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Technics(テクニクス) SL-Q300を徹底解説!【クォーツDDフルオートプレイヤーシステム】

この記事の概要

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Technics SL-Q300は、1983年に発売されたクォーツDDフルオートプレイヤーシステムです。

クォーツ制御のダイレクトドライブ、31.2cmアルミダイカスト製ターンテーブル、プラグインコネクタMM型カートリッジを備えた、操作性の高いレコードプレイヤーです。

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目次

Technics SL-Q300の概要と特徴

Technics SL-Q300の簡易スペック
型式クォーツDDフルオートプレイヤーシステム
発売時期1983年
定価49,800円
駆動方式ダイレクトドライブ
制御方式クォーツ制御
ワウフラッター0.025%W.R.M.S(JIS C5521)
0.012%W.R.M.S(回転部のみ)
重量4.5kg

▼ 詳しいスペックはこちら

Technics SL-Q300は、ブラシレスDCモーターを用いたダイレクトドライブ方式のフルオートプレイヤーです。回転数は33・1/3、45rpmに対応し、S/N比は78dB(DIN-B、IEC98A weighted)です。前面操作で扱えるフルオート機構と、クォーツ制御の安定感をあわせ持つモデルです。

特徴①|クォーツ制御のダイレクトドライブ

SL-Q300は、クォーツ制御のダイレクトドライブ方式を採用しています。駆動モーターはブラシレスDCモーターで、ターンテーブルは31.2cmアルミダイカスト製です。レコード再生で大切な回転の安定感を重視した構成になっています。

特徴②|フルオートで気軽に再生できる

SL-Q300は初心者でも操作しやすいプレイヤーですか?

フルオートプレイヤーなので、スタート操作からアームの動作まで自動化されています。操作ボタンを前面に配置しているため、ダストカバーを閉じたままでも操作できます。レコードを日常的に気軽に聴きたい人に向いた操作体系です。

特徴③|プラグインコネクタMM型カートリッジ

カートリッジまわりの確認点

カートリッジはプラグインコネクタMM型で、自重は6gです。針圧調整範囲は1.0g~1.5g、交換針はEPS-30ESです。MM入力を持つアンプと組み合わせやすい仕様になっています。

特徴④|低めの筐体とTNRCキャビネット

  • 外形寸法は幅430x高さ100x奥行375mmです。
  • 重量は4.5kgです。
  • 電源はAC100V、50Hz/60Hzです。

高さ100mmの低めの筐体なので、ラック内にも収めやすいサイズです。上部・下部キャビネット、底ベースにTNRCを用いた構成で、設置性と振動対策のバランスを考えたプレイヤーといえます。

Technics SL-Q300と他のヴィンテージレコードプレイヤーとの比較

ここでは、Technics SL-Q300と、Technics SL-Q2、Technics SL-Q3、Technics SL-QL1を比べます。クォーツDD系の中でも、S字アーム、フルオート、リニアトラッキングという違いが見えやすい3機種です。

項目Technics SL-Q300Technics SL-Q2Technics SL-Q3Technics SL-QL1
発売時期/価格1983年/49,800円1979年頃/44,800円1979年頃/49,800円1980年頃/79,800円
型式クォーツDDフルオートプレイヤーシステムクォーツフェイズロックドコントロール
ダイレクトドライブフルオートマチックプレイヤーシステム
クォーツフェイズロックドコントロール
ダイレクトドライブフルオートマチックプレイヤーシステム
クォーツDDリニアトラッキングフルオートプレイヤー
駆動方式ダイレクトドライブダイレクトドライブダイレクトドライブダイレクトドライブ
駆動モーターブラシレスDCモーターブラシレスDCモーターブラシレスDCモーターブラシレスDCモーター
制御方式クォーツ制御クォーツフェイズロックドコントロールクォーツフェイズロックドコントロールクォーツPLL
ターンテーブル31.2cmアルミダイカスト製31.2cmアルミダイカスト製31.2cmアルミダイカスト製アルミダイカスト製、直径31.2cm
回転数33・1/3、45rpm33・1/3、45rpm33・1/3、45rpm33・1/3、45rpm
オートセレクト(マニュアル可)
ワウ・フラッター0.025%W.R.M.S(JIS C5521)
0.012%W.R.M.S(回転部のみ)
0.025%W.R.M.S(JIS C5521)
0.012%W.R.M.S(回転部のみ)
0.025%W.R.M.S(JIS C5521)
0.012%W.R.M.S(回転部のみ)
0.012%W.R.M.S.(JIS C5521、回転部のみ)
0.025%W.R.M.S.(JIS C5521)
±0.035%Weighted zero to peak(IEC98A weighted)
S/N比78dB(DIN-B、IEC98A weighted)78dB(IEC98A weighted)78dB(IEC98A weighted)78dB DIN-B(IEC98A weighted)
56dB DIN-A(IEC98A unweighted)
トーンアームユニバーサルS字型
スタティックバランス
ジンバルサスペンション方式
ユニバーサルS字型
スタティックバランス
ジンバルサスペンション方式
ダイナミックバランス型リニアトラッキングアーム
ジンバルサスペンション軸受構造
回転軸感度7mg(水平垂直初動感度)7mg(水平・垂直初動感度)7mg(水平・垂直初動感度)
針圧調整範囲1.0g~1.5g0~2.5g0~2.5g
カートリッジプラグインコネクタMM型カートリッジMM型ステレオカートリッジMM型ステレオカートリッジプラグインコネクタMM型ステレオカートリッジ
交換針EPS-30ES(6,000円)EPS-207ED(楕円針、6,000円)EPS-207ED(楕円針、6,000円)EPS-202ED(10,000円)
外形寸法幅430x高さ100x奥行375mm幅430x高さ130x奥行375mm幅430x高さ130x奥行375mm幅430x高さ88x奥行350mm
重量4.5kg7.0kg7.2kg7kg

Technics SL-Q300とTechnics SL-Q2との比較

Technics SL-Q300とTechnics SL-Q2との比較は以下の通りです。

  • 重量:SL-Q300は4.5kg、SL-Q2は7.0kgです。設置や移動の軽さではSL-Q300が軽量です。
  • 針圧調整範囲:SL-Q300は1.0g~1.5g、SL-Q2は0~2.5gです。調整幅ではSL-Q2が広めです。
  • 回転性能:ワウ・フラッターはどちらも0.025%W.R.M.S(JIS C5521)と0.012%W.R.M.S(回転部のみ)です。数値上の回転性能は近い内容です。

Technics SL-Q300とTechnics SL-Q3との比較

Technics SL-Q300とTechnics SL-Q3との比較は以下の通りです。

  • 価格:SL-Q300は1983年発売で49,800円、SL-Q3は1979年頃で49,800円です。価格表記は同じです。
  • 高さ:SL-Q300は高さ100mm、SL-Q3は高さ130mmです。ラック内の収まりではSL-Q300が低めです。
  • アーム:SL-Q300はトーンアーム形式が―、SL-Q3はユニバーサルS字型・スタティックバランス・ジンバルサスペンション方式です。アーム仕様の情報量ではSL-Q3が細かく示されています。

Technics SL-Q300とTechnics SL-QL1との比較

Technics SL-Q300とTechnics SL-QL1との比較は以下の通りです。

  • アーム方式:SL-Q300は通常のフルオートプレイヤー、SL-QL1はリニアトラッキングアームです。トラッキング機構の個性ではSL-QL1が強いです。
  • カートリッジ:どちらもプラグインコネクタMM型です。交換針はSL-Q300がEPS-30ES、SL-QL1がEPS-202EDです。
  • サイズ:SL-Q300は幅430x高さ100x奥行375mm、SL-QL1は幅430x高さ88x奥行350mmです。高さと奥行の数値ではSL-QL1が小さめです。

Technics SL-Q300とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ

Technics SL-Q300はプラグインコネクタMM型カートリッジを搭載したレコードプレイヤーです。Phono MM入力を持つプリメインアンプと合わせると、SL-Q300のフルオート再生を自然に楽しめます。

Technics SL-Q300とTechnics SU-V9との組み合わせ

  • 互換性:SL-Q300はプラグインコネクタMM型カートリッジを搭載しています。SU-V9のPhono MM入力は1.0mV、2.5mV/47kΩなので、MMカートリッジ用の入力条件で受けられる組み合わせです。SU-V9の実効出力は120W+120W(8Ω)で、音量管理はアンプ側を低めから調整すると合わせやすいです。
  • 音質の向上:SL-Q300はクォーツ制御のダイレクトドライブで、ワウフラッターは0.025%W.R.M.S(JIS C5521)です。SU-V9はPhono MMのS/N比が88dB(2.5mV入力)、Phono MM→Rec outの全高調波歪率が0.0005%(1kHz、出力5V)で、レコードの細部を引き出しやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンルシティポップ、フュージョン、ロック、電子音楽に合います。SL-Q300の安定した回転とSU-V9の力感で、リズムの輪郭を楽しみやすい組み合わせです。

Technics SL-Q300とALPINE/LUXMAN LV-103uとの組み合わせ

  • 互換性:SL-Q300はMM型カートリッジ搭載で、LV-103uのPhono MM入力は2.0mV、入力インピーダンスは47kΩです。MM入力の感度と負荷条件を使って接続しやすい組み合わせです。LV-103uの定格出力は50W+50W(8Ω)で、音量管理はスピーカー能率と盤の録音レベルに合わせて行います。
  • 音質の向上:SL-Q300はS/N比78dB(DIN-B、IEC98A weighted)で、プラグインコネクタMM型カートリッジを搭載しています。LV-103uはPhono MMのS/N比が90dB、周波数特性はPhono MM/MCで20Hz~20kHz ±0.3dBです。落ち着いたレコード再生を狙いやすい内容です。
  • おすすめの音楽ジャンルボーカル、ジャズ、AOR、アコースティックに向いています。SL-Q300の気軽な操作性と、LV-103uのなめらかな雰囲気で、夜にゆっくり聴くレコードにも合います。

Technics SL-Q300とSANSUI AU-D707Fとの組み合わせ

  • 互換性:AU-D707FのPhono1、2 MM入力は2.5mV/47kΩです。SL-Q300はプラグインコネクタMM型カートリッジなので、Phono MM入力へ素直につなげられる組み合わせです。AU-D707Fの実効出力は95W+95W(8Ω)で、音量管理はアンプの余裕を活かしながら控えめな位置から整えると安心です。
  • 音質の向上:SL-Q300は31.2cmアルミダイカスト製ターンテーブルとクォーツ制御を採用しています。AU-D707FはRIAA偏差(MM)が20Hz~20kHz ±0.2dB、Phono1、2 MMのS/N比が90dB以上です。レコードの中低域をしっかり鳴らしたいときにまとまりやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンルロック、ソウル、ブルース、ジャズファンクに合います。SL-Q300のフルオート再生とAU-D707Fの押し出し感で、リズムのあるレコードを楽しみやすくなります。

Technics SL-Q300は、クォーツDDとフルオート操作を組み合わせた、日常使いしやすいレコードプレイヤーです。MM入力のあるアンプと合わせることで、複雑な準備を抑えながらレコード再生を楽しめます。

省スペース寄りのサイズ感もあり、ラックに収めて気軽に使いたい人にも合う1台です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

詳細スペック一覧

項目Technics SL-Q300
型式クォーツDDフルオートプレイヤーシステム
定価49,800円(1983年発売)
ターンテーブル部
駆動方式ダイレクトドライブ
駆動モーターブラシレスDCモーター
制御方式クォーツ制御
ターンテーブル31.2cmアルミダイカスト製
回転数33・1/3、45rpm
ワウフラッター0.025%W.R.M.S(JIS C5521)
0.012%W.R.M.S(回転部のみ)
SN比78dB(DIN-B、IEC98A weighted)
トーンアーム部
回転軸感度7mg(水平垂直初動感度)
針圧調整範囲1.0g~1.5g
適用カートリッジ重量6g
カートリッジ部
形式プラグインコネクタMM型カートリッジ
自重6g
交換針EPS-30ES(6,000円)
総合
電源AC100V、50Hz/60Hz
消費電力5W
外形寸法幅430x高さ100x奥行375mm
重量4.5kg
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