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LUXMAN(ラックスマン) L-430を徹底解説!【ハイゲインMCイコライザー搭載】

この記事の概要

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LUXMAN L-430は、1982年9月発売のヴィンテージなアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

LUXMAN L-430の概要と特徴

LUXMAN L-430のスペック
発売時期1982年9月
定価99,000円
型式インテグレーテッド・アンプ
実効出力105W+105W(8Ω)
全高調波歪率0.009%以下
重量13.5kg

▼ 詳しいスペックはこちら

LUXMAN L-430は、Revolverシリーズに属するプリメインアンプです。デュオベータ・サーキット/S、105W+105Wの実効出力、ハイゲインMCイコライザーを備え、1980年代初頭のラックスマンらしい高SN・低歪率設計が魅力です。

特徴①|デュオベータ・サーキット/Sを搭載する

L-430は、パワーアンプ部に一段増幅アンプのデュオベータ・サーキット/Sを搭載しています。一段増幅アンプ、デュオベータ・サーキット、plusX電源回路を組み合わせ、オープンループの安定性と全帯域のNFB制御を両立させた設計です。

デュオベータって何を狙った技術ですか?

低域から高域までの安定化

可聴帯域外の超低域から回路を引き締め、電源ノイズの影響も抑える考え方です。L-430では、スルーレイト悪化の要因を減らしてSN比を高める方向に働きます。

特徴②|105W+105Wの出力で余裕を持たせる

L-430の実効出力は、8Ω・1kHz・両chで105W+105Wです。

  • 全高調波歪率は0.009%以下です。
  • 混変調歪率も0.009%以下です。
  • 消費電力220W、重量13.5kgで、扱いやすい筐体に高出力をまとめています。

同じRevolverシリーズのL-410より出力に余裕があり、中型から大型のスピーカーにも合わせやすいアンプです。

特徴③|High-Gm FETのMCイコライザーを備える

L-430は、ハイゲインMCイコライザー部にもデュオベータ・サーキットを搭載しています。MCヘッドアンプ用に開発されたHigh-GmローノイズFETを差動増幅に用い、MC入力100μV、MM入力2.5mVに対応しています。

MM/MC対応

MMカートリッジだけでなく、出力の小さいMCカートリッジにも対応できる入力設計です。L-430では、レコード再生を本格的に楽しみやすいフォノ部が用意されています。

特徴④|フォノ・ストレートと音質調整機能が使いやすい

L-430は、フォノ・ストレート機能を搭載しています。単なるバイパスではなく、フィルター類やバランスコントロール、セレクター類の接点や配線を切り離す方式で、フォノ信号をできるだけ素直に通す狙いがあります。

音質補正も残っていますか?

ターンオーバー周波数シフト式のトーンコントロール、サブソニックフィルター、ハイカットフィルター、70Hzのローブーストを備えています。ストレートな再生と補正を使い分けやすい点も、L-430の実用的な魅力です。

LUXMAN L-430と他のヴィンテージアンプとの比較

LUXMAN L-430と他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。

項目LUXMAN L-430LUXMAN L-410SANSUI AU-D707XYAMAHA A-1000
実効出力105W+105W(8Ω)75W+75W(8Ω)130W+130W(8Ω)100W+100W(8Ω)
高調波歪率0.009%以下0.009%以下0.003%0.003%(Aux等→SP out/8Ω)
ダンピングファクター100(6Ω)200以上(8Ω)
重量13.5kg13.0kg17.5kg16.5kg
消費電力220W180W320W305W
サウンドキャラクターデュオベータらしい低歪率感と滑らかな聴きやすさ同系統をよりコンパクトに楽しめる方向性Xバランスらしい制動力とハイパワー感Dual Amp Class Aらしい緻密さと力感

LUXMAN L-430とLUXMAN L-410との比較

LUXMAN L-430とLUXMAN L-410との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-430は105W+105W、L-410は75W+75Wです。出力ではLUXMAN L-430が優れています
  • 高調波歪率:どちらも0.009%以下です。低歪率の定格では同等です
  • ダンピングファクター:どちらも定格記載がありません。数値比較では同等に判断できません
  • 重量:L-430は13.5kg、L-410は13.0kgです。物量ではLUXMAN L-430がわずかに上回ります
  • 消費電力:L-430は220W、L-410は180Wです。電源規模ではLUXMAN L-430が大きいです。
  • 音の方向性:L-410は同系統を軽快に楽しめ、L-430は出力の余裕が魅力です。中型以上のスピーカーまで考えるならLUXMAN L-430が扱いやすいです。

LUXMAN L-430とSANSUI AU-D707Xとの比較

LUXMAN L-430とSANSUI AU-D707Xとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-430は105W+105W、AU-D707Xは130W+130Wです。出力ではSANSUI AU-D707Xが優れています
  • 高調波歪率:L-430は0.009%以下、AU-D707Xは0.003%です。数値上の低歪率ではSANSUI AU-D707Xが有利です
  • ダンピングファクター:L-430は定格記載がなく、AU-D707Xは100です。低域制動の数値ではSANSUI AU-D707Xのみ確認できます
  • 重量:L-430は13.5kg、AU-D707Xは17.5kgです。物量ではSANSUI AU-D707Xが上回ります
  • 消費電力:L-430は220W、AU-D707Xは320Wです。電源規模ではSANSUI AU-D707Xが大きいです。
  • 音の方向性:AU-D707Xはハイパワーで制動力が強く、L-430はフォノや音質補正を含めた使いやすさが魅力です。日常的な音楽再生ではLUXMAN L-430が親しみやすいです。

LUXMAN L-430とYAMAHA A-1000との比較

LUXMAN L-430とYAMAHA A-1000との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-430は105W+105W、A-1000は100W+100Wです。出力ではLUXMAN L-430がわずかに優れています
  • 高調波歪率:L-430は0.009%以下、A-1000は0.003%です。数値上の低歪率ではYAMAHA A-1000が有利です
  • ダンピングファクター:L-430は定格記載がなく、A-1000は200以上です。低域制動の数値ではYAMAHA A-1000のみ確認できます
  • 重量:L-430は13.5kg、A-1000は16.5kgです。物量ではYAMAHA A-1000が上回ります
  • 消費電力:L-430は220W、A-1000は305Wです。電源規模ではYAMAHA A-1000が大きいです。
  • 音の方向性:A-1000はDual Amp Class Aの緻密さ、L-430はRevolverシリーズらしい滑らかな聴きやすさが魅力です。レコード入力や補正機能を含めて楽しむならLUXMAN L-430が選びやすいです。

LUXMAN L-430とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

LUXMAN L-430は、8Ωで105W+105Wの実効出力を備えたRevolverシリーズのプリメインアンプです。組み合わせでは、入力許容量と能率のバランスがよく、L-430の滑らかな高SN感を活かせるスピーカーを選ぶと扱いやすいです。

LUXMAN L-430と組み合わせるヴィンテージスピーカーは、以下の3機種です。

  • Technics SB-10
  • ONKYO M77
  • Dual CL190

以下では、互換性・音質・おすすめジャンルに分けて解説します。

LUXMAN L-430とTechnics SB-10との組み合わせ

LUXMAN L-430とTechnics SB-10との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:SB-10は8Ω、許容入力100W(DIN RMS)/150W(MUSIC)、出力音圧レベル91dB/W/mの3ウェイ密閉方式ブックシェルフ型です。L-430の8Ω時105W+105Wと合わせる場合は、DIN RMS 100Wを目安にピークを抑える音量管理が大切です。
  • 音質の向上:SB-10は32cm平面型ウーファー、8cm平面型ミッドレンジ、リーフ型トゥイーターを搭載し、30Hz〜125kHzを再生します。L-430の高SNなデュオベータ設計と合わせることで、平面振動板のスピード感と広帯域感を滑らかに聴かせやすい組み合わせです。600Hz、6kHzのクロスオーバーにより、中域から高域のつながりも整えやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:フュージョン、シンセポップ、クラシック、ジャズに向いています。広帯域の抜けと緻密な音像を楽しみたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-430とONKYO M77との組み合わせ

LUXMAN L-430とONKYO M77との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:M77は6Ω、最大入力80W、出力音圧91dB/W/mの3ウェイ密閉方式ブックシェルフ型です。L-430は8Ωで105W+105Wのため、最大入力80Wを超えないように音量を控えめに整える使い方が安心です。
  • 音質の向上:M77は23cmコーン型ウーファー、3.5cmドーム型スコーカー、2.5cmドーム型トゥイーターを搭載し、37Hz〜45000Hzを再生します。L-430と組むことで、密閉型らしいまとまりとソフトドームの聴きやすさを引き出しやすいです。1100Hz、6000Hzのクロスオーバーにより、ボーカルの輪郭も自然にまとまりやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、AOR、シティポップ、室内楽に向いています。小さめの部屋で聴き疲れしにくい音を狙う人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-430とDual CL190との組み合わせ

LUXMAN L-430とDual CL190との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:CL190は4Ω〜8Ω、定格入力70W、最大入力100Wの4ウェイ・5スピーカー密閉方式フロア型です。L-430と合わせる場合は、最大入力100Wと4Ω〜8Ωの負荷を意識して余裕を残す使い方が向いています。
  • 音質の向上:CL190は30cmコーン型ウーファー、13cmコーン型ミッドバス2基、3.7cmドーム型、2.5cmドーム型を搭載し、20Hz〜25kHzを再生します。出力音圧レベルは定格記載がありませんが、85Lの内容積とフロア型の構成により、低域のスケール感と密閉型のまとまりを楽しみやすい組み合わせです。250Hz、800Hz、6kHzのクロスオーバーにより、帯域分担も細かく設計されています。
  • おすすめの音楽ジャンル:クラシック、プログレ、ジャズ、映画音楽に向いています。広い音場と落ち着いた低域を楽しみたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-430は、デュオベータ技術による低歪率感と、レコード再生に強いフォノ部を持つプリメインアンプです。

平面型のスピード感、密閉型ブックシェルフのまとまり、フロア型のスケール感を選び分けることで、L-430の滑らかで聴きやすい音を引き出しやすくなります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LUXMAN L-430の詳細スペック一覧

LUXMAN L-430のスペック詳細
型式インテグレーテッド・アンプ
実効出力105W+105W(8Ω、1kHz、両ch)
全高調波歪率0.009%以下(8Ω、-3dB、20Hz〜20kHz)
混変調歪率0.009%以下(8Ω、60Hz:7kHz=4:1)
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.5mV/50kΩ、Phono MC:100μV/High・Low切替、Tuner、AUX/DAD、Monitor:200mV/40kΩ、Main In:200mV/50kΩ
SN比(IHF-A)Phono MM:90dB(入力ショート、5mV換算)、Phono MC:67dB(入力ショート、250μV換算)、Tuner、AUX/DAD、Monitor、Main In:110dB
周波数特性Phono:20Hz〜20kHz ±0.3dB、Tuner、Aux/DAD、Monitor、Main in:10Hz〜100kHz -1dB
トーンコントロール±8dB、ターンオーバシフト型
プリ部出力200mV(Pre Out)
フィルタサブソニックフィルター:30Hz、ハイカットフィルター:7kHz
ローブースト+8dB、70Hz
テープモニター2系統(Tape-1、Tape-2)
テープダビング1→2、2→1
スピーカースイッチ2系統
消費電力220W
外形寸法幅453x高さ135x奥行425mm
重量13.5kg
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