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KENWOOD KA-3060Rは、1995年頃に登場したインテグレーテッドアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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KENWOOD KA-3060Rの概要と特徴

| 項目 | KENWOOD KA-3060R |
|---|---|
| 型式 | インテグレーテッドアンプ |
| 定格出力 | 50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.06%) |
| 全高調波歪率 | 0.02%(1kHz、8Ω、50W) |
| 周波数特性 | CD、Tuner、Tape:5Hz~100kHz +0 -3dB |
| SN比 | Phono MM:77dB(EIAJ)、76dB(IHF-A) CD、Tuner、Tape:81dB(EIAJ)、103dB(IHF-A) |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ CD、Tuner、Tape:200mV/47kΩ |
| 定格消費電力 | 140W |
| 重量 | 7.0kg |
KENWOOD KA-3060Rは、8Ωで50W+50Wの定格出力を持つインテグレーテッドアンプです。CD、Tuner、Tapeの周波数特性は5Hz~100kHz、IHF-AでのSN比は103dBで、ソースダイレクトを備えた素直な中級プリメインとして楽しめます。
特徴①|ソースダイレクトで信号経路を短くする

KA-3060Rのソースダイレクトは、どんな時に使いたい機能ですか?
トーンコントロール回路をバイパスし、信号をストレートに増幅したい時に使いたい機能です。CD、Tuner、Tapeの周波数特性は5Hz~100kHz +0 -3dBで、音源の輪郭をシンプルに聴きたい人に向いた構成です。
- 定格出力は50W+50W(8Ω)です。
- 全高調波歪率は0.02%(1kHz、8Ω、50W)です。
- CD、Tuner、TapeのSN比は103dB(IHF-A)です。
特徴②|NEWシグナルグランドラインによるノイズ対策
KA-3060Rは、グランドラインの設計にも配慮されています。
NEWシグナルグランドラインは、音声信号を扱う各回路のグランド基準点を一本化する考え方です。交流電源のリップルやノイズ成分の影響を抑え、メイングランドラインに純粋な信号を流す方向で設計されています。
特徴③|fシェイプ状スリットとロジカルフロー構造
ボリュームマウント部には、材質による固有振動を下げるためにfシェイプ状のスリットが設けられています。取り付け部の振動特性を改善し、固有のカラーレーションを低減する狙いです。



内部レイアウトにも音質面の狙いがありますか?
あります。ロジカルフローコンストラクションを採用し、信号の流れを意識した内部構成としています。外形寸法は幅440x高さ133x奥行303mm、重量は7.0kgで、扱いやすいサイズに基本機能をまとめた設計です。
特徴④|MMフォノとリモコン対応の実用性
Phono MM入力は2.5mV/47kΩで、SN比は77dB(EIAJ)、76dB(IHF-A)です。レコードプレーヤーをMMカートリッジで使う場合にも、基本的な入力条件がそろっています。
付属品としてリモコンも用意されています。Tape Rec出力は200mV/600Ωで、CD、Tuner、Tape入力は200mV/47kΩのため、日常的なソース切替や録音系も含めて扱いやすい内容です。
KENWOOD KA-3060Rと他のヴィンテージアンプとの比較


ここでは、KENWOOD KA-3060Rと、1990年代前後のヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はKENWOOD KA-1001G、DENON PMA-390、ONKYO A-905です。
| 項目 | KENWOOD KA-3060R | KENWOOD KA-1001G | DENON PMA-390 | ONKYO A-905 |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | インテグレーテッドアンプ | インテグレーテッドアンプ | プリメインアンプ | ステレオプリメインアンプ |
| 8Ω出力 | 50W+50W(20Hz~20kHz) | 40W+40W(20Hz~20kHz) | 60W+60W(20Hz~20kHz) | 15W+15W |
| 6Ω出力 | ― | ― | 73W+73W(20Hz~20kHz) | ― |
| 4Ω出力 | ― | EIAJ実用最大:75W+75W | ダイナミックパワー:120W+120W | 21W+21W 実用最大:29W+29W |
| 全高調波歪率 | 0.02%(1kHz、8Ω、50W) | 0.009%(1kHz、20W、8Ω) | 0.008%(1kHz、30W、8Ω) | 0.2%(1kHz、定格出力時、8Ω) |
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz +0 -3dB | 10Hz~80kHz +0 -3dB | 4Hz~100kHz +0 -3dB | 10Hz~60kHz ±3dB(CD) |
| SN比 | Phono MM:77dB(EIAJ)、76dB(IHF-A) CD、Tuner、Tape:81dB(EIAJ)、103dB(IHF-A) | Phono MM:78dB Line(CD):100dB CD Direct:103dB | Phono MM:94dB Phono MC:75dB CD、Tape、Tuner、Aux:107dB | Line1、2、CD、MD:100dB |
| Phono入力 | MM:2.5mV/47kΩ | MM:2.5mV/47kΩ | MM:2.5mV/47kΩ MC:0.2mV/100Ω | ― |
| 消費電力 | 140W | 100W | 118W | 45W |
| 外形寸法 | 幅440x高さ133x奥行303mm | 幅270x高さ136x奥行346mm | 幅434x高さ120x奥行279mm | 幅205x高さ91x奥行292mm |
| 重量 | 7.0kg | 7.6kg | 5.8kg | 3.1kg |
KENWOOD KA-3060RとKENWOOD KA-1001Gとの比較
KENWOOD KA-3060RとKENWOOD KA-1001Gとの比較は以下の通りです。
- 8Ω出力:KA-3060Rは50W+50W、KA-1001Gは40W+40Wです。20Hz~20kHz条件ではKA-3060Rが大きいです。
- 周波数特性:KA-3060Rは5Hz~100kHz、KA-1001Gは10Hz~80kHzです。範囲の広さではKA-3060Rが広いです。
- CD系SN比:KA-3060Rは103dB(IHF-A)、KA-1001GのCD Directも103dBです。数値は同じ103dBです。
- 横幅:KA-3060Rは440mm、KA-1001Gは270mmです。設置幅ではKA-1001Gが小さいです。
- 重量:KA-3060Rは7.0kg、KA-1001Gは7.6kgです。重量ではKA-1001Gが重いです。
KENWOOD KA-3060RとDENON PMA-390との比較
KENWOOD KA-3060RとDENON PMA-390との比較は以下の通りです。
- 8Ω出力:KA-3060Rは50W+50W、PMA-390は60W+60Wです。20Hz~20kHz条件ではPMA-390が大きいです。
- 6Ω出力:KA-3060Rは―、PMA-390は73W+73Wです。6Ω時の定格出力はPMA-390で確認できます。
- Phono入力:KA-3060RはMMのみ、PMA-390はMMとMCに対応します。MC入力はPMA-390で確認できます。
- CD系SN比:KA-3060Rは103dB(IHF-A)、PMA-390は107dBです。数値ではPMA-390が大きいです。
- 重量:KA-3060Rは7.0kg、PMA-390は5.8kgです。重量ではKA-3060Rが重いです。
KENWOOD KA-3060RとONKYO A-905との比較
KENWOOD KA-3060RとONKYO A-905との比較は以下の通りです。
- 8Ω出力:KA-3060Rは50W+50W、A-905は15W+15Wです。8Ωの数値ではKA-3060Rが大きいです。
- 4Ω出力:KA-3060Rは―、A-905は21W+21Wです。4Ω時の定格出力はA-905で確認できます。
- CD系SN比:KA-3060Rは103dB(IHF-A)、A-905は100dBです。数値ではKA-3060Rが大きいです。
- 横幅:KA-3060Rは440mm、A-905は205mmです。設置幅ではA-905が小さいです。
- 重量:KA-3060Rは7.0kg、A-905は3.1kgです。重量ではKA-3060Rが重いです。
KENWOOD KA-3060Rとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


KENWOOD KA-3060Rは8Ωで50W+50Wの定格出力を持つインテグレーテッドアンプです。ここでは50W級アンプとして音量管理しながら合わせたいスピーカーとして、DIATONE DS-77HR、JBL Control 1、YAMAHA NS-100Mを取り上げます。
KENWOOD KA-3060RとDIATONE DS-77HRとの組み合わせ
- 互換性:DS-77HRは公称インピーダンス6Ω、最大入力230W(EIAJ)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル91dB/W/mです。KA-3060Rの6Ω時出力は―のため、6Ω接続として実機表示を確認し、控えめな音量から始める使い方が大切です。
- 音質の向上:DS-77HRは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型です。31cmコーン型、10cmコーン型、2.5cmドーム型を搭載し、再生周波数帯域は35Hz~30kHz、出力音圧レベルは91dB/W/m、クロスオーバー周波数は500Hz、4kHzです。KA-3060Rのソースダイレクトと合わせると、密閉型の低域と中高域の輪郭を素直に聴きやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、クラシック、女性ボーカルに向いています。91dB/W/mの出力音圧レベルを基準に、声の厚みと低域の締まりを確認しながら音量を合わせるとまとまりやすいです。
KENWOOD KA-3060RとJBL Control 1との組み合わせ
- 互換性:Control 1はインピーダンス6Ω、許容入力160W(MAX)/50W(RMS)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。KA-3060Rの6Ω時出力は―のため、50W(RMS)を目安に、近距離では小さめの音量から整える使い方が向いています。
- 音質の向上:Control 1は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・セッティングフリー型・防磁設計です。13cmコーン型とドーム型を搭載し、周波数帯域は70Hz~22kHz、出力音圧レベルは―、クロスオーバー周波数は7kHzです。KA-3060Rのリモコン対応と合わせると、デスク周りや小部屋で軽快に使いやすい組み合わせになります。
- おすすめの音楽ジャンル:ポップス、ロック、ラジオ音源に向いています。出力音圧レベルは―のため、実際の聴感で音量を少しずつ決め、低域が膨らみすぎない位置に置くと聴きやすいです。
KENWOOD KA-3060RとYAMAHA NS-100Mとの組み合わせ
- 互換性:NS-100Mはインピーダンス6Ω、定格入力30W、最大入力60W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。KA-3060Rの6Ω時出力は―のため、最大入力60Wを意識し、控えめな音量からゆっくり調整する使い方が大切です。
- 音質の向上:NS-100Mは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型です。20cmコーン型、5.5cmドーム型、3.0cmドーム型を搭載し、再生周波数帯域は50Hz~20000Hz、出力音圧レベルは90dB/W/m、クロスオーバー周波数は1000Hz、6000Hzです。KA-3060Rのソースダイレクトと合わせると、白いコーンの中域表現をすっきり聴きやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、フォーク、室内楽に向いています。90dB/W/mの出力音圧レベルを見ながら、近距離では音量を上げすぎず、声の定位と余韻を確認すると自然にまとまります。
KENWOOD KA-3060Rは、ソースダイレクト、NEWシグナルグランドライン、ロジカルフローコンストラクション、MMフォノ入力、リモコン対応を備えた、日常使いしやすいインテグレーテッドアンプです。
スピーカーを合わせるときは、インピーダンス、許容入力、推奨アンプ出力、出力音圧レベルを確認し、最初は控えめな音量から少しずつ調整すると、KA-3060Rの素直な鳴り方をつかみやすくなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
KENWOOD KA-3060Rの詳細スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | インテグレーテッドアンプ |
| 定格出力 | 50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch動作、THD 0.06%) |
| 全高調波歪率 | 0.02%(1kHz、8Ω、50W) |
| 周波数特性 | CD、Tuner、Tape:5Hz~100kHz +0 -3dB |
| SN比 | Phono MM:77dB(EIAJ) 76dB(IHF-A) CD、Tuner、Tape:81dB(EIAJ) 103dB(IHF-A) |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ CD、Tuner、Tape:200mV/47kΩ |
| 出力レベル/インピーダンス | Tape Rec:200mV/600Ω |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 定格消費電力 | 140W(電気用品取締法) |
| 最大外形寸法 | 幅440x高さ133x奥行303mm |
| 重量 | 7.0kg |
| 付属 | リモコン |
