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LUXMAN L-410は、1982年10月発売のヴィンテージなインテグレーテッドアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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LUXMAN L-410の概要と特徴

| LUXMAN L-410のスペック | |
|---|---|
| 発売時期 | 1982年10月 |
| 定価 | 79,000円 |
| 型式 | インテグレーテッド・アンプ |
| 実効出力 | 75W+75W(8Ω、1kHz、両ch) |
| 全高調波歪率 | 0.009%以下(8Ω、-3dB、20Hz〜20kHz) |
| ダンピングファクター | ― |
| 消費電力 | 180W |
| 重量 | 13.0kg |
LUXMAN L-410は、デュオベータ技術を投入したRevolverシリーズのプリメインアンプです。75W+75Wの実効出力、デュオベータ・サーキット/S、plusX電源、フォノ・ストレート機能を備え、1980年代前半のラックスマンらしい高SNで端正な方向を楽しめます。
特徴①|デュオベータ・サーキット/Sで一段増幅を活かす
L-410は、パワーアンプ部に一段増幅アンプのデュオベータ・サーキット/Sを搭載しています。増幅段を一段にまとめることで、高域補正に頼りすぎない安定性と低歪率を狙っています。
- 一段増幅アンプでオープンループの素性を整えます。
- デュオベータ・サーキットで適量NFBとDCサーボを組み合わせます。
- plusX電源で電源ノイズの影響を抑えるという考え方です。
定格では全高調波歪率0.009%以下、混変調歪率0.009%以下です。79,000円クラスながら、上位Revolverシリーズと同じ思想が入り込んでいます。
特徴②|MC対応のハイゲインイコライザを備える
イコライザアンプ部にもデュオベータ・サーキットが採用されています。Phono MMは2.5mV/50kΩ、Phono MCは100μVでHigh/Low切替に対応しています。
MMだけでなくMCカートリッジにも対応するため、レコード再生の選択肢が広がります。L-410は、フォノ段のSN比にも配慮したRevolverシリーズとして使いやすいです。
SN比はPhono MMで90dB、Phono MCで67dBです。Tuner、AUX/DAD、Monitor、Main Inでは110dBが示されています。
特徴③|フォノ・ストレートで信号経路を短くできる
L-410は、フォノ・ストレート機能を搭載しています。単なるバイパスではなく、フィルタ類やバランス、セレクタ類などの接点や配線を切り離し、レコード信号をシンプルに扱うための機能です。

フォノ・ストレートはいつ使うと良いですか?
トーンやフィルターを使わず、レコードそのものの質感を確認したい時に向いています。L-410では、フォノ再生の鮮度を重視したい場面で活躍します。
特徴④|ターンオーバーシフト型トーンで調整しやすい
トーンコントロールには、ターンオーバー周波数シフト式が採用されています。変化量と変化し始める周波数が連動するため、大きく音を崩さずに音質を整えやすい構成です。



普通のトーン調整と何が違いますか?
トーンを少し動かした時に、必要な帯域だけを自然に補正しやすい方式です。L-410では、スピーカーや部屋に合わせて微調整する楽しさがあります。
LUXMAN L-410と他のヴィンテージアンプとの比較


LUXMAN L-410と他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。
| 項目 | LUXMAN L-410 | LUXMAN L-430 | SANSUI AU-D607 | DENON PMA-760 |
|---|---|---|---|---|
| 実効出力 | 75W+75W(8Ω) | 105W+105W(8Ω) | 70W+70W(8Ω) | 125W+125W(8Ω) |
| 高調波歪率 | 0.009%以下 | 0.009%以下 | 0.008%以下 | 0.003%以下 |
| ダンピングファクター | ― | ― | 100(8Ω) | ― |
| 重量 | 13.0kg | 13.5kg | 15.5kg | 12kg |
| 消費電力 | 180W | 220W | 195W | 230W |
| サウンドキャラクター | デュオベータ/Sとフォノ・ストレートによる端正で透明感のある方向 | 同系統のRevolver上位らしい出力余裕 | ワイドレンジDC構成による力感と低域制動 | 無帰還0dBパワーアンプの高出力でシャープな方向 |
LUXMAN L-410とLUXMAN L-430との比較
LUXMAN L-410とLUXMAN L-430との比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-410は75W+75W、L-430は105W+105Wです。出力ではLUXMAN L-430が優れています。
- 高調波歪率:どちらも0.009%以下です。数値上は同等です。
- 重量:L-410は13.0kg、L-430は13.5kgです。軽さではLUXMAN L-410が扱いやすいです。
- 消費電力:L-410は180W、L-430は220Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-410が優れています。
- サウンドキャラクター:L-430は同系統で出力に余裕があります。L-410は価格とサイズを抑えつつRevolverの思想を楽しめるため、日常使いではLUXMAN L-410が選びやすいです。
LUXMAN L-410とSANSUI AU-D607との比較
LUXMAN L-410とSANSUI AU-D607との比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-410は75W+75W、AU-D607は70W+70Wです。出力ではLUXMAN L-410が優れています。
- 高調波歪率:L-410は0.009%以下、AU-D607は0.008%以下です。数値上の低歪率ではSANSUI AU-D607が優れています。
- ダンピングファクター:L-410は定格記載なし、AU-D607は100です。定格で確認できる低域制動の数値ではSANSUI AU-D607が優れています。
- 重量:L-410は13.0kg、AU-D607は15.5kgです。軽さではLUXMAN L-410が扱いやすいです。
- 消費電力:L-410は180W、AU-D607は195Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-410が優れています。
- サウンドキャラクター:AU-D607はDC構成らしい力感が魅力です。L-410はフォノ・ストレートとデュオベータ/Sの透明感があり、レコード再生をすっきり聴くならLUXMAN L-410が合いやすいです。
LUXMAN L-410とDENON PMA-760との比較
LUXMAN L-410とDENON PMA-760との比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-410は75W+75W、PMA-760は125W+125Wです。出力ではDENON PMA-760が優れています。
- 高調波歪率:L-410は0.009%以下、PMA-760は0.003%以下です。数値上の低歪率ではDENON PMA-760が優れています。
- 重量:L-410は13.0kg、PMA-760は12kgです。軽さではDENON PMA-760が扱いやすいです。
- 消費電力:L-410は180W、PMA-760は230Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-410が優れています。
- サウンドキャラクター:PMA-760は無帰還0dBパワーアンプの高出力が魅力です。L-410はフォノ・ストレートとターンオーバーシフト型トーンで、アナログ再生の調整幅を重視するならLUXMAN L-410が合いやすいです。
LUXMAN L-410とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


LUXMAN L-410は、8Ωで75W+75Wの実効出力を持つプリメインアンプです。デュオベータ/SとplusX電源を備えるため、中能率以上のスピーカーで透明感と低域の整い方を楽しむ組み合わせを考えやすいです。
LUXMAN L-410と組み合わせるヴィンテージスピーカーは、以下の3機種です。
- Lo-D HS-430
- DIATONE DS-35B
- JBL 4344MKII
以下では、互換性・音質・おすすめジャンルに分けて解説します。
LUXMAN L-410とLo-D HS-430との組み合わせ
LUXMAN L-410とLo-D HS-430との組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:HS-430は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、6Ω、最大入力120W、出力音圧レベル92dB/W/m(8Ω換算)です。L-410では、家庭音量で余裕を持って鳴らしやすい組み合わせです。
- 音質の向上:HS-430は30cmコーン型、5.5cmコーン型、2.5cmドーム型を搭載し、35Hz〜20kHzを再生します。クロスオーバーは700Hz、4.5kHz、内容積は62L、重量は21kgです。L-410と組むと、メタル振動板の明瞭さとデュオベータ/Sの透明感を合わせやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:フュージョン、シティポップ、ジャズ、ロックに向いています。輪郭のある音でリズムを軽快に聴きたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-410とDIATONE DS-35Bとの組み合わせ
LUXMAN L-410とDIATONE DS-35Bとの組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:DS-35Bは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、6Ω、最大入力80W、出力音圧レベル91dB/Wです。L-410の出力と合わせる場合は、音量を上げすぎず密閉方式のまとまりを活かす組み合わせです。
- 音質の向上:DS-35Bは30cmコーン型、10cmコーン型、3cmドーム型を搭載し、35Hz〜20kHzを再生します。クロスオーバーは800Hz、5kHz、重量は21kgです。L-410と組むと、密閉型の低域収まりとフォノ・ストレートの見通しを楽しみやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、クラシック、歌謡曲、アコースティックに向いています。声や弦の輪郭を落ち着いて聴きたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-410とJBL 4344MKIIとの組み合わせ
LUXMAN L-410とJBL 4344MKIIとの組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:4344MKIIは4ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、8Ω、許容入力200W、出力音圧レベル93dB/W/mです。L-410では、高能率を活かして控えめな出力で鳴らす組み合わせです。
- 音質の向上:4344MKIIは38cmコーン型、25cmコーン型、ホーン型中高域、2.5cmドーム型を搭載し、30Hz〜22kHzを再生します。クロスオーバーは340Hz、1.3kHz、8kHz、重量は78kgです。L-410と組むと、大型モニターのスケール感とラックスマンらしい滑らかさを合わせやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ロック、ソウル、ライブ録音に向いています。大きな音場と中域の押し出しを楽しみたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-410は、デュオベータ・サーキット/S、plusX電源、フォノ・ストレート機能を備えた、Revolverシリーズらしいプリメインアンプです。
メタル振動板の明瞭さ、密閉型のまとまり、大型モニターのスケール感を選び分けることで、L-410の端正で透明感のある音を楽しめます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
LUXMAN L-410の詳細スペック一覧
| LUXMAN L-410のスペック詳細 | |
|---|---|
| 発売時期 | 1982年10月 |
| 定価 | 79,000円 |
| 型式 | インテグレーテッド・アンプ |
| 実効出力 | 75W+75W(8Ω、1kHz、両ch) |
| 全高調波歪率 | 0.009%以下(8Ω、-3dB、20Hz〜20kHz) |
| 混変調歪率 | 0.009%以下(8Ω、60Hz:7kHz=4:1) |
| ダンピングファクター | ― |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/50kΩ Phono MC:100μV/High・Low切替 Tuner、Aux/DAD、Monitor:200mV/40kΩ Main in:200mV/50kΩ |
| SN比(IHF-A) | Phono MM:90dB(入力ショート、5mV換算) Phono MC:67dB(入力ショート、250μV換算) Tuner、AUX/DAD、Monitor、Main In:110dB |
| 周波数特性 | Phono:20Hz〜20kHz ±0.3dB Tuner、Aux/DAD、Monitor、Main in:10Hz〜100kHz -1dB |
| トーンコントロール | ±8dB、ターンオーバシフト型 |
| プリ部出力 | 200mV(Pre Out) |
| フィルタ | サブソニックフィルター:30Hz ハイカットフィルター:7kHz |
| ローブースト | +8dB、70Hz |
| テープモニター | 2系統(Tape-1、Tape-2) |
| テープダビング | 1→2、2→1 |
| スピーカースイッチ | 2系統 |
| 消費電力 | 180W |
| 外形寸法 | 幅453x高さ135x奥行425mm |
| 重量 | 13.0kg |
