この記事の概要
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DENON PMA-1500AEは、2005年頃に80,000円で発売されたプリメインアンプです。UHC-MOS、ツイントランス並列接続、ショットキーバリアダイオード、MM/MC対応フォノ入力を備え、1500シリーズらしい駆動力と実用性をまとめたモデルとして位置づけられます。
本記事では、DENON PMA-1500AEの特徴、他のヴィンテージプリメインアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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DENON PMA-1500AEの概要と特徴

| DENON PMA-1500AEの簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 発売時期 | 2005年頃 |
| 価格 | 80,000円 |
| 定格出力 | 70W+70W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%) 140W+140W(4Ω、1kHz、THD 0.7%) |
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz +0 -3dB |
| 重量 | 14.6kg |
PMA-1500AEは、8Ωで70W+70W、4Ωで140W+140Wの定格出力を持つプリメインアンプです。周波数特性は5Hz~100kHz +0 -3dBで、実使用時の広帯域再生を意識した構成になっています。
特徴①|UHC-MOSシングルプッシュプル構成

PMA-1500AEは出力段にどんな特徴がありますか?
出力段には大電流型増幅素子UHC-MOSを採用しています。シングルプッシュプル構成で搭載されており、70W+70W(8Ω)と140W+140W(4Ω)を持つ駆動力がPMA-1500AEの核になります。
特徴②|ツイントランスとショットキーバリアダイオード
電源まわりにも1500シリーズらしい設計が見られます。電源トランスはツイントランス並列接続で、LCマウント方式によりリーケージフラックスを低減する設計です。整流回路にはショットキーバリアダイオードを採用し、大容量ブロックコンデンサとの組み合わせで電源供給を支える構成です。
特徴③|MM/MC対応フォノ入力と広帯域ライン入力
- Phono MM:2.5mV/47kΩです。
- Phono MC:0.2mV/100Ωです。
- Line:150mV/12kΩ(ソースダイレクトon)です。
RIAA偏差はPhono MMが20Hz~20kHz ±0.5dB、Phono MCが30Hz~20kHz ±0.5dBです。レコード再生とライン入力のどちらも、現代的なソースを見据えた仕様になっています。
特徴④|パワーアンプダイレクトとバイワイヤリング対応



PMA-1500AEはシステム拡張にも使いやすいですか?
はい。PMA-1500AEはパワーアンプダイレクト端子を装備し、スピーカー端子はAまたはBで4Ω~16Ω、A+Bで8Ω~16Ωに対応します。バイワイヤリングを含むスピーカー接続の自由度も特徴です。
外形寸法は幅434x高さ134x奥行410mm、重量は14.6kgです。消費電力は250W、スタンバイ時は約2Wで、中級プリメインとしてしっかりした重量感があります。
DENON PMA-1500AEと他のヴィンテージプリメインアンプとの比較


ここでは、DENON PMA-1500AEと、同シリーズおよび近い設計思想を持つプリメインアンプ3機種を定格値で並べます。
| 項目 | DENON PMA-1500AE | DENON PMA-1500R | DENON PMA-1500RII | DENON PMA-2000AE |
|---|---|---|---|---|
| 発売時期/価格 | 2005年頃/80,000円 | 1998年頃/68,000円 | 2000年/68,000円 | 2005年7月/150,000円 |
| 型式 | プリメインアンプ | プリメインアンプ | プリメインアンプ | プリメインアンプ |
| 8Ω出力 | 70W+70W(20Hz~20kHz、THD 0.07%) | 70W+70W(20Hz~20kHz) | 70W+70W(20Hz~20kHz、THD 0.07%) | 80W+80W(20Hz~20kHz、THD 0.07%) |
| 4Ω出力 | 140W+140W(1kHz、THD 0.7%) | 140W+140W(1kHz) | 140W+140W(1kHz、THD 0.7%) | 実用最大出力:160W+160W(1kHz、THD 0.7%) |
| 全高調波歪率 | 0.01%(定格出力-3dB時、8Ω、1kHz) | 0.01%(定格出力-3dB時、8Ω、1kHz) | 0.01%(定格出力-3dB時、1kHz、8Ω) | 0.01%(定格出力-3dB、負荷8Ω、1kHz) |
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz +0 -3dB | ― | 5Hz~100kHz +0 -3dB | 5Hz~100kHz -3dB |
| Phono MM | 2.5mV/47kΩ | 2.5mV/47kΩ | 2.5mV/47kΩ | 2.5mV/47kΩ |
| Phono MC | 0.2mV/100Ω | 0.2mV/100Ω | 0.2mV/100Ω | 0.2mV/100Ω |
| SN比 | Line:108dB Phono MM:89dB Phono MC:74dB | Line:110dB Phono MM:91dB Phono MC:76dB | Line:110dB Phono MM:91dB Phono MC:76dB | Line:108dB Phono MM:89dB Phono MC:74dB |
| 消費電力 | 250W | 250W | 250W | 275W |
| 外形寸法 | 幅434x高さ134x奥行410mm | 幅434x高さ134x奥行407mm | 幅434x高さ134x奥行407mm | 幅434x高さ181x奥行480mm |
| 重量 | 14.6kg | 14.0kg | 14.6kg | 24.0kg |
DENON PMA-1500AEとDENON PMA-1500Rの比較
DENON PMA-1500AEとDENON PMA-1500Rとの比較は以下の通りです。
- 出力:どちらも8Ωで70W+70W、4Ωで140W+140Wで、出力値は同じです。
- 周波数特性:PMA-1500AEは5Hz~100kHz +0 -3dB、PMA-1500Rは―で、PMA-1500AEは広帯域の数値が確認できます。
- SN比:LineはPMA-1500AEが108dB、PMA-1500Rが110dBで、Lineの数値はPMA-1500Rが高いです。
- 重量:PMA-1500AEは14.6kg、PMA-1500Rは14.0kgで、PMA-1500AEの方がやや重いです。
DENON PMA-1500AEとDENON PMA-1500RIIの比較
DENON PMA-1500AEとDENON PMA-1500RIIとの比較は以下の通りです。
- 出力:両機とも8Ω 70W+70W、4Ω 140W+140Wで、定格出力は同じです。
- 周波数特性:両機とも5Hz~100kHz +0 -3dBで、広帯域の表記も同じです。
- SN比:PMA-1500AEはLine 108dB、PMA-1500RIIはLine 110dBで、Lineの数値はPMA-1500RIIが高いです。
- 外形寸法:PMA-1500AEは奥行410mm、PMA-1500RIIは奥行407mmで、PMA-1500RIIの方が少し浅いです。
DENON PMA-1500AEとDENON PMA-2000AEの比較
DENON PMA-1500AEとDENON PMA-2000AEとの比較は以下の通りです。
- 8Ω出力:PMA-1500AEは70W+70W、PMA-2000AEは80W+80Wで、8Ω出力はPMA-2000AEが大きいです。
- 4Ω出力:PMA-1500AEは140W+140W、PMA-2000AEは実用最大出力160W+160Wで、4Ω側の数値もPMA-2000AEが大きいです。
- フォノ入力:どちらもPhono MM 2.5mV/47kΩ、Phono MC 0.2mV/100Ωで、フォノ入力の感度とインピーダンスは同じです。
- 重量:PMA-1500AEは14.6kg、PMA-2000AEは24.0kgで、PMA-2000AEの方が大幅に重いです。
DENON PMA-1500AEとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


DENON PMA-1500AEは、8Ωで70W+70W、4Ωで140W+140Wの出力を持つプリメインアンプです。ここでは、インピーダンス、許容入力、推奨アンプ出力、出力音圧レベルを確認しながら、ヴィンテージスピーカー3機種との組み合わせを考えます。
DENON PMA-1500AEとPioneer S-99twinとの組み合わせ
- 互換性:Pioneer S-99twinはインピーダンス6Ω、最大入力180W(EIAJ)、出力音圧レベル91dB/W/mです。PMA-1500AEのスピーカーAまたはBは4Ω~16Ωに対応するため、6ΩのS-99twinを接続しやすい組み合わせです。推奨アンプ出力は―、許容入力は―です。
- 音質の向上:S-99twinは2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型で、20cmコーン型x2と3cmドーム型を搭載します。再生周波数帯域は30Hz~40000Hz、クロスオーバー周波数は2000Hzです。
- おすすめの音楽ジャンル:91dB/W/mとダブルウーファー構成を活かして、ロック、フュージョン、ポップス、ライブ録音を厚みのある音で楽しみたい人に合います。
DENON PMA-1500AEとYAMAHA NS-10M PROとの組み合わせ
- 互換性:YAMAHA NS-10M PROはインピーダンス8Ω、許容入力60W、ミュージック許容入力120W、出力音圧レベル90dB/W/mです。PMA-1500AEは8Ωで70W+70Wのため、音量を控えめに上げながら許容入力を意識したい組み合わせです。推奨アンプ出力は―です。
- 音質の向上:NS-10M PROは2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、18cmコーン型と3.5cmドーム型を搭載します。再生周波数帯域は60Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は2kHz(-12dB/oct)です。
- おすすめの音楽ジャンル:密閉型の反応とPMA-1500AEのライン入力SN比108dBを活かして、ボーカル、ギター、宅録系ロック、モニター的に聴きたいポップスに向きます。
DENON PMA-1500AEとONKYO D-202Aとの組み合わせ
- 互換性:ONKYO D-202Aはインピーダンス6Ω、最大入力80W、出力音圧レベル90dB/W/mです。PMA-1500AEのスピーカーAまたはBは4Ω~16Ωに対応するため、6Ωブックシェルフとして自然に接続できます。推奨アンプ出力は―、許容入力は―です。
- 音質の向上:D-202Aは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、16cmコーン型と2.5cmドーム型を搭載します。再生周波数帯域は40Hz~35000Hz、クロスオーバー周波数は3000Hzです。
- おすすめの音楽ジャンル:小型バスレフと90dB/W/mの能率を活かして、シティポップ、女性ボーカル、ジャズ小編成、室内楽を近距離で楽しむ聴き方に合います。
DENON PMA-1500AEは、UHC-MOSによる出力、MM/MC対応フォノ入力、バイワイヤリング対応スピーカー端子を備えた、実用度の高いプリメインアンプです。
スピーカーのインピーダンスと入力値を確認しながら音量を整えると、PMA-1500AEの力感と広帯域な再生を活かしやすくなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
DENON PMA-1500AEの詳細スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 定格出力(両ch駆動、CD→SP out) | 70W+70W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%) 140W+140W(4Ω、1kHz、THD 0.7%) |
| 全高調波歪率 | 0.01%(定格出力-3dB時、8Ω、1kHz) |
| 出力端子 | スピーカーAorB:4Ω~16Ω スピーカーA+B:8Ω~16Ω |
| 入力感度/インピーダンス | Line:150mV/12kΩ(ソースダイレクトon) Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:0.2mV/100Ω |
| イコライザーアンプ出力 | 150mV |
| RIAA偏差 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.5dB Phono MC:30Hz~20kHz ±0.5dB |
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz +0 -3dB |
| SN比 | Line:108dB Phono MM:89dB(5mV入力時) Phono MC:74dB(0.5mV入力時) |
| トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
| 電源コンセント | switched:3系統、合計120W |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 250W |
| スタンバイ時消費電力 | 約2W |
| 外形寸法 | 幅434x高さ134x奥行410mm |
| 重量 | 14.6kg |
| 付属 | システムリモコン RC-1022 |
