この記事の概要
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DENON PMA-1500Rは、UHC-MOSを搭載したプリメインアンプです。
本記事では、PMA-1500Rの特徴、近いDENON系アンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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DENON PMA-1500Rの概要と特徴

| DENON PMA-1500Rの簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 発売時期 | 1998年頃 |
| 定価 | 68,000円 |
| 定格出力 | 70W+70W(8Ω、20Hz~20kHz) 140W+140W(4Ω、1kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.01%(定格出力-3dB時、8Ω、1kHz) |
| 重量 | 14.0kg |
DENON PMA-1500Rは、1998年頃に68,000円で発売されたプリメインアンプです。
定格出力は70W+70W(8Ω、20Hz~20kHz)、140W+140W(4Ω、1kHz)で、出力段には大電流型増幅素子UHC-MOSを搭載しています。中級機の価格帯ながら電源・出力段・端子まわりをしっかり作り込んだ一台です。
特徴①|UHC-MOSによるシングルプッシュプル出力段

PMA-1500Rは低インピーダンス寄りのスピーカーも鳴らせますか?
はい。PMA-1500Rは4Ω時に140W+140W(1kHz)、8Ω時に70W+70W(20Hz~20kHz)の定格出力を持ちます。出力段にはUHC-MOSを採用しており、大電流供給を意識したDENONらしい駆動設計が特徴です。
スピーカー出力端子はAorBで4Ω~16Ω、A+Bで8Ω~16Ω、バイワイヤリング時で4Ω~16Ωに対応しています。
特徴②|L.Cマウント・ツイントランスの電源部
PMA-1500Rは、L.Cマウント・ツイントランスを採用しています。ツイントランス並列接続とリーケージフラックスを抑える考え方により、電源供給能力とローノイズ化を狙っています。
整流回路には大型高速整流ダイオードを採用し、電源コンデンサーにも高音質コンデンサーを使っています。PMA-1500Rは、出力段だけでなく電源側からドライブ力を支える構成です。
特徴③|バイワイヤリング対応のスピーカーターミナル
スピーカーターミナルには、黄銅削り出しに金メッキ処理を施した端子を採用しています。2系統のスピーカー端子を備え、バイワイヤリングにも対応しているため、スピーカー側の端子構成に合わせて接続方法を選びやすいアンプです。
- スピーカーAorB:4Ω~16Ωです。
- スピーカーA+B:8Ω~16Ωです。
- バイワイヤリング時:4Ω~16Ωです。
特徴④|MM/MC対応のフォノイコライザー



PMA-1500Rはレコード再生にも使いやすいですか?
はい。PMA-1500RはPhono MM:2.5mV/47kΩ、Phono MC:0.2mV/100Ωに対応しています。RIAA偏差は20Hz~20kHz ±0.5dBで、MM/MCどちらのカートリッジも使えるフォノ入力を備えています。
特徴⑤|14.0kgの筐体とリモコン対応
外形寸法は幅434x高さ134x奥行407mm、重量は14.0kgです。消費電力は250W、スタンバイ時は約5Wで、システムリモコンも付属しています。据え置きの本格感と日常的な使いやすさを両立したサイズ感です。
DENON PMA-1500Rと他のヴィンテージアンプとの比較


ここでは、DENON PMA-1500RとDENONのヴィンテージプリメインアンプを比べます。出力、歪率、フォノ入力、重量を並べると、PMA-1500Rの位置づけが見えやすくなります。
| 機種 | 定格出力 | 全高調波歪率 | 重量 |
|---|---|---|---|
| DENON PMA-1500R | 70W+70W(8Ω、20Hz~20kHz) 140W+140W(4Ω、1kHz) | 0.01%(定格出力-3dB時、8Ω、1kHz) | 14.0kg |
| DENON PMA-2000 | 80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%) 160W+160W(4Ω、1kHz、THD 0.7%) | 0.01%(定格出力-3dB時、1kHz、8Ω) | 20.0kg |
| DENON PMA-1000G | 110W+110W(6Ω) 90W+90W(8Ω) | 0.007%(1kHz、45W、8Ω) | 12.0kg |
| DENON PMA-390 | 73W+73W(6Ω) 60W+60W(8Ω) | 0.008%(1kHz、30W、8Ω) | 5.8kg |
DENON PMA-1500RとDENON PMA-2000の比較
DENON PMA-1500RとDENON PMA-2000との比較は以下の通りです。
- 定格出力:PMA-1500Rは70W+70W(8Ω)と140W+140W(4Ω)、PMA-2000は80W+80W(8Ω)と160W+160W(4Ω)です。出力値ではPMA-2000が大きいです。
- 全高調波歪率:PMA-1500Rは0.01%(定格出力-3dB時、8Ω、1kHz)、PMA-2000も0.01%(定格出力-3dB時、1kHz、8Ω)です。歪率の数値は同じです。
- スピーカー出力端子:PMA-1500RはAorBで4Ω~16Ω、PMA-2000もA、Bで4Ω~16Ωです。単独使用時の対応範囲は共通です。
- SN比:PMA-1500RはLineで110dB、PMA-2000はCD、Tuner、DVD/Aux、Aux2、Tape1/DAT、Tape2/MDで110dBです。ライン系のSN比は同じ数値です。
- 重量:PMA-1500Rは14.0kg、PMA-2000は20.0kgです。重量ではPMA-2000が重いです。
DENON PMA-1500RとDENON PMA-1000Gの比較
DENON PMA-1500RとDENON PMA-1000Gとの比較は以下の通りです。
- 定格出力:PMA-1500Rは70W+70W(8Ω)、PMA-1000Gは90W+90W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではPMA-1000Gが大きいです。
- 全高調波歪率:PMA-1500Rは0.01%、PMA-1000Gは0.007%(1kHz、45W、8Ω)です。歪率の数値ではPMA-1000Gが低いです。
- Line系SN比:PMA-1500RはLineで110dB、PMA-1000GもLine入力で110dBです。Line系SN比は同じ数値です。
- Phono入力:PMA-1500RはMM 2.5mV/47kΩ、MC 0.2mV/100Ω、PMA-1000GもMM 2.5mV/47kΩ、MC 0.2mV/100Ωです。フォノ入力の感度/インピーダンスは同じです。
- 重量:PMA-1500Rは14.0kg、PMA-1000Gは12.0kgです。重量ではPMA-1500Rが重いです。
DENON PMA-1500RとDENON PMA-390の比較
DENON PMA-1500RとDENON PMA-390との比較は以下の通りです。
- 定格出力:PMA-1500Rは70W+70W(8Ω)、PMA-390は60W+60W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではPMA-1500Rが大きいです。
- 4Ω時の出力:PMA-1500Rは140W+140W(4Ω)、PMA-390はダイナミックパワーで120W+120W(4Ω)です。4Ω表記ではPMA-1500Rが大きいです。
- 全高調波歪率:PMA-1500Rは0.01%、PMA-390は0.008%(1kHz、30W、8Ω)です。歪率の数値ではPMA-390が低いです。
- SN比:PMA-1500RはLineで110dB、PMA-390はCD、Tape、Tuner、Auxで107dBです。ライン系SN比ではPMA-1500Rが大きいです。
- 重量:PMA-1500Rは14.0kg、PMA-390は5.8kgです。重量ではPMA-1500Rが重いです。
DENON PMA-1500Rとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


PMA-1500Rは70W+70W(8Ω)、140W+140W(4Ω)の定格出力を持ち、スピーカーAorBは4Ω~16Ωに対応します。
8Ωスピーカーから4Ω寄りのシステムまで、音量を見ながら組みやすいアンプです。
ここではKEF Model104aB、BOSE 601、Pioneer S-955との組み合わせを見ていきます。
DENON PMA-1500RとKEF Model104aBとの組み合わせ
- 互換性:KEF Model104aBはインピーダンス8Ω、許容入力は―、最大入力100W、推奨アンプ出力15W~100W/ch(8Ω)、出力音圧レベル96dB/12.5W/mです。PMA-1500Rは70W+70W(8Ω)のため、推奨アンプ出力範囲に収まり、最大入力100Wを意識して音量を整えやすい組み合わせです。
- 音質の向上:Model104aBは2ウェイ・2スピーカー・パッシブラジエーター方式で、20cmコーン型B200、ドーム型T27、32x21cmパッシブラジエーターBD139を搭載しています。周波数特性は50Hz~20kHz ±2dB、クロスオーバーは3kHzで、PMA-1500RのUHC-MOS駆動と英国系2ウェイのまとまりを合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:パッシブラジエーター方式の自然な低域を生かし、ボーカル、室内楽、ジャズ小編成、アコースティックに向いた組み合わせです。
DENON PMA-1500RとBOSE 601との組み合わせ
- 互換性:BOSE 601はインピーダンス8Ω、許容入力は―、最大入力は―、推奨アンプ出力は20W/ch(RMS、@8Ω)以上、出力音圧レベルは―です。PMA-1500Rは70W+70W(8Ω)のため、推奨アンプ出力20W/ch以上を満たし、部屋全体の音量を見ながら調整したい組み合わせです。
- 音質の向上:BOSE 601は2ウェイ・6スピーカー・ダイレクト/リフレクティング・バスレフ方式・フロア型で、20cmコーン型x2と7.5cmコーン型x4を搭載しています。クロスオーバーは2kHzで、PMA-1500Rの安定した出力とBOSE 601の拡散感を合わせやすい内容です。
- おすすめの音楽ジャンル:広がりのある鳴り方を生かし、ポップス、ライブ盤、映画音楽、ソウルに向いた組み合わせです。
DENON PMA-1500RとPioneer S-955との組み合わせ
- 互換性:Pioneer S-955はインピーダンス8Ω、許容入力は―、最大入力100W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル91dB/W/mです。PMA-1500Rは70W+70W(8Ω)で、S-955の最大入力100Wを見ながら、90dB台の能率で音量を合わせやすい組み合わせです。
- 音質の向上:S-955は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、36cmコーン型、6.5cmドーム型、リボン型を搭載しています。再生周波数帯域は28Hz~120000Hz、クロスオーバーは950Hz、8000Hzで、PMA-1500Rの駆動力とワイドレンジな大型3ウェイを合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:36cmウーファーとリボン型高域の情報量を生かし、ロック、フュージョン、シティポップ、スタジオ録音に向いた組み合わせです。
DENON PMA-1500Rは、UHC-MOS出力段、L.Cマウント・ツイントランス、バイワイヤリング対応端子、MM/MCフォノ入力を備えた、実用性の高いプリメインアンプです。8Ωで70W+70W、4Ωで140W+140Wという出力値により、ブックシェルフから大型3ウェイまで幅広く合わせやすい一台です。
組み合わせるスピーカーは、インピーダンス、最大入力、推奨アンプ出力を確認し、最初は控えめな音量からバランスを探るのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
DENON PMA-1500Rの詳細スペック一覧
| 型式 | プリメインアンプ |
| 定格出力 | 70W+70W(8Ω、20Hz~20kHz) 140W+140W(4Ω、1kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.01%(定格出力-3dB時、8Ω、1kHz) |
| 出力端子 | スピーカーAorB:4Ω~16Ω スピーカーA+B:8Ω~16Ω バイワイヤリング時:4Ω~16Ω |
| 入力感度/インピーダンス | Line:150mV/47kΩ(ソースダイレクトoff) 150mV/13kΩ(ソースダイレクトon) Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:0.2mV/100Ω |
| イコライザーアンプ出力 | 定格150mV(Rec out端子) |
| RIAA偏差 | 20Hz~20kHz ±0.5dB |
| SN比 | Line:110dB Phono MM:91dB(5mV入力時) Phono MC:76dB(0.5mV入力時) |
| トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
| ラウドネス | Bass:+10dB(50Hz) Treble:+5dB(10kHz) |
| 電源コンセント | switched:3系統、合計120W |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 250W スタンバイ時:約5W |
| 外形寸法 | 幅434x高さ134x奥行407mm(脚、ツマミ、端子含む) |
| 重量 | 14.0kg |
| 付属 | システムリモコン |
