTS Cinema DSP:5種類 |
| 重量 | 25.0kg |
YAMAHA DSP-A1は、ドルビーデジタルやDTSに対応したDSP AVアンプです。
メイン/センター/リアに同一クラスのパワーアンプを搭載し、メインは80W+80W(8Ω)と110W+110W(6Ω)の定格出力を持ちます。映画用サラウンドと音楽用HiFi DSPを一台で楽しむためのフラグシップ機として存在感のあるモデルです。
特徴①|DTS/ドルビーデジタル対応のDSP AVアンプ

DSP-A1は映画向けのサラウンド再生に強いアンプですか?
はい。DSP部には、YSS249(ドルビーデジタル/プロロジック)、DSPI56009(DTS)、YSS214を搭載しています。
プログラムはHifi DSP 18種類、Cinema DSP 11種類、AC-3/DTS Cinema DSP 5種類などが記載されています。DTSとドルビーデジタルを含むシネマDSP再生が、DSP-A1の大きな見どころです。
特徴②|メイン/センター/リアを同等出力で駆動
定格出力は、メインが110W+110W(6Ω)、センターが110W(6Ω)、リアが110W+110W(6Ω)です。8Ωでもメイン80W+80W、センター80W、リア80W+80Wが記載されています。フロントだけでなくセンターとリアにも力を入れた構成が、AVアンプとしての完成度につながっています。
特徴③|42ポジション級の音場プログラム
DSP-A1は、音場プログラムの多さも魅力です。
Hifi DSPは18種類、Cinema DSPは11種類、AC-3/DTS Cinema DSPは5種類、Dolby Digital/DTS Digital Sur.は1種類です。センタースピーカーモードやリアスピーカーモード、LFE/Bass outなどの設定も持ちます。音楽、映画、ライブ映像で音場を切り替えながら遊べるのがDSP-A1らしい楽しみ方です。
特徴④|25.0kgの重量級フラグシップ筐体



DSP-A1はサイズや重量も大型ですか?
- 外形寸法は幅473x高さ190.5x奥行473mmです。
- 重量は25.0kgです。
- 消費電力は370Wです。
はい。幅473mm、奥行473mm、重量25.0kgという大型筐体です。電源部には重量級の低インピーダンス電源トランスや大型ブロックコンデンサが使われています。多チャンネルアンプ部とDSP部を支える物量投入型の一台として見ても魅力があります。
YAMAHA DSP-A1と他のヴィンテージAVアンプとの比較


ここでは、YAMAHA DSP-A1と、ヴィンテージAVアンプ3機種を比較します。対象はYAMAHA DSP-A3090、YAMAHA DSP-A2、YAMAHA DSP-R795です。
| 項目 | YAMAHA DSP-A1 | YAMAHA DSP-A3090 | YAMAHA DSP-A2 | YAMAHA DSP-R795 |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | DSP AVアンプ | DSP AVアンプ | DSP AVアンプ | DSP AVアンプ |
| 発売時期 | 1997年 | 1996年頃 | 1998年 | 1999年頃 |
| 定価 | 280,000円 | 248,000円 | 178,000円 | 89,000円 |
| 定格出力 | メイン:80W+80W(8Ω) 110W+110W(6Ω) センター:80W(8Ω) 110W(6Ω) リア:80W+80W(8Ω) 110W+110W(6Ω) | メインアンプ:80W+80W(6Ω) センターアンプ:80W(6Ω) リアアンプ:80W+80W(6Ω) フロントアンプ:30W+30W(6Ω) | メイン:100W+100W(6Ω) センター:100W(6Ω) リア:100W+100W(6Ω) フロントエフェクト:25W+25W | 20Hz~20kHz メイン:85W+85W(6Ω) センター:85W(6Ω) リア:85W+85W(6Ω) |
| 実用最大出力 | メイン:150W+150W(8Ω) センター:150W(8Ω) リア:150W+150W(8Ω) フロント:45W+45W(6Ω) | ― | メイン:140W+140W(6Ω) センター:140W(6Ω) リア:140W+140W(6Ω) フロントエフェクト:40W+40W | メイン:125W+125W(6Ω) センター:125W(6Ω) リア:125W+125W(6Ω) |
| 全高調波歪率 | CD他:0.005% Phono:0.01% | 0.005%(CD他) | 0.005%(CD他) | CD他:0.025% |
| S/N比 | Phono MM:80dB CD、LD他:96dB | Phono MM:80dB CD他:96dB | Phono MM:80dB CD他:96dB | Phono MM:80dB CD他:96dB |
| DSPプログラム | Hifi DSP:18種類 Cinema DSP:11種類 AC-3/DTS Cinema DSP:5種類 Dolby Digital/DTS Digital Sur.:1種類 | 16のCinema DSPプログラム 12のHiFi-DSPプログラム | Cinema DSP/HiFi DSP音声プログラム合計36ポジション | Hifi DSP:5種類 Cinema DSP:17種類 Dolby Prologic:1種類 Dolby Digital:1種類 DTS:1種類 |
| 消費電力 | 370W | 340W | 360W | 310W |
| 外形寸法 | 幅473x高さ190.5x奥行473mm | 幅473x高さ170.5x奥行476.5mm | 幅473x高さ171.5x奥行470mm | 幅435x高さ151x奥行391mm |
| 重量 | 25.0kg | 23.0kg | 21.0kg | 13.0kg |
YAMAHA DSP-A1とYAMAHA DSP-A3090との比較
YAMAHA DSP-A1とYAMAHA DSP-A3090との比較は以下の通りです。
- 定格出力:DSP-A1はメイン110W+110W(6Ω)、DSP-A3090はメイン80W+80W(6Ω)です。メイン出力ではDSP-A1が高いです。
- DSPプログラム:DSP-A1はHifi DSP 18種類、Cinema DSP 11種類などを持ち、DSP-A3090は16のCinema DSPプログラムと12のHiFi-DSPプログラムを持ちます。HiFi DSP数ではDSP-A1が多いです。
- 重量:DSP-A1は25.0kg、DSP-A3090は23.0kgです。筐体の重さではDSP-A1が重いです。
- 消費電力:DSP-A1は370W、DSP-A3090は340Wです。消費電力はDSP-A3090が少ないです。
YAMAHA DSP-A1とYAMAHA DSP-A2との比較
YAMAHA DSP-A1とYAMAHA DSP-A2との比較は以下の通りです。
- 定格出力:DSP-A1はメイン110W+110W(6Ω)、DSP-A2はメイン100W+100W(6Ω)です。メイン出力ではDSP-A1が高いです。
- 実用最大出力:DSP-A1はメイン150W+150W(8Ω)、DSP-A2はメイン140W+140W(6Ω)です。条件が異なるため、インピーダンス込みで見るのが自然です。
- サイズ:DSP-A1は高さ190.5mm、DSP-A2は高さ171.5mmです。高さではDSP-A2が低いです。
- 重量:DSP-A1は25.0kg、DSP-A2は21.0kgです。重量ではDSP-A1が重いです。
YAMAHA DSP-A1とYAMAHA DSP-R795との比較
YAMAHA DSP-A1とYAMAHA DSP-R795との比較は以下の通りです。
- 定格出力:DSP-A1はメイン110W+110W(6Ω)、DSP-R795はメイン85W+85W(6Ω、20Hz~20kHz)です。メイン出力ではDSP-A1が高いです。
- DSPプログラム:DSP-A1はHifi DSP 18種類、Cinema DSP 11種類を持ち、DSP-R795はHifi DSP 5種類、Cinema DSP 17種類を持ちます。HiFi DSP数ではDSP-A1が多いです。
- 外形寸法:DSP-A1は幅473x高さ190.5x奥行473mm、DSP-R795は幅435x高さ151x奥行391mmです。設置のしやすさではDSP-R795が小さいです。
- 定価:DSP-A1は280,000円、DSP-R795は89,000円です。価格ではDSP-R795が低いです。
YAMAHA DSP-A1とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


YAMAHA DSP-A1は、メイン/センター/リアで6Ωと8Ωの定格出力を持つAVアンプです。ここでは、6Ωトールボーイ、8Ω国産3ウェイ、8Ω英国ブックシェルフを組み合わせます。
YAMAHA DSP-A1とYAMAHA NS-300との組み合わせ
- 互換性:YAMAHA NS-300のインピーダンスは6Ω、許容入力は140W、最大入力は400W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dB/2.83V/mです。DSP-A1はメインで110W+110W(6Ω)を持つため、6Ω同士の条件で合わせやすく、音量は許容入力140Wを目安に調整できます。
- 音質の向上:NS-300は2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計です。16cmコーン型x2と3cmドーム型を搭載し、周波数特性は30Hz~35kHz、クロスオーバー周波数は3kHzです。DSP-A1のCinema DSPを使うと、トールボーイ型の低域と広がりを活かしやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:映画音楽、ライブ盤、ロック、フュージョンに向いた組み合わせです。30Hz~35kHzの帯域と91dB/2.83V/mの能率を活かし、迫力と広がりを両方楽しめます。
YAMAHA DSP-A1とAurex SS-510との組み合わせ
- 互換性:Aurex SS-510のインピーダンスは8Ω、定格入力は25W、最大入力は50W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは90dB/W/mです。DSP-A1はメインで80W+80W(8Ω)を持つため、入力25W/最大50Wを意識し、音量は控えめから調整する使い方が合います。
- 音質の向上:SS-510は3ウェイ・3スピーカー・プレッシャーバランス方式・ブックシェルフ型です。25cmコーン型、12cmコーン型、3cmドーム型を搭載し、周波数特性は20Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は800Hz、5kHzです。DSP-A1のBass/Trebleやセンターイコライザーを使うと、古い音源の質感を整えやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:昭和歌謡、ソウル、ジャズ、テレビ音楽に向いた組み合わせです。90dB/W/mの能率と3ウェイ構成により、声の厚みや中域の存在感を楽しみやすいです。
YAMAHA DSP-A1とSPENDOR SP2/3との組み合わせ
- 互換性:SPENDOR SP2/3のインピーダンスは8Ω、最大入力は80W(1996年カタログ記載)と100W(2004年カタログ記載)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは88dB/W/mです。DSP-A1はメインで80W+80W(8Ω)を持つため、8Ω出力と最大入力の記載を見ながら、急な大音量を避けて音量管理すると扱いやすいです。
- 音質の向上:SP2/3は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型です。20cmコーン型と1.9cmドーム型(Scanspeak D2010)を搭載し、周波数特性は60Hz~20kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は3kHzです。DSP-A1のHiFi DSPを控えめに使うと、ボーカルやアコースティック楽器の空間感を足しやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック、室内楽、ジャズボーカル、アコースティックに向いた組み合わせです。88dB/W/mの能率と60Hz~20kHz ±3dBの帯域を踏まえ、音量を上げすぎずに音場の奥行きを楽しむ聴き方に合います。
YAMAHA DSP-A1は、マルチチャンネル出力、DTS/ドルビーデジタル対応、豊富なDSPプログラムを備えた、1990年代AVアンプの濃い魅力を持つ一台です。
2ch音楽から映画音楽、ライブ映像まで、スピーカーの入力値を見ながら丁寧に音量を合わせれば、今でも立体的な音場を楽しめます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
YAMAHA DSP-A1の詳細スペック一覧
| 型式 | DSP AVアンプ |
| 定価 | 280,000円(1997年発売) |
| 定格出力 | メイン:80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD0.015%) 110W+110W(6Ω、20Hz~20kHz、THD0.015%) センター:80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD0.015%) 110W(6Ω、20Hz~20kHz、THD0.015%) リア:80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD0.015%) 110W+110W(6Ω、20Hz~20kHz、THD0.015%) フロント:25W+25W(8Ω、20Hz~20kHz、THD0.05%) 35W+35W(6Ω、20Hz~20kHz、THD0.05%) |
| 実用最大出力(EIAJ) | メインアンプ:150W+150W(8Ω) センターアンプ:150W(8Ω) リアアンプ:150W+150W(8Ω) フロントアンプ:45W+45W(6Ω) |
| ダンピングファクター | 200以上(20Hz~20kHz、L/C/R、8Ω) |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ CD他:150mV/47kΩ Main in:1V/47kΩ |
| 出力レベル/インピーダンス | Rec out:150mV/1.0kΩ Pre out:1V/1.2kΩ |
| 最大出力 | 3V(20Hz~20kHz、THD1%、Pre out、Main L/R) |
| ヘッドホン出力/インピーダンス | CD他:0.2V/100Ω(50mV、8Ω) |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.5dB |
| RIAA偏差 | Phono:20Hz~20kHz ±0.5dB |
| 全高調波歪率 | CD他:0.005%(メイン、センターアンプ、1/2定格出力時) Phono:0.01% |
| S/N比 | Phono MM:80dB(2.5mV) CD、LD他:96dB |
| 残留ノイズ | 150μV(Main L/R、SP out) |
| チャンネルセパレーション | CD他:70dB/60dB(1kHz/10kHz) |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(50Hz、L/C/R連動) Treble:±10dB(20kHz、L/C/R連動) |
| Bass Extension | +6dB(70Hz、L/R) |
| センターイコライザー | 5バンドグラフィックイコライザー 中心周波数:100Hz/300Hz/1kHz/3kHz/10kHz Gain:±6dB Q:0.7 |
| A/Dコンバーター | 128倍オーバーサンプリング デルタシグマ方式24ビットA/D fs=48kHz |
| D/Aコンバーター | 8倍オーバーサンプリング デルタシグマ方式24ビットD/A |
| デコーダー | YSS249(ドルビーデジタル/プロロジック) DSPI56009(DTS) |
| DSP-LSI/RAM | YSS214(1個)/1M PS-RAM(3個) |
| スピーカーモード | センター:Large/Small/None リア:Large/Small メイン:Large/Small |
| LFE/Bass out | SW/Main/Both |
| プログラム | Hifi DSP:18種類 Cinema DSP:11種類 Dolby Prologic:1種類 AC-3/DTS Cinema DSP:5種類 Dolby Digital/DTS Digital Sur.:1種類 |
| ACアウトレット | Switched:2系統、Total 100Wmax Unswitched:1系統、200Wmax |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 370W |
| 外形寸法 | 幅473x高さ190.5x奥行473mm (ボリュームノブ及びスピーカーターミナル含む) |
| 重量 | 25.0kg |
