この記事の概要
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JBL 4307は、25cmホワイトコーンウーファーとホーン型高域を組み合わせた3ウェイブックシェルフスピーカーです。
本記事では、JBL 4307の特徴、他のヴィンテージスピーカーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせを整理します。

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JBL 4307の概要と特徴

| JBL 4307の簡易スペック | |
|---|---|
| 方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
| 発売時期 | 2007年12月 |
| 定価 | 76,000円(1台、2007年12月発売) 78,000円(1台、2020年頃) |
| 周波数特性 | 45Hz~45kHz |
| インピーダンス | 6Ω |
| 重量 | 16.6kg(グリル含む) |
JBL 4307は、2007年12月に1台76,000円で発売された3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型スピーカーです。
低域に25cmコーン型、中域に12.5cmコーン型、高域にホーン型(3.8cmリングツィーター+ホーン)を搭載し、周波数特性は45Hz~45kHz、インピーダンスは6Ωです。30cm系コントロールモニターと小型ホーンモニターの中間に置きやすいミドルサイズとして見られます。
特徴①|25cmホワイトコーンのミドルサイズ
JBL 4307の低域には25cmコーン型ウーファーが搭載されています。
振動板には無漂白・無着色のピュアパルプホワイトコーンが使われ、ブックシェルフ型ながら低域側は45Hzまで示されています。30cm級より設置しやすく、20cm級より余裕を感じやすい25cm構成が4307の立ち位置です。
特徴②|12.5cmミッドレンジを持つ3ウェイ構成

JBL 4307はボーカル帯域も専用ユニットで鳴らしますか?
はい。中域には12.5cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。クロスオーバー周波数は1.5kHz、6.5kHzで、低域・中域・高域を3つのユニットで分担します。ボーカルやギターの中心帯域を中域専用ユニットに任せる3ウェイ構成です。
ミッドレンジにはピュアパルプコーンが使われています。表面に高分子ポリマーをコーティングし、ダブルプリーツ・クロスエッジを採用した構成で、3ウェイらしい中域の見通しを狙った設計です。
特徴③|3.8cmリングツィーターとホーン
- 高域ユニット:ホーン型(3.8cmリングツィーター+ホーン)です。
- 周波数特性:45Hz~45kHzです。
- クロスオーバー周波数:1.5kHz、6.5kHzです。
4307の高域には、3.8cmリングツィーターとアルミダイキャスト製アウターホーンを組み合わせたユニットが使われています。JBLらしいホーンの表情を、ブックシェルフ型のサイズで楽しめる点が魅力です。
特徴④|中域・高域を独立調整できる



JBL 4307は部屋に合わせて音色を整えられますか?
はい。中域と高域の出力レベルをそれぞれ独立して調整できる連続可変アッテネーターボリュームを搭載しています。壁との距離やリスニング位置で印象が変わるため、中域と高域の出方を耳で確認しながら整えられる点は実用的です。
特徴⑤|2ポートバスレフとインラインレイアウト
エンクロージャーはバスレフ方式で、バスレフポートを2つ備えています。ユニットはフロントバッフルの中心軸上に揃えるインラインレイアウトで配置されています。外形寸法は幅328x高さ545x奥行300mmで、ミドルサイズのブックシェルフ型として設置しやすい横幅に収められています。
JBL 4307と他のヴィンテージスピーカーとの比較


ここでは、JBL 4307とJBLのモニター系スピーカーを比べます。25cm 3ウェイの4307、30cm 3ウェイの4318、小型2ウェイの4305H、小型3ウェイの4312Mを並べると、サイズとユニット構成の違いが見えやすくなります。
| 機種 | 方式 | 周波数特性 | 重量 |
|---|---|---|---|
| JBL 4307 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 | 45Hz~45kHz | 16.6kg(グリル含む) |
| JBL 4318 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 | 50Hz~40kHz -6dB | 19.5kg |
| JBL 4305H | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 | 50Hz~35kHz | 11.5kg |
| JBL 4312M | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計 | 60Hz~40kHz | 4.0kg |
JBL 4307とJBL 4318の比較
JBL 4307とJBL 4318との比較は以下の通りです。
- 方式:4307は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式、4318も3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式です。基本方式は同じ3ウェイモニター系です。
- 低域ユニット:4307は25cmコーン型、4318は30cmコーン型(2213Nd)です。ウーファー径では4318が大きいです。
- 周波数特性:4307は45Hz~45kHz、4318は50Hz~40kHz -6dBです。表記上の上下限では4307が広いです。
- 出力音圧レベル:4307は91dB/2.83V/m、4318は92dB/2.83V/mです。能率の数値では4318が少し大きいです。
- 重量:4307は16.6kg(グリル含む)、4318は19.5kgです。重量では4318が重いです。
JBL 4307とJBL 4305Hの比較
JBL 4307とJBL 4305Hとの比較は以下の通りです。
- 方式:4307は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式、4305Hは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式です。ユニット数では4307が多いです。
- 低域ユニット:4307は25cmコーン型、4305Hは20cmコーン型です。ウーファー径では4307が大きいです。
- 周波数特性:4307は45Hz~45kHz、4305Hは50Hz~35kHzです。上下の帯域表記では4307が広いです。
- 許容入力:4307は150W(music)、4305Hは75W(music)です。入力値では4307が大きいです。
- 重量:4307は16.6kg(グリル含む)、4305Hは11.5kgです。軽さでは4305Hが扱いやすいです。
JBL 4307とJBL 4312Mの比較
JBL 4307とJBL 4312Mとの比較は以下の通りです。
- 方式:4307は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式、4312Mも3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式です。どちらも3ウェイ構成です。
- 低域ユニット:4307は25cmコーン型、4312Mは13.3cmコーン型です。ウーファー径では4307が大きいです。
- インピーダンス:4307は6Ω、4312Mは4Ωです。アンプ側の負荷確認は4312Mのほうが低い数値です。
- 許容入力:4307は150W(music)、4312Mは75W(RMS)です。入力値では4307が大きいです。
- 外形寸法:4307は幅328x高さ545x奥行300mm、4312Mは幅181x高さ300x奥行180mmです。設置サイズでは4312Mが小さいです。
JBL 4307とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ


JBL 4307はインピーダンス6Ω、許容入力150W(music)、出力音圧レベル91dB/2.83V/mの3ウェイブックシェルフ型です。6Ω負荷と150W(music)の入力値を見ながら、音量位置を少しずつ合わせることが大切です。ここではDENON PMA-2000、Marantz PM-80、SANSUI AU-D907との組み合わせを見ていきます。
JBL 4307とDENON PMA-2000との組み合わせ
- 互換性:JBL 4307はインピーダンス6Ω、許容入力150W(music)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル91dB/2.83V/mです。PMA-2000は160W+160W(4Ω、1kHz、THD 0.7%)、80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)で、スピーカー出力端子A/Bは4Ω~16Ωです。4307の6Ω仕様をAまたはB端子で使い、音量を控えめに始めやすい組み合わせです。
- 音質の向上:4307は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、25cmコーン型、12.5cmコーン型、ホーン型(3.8cmリングツィーター+ホーン)を搭載し、45Hz~45kHzです。PMA-2000はUHC MOSとツイン・モノラル構成を持ち、25cmウーファーの厚みとホーン高域の輪郭を整えたい場合に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:4307のホーン高域とPMA-2000の力感を生かし、ロック、フュージョン、シティポップ、ライブ録音に向いた組み合わせです。
JBL 4307とMarantz PM-80との組み合わせ
- 互換性:JBL 4307はインピーダンス6Ω、許容入力150W(music)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル91dB/2.83V/mです。PM-80はクラスABで120W+120W(6Ω)、100W+100W(8Ω)、140W+140W(4Ω)、クラスAで20W+20W(8Ω)です。6Ω時の定格出力が確認でき、4307の負荷条件を見ながら音量を合わせやすい組み合わせです。
- 音質の向上:4307は中域と高域の連続可変アッテネーターを備え、クロスオーバー周波数は1.5kHz、6.5kHzです。PM-80はCD・ソースダイレクトで10Hz~100kHz +0 -3dB、ダンピングファクター180(8Ω負荷、20Hz~10kHz)を持ちます。中高域を調整しながらスピード感を出したい場合に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:4307の明るい表情とPM-80のA級/AB級切替を生かし、AOR、ボーカル、ジャズ、80年代ポップスに向いた組み合わせです。
JBL 4307とSANSUI AU-D907との組み合わせ
- 互換性:JBL 4307はインピーダンス6Ω、許容入力150W(music)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル91dB/2.83V/mです。AU-D907は100W+100W(10Hz~20kHz、THD 0.008%、8Ω)で、負荷インピーダンスは4~16Ωです。4307の6Ω仕様がAU-D907の対応範囲に入り、音量を段階的に整えやすい組み合わせです。
- 音質の向上:4307は2ポートのバスレフ方式で、25cmウーファーとホーン型高域を組み合わせています。AU-D907はダンピングファクター100(IHF、両ch動作、1kHz、8Ω)で、低域の押し出しと中域の厚みを意識したい場合に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:4307のモニター系の輪郭とAU-D907の濃さを生かし、ハードロック、ソウル、ファンク、昭和歌謡に向いた組み合わせです。
JBL 4307は、25cmウーファー、12.5cmミッドレンジ、3.8cmリングツィーター+ホーンを組み合わせた、ミドルサイズの3ウェイブックシェルフ型です。6Ω、150W(music)、91dB/2.83V/mという数値からも、出力に余裕のあるアンプで音量を丁寧に合わせたいモデルです。
設置では、壁との距離、2つのバスレフポートの低域の出方、中域・高域アッテネーターの位置を調整しながら、部屋に合うバランスを探すのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
JBL 4307の詳細スペック一覧
| 方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
| 使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 中域用:12.5cmコーン型 高域用:ホーン型(3.8cmリングツィーター+ホーン) |
| 周波数特性 | 45Hz~45kHz |
| 許容入力 | 150W(music) |
| インピーダンス | 6Ω |
| 出力音圧レベル | 91dB/2.83V/m |
| クロスオーバー周波数 | 1.5kHz、6.5kHz |
| 外形寸法 | 幅328x高さ545x奥行300mm(奥行きはグリル含む) |
| 重量 | 16.6kg(グリル含む) |
| 定価 | 76,000円(1台、2007年12月発売) 78,000円(1台、2020年頃) |
