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DENON(デノン) POA-5000を徹底解説!【全chモノブリッジ対応】

この記事の概要

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DENON POA-5000は、1991年頃に登場したAVパワーアンプです。

ニューオプティカル・クラスA回路、フロント/センター/リア独立の出力構成、ステレオ/モノブリッジ切換、銅メッキシャーシを採用した、マルチチャンネル再生を意識したパワーアンプです。

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目次

DENON POA-5000の概要と特徴

DENON POA-5000の簡易スペック
型式AVパワーアンプ
発売時期1991年頃
定価200,000円
ステレオ定格出力Front:140W+140W(6Ω)/100W+100W(8Ω)
Center:70W+70W(6Ω)/50W+50W(8Ω)
Rear:70W+70W(6Ω)/50W+50W(8Ω)
入力感度/インピーダンスstereo:1Vrms/47kΩ
mono:0.7Vrms/47kΩ
負荷インピーダンスstereo、mono:6Ωmin
重量24.2kg

▼ 詳しいスペックはこちら

DENON POA-5000は、フロント、センター、リアの各チャンネルを持つAVパワーアンプです。ステレオ時の定格出力は、フロントが140W+140W(6Ω)、センターとリアが70W+70W(6Ω)です。サラウンド用途を前提にしながら、フロント2ch用パワーアンプとしても見応えのある構成になっています。

特徴①|ニューオプティカル・クラスA回路

POA-5000の増幅方式はどこが特徴ですか?

POA-5000はニューオプティカル・クラスA回路を全チャンネルに搭載しています。光結合によって主信号系とバイアス制御回路の干渉を抑える考え方で、多チャンネル構成でも音の濁りを抑えようとした設計が特徴です。

特徴②|フロント/センター/リアの出力構成

  • フロントは140W+140W(6Ω)、100W+100W(8Ω)です。
  • センターは70W+70W(6Ω)、50W+50W(8Ω)です。
  • リアは70W+70W(6Ω)、50W+50W(8Ω)です。

各チャンネルはステレオとモノブリッジの設定が可能です。フロントだけでなく、センターやリアにも独立したパワーを持たせている点がPOA-5000らしいところです。

特徴③|独立電源回路と銅メッキシャーシ

多チャンネルを支える内部構成

電源供給はフロント4個、センター2個、リア2個のコンデンサーを用いた独立電源回路から行われます。さらに、コントロール部、Lチャンネルパワー段、Rチャンネルパワー段、電源部を銅メッキシャーシで分離しています。チャンネル間の相互干渉を抑える構造が見どころです。

特徴④|レベルボリュームとダイレクトスイッチ

各入力にはレベルボリュームが搭載されています。サラウンドレベルの調整に使えるほか、よりシンプルな信号経路を狙うためのダイレクトスイッチも装備しています。入力感度/インピーダンスはstereoで1Vrms/47kΩ、monoで0.7Vrms/47kΩです。AVプリアンプやコントロールアンプと合わせて細かく調整しやすい仕様です。

DENON POA-5000と他のヴィンテージパワーアンプとの比較

ここでは、DENON POA-5000と、DENON POA-3000、DENON POA-2200、Technics SE-A1010を比べます。AVパワーアンプ、A級系ステレオパワーアンプ、高出力ステレオパワーアンプ、後期Technicsパワーアンプという違いが見えやすい3機種です。

項目DENON POA-5000DENON POA-3000DENON POA-2200Technics SE-A1010
発売時期/価格1991年頃/200,000円1979年/350,000円1986年頃/160,000円1999年頃/80,000円
型式AVパワーアンプステレオパワーアンプステレオパワーアンプステレオパワーアンプ
定格出力ステレオ時 Front:140W+140W(6Ω)
100W+100W(8Ω)
Center:70W+70W(6Ω)
50W+50W(8Ω)
Rear:70W+70W(6Ω)
50W+50W(8Ω)
180W+180W(8Ω)250W+250W(6Ω)
200W+200W(8Ω)
100W+100W(4Ω)
80W+80W(6Ω)
70W+70W(8Ω)
モノブリッジ時Front:280W(6Ω)
200W(8Ω)
Center:140W(6Ω)
100W(8Ω)
Rear:140W(6Ω)
100W(8Ω)
入力感度/インピーダンスstereo:1Vrms/47kΩ
mono:0.7Vrms/47kΩ
1V/50kΩNormal:1V/25kΩ
Direct:1V/50kΩ
1V/20kΩ
全高調波歪率0.008%(全チャンネル、8Ω負荷、THD 0.05%)0.002%以下(20Hz~10kHz)
0.003%以下(20Hz~20kHz)
0.002%(出力100W、8Ω、20Hz~20kHz)0.015%(20Hz~20kHz -3dB、8Ω)
SN比stereo:118dB
mono:113dB
122dB以上(IHF-A)124dB98dB(EIAJ)
115dB(IHF’66)
出力インピーダンスstereo:0.08Ω
mono:0.16Ω
0.04Ω(1kHz)0.1Ω以下
周波数特性stereo:1Hz~100kHz
mono:2Hz~80kHz
10Hz~100kHz ±3dB1Hz~300kHz +0 -3dB5Hz~100kHz +0 -3dB
負荷インピーダンスstereo、mono:6ΩminA or B:6Ω~16Ω
A+B:12Ω~16Ω
消費電力450W無信号時:220W
有信号時:730W
340W210W
外形寸法幅434x高さ184x奥行434mm幅495x高さ188x奥行459mm幅466x高さ186x奥行420mm幅430x高さ158x奥行344mm
重量24.2kg34kg19.8kg10.3kg

DENON POA-5000とDENON POA-3000との比較

DENON POA-5000とDENON POA-3000との比較は以下の通りです。

  • 型式:POA-5000はAVパワーアンプ、POA-3000はステレオパワーアンプです。用途の方向性が大きく異なります。
  • 8Ω出力:POA-5000のFrontは100W+100W、POA-3000は180W+180Wです。2chの出力値ではPOA-3000が高いです。
  • 重量:POA-5000は24.2kg、POA-3000は34kgです。設置重量ではPOA-5000が軽めです。

DENON POA-5000とDENON POA-2200との比較

DENON POA-5000とDENON POA-2200との比較は以下の通りです。

  • チャンネル構成:POA-5000はフロント、センター、リアの構成を持ちます。POA-2200はステレオパワーアンプです。
  • 6Ω出力:POA-5000のFrontは140W+140W、POA-2200は250W+250Wです。6Ω時のステレオ出力値ではPOA-2200が高いです。
  • SN比:POA-5000はstereoで118dB、POA-2200は124dBです。数値ではPOA-2200が高いです。

DENON POA-5000とTechnics SE-A1010との比較

DENON POA-5000とTechnics SE-A1010との比較は以下の通りです。

  • 型式:POA-5000はAVパワーアンプ、SE-A1010はステレオパワーアンプです。多チャンネル用途ではPOA-5000が個性的です。
  • 8Ω出力:POA-5000のFrontは100W+100W、SE-A1010は70W+70Wです。Frontの8Ω出力値ではPOA-5000が高いです。
  • 重量:POA-5000は24.2kg、SE-A1010は10.3kgです。設置の軽さではSE-A1010が扱いやすいです。

DENON POA-5000とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

DENON POA-5000は、スピーカー端子の負荷インピーダンスがstereo、monoとも6ΩminのAVパワーアンプです。6Ω以上のスピーカーを中心に、フロント出力とセンター/リア出力の違いを見ながら音量を整える使い方が向いています。

DENON POA-5000とJBL 4311Bとの組み合わせ

  • 互換性:JBL 4311Bは8Ω、許容入力40W(RMS)、出力音圧レベル91dB/W/mです。POA-5000のFrontは8Ωで100W+100W、Center/Rearは8Ωで50W+50Wなので、4311Bでは連続大音量を避け、メーターや音の歪み感を見ながら音量を控えめに整えるのが大切です。推奨アンプ出力は―です。
  • 音質の向上:4311Bは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、低域に30cmコーン型、中域に13cmコーン型、高域に3.6cmコーン型を搭載しています。再生周波数帯域は45Hz~15kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は1.5kHz、6kHzです。POA-5000のFront出力を使うと、JBLらしい前に出る中域と低域の押し出しを楽しめます。
  • おすすめの音楽ジャンルロック、ブルース、ジャズファンク、ライブ盤に合います。4311Bのモニター系の勢いと、POA-5000のフロント出力の余裕を活かしやすい組み合わせです。

DENON POA-5000とYAMAHA NS-690IIIとの組み合わせ

  • 互換性:NS-690IIIは8Ω、定格入力40W、最大許容入力80W、出力音圧レベル90dB/W/mです。POA-5000のFrontは8Ωで100W+100Wなので、最大許容入力80Wを意識し、音量を急に上げない管理が向いています。推奨アンプ出力は―です。
  • 音質の向上:NS-690IIIは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式で、低域に30cmコーン型、中域に7.5cmドーム型、高域に3.0cmドーム型を採用しています。再生周波数帯域は35Hz~20000Hz、クロスオーバー周波数は800Hz、6kHz(12dB/oct)です。POA-5000のstereo周波数特性1Hz~100kHzにより、密閉型らしい反応の良さを素直に出しやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンルクラシック、ボーカル、アコースティック、ピアノトリオに向いています。NS-690IIIの自然な中域と、POA-5000の落ち着いた駆動感で、余韻を丁寧に楽しめます。

DENON POA-5000とDIATONE DS-500との組み合わせ

  • 互換性:DS-500は6Ω、最大入力180W(EIAJ)、出力音圧レベル88dB/W/mです。POA-5000の負荷インピーダンスは6Ωminで、Frontは6Ωで140W+140W、Center/Rearは6Ωで70W+70Wです。6Ω条件に合うため、音量はスピーカーサイズと88dB/W/mの能率を見ながら少しずつ上げるのが扱いやすいです。推奨アンプ出力は―です。
  • 音質の向上:DS-500は2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・防磁設計で、低域に18cmコーン型、高域に2.5cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は42Hz~30kHz、クロスオーバー周波数は2kHzです。POA-5000のCenter/Rear出力を使った小型系システムにも収まりやすく、密閉2ウェイのまとまりを活かせます。
  • おすすめの音楽ジャンルシティポップ、フュージョン、室内楽、女性ボーカルに合います。DS-500のコンパクトな密閉型らしさと、POA-5000のレベル調整機能を活かしやすい組み合わせです。

DENON POA-5000は、AVパワーアンプでありながら、フロント2ch用としても十分に楽しめる出力と物量を持っています。6Ωminの条件を守りながら、スピーカーごとの入力値に合わせて音量を整えるのがポイントです。

サラウンド再生にも、ステレオ再生にも使い方を広げられるところがPOA-5000の魅力です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

詳細スペック一覧

項目DENON POA-5000
型式AVパワーアンプ
定価200,000円(1991年頃)
定格出力
(20Hz~20kHz、THD 0.02%)
ステレオ時 Front:140W+140W(6Ω)
100W+100W(8Ω)
Center:70W+70W(6Ω)
50W+50W(8Ω)
Rear:70W+70W(6Ω)
50W+50W(8Ω)
モノブリッジ時Front:280W(6Ω)
200W(8Ω)
Center:140W(6Ω)
100W(8Ω)
Rear:140W(6Ω)
100W(8Ω)
入力感度/インピーダンスstereo:1Vrms/47kΩ
mono:0.7Vrms/47kΩ
全高調波歪率(全チャンネル)0.008%(8Ω負荷、THD 0.05%)
混変調歪率(全チャンネル)0.005%(60Hz:7kHz=1:4、8Ω負荷、定格出力相当振幅出力)
出力帯域幅(全チャンネル)50Hz~50kHz(8Ω負荷、THD 0.05%)
SN比stereo:118dB
mono:113dB
出力インピーダンスstereo:0.08Ω
mono:0.16Ω
周波数特性stereo:1Hz~100kHz
mono:2Hz~80kHz
スピーカー端子負荷インピーダンスstereo、mono:6Ωmin
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
消費電力450W
外形寸法幅434x高さ184x奥行434mm
重量24.2kg
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