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DENON(デノン) PMA-SA1を徹底解説!【UHC-MOSシングルプッシュプル回路採用】

この記事の概要

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DENON PMA-SA1は、UHC-MOSシングルプッシュプル回路と全段バランス構成を採用したプリメインアンプです。

本記事では、DENON PMA-SA1の特徴、他のヴィンテージプリメインアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

DENON PMA-SA1の概要と特徴

DENON PMA-SA1の簡易スペック
型式プリメインアンプ
発売時期2005年2月
定価660,000円(2005年2月発売)
定格出力50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)
実用最大出力100W+100W(4Ω、1kHz、THD 0.7%)
重量30kg

▼ 詳しいスペックはこちら

DENON PMA-SA1は、2005年2月に660,000円で発売されたプリメインアンプです。定格出力は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)、実用最大出力は100W+100W(4Ω、1kHz、THD 0.7%)です。シンプル&ストレート化を徹底した、SAシリーズらしい重量級プリメインアンプとして楽しめます。

特徴①|UHC-MOSシングルプッシュプル回路

PMA-SA1は、増幅素子に大電流増幅素子UHC-MOSを採用しています。定格出力は8Ωで50W+50W、実用最大出力は4Ωで100W+100Wです。大電流型素子をシングルプッシュプルで使うという設計思想が、PMA-SA1の核になっています。

出力段の見どころ

全高調波歪率は0.007%(1kHz、定格出力-3dB時、8Ω)です。スピーカー負荷は4Ω~16Ωで、低インピーダンス側まで対応範囲を確認できる点も安心材料になります。

特徴②|全段バランスアンプ構成とBalanced入力

DENON PMA-SA1はバランス入力も使えるアンプですか?

はい。Line入力は105mV/47kΩ、Balanced入力は105mV/100kΩです。バランスとアンバランス入力に対応するInverted ∑ Balance回路を搭載しており、バランス構成のパワー段へ入力を導く設計が特徴です。

特徴③|MMフォノと独立したイコライザー電源

  • Phono MM:2.5mV/47kΩです。
  • RIAA偏差:Phono MMで20Hz~20kHz ±0.3dBです。
  • SN比:Phono MMは88dB(入力5mV)です。

フォノイコライザー回路の初段にはローノイズFETを採用しています。イコライザー回路のみのPower on/offが可能で、CD再生時などにライン入力への影響を抑えやすい構成です。

特徴④|6ブロック独立シャーシと30kgの筐体

DENON PMA-SA1は設置場所をしっかり選ぶアンプですか?

はい。外形寸法は幅434x高さ181x奥行508mm、重量は30kgです。内部はイコライザー/入力部、ボリュームコントロール部、電圧増幅部、電力増幅部、電源部、コントロール部を独立配置する6ブロック独立シャーシ構成です。奥行と重量を受け止められるラックに置きたいアンプです。

特徴⑤|余計な機能を排したシンプル構成

PMA-SA1は、プリアウト、メインイン、トーンコントロール、ラウドネス、ミューティング、ヘッドホン端子を排除しています。信号経路を短くし、入力からスピーカー出力までをストレートに扱う方向性が徹底されています。

DENON PMA-SA1と他のヴィンテージプリメインアンプとの比較

ここでは、DENON PMA-SA1とDENONのプリメインアンプ3機種を比べます。出力、入力感度、SN比、重量を見ると、PMA-SA1の位置づけが分かりやすくなります。

機種型式定格出力重量
DENON PMA-SA1プリメインアンプ50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)30kg
DENON PMA-S1プリメインアンプ100W+100W(4Ω、1kHz)
50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)
25.5kg
DENON PMA-S10プリメインアンプ100W+100W(4Ω)
50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)
15.2kg
DENON PMA-2000AEプリメインアンプ80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)24.0kg

DENON PMA-SA1とDENON PMA-S1の比較

DENON PMA-SA1とDENON PMA-S1との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:PMA-SA1は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)、PMA-S1は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)です。8Ω時の出力値は同じ50W+50Wです。
  • 4Ω出力:PMA-SA1は実用最大出力100W+100W(4Ω、1kHz、THD 0.7%)、PMA-S1は定格出力100W+100W(4Ω、1kHz)です。4Ω時の表記条件が異なります
  • Line入力:PMA-SA1は105mV/47kΩ、PMA-S1は150mV/47kΩです。Line入力感度の数値ではPMA-SA1が小さいです。
  • SN比:PMA-SA1はLine 105dB、Balanced 105dB、PMA-S1はLine 108dBです。LineのSN比ではPMA-S1が大きいです。
  • 重量:PMA-SA1は30kg、PMA-S1は25.5kgです。重量ではPMA-SA1が重いです。

DENON PMA-SA1とDENON PMA-S10の比較

DENON PMA-SA1とDENON PMA-S10との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:PMA-SA1は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)、PMA-S10は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)です。8Ω時の出力値は同じです。
  • 全高調波歪率:PMA-SA1は0.007%(1kHz、定格出力-3dB時、8Ω)、PMA-S10は0.07%(1kHz、8Ω)です。数値ではPMA-SA1が小さいです。
  • 入力感度:PMA-SA1のLineは105mV/47kΩ、PMA-S10のLineは150mV/25kΩです。感度とインピーダンスの両方で違いがあります
  • Balanced入力:PMA-SA1は105mV/100kΩ、PMA-S10は―です。Balanced入力はPMA-SA1で確認できます
  • 重量:PMA-SA1は30kg、PMA-S10は15.2kgです。重量ではPMA-SA1がかなり重いです。

DENON PMA-SA1とDENON PMA-2000AEの比較

DENON PMA-SA1とDENON PMA-2000AEとの比較は以下の通りです。

  • 定格出力:PMA-SA1は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)、PMA-2000AEは80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)です。8Ω時の出力値ではPMA-2000AEが大きいです。
  • 実用最大出力:PMA-SA1は100W+100W(4Ω、1kHz、THD 0.7%)、PMA-2000AEは160W+160W(4Ω、1kHz、THD 0.7%)です。4Ω時の実用最大出力でもPMA-2000AEが大きいです。
  • Line入力:PMA-SA1は105mV/47kΩ、PMA-2000AEは135mV/47kΩ(ソースダイレクトOFF)です。Line入力感度の数値ではPMA-SA1が小さいです。
  • フォノ入力:PMA-SA1はPhono MMのみ、PMA-2000AEはPhono MMとPhono MCを備えます。MCカートリッジ対応はPMA-2000AEで確認できます
  • 重量:PMA-SA1は30kg、PMA-2000AEは24.0kgです。重量ではPMA-SA1が重いです。

DENON PMA-SA1とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

DENON PMA-SA1は8Ωで50W+50W、4Ωで100W+100Wの実用最大出力を持つプリメインアンプです。スピーカーのインピーダンス、許容入力、能率を見ながら、音量を少しずつ合わせると組み合わせを考えやすくなります。ここではJBL 4425、YAMAHA NS-1000M、KEF Model104aBとの組み合わせを見ていきます。

DENON PMA-SA1とJBL 4425との組み合わせ

  • 互換性:JBL 4425はインピーダンス8Ω、許容入力200W(連続プログラム)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル91dB/W/mです。PMA-SA1は50W+50W(8Ω)で、スピーカー負荷は4Ω~16Ωです。8Ω接続で条件を合わせやすく、ホーンの音量感を確認しながら調整したい組み合わせです。
  • 音質の向上:4425は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式で、30cmコーン型とホーン型を搭載し、周波数特性は40Hz~16kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は1.2kHzです。PMA-SA1のUHC-MOS出力と合わせると、30cmウーファーの押し出しとホーンの明瞭さを整えたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:4425のホーン型高域とPMA-SA1のシンプルな信号経路を生かし、ジャズ、ロック、フュージョン、ライブ録音に向いた組み合わせです。

DENON PMA-SA1とYAMAHA NS-1000Mとの組み合わせ

  • 互換性:YAMAHA NS-1000Mはインピーダンス8Ω、定格入力50W、最大許容入力100W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。PMA-SA1は50W+50W(8Ω)で、スピーカー負荷は4Ω~16Ωです。8Ω接続で定格入力と出力値が近く、小さめの音量から合わせたい組み合わせです。
  • 音質の向上:NS-1000Mは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式で、30cmコーン型、8.8cmドーム型、3.0cmドーム型を搭載し、再生周波数帯域は40Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は500Hz、6kHzです。密閉型30cmウーファーとベリリウム中高域の輪郭を丁寧に出したい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:NS-1000Mのモニター調の見通しとPMA-SA1の落ち着いた駆動を生かし、クラシック小編成、女性ボーカル、ピアノ、ジャズに向いた組み合わせです。

DENON PMA-SA1とKEF Model104aBとの組み合わせ

  • 互換性:KEF Model104aBはインピーダンス8Ω、最大入力100W、推奨アンプ出力15W~100W/ch(8Ω)、出力音圧レベル96dB/12.5W/mです。PMA-SA1は50W+50W(8Ω)で、スピーカー負荷は4Ω~16Ωです。推奨アンプ出力の範囲内で使いやすく、音量を細かく整えたい組み合わせです。
  • 音質の向上:Model104aBは2ウェイ・2スピーカー・ブックシェルフ型のパッシブラジエーター方式で、20cmコーン型、ドーム型、32x21cmパッシブラジエーターを搭載し、周波数特性は50Hz~20kHz ±2dB(1m)、クロスオーバー周波数は3kHzです。パッシブラジエーターの低域とドーム高域の自然なまとまりを楽しみたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:Model104aBの英国スピーカーらしいまとまりとPMA-SA1のバランス入力対応を生かし、ボーカル、室内楽、フォーク、英国ロックに向いた組み合わせです。

DENON PMA-SA1は、UHC-MOSシングルプッシュプル、全段バランス構成、Balanced入力、6ブロック独立シャーシ、30kgの重量級筐体を備えたプリメインアンプです。多機能型ではなく、信号経路を絞ったストレートな構成に魅力があります。

スピーカーと合わせる時は、インピーダンス、許容入力、能率、設置場所を確認しながら、音量を少しずつ上げてバランスを取るのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

DENON PMA-SA1の詳細スペック一覧

型式プリメインアンプ
定格出力50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)
実用最大出力100W+100W(4Ω、1kHz、THD 0.7%)
全高調波歪率0.007%(1kHz、定格出力-3dB時、8Ω)
出力端子スピーカー負荷:4Ω~16Ω
イコライザーアンプ出力150mV(Rec out)
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.5mV/47kΩ
Line:105mV/47kΩ
Balanced:105mV/100kΩ
RIAA偏差Phono MM:20Hz~20kHz ±0.3dB
SN比Phono MM:88dB(入力5mV)
Line:105dB
Balanced:105dB
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
消費電力230W
外形寸法幅434x高さ181x奥行508mm
重量30kg
定価660,000円(2005年2月発売)
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