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Technics SU-V7を徹底解説!【ニュークラスAとリニアフィードバック】

この記事の概要

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Technics SU-V7は、1980年に64,800円で発売されたインテグレーテッドDCアンプです。20Hz〜20kHzで80W+80W(8Ω、0.003%)、ストレートDC時の周波数特性は20Hz〜20kHz +0 -0.2dBで、ニュークラスAとリニアフィードバックを組み合わせたプリメインアンプとして整理できます。

本記事では、Technics SU-V7の特徴、他のヴィンテージプリメインアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせをまとめます。

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目次

Technics SU-V7の概要と特徴

Technics SU-V7の簡易スペック
型式インテグレーテッドDCアンプ
発売時期/価格1980年/64,800円
実効出力80W+80W(4Ω、0.007%)
80W+80W(8Ω、0.003%)
全高調波歪率0.003%(定格出力-3dB、20Hz〜20kHz)
周波数特性ストレートDC:20Hz〜20kHz +0 -0.2dB
0.5Hz〜170kHz +0 -3dB
SN比100dB(IHF-A、ストレートDC)
負荷インピーダンスmain or remote:4Ω〜16Ω
main and remote:8Ω〜16Ω
重量9.5kg

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SU-V7は、Tuner/Aux入力からスピーカー出力までの総合特性が細かく示されたアンプです。

80W+80W(8Ω、0.003%)、ダンピングファクター60、SN比100dBという数値から、中型から大型スピーカーまで力強く鳴らしやすい設計が読み取れます。

特徴①|ニュークラスAとリニアフィードバック

SU-V7は歪を抑える回路に特徴がありますか?

はい。SU-V7はニュークラスAアンプ技術をベースに、リニアフィードバックを搭載しています。定格では全高調波歪率0.003%(定格出力-3dB、20Hz〜20kHz)とされ、低歪率を強く意識したアンプとして位置づけられます。

特徴②|ストレートDC時の広帯域特性

SU-V7は、ストレートDC時の周波数特性が20Hz〜20kHz +0 -0.2dBです。さらに0.5Hz〜170kHz +0 -3dBという広い帯域も示されており、信号経路をすっきり使ったワイドレンジ志向が特徴です。

特徴③|MM/MC対応のフォノ入力

  • Phono MM:2.5mV/47kΩです。
  • Phono MC:170μV/220Ωです。
  • Phono最大許容入力:MM 150mV、MC 10mVです。
  • RIAA偏差:±0.5dBです。

MMだけでなくMCにも対応しているため、レコードプレーヤーとの組み合わせも考えやすいアンプです。フォノSN比はMM 86dB、MC 68dBです。

特徴④|4Ω〜16Ω対応のスピーカー出力

SU-V7は6Ωや8Ωのスピーカーにも合わせやすいですか?

はい。負荷インピーダンスはmain or remoteで4Ω〜16Ω、main and remoteで8Ω〜16Ωです。1組接続なら6Ωや8Ωのスピーカーを選びやすい仕様で、ダンピングファクターは60(8Ω)です。

使いこなしのポイント

SU-V7はSubsonic 20Hz/-12dB oct、High 7kHz/-6dB octのフィルターも備えています。レコード再生時は、低域の不要な揺れや高域ノイズを必要に応じて整えられる点も実用的です。

Technics SU-V7と他のヴィンテージプリメインアンプとの比較

ここでは、Technics SU-V7と、ヴィンテージプリメインアンプ3機種を定格値で並べます。

項目Technics SU-V7YAMAHA A-7SANSUI AU-D707Pioneer SA-8800
発売時期/価格1980年/64,800円1981年頃/89,000円1979年頃/95,000円1975年頃/58,500円
型式インテグレーテッドDCアンプステレオプリメインアンプワイドレンジDCプリメインアンプステレオプリメインアンプ
実効出力80W+80W(4Ω、0.007%)
80W+80W(8Ω、0.003%)
120W+120W(8Ω、20Hz〜20kHz、0.007%)90W+90W(8Ω、10Hz〜20kHz、THD 0.008%)
90W+90W(8Ω、1kHz、THD 0.003%)
45W+45W(4Ω)
40W+40W(8Ω)
全高調波歪率0.003%(定格出力-3dB、20Hz〜20kHz)Tuner→SP out(60W):0.005%0.008%以下(10Hz〜20kHz、実効出力時、8Ω)0.1%以下(実効出力時)
0.05%以下(20W/1W出力時、8Ω)
周波数特性ストレートDC:20Hz〜20kHz +0 -0.2dB
0.5Hz〜170kHz +0 -3dB
Tuner、Aux、Tape:20Hz〜20kHz +0 -2dBAUX、Tuner、Tape Play:5Hz〜100kHz +0 -1dBTuner、Aux、Tape PB:10Hz〜50kHz +0 -1dB
ダンピングファクター60(8Ω)55(8Ω、1kHz)100(IHF、両ch動作、1kHz、8Ω)25以上(8Ω)
Phono MM2.5mV/47kΩ2.5mV/100kΩ、47kΩ、33kΩ、100Ω2.5mV/47kΩ2.5mV/50kΩ
Phono MC170μV/220Ω160μV/100Ω0.1mV/100Ω
ライン入力Tuner、Aux、Tape:150mV/27kΩTuner、Aux、Tape:150mV/47kΩAUX、Tuner、Tape Play:150mV/47kΩTuner、Aux、Tape PB:150mV/50kΩ
負荷インピーダンスmain or remote:4Ω〜16Ω
main and remote:8Ω〜16Ω
4〜16ΩSpeaker A・B:4Ω〜16Ω
Speaker A+B:8Ω〜16Ω
消費電力140W215W230W100W(定格)
280W(最大)
外形寸法幅430x高さ120x奥行362mm幅435x高さ133x奥行365mm幅430x高さ168x奥行428mm幅420x高さ150x奥行345mm
重量9.5kg10.3kg20.1kg10.9kg

Technics SU-V7とYAMAHA A-7の比較

Technics SU-V7とYAMAHA A-7との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:SU-V7は80W+80W(8Ω)、A-7は120W+120W(8Ω)で、出力値はA-7が大きいです。
  • 歪率:SU-V7は0.003%、A-7はTuner→SP out(60W)で0.005%で、低歪率の見せ方はSU-V7が印象的です。
  • Phono MC:SU-V7は170μV/220Ω、A-7は160μV/100Ωで、MC入力条件に違いがあります
  • 重量:SU-V7は9.5kg、A-7は10.3kgで、設置時の重量感は近い範囲です。

Technics SU-V7とSANSUI AU-D707の比較

Technics SU-V7とSANSUI AU-D707との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:SU-V7は80W+80W(8Ω)、AU-D707は90W+90W(8Ω)で、出力値はAU-D707が少し大きいです。
  • ダンピングファクター:SU-V7は60、AU-D707は100で、数値はAU-D707が高いです。
  • ライン周波数特性:SU-V7は0.5Hz〜170kHz +0 -3dB、AU-D707は5Hz〜100kHz +0 -1dBで、どちらもワイドレンジ志向です。
  • 重量:SU-V7は9.5kg、AU-D707は20.1kgで、筐体重量はAU-D707がかなり重いです。

Technics SU-V7とPioneer SA-8800の比較

Technics SU-V7とPioneer SA-8800との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:SU-V7は80W+80W(8Ω)、SA-8800は40W+40W(8Ω)で、出力値はSU-V7が大きいです。
  • ダンピングファクター:SU-V7は60、SA-8800は25以上で、数値はSU-V7が高いです。
  • Phono MC:SU-V7はMC入力を備え、SA-8800はMC入力が―で、MCカートリッジ利用ではSU-V7が使いやすいです。
  • 価格:SU-V7は64,800円、SA-8800は58,500円で、発売時価格は近い帯域です。

Technics SU-V7とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

SU-V7はmain or remoteで4Ω〜16Ωに対応し、8Ωで80W+80Wの出力を持つアンプです。ここでは、6Ω〜8Ωで能率の高いスピーカーを中心に、音量管理を含めた組み合わせを考えます。

Technics SU-V7とYAMAHA NS-451との組み合わせ

  • 互換性:NS-451は8Ω、定格入力25W、最大許容入力50W、出力音圧レベル92dB/W/mです。SU-V7は8Ωで80W+80Wなので、音量を控えめから中程度に保つ運用が合います。推奨アンプ出力は―です。
  • 音質の向上:NS-451は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式で、20cmコーン型と5cm複合型を搭載しています。再生周波数帯域は50Hz〜20kHz、クロスオーバーは2kHzで、SU-V7の低歪な出力で軽快に鳴らしやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ポップス、フォーク、女性ボーカル、ライトジャズに向きます。明るく聴きやすい中高域を楽しみたい音源に合わせやすい構成です。

Technics SU-V7とCORAL X-Vとの組み合わせ

  • 互換性:X-Vは6Ω、プログラムソース入力110W、瞬間最大入力220W、出力音圧レベル92dB/W/mです。SU-V7は4Ω〜16Ω対応なので、6Ωスピーカーとして音量を段階的に上げる使い方がしやすいです。推奨アンプ出力は―です。
  • 音質の向上:X-Vは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、26cmコーン型、7cmドーム型、2cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は30Hz〜35kHz、クロスオーバーは600Hz/6kHzで、ワイドレンジなSU-V7と帯域の広さを活かしやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、シティポップ、フュージョン、電子音楽に向きます。低域の厚みと高域の伸びを両方楽しみたい音源に合います。

Technics SU-V7とPioneer S-701との組み合わせ

  • 互換性:S-701は6Ω、最大入力200W(EIAJ)、出力音圧レベル92dB/W/mです。SU-V7はmain or remoteで4Ω〜16Ωに対応するため、6Ωの大型ブックシェルフとして余裕を見ながら鳴らせる条件です。推奨アンプ出力は―、音量管理はメーターや聴感で過大入力を避けるのが基本です。
  • 音質の向上:S-701は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、32cmコーン型、10cmコーン型、リボン型を搭載しています。再生周波数帯域は30Hz〜50000Hz、クロスオーバーは500Hz/4000Hzで、SU-V7の駆動力とS-701の広帯域ユニット構成を活かしやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、ジャズフュージョン、オーケストラ、ライブ盤に向きます。スケール感と高域の切れ味を楽しみたい音源に合わせやすい構成です。

Technics SU-V7は、80W+80Wの出力、4Ω〜16Ω対応、ストレートDC時の広帯域特性を備えたプリメインアンプです。能率92dB級のスピーカーと組み合わせると、音量を無理に上げずに楽しみやすくなります。

ニュークラスAやリニアフィードバックの個性を活かすなら、スピーカーの許容入力を確認しながら、余裕を残したボリューム位置で聴くのが扱いやすいでしょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Technics SU-V7の詳細スペック一覧

型式インテグレーテッドDCアンプ
実効出力(20Hz〜20kHz)80W+80W(4Ω、0.007%)
80W+80W(8Ω、0.003%)
全高調波歪率0.003%(定格出力-3dB、20Hz〜20kHz)
パワーバンド幅5Hz〜100kHz(THD 0.02%)
周波数特性(ストレートDC)20Hz〜20kHz +0 -0.2dB
0.5Hz〜170kHz +0 -3dB
TIM測定不能
SN比100dB(IHF-A、ストレートDC)
残留ノイズ550μV(ストレートDC)
ダンピングファクター60(8Ω)
負荷インピーダンスmain or remote:4Ω〜16Ω
main and remote:8Ω〜16Ω
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:170μV/220Ω
Tuner、Aux、Tape:150mV/27kΩ
Phono最大許容入力MM:150mV
MC:10mV
プリ部全高調波歪率Phono MM→Rec out(5V):0.005%
Phono SN比MM:86dB
MC(250μV入力):68dB
Phono周波数特性20Hz〜20kHz
RIAA ±0.5dB
トーンコントロールBass:±10dB(50Hz)
Treble:±10dB(20kHz)
フィルターHigh:7kHz、-6dB/oct
Subsonic:20Hz、-12dB/oct
ラウドネスコントロール+9dB(50Hz、Volume -30dB)
プリ部出力電圧Rec out:150mV
電源AC100V、50Hz/60Hz
消費電力140W
外形寸法幅430x高さ120x奥行362mm
重量9.5kg
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