この記事の概要
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LUXMAN L-48Xは、1981年12月発売のヴィンテージなインテグレーテッドアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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LUXMAN L-48Xの概要と特徴

| LUXMAN L-48Xのスペック | |
|---|---|
| 発売時期 | 1981年12月 |
| 定価 | 85,000円 |
| 型式 | ステレオ・インテグレーテッド・アンプ |
| 連続実効出力 | 80W+80W(8Ω、両ch動作、1kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.009%以下(8Ω、定格出力-3dB、20Hz〜20kHz) |
| ダンピングファクター | ― |
| 消費電力 | 180W |
| 重量 | 11.0kg |
LUXMAN L-48Xは、デュオ・ベータplus-X回路を搭載したステレオプリメインアンプです。80W+80Wの連続実効出力、フォノ・ストレート機能、MCカートリッジを直接接続できるハイゲインイコライザを備え、アナログ再生を中心に楽しみやすい一台です。
特徴①|デュオ・ベータplus-Xで電源まで音質を整える
L-48Xでは、アンプ全段にデュオ・ベータ回路を採用しています。さらに電源部にはplus-X電源を搭載し、低インピーダンスな電源と適切な帰還量で安定した再生を狙っています。
- デュオ・ベータ回路は適量NFBとDCサーボを組み合わせます。
- plus-X電源は、大型トランスと大容量コンデンサを土台にしています。
- 音場の雰囲気と低域の落ち着きを両方意識した構成です。
定格では全高調波歪率0.009%以下、混変調歪率0.009%以下が示されています。前世代のL-48Aよりも、数値面では歪率が細かく詰められています。
特徴②|フォノ・ストレートでレコード再生に集中できる
L-48Xにはフォノ・ストレート機能が搭載されています。スイッチをONにすると、入力セレクタやフィルタ類、バランス、ボリューム、モノ・スイッチまで切り離し、イコライザ部とパワー部を直結するシンプルな経路になります。

フォノ・ストレートはどんな時に使いますか?
レコード再生だけに集中したい時に使いやすい機能です。余分な接点や配線を通りにくくすることで、カートリッジからの微小信号を素直に扱う方向へ切り替えられます。
特徴③|MC-1とMC-2でカートリッジ選びに幅を持たせる
L-48Xのフォノ入力は、MM、MC-1、MC-2を備えています。入力感度はMMが1.6mV/50kΩ、MC-1が1.6mV/100Ω、MC-2が0.25mV/100Ωです。
MC-1はMMと同じ1.6mVで100Ω、MC-2は0.25mVで100Ωです。手持ちのMCカートリッジの出力に合わせて、より合う入力を選びやすい構成です。
イコライザはカスコード接続FETディファレンシャル・アンプを入力とし、A級シングルエンデッド・プッシュプル出力で構成されています。レコード再生を重視する人には見どころの多い部分です。
特徴④|ウォームアップインジケーターで動作状態を確認できる
L-48Xにはウォームアップインジケーターが搭載されています。アンプ内部の温度を検知し、LEDの点灯と消灯で回路の動作が安定状態に入ったことを確認できます。



待ってから聴く意味はありますか?
ヴィンテージアンプは電源投入直後と温まった後で動作状態が変わることがあります。L-48Xでは、目で確認できるインジケーターがあるため、落ち着いた状態で聴き始めやすいです。
LUXMAN L-48Xと他のヴィンテージアンプとの比較


LUXMAN L-48Xと他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。
| 項目 | LUXMAN L-48X | LUXMAN L-48A | LUXMAN L-58A | SANSUI AU-D607X |
|---|---|---|---|---|
| 実効出力 | 80W+80W(8Ω、1kHz) | 70W+70W(8Ω、20Hz〜20kHz) | 100W+100W(8Ω、20Hz〜20kHz) | 90W+90W(8Ω、10Hz〜20kHz) |
| 高調波歪率 | 0.009%以下 | 0.03% | 0.015%以下 | 0.003% |
| ダンピングファクター | ― | ― | ― | 80(6Ω) |
| 重量 | 11.0kg | 12kg | 15.3kg | 15.0kg |
| 消費電力 | 180W | 250W | 300W | 230W |
| サウンドキャラクター | デュオ・ベータplus-Xとフォノ・ストレートによるアナログ重視の端正さ | デュオ・ベータとライン・ストレート構成による素直な質感 | MOS FETとノッチレス・クラスAによる濃密な余裕 | Xバランス・アンプによる力感と広帯域感 |
LUXMAN L-48XとLUXMAN L-48Aとの比較
LUXMAN L-48XとLUXMAN L-48Aとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-48Xは80W+80W、L-48Aは70W+70Wです。出力ではLUXMAN L-48Xが優れています。
- 高調波歪率:L-48Xは0.009%以下、L-48Aは0.03%です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-48Xが優れています。
- 重量:L-48Xは11.0kg、L-48Aは12kgです。軽さではLUXMAN L-48Xが扱いやすいです。
- 消費電力:L-48Xは180W、L-48Aは250Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-48Xが優れています。
- サウンドキャラクター:L-48Aはライン・ストレート構成が魅力です。L-48Xはフォノ・ストレートとplus-X電源を備えるため、レコード再生の経路を重視するならLUXMAN L-48Xが合いやすいです。
LUXMAN L-48XとLUXMAN L-58Aとの比較
LUXMAN L-48XとLUXMAN L-58Aとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-48Xは80W+80W、L-58Aは100W+100Wです。出力ではLUXMAN L-58Aが優れています。
- 高調波歪率:L-48Xは0.009%以下、L-58Aは0.015%以下です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-48Xが優れています。
- 重量:L-48Xは11.0kg、L-58Aは15.3kgです。軽さではLUXMAN L-48Xが扱いやすいです。
- 消費電力:L-48Xは180W、L-58Aは300Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-48Xが優れています。
- サウンドキャラクター:L-58AはMOS FETとノッチレス・クラスAが魅力です。L-48Xはフォノ・ストレートを中心にした軽快なアナログ再生を狙いやすく、扱いやすさではLUXMAN L-48Xが選びやすいです。
LUXMAN L-48XとSANSUI AU-D607Xとの比較
LUXMAN L-48XとSANSUI AU-D607Xとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-48Xは80W+80W、AU-D607Xは90W+90Wです。出力ではSANSUI AU-D607Xが優れています。
- 高調波歪率:L-48Xは0.009%以下、AU-D607Xは0.003%です。数値上の低歪率ではSANSUI AU-D607Xが優れています。
- ダンピングファクター:L-48Xは定格記載なし、AU-D607Xは80(6Ω)です。定格で確認できる低域制動の数値ではSANSUI AU-D607Xが優れています。
- 重量:L-48Xは11.0kg、AU-D607Xは15.0kgです。軽さではLUXMAN L-48Xが扱いやすいです。
- 消費電力:L-48Xは180W、AU-D607Xは230Wです。消費電力の小ささではLUXMAN L-48Xが優れています。
- サウンドキャラクター:AU-D607XはXバランス・アンプらしい力感が魅力です。L-48Xはフォノ・ストレートとMC対応イコライザのまとまりがあり、レコード中心ならLUXMAN L-48Xが合いやすいです。
LUXMAN L-48Xとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


LUXMAN L-48Xは、8Ωで80W+80Wの連続実効出力を持つプリメインアンプです。フォノ・ストレートとplus-X電源を備えるため、レコード再生の質感とスピーカーの表情を丁寧に合わせる組み合わせを考えやすいです。
LUXMAN L-48Xと組み合わせるヴィンテージスピーカーは、以下の3機種です。
- Lo-D HS-5
- Rogers LS7t
- ALTEC LANSING Model 19
以下では、互換性・音質・おすすめジャンルに分けて解説します。
LUXMAN L-48XとLo-D HS-5との組み合わせ
LUXMAN L-48XとLo-D HS-5との組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:HS-5は2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、8Ω、最大入力70W(音楽信号ピーク)、出力音圧レベル90dB/W/mです。L-48Xでは、音量を上げすぎず、密閉型のまとまりを活かす合わせ方が向いています。
- 音質の向上:HS-5は20cmコーン型L-205と3.5cmセーラーキャップ型MH-35を搭載し、48Hz〜20kHzを再生します。クロスオーバーは1.1kHz、内容積は12L、重量は11.5kgです。L-48Xと組むと、メタルコーンの明瞭さとフォノ再生の輪郭を出しやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:シティポップ、フュージョン、ジャズボーカル、軽めのロックに向いています。小さめの部屋で音像をすっきり聴きたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-48XとRogers LS7tとの組み合わせ
LUXMAN L-48XとRogers LS7tとの組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:LS7tは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、8Ω、最大入力200W(プログラム)、出力音圧レベル88dB/W/mです。L-48Xの80W+80Wと合わせると、通常の家庭音量で余裕を持って鳴らしやすい組み合わせです。
- 音質の向上:LS7tは20.5cmコーン型ウーファーと2.5cmドーム型トゥイーターを搭載し、55Hz〜20kHz ±2dBを再生します。クロスオーバーは3kHz、18dB/oct、重量は15kgです。L-48Xと組むと、バスレフ型の自然な量感とチタン高域の反応を整えやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:ブリティッシュロック、ポップス、弦楽、ピアノトリオに向いています。中域を厚くしすぎず、余韻をきれいに聴きたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-48XとALTEC LANSING Model 19との組み合わせ
LUXMAN L-48XとALTEC LANSING Model 19との組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:Model 19は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型で、8Ω、許容入力65W(連続プログラム)、出力音圧レベル101dB/W/mです。L-48Xでは、高能率を活かして控えめな出力で鳴らす意識が大切です。
- 音質の向上:Model 19は38cmコーン型ウーファーと802-8G+811Bのホーン型高域を搭載し、30Hz〜20kHzを再生します。クロスオーバーは1.2kHz、重量は64.9kgです。L-48Xのフォノ再生と合わせると、大型フロア型らしいスケールとホーンの抜けを楽しみやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ブルース、ライブ録音、ソウルに向いています。音の立ち上がりと演奏の熱量を楽しみたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-48Xは、デュオ・ベータplus-X、フォノ・ストレート、MC対応イコライザを備えた、アナログ再生に寄り添いやすいプリメインアンプです。
密閉型のまとまり、英国系バスレフの余韻、大型フロア型のスケール感を選び分けることで、L-48Xの端正な音作りを楽しみやすくなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
LUXMAN L-48Xの詳細スペック一覧
| LUXMAN L-48Xのスペック詳細 | |
|---|---|
| 発売時期 | 1981年12月 |
| 定価 | 85,000円 |
| 型式 | ステレオ・インテグレーテッド・アンプ |
| 連続実効出力 | 80W+80W(8Ω、両ch動作、1kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.009%以下(8Ω、定格出力-3dB、20Hz〜20kHz) |
| 混変調歪率 | 0.009%以下(8Ω、定格出力-3dB、60Hz:7kHz=4:1) |
| ダンピングファクター | ― |
| 周波数特性 | Phono MM:20Hz〜20kHz ±0.3dB Tuner、AUX、Monitor1、2:10Hz〜100kHz -3dB |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:1.6mV/50kΩ Phono MC-1:1.6mV/100Ω Phono MC-2:0.25mV/100Ω Tuner、AUX、Monitor1、2:200mV/40kΩ |
| SN比(IHF-A) | Phono MM:80dB以上 Tuner、AUX、Monitor1、2:110dB以上 |
| トーンコントロール | 低域湾曲点:200Hz、400Hz(defeat可能) 高域湾曲点:2kHz、4kHz(defeat可能) |
| フィルター | サブソニック:15Hz、off、30Hz ハイカット:9kHz、off、15kHz |
| ローブースト | 70Hz、off、150Hz |
| 付属装置 | フォノ・ストレート・スイッチ モノ・スイッチ シグナルOFFスイッチ ウォームアップインジケーター スピーカーセレクタ ヘッドホンジャック |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| ACアウトレット | 電源スイッチ連動:100W 電源スイッチ非連動:100W |
| 消費電力 | 180W(電気用品取締法) |
| 外形寸法 | 幅464x高さ156x奥行332mm |
| 重量 | 11.0kg |
