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KENWOOD(ケンウッド) KAF-3010Rを徹底解説!【4Ω 85W+85W駆動】

この記事の概要

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KENWOOD KAF-3010Rは、2000年頃に登場したインテグレーテッドアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

KENWOOD KAF-3010Rの概要と特徴

項目KENWOOD KAF-3010R
型式インテグレーテッドアンプ
定格出力85W+85W(4Ω、40Hz~20kHz、0.06%)
65W+65W(8Ω、40Hz~20kHz、0.06%)
120W+120W(4Ω、EIAJ)
全高調波歪率0.04%(20Hz~20kHz、40W、4Ω)
0.01%(1kHz、40W、4Ω)
ダンピングファクター42(50Hz)
周波数特性Line(CD):5Hz~85kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.5mV/33kΩ
Line(CD):200mV/47kΩ
定格消費電力180W
重量8.3kg

▼ 詳しいスペックはこちら

KENWOOD KAF-3010Rは、4Ωで85W+85W、8Ωで65W+65Wの定格出力を持つプリメインアンプです。TRAIT、ピュアシグナル・グランドライン、ロジカルフロー・コンストラクションを採用し、シンプルな構成の中に音質設計を詰め込んだ2000年前後のモデルとして楽しめます。

特徴①|TRAITによる動作点の安定化

KAF-3010RのTRAITは、どんな部分に効いてくるのでしょうか?

TRAITは、温度検出・補正回路をワンチップ化したトランジスタ技術です。出力の大小によって動作点が揺れやすい部分に対して、温度の変化をほぼリアルタイムで検出する考え方を持っています。小信号時の歪を抑え、音楽信号の流れを安定させたい設計として見ると分かりやすいです。

特徴②|85W+85Wとダンピングファクター42

KAF-3010Rは、エントリー寄りの価格帯ながらスピーカー駆動も意識した数値を持っています。

  • 4Ωで85W+85Wの定格出力です。
  • 8Ωで65W+65Wの定格出力です。
  • ダンピングファクターは42(50Hz)です。

4ΩのEIAJ出力は120W+120Wで、Line(CD)の周波数特性は5Hz~85kHz +0 -3dBです。日常的な音量でまとまりよく鳴らす方向に使いやすいアンプです。

特徴③|グランドラインと信号経路を整える構造

シンプルな回路を活かす内部設計

ピュアシグナル・グランドラインは、メイン・グランドラインに純粋な信号だけを流す狙いを持った構造です。さらに信号の流れに沿った内部レイアウトや、プリント基板をソフトに固定する耐振構造も採用されています。ノイズ成分と振動の影響を抑え、ソースダイレクトで素直に聴く使い方が似合います。

KENWOOD KAF-3010Rと他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、KENWOOD KAF-3010Rと、同じKENWOOD系のヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はKENWOOD KA-3080R、KENWOOD KAF-5002、KENWOOD KAF-7002です。

項目KENWOOD KAF-3010RKENWOOD KA-3080RKENWOOD KAF-5002KENWOOD KAF-7002
型式インテグレーテッドアンプインテグレーテッドアンプインテグレーテッドアンプインテグレーテッドアンプ
4Ω出力85W+85W(40Hz~20kHz)
120W+120W(EIAJ)
130W+130W(EIAJ)
6Ω出力40W+40W(20Hz~20kHz)50W+50W(20Hz~20kHz)
8Ω出力65W+65W(40Hz~20kHz)60W+60W(40Hz~20kHz)
全高調波歪率0.04%(20Hz~20kHz、40W、4Ω)
0.01%(1kHz、40W、4Ω)
0.06%(20Hz~20kHz、8Ω、35W)
0.01%(1kHz、8Ω、70W)
0.009%(1kHz、20W、6Ω)0.009%(1kHz、25W、6Ω)
ダンピングファクター42(50Hz)42(50Hz)
周波数特性Line(CD):5Hz~85kHz +0 -3dBCD、Tuner、AUX、Tape:5Hz~100kHz +0 -3dB
Phono MM2.5mV/33kΩ2.5mV/47kΩ2.5mV/47kΩ2.5mV/47kΩ
Line(CD)200mV/47kΩ200mV/47kΩ200mV/47kΩ200mV/47kΩ
定格消費電力180W170W110W150W
外形寸法幅440x高さ145x奥行400mm幅440x高さ123x奥行395mm幅270x高さ143x奥行345mm幅270x高さ143x奥行345mm
重量8.3kg8.0kg7.1kg7.5kg

KENWOOD KAF-3010RとKENWOOD KA-3080Rとの比較

KENWOOD KAF-3010RとKENWOOD KA-3080Rとの比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:KAF-3010Rは65W+65W、KA-3080Rは60W+60Wです。40Hz~20kHz条件ではKAF-3010Rが少し大きいです。
  • 4Ω EIAJ出力:KAF-3010Rは120W+120W、KA-3080Rは130W+130Wです。EIAJ条件ではKA-3080Rが大きいです。
  • ダンピングファクター:どちらも42(50Hz)です。数値は同じ42です。
  • Line周波数特性:KAF-3010Rは5Hz~85kHz、KA-3080Rは5Hz~100kHzです。上限はKA-3080Rが広いです。
  • 重量:KAF-3010Rは8.3kg、KA-3080Rは8.0kgです。重量ではKAF-3010Rが少し重いです。

KENWOOD KAF-3010RとKENWOOD KAF-5002との比較

KENWOOD KAF-3010RとKENWOOD KAF-5002との比較は以下の通りです。

  • 6Ω出力:KAF-3010Rは―、KAF-5002は40W+40Wです。6Ω出力はKAF-5002で確認できます
  • 4Ω出力:KAF-3010Rは85W+85W、KAF-5002は―です。4Ωの定格出力はKAF-3010Rで確認できます
  • Phono MM:KAF-3010Rは2.5mV/33kΩ、KAF-5002は2.5mV/47kΩです。入力インピーダンスはKAF-5002が大きいです。
  • 定格消費電力:KAF-3010Rは180W、KAF-5002は110Wです。数値ではKAF-3010Rが大きいです。
  • 外形寸法:KAF-3010Rは幅440mm、KAF-5002は幅270mmです。横幅はKAF-5002が短いです。

KENWOOD KAF-3010RとKENWOOD KAF-7002との比較

KENWOOD KAF-3010RとKENWOOD KAF-7002との比較は以下の通りです。

  • 6Ω出力:KAF-3010Rは―、KAF-7002は50W+50Wです。6Ω出力はKAF-7002で確認できます
  • 実用最大出力:KAF-3010Rは―、KAF-7002は110W+110W(EIAJ、3Ω)です。実用最大出力はKAF-7002で確認できます
  • Line(CD):どちらも200mV/47kΩです。入力条件は同じです。
  • 定格消費電力:KAF-3010Rは180W、KAF-7002は150Wです。数値ではKAF-3010Rが大きいです。
  • 重量:KAF-3010Rは8.3kg、KAF-7002は7.5kgです。重量ではKAF-3010Rが重いです。

KENWOOD KAF-3010Rとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

KENWOOD KAF-3010Rは4Ωで85W+85W、8Ωで65W+65Wの定格出力を持つインテグレーテッドアンプです。ここではTRAITの安定感とソースダイレクトの素直さを音量管理しながら楽しみたいスピーカーとして、DIATONE DS-600Z、JBL Control 5、TANNOY Mercury m2を取り上げます。

KENWOOD KAF-3010RとDIATONE DS-600Zとの組み合わせ

  • 互換性:DS-600Zは定格インピーダンス6Ω、最大入力150W(EIAJ)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。KAF-3010Rの6Ω定格出力は―のため、4Ω/8Ωの出力値と最大入力150Wを目安に、低域が膨らみすぎない音量へ少しずつ合わせる使い方が向いています。
  • 音質の向上:DS-600Zは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、27cmコーン型ウーファー、10cmコーン型ミッドレンジ、2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。再生周波数帯域は37Hz~32kHz、クロスオーバー周波数は600Hz、4kHzです。
  • おすすめの音楽ジャンルジャズ、フュージョン、女性ボーカルに向いています。90dB/W/mの出力音圧レベルを基準に、ベースの締まりとボーカルの輪郭を確認しながら音量を整えると聴きやすいです。

KENWOOD KAF-3010RとJBL Control 5との組み合わせ

  • 互換性:Control 5はインピーダンス5Ω、許容入力180W(最大)/60W(RMS)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル92dB/W/mです。KAF-3010Rの5Ω定格出力は―ですが、4Ωで85W+85Wのため、RMS 60Wを意識し、近距離では控えめな音量から始める音量管理が大切です。
  • 音質の向上:Control 5は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・セッティングフリー型・防磁設計で、16.5cmコーン型ウーファーとドーム型トゥイーターを搭載しています。周波数帯域は55Hz~25kHz、クロスオーバー周波数は5kHzです。
  • おすすめの音楽ジャンルロック、ポップス、ライブ録音に向いています。92dB/W/mの出力音圧レベルを活かし、音量を上げすぎずにギターやスネアの輪郭を確認すると軽快にまとまります。

KENWOOD KAF-3010RとTANNOY Mercury m2との組み合わせ

  • 互換性:Mercury m2は入力インピーダンス8Ω、最大許容入力120W(瞬間)、推奨アンプ出力は―、能率88dB/W/m(1kHz)です。KAF-3010Rは8Ωで65W+65Wのため、8Ω同士として接続しやすく、瞬間入力120Wを意識して音量を整える使い方が合います。
  • 音質の向上:Mercury m2は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、16cmコーン型ウーファーと2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。周波数特性は48Hz~20kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は2.5kHzです。
  • おすすめの音楽ジャンル室内楽、アコースティック、ボーカルに向いています。88dB/W/m(1kHz)の能率を基準に、声の厚みと低域の量感が自然につながる音量を探ると楽しめます。

KAF-3010Rは、TRAITとピュアシグナル・グランドラインを備えた、シンプルながら要点を押さえたプリメインアンプです。

スピーカーを合わせるときは、インピーダンスと入力値を確認しながら、低域の量感と中高域の明るさが自然にまとまる音量を探ると、このモデルの扱いやすさを感じやすくなります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

詳細スペック一覧

項目KENWOOD KAF-3010R
型式インテグレーテッドアンプ
定格出力85W+85W(4Ω、40Hz~20kHz、0.06%)
65W+65W(8Ω、40Hz~20kHz、0.06%)
120W+120W(4Ω、EIAJ)
全高調波歪率0.04%(20Hz~20kHz、40W、4Ω)
0.01%(1kHz、40W、4Ω)
ダンピングファクター42(50Hz)
周波数特性Line(CD):5Hz~85kHz +0 -3dB
イコライザー偏差20Hz~20kHz ±1dB
最大許容入力電圧MM:100mV(0.5%)
SN比(IHF-66)Phono MM:72dB
Line(CD):100dB
トーンコントロール特性Bass:±10dB(100Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
ラウドネスコントロール特性+9dB(100Hz、Volume-30dB)
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.5mV/33kΩ
Line(CD):200mV/47kΩ
出力レベル/インピーダンスrec out:200mV/2.7kΩ
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力(電気用品取締法)180W
最大外形寸法幅440x高さ145x奥行400mm
重量8.3kg
付属リモコン
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