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LUXMAN L-505uは、2007年7月発売のヴィンテージなアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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LUXMAN L-505uの概要と特徴

| 項目 | LUXMAN L-505u |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 発売年 | 2007年7月 |
| 連続実効出力 | 100W+100W(8Ω)、140W+140W(4Ω) |
| 増幅回路 | ODNF2.2 |
| ダンピングファクター | 110 |
| フォノ入力 | MM/MC切替対応 |
| 消費電力 | 210W(電気用品安全法) |
| 重量 | 21.0kg |
LUXMAN L-505uは、L-505シリーズのアルティメートエディションとして登場したプリメインアンプです。ODNF2.2、100W+100Wの8Ω出力、ダンピングファクター110を備え、ラックスマンらしい滑らかさに駆動力を加えたモデルです。
特徴①|ODNF2.2で歪成分だけを扱う
L-505uは、ラックスマン独自のODNF2.2をパワーアンプに採用しています。出力から歪成分だけをフィードバックする考え方により、初期スルーレートの速さと超広帯域を狙っています。

ODNFは普通のNFBと違うのですか?
ODNFは、音楽信号そのものを大きく戻すのではなく、歪成分を中心に補正するラックスマン独自の増幅回路です。L-505uでは入力段をパラレル化したVersion 2.2により、滑らかさと反応のよさを両立する方向で設計されています。
特徴②|440VAのEI型トランスで出力を支える
電源部には、EI型440VAの電源トランスが採用されています。
連続実効出力は8Ωで100W+100W、4Ωで140W+140Wです。ショットキーバリア・ダイオードも採用され、直流電圧への変換効率を高めながら、低インピーダンスのスピーカーにも余裕を持たせる構成になっています。
特徴③|入力切替回路にも上位機の考え方を投入する
L-505uは、C-1000fの音量調節機構LECUAで使われたセレクタースイッチICを入力切替回路に採用しています。入力切替を経由することによる音質劣化を抑え、セパレーションやクロストーク特性の向上を狙っています。
- Line入力は4系統です。
- フォノ入力はMM/MC切替に対応します。
- バランスライン入力も1系統備えています。
特徴④|プリ・パワー分離と実用装備が充実する
L-505uは、フロントパネルにセパレートスイッチを搭載し、プリ部とパワー部の分離が可能です。プリ出力とメイン入力を各1系統備え、将来的なシステム拡張にも対応しやすい構成です。



普段使いの機能も多いですか?
パワーメーター、ヘッドホンジャック、スピーカーセレクター、ラインストレート、サブソニック、ラインフェーズ・センサーなどを搭載しています。見た目の存在感だけでなく、日常的な操作性も考えられたアンプです。
LUXMAN L-505uと他のヴィンテージアンプとの比較


LUXMAN L-505uと他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。
| 項目 | LUXMAN L-505u | Accuphase E-308 | DENON PMA-SA11 | Marantz PM-15S1 |
|---|---|---|---|---|
| 実効出力 | 100W+100W(8Ω) | 100W/ch(8Ω) | 120W+120W(8Ω) | 90W+90W(8Ω) |
| 高調波歪率 | 0.005%以下(8Ω、1kHz) | 0.02%(6Ω〜16Ω) | 0.01%(1kHz、定格出力-3dB時、8Ω) | 0.05%(8Ω) |
| ダンピングファクター | 110 | 100 | ― | 100 |
| 重量 | 21.0kg | 21.6kg | 29kg | 18.0kg |
| 消費電力 | 210W | 255W | 380W | 220W |
| サウンドキャラクター | ODNF2.2の滑らかさと100W級の余裕 | カレントフィードバックらしい端正な反応 | UHC-MOSらしい力感と厚み | HDAM-SA2らしい明快でスピード感のある音 |
LUXMAN L-505uとAccuphase E-308との比較
LUXMAN L-505uとAccuphase E-308との比較は以下の通りです。
- 実効出力:どちらも8Ωで100W級です。出力では同等です。
- 高調波歪率:L-505uは0.005%以下、E-308は0.02%です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-505uが優れています。
- ダンピングファクター:L-505uは110、E-308は100です。低域制動の数値ではLUXMAN L-505uがわずかに有利です。
- 重量:L-505uは21.0kg、E-308は21.6kgです。重量ではAccuphase E-308がわずかに上回ります。
- 消費電力:L-505uは210W、E-308は255Wです。電源入力の数値ではAccuphase E-308が大きいです。
- サウンドキャラクター:E-308は反応のよさ、L-505uはODNF2.2による滑らかさと実用装備が魅力です。聴きやすさと機能性を重視するならLUXMAN L-505uが選びやすいです。
LUXMAN L-505uとDENON PMA-SA11との比較
LUXMAN L-505uとDENON PMA-SA11との比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-505uは100W+100W、PMA-SA11は120W+120Wです。出力ではDENON PMA-SA11が優れています。
- 高調波歪率:L-505uは0.005%以下、PMA-SA11は0.01%です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-505uが有利です。
- ダンピングファクター:L-505uは110、PMA-SA11は―です。明記された数値ではLUXMAN L-505uが判断しやすいです。
- 重量:L-505uは21.0kg、PMA-SA11は29kgです。物量ではDENON PMA-SA11が上回ります。
- 消費電力:L-505uは210W、PMA-SA11は380Wです。電源入力の数値ではDENON PMA-SA11が大きいです。
- サウンドキャラクター:PMA-SA11は力感、L-505uは滑らかな質感とラインストレート系の使いやすさが魅力です。上品な中高域を求めるならLUXMAN L-505uが合いやすいです。
LUXMAN L-505uとMarantz PM-15S1との比較
LUXMAN L-505uとMarantz PM-15S1との比較は以下の通りです。
- 実効出力:L-505uは100W+100W、PM-15S1は90W+90Wです。出力ではLUXMAN L-505uが優れています。
- 高調波歪率:L-505uは0.005%以下、PM-15S1は0.05%です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-505uが有利です。
- ダンピングファクター:L-505uは110、PM-15S1は100です。低域制動の数値ではLUXMAN L-505uがわずかに上回ります。
- 重量:L-505uは21.0kg、PM-15S1は18.0kgです。物量ではLUXMAN L-505uが上回ります。
- 消費電力:L-505uは210W、PM-15S1は220Wです。通常定格ではほぼ同等です。
- サウンドキャラクター:PM-15S1はHDAM-SA2の明快さ、L-505uはODNF2.2の滑らかさが魅力です。穏やかに長く聴く方向ならLUXMAN L-505uが合いやすいです。
LUXMAN L-505uとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


LUXMAN L-505uは、8Ωで100W+100W、4Ωで140W+140Wの連続実効出力を持つプリメインアンプです。組み合わせでは、6Ω〜8Ωで大型ウーファーやトールボーイ型も鳴らしやすいヴィンテージスピーカーを選ぶと、ODNF2.2の滑らかさを活かしやすいです。
LUXMAN L-505uと組み合わせるヴィンテージスピーカーは、以下の3機種です。
- YAMAHA NS-2000
- JBL S143
- B&W Matrix802 Series3
以下では、互換性・音質・おすすめジャンルに分けて解説します。
LUXMAN L-505uとYAMAHA NS-2000との組み合わせ
LUXMAN L-505uとYAMAHA NS-2000との組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:NS-2000は6Ω、許容入力125W、ミュージック許容入力250W、出力音圧レベル90dB/W/mの3ウェイ密閉方式ブックシェルフ型です。L-505uの4Ω時140W+140W、8Ω時100W+100Wと合わせる場合は、音量を上げすぎず100W級の余裕を活かす使い方が合います。
- 音質の向上:NS-2000は30cmコーン型ウーファー、8.8cmドーム型スコーカー、3.0cmドーム型トゥイーターを搭載し、28Hz〜20kHzを再生します。L-505uのダンピングファクター110と合わせることで、密閉型の低域を引き締めながらピュアベリリウム系の中高域を滑らかに聴きやすい方向へまとめやすいです。500Hz、6kHzのクロスオーバーにより、声と楽器の輪郭も整えやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ジャズ、フュージョン、女性ボーカルに向いています。解像感と落ち着いた低域を両立して聴きたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-505uとJBL S143との組み合わせ
LUXMAN L-505uとJBL S143との組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:S143は6Ω、許容入力100W(RMS)、出力音圧レベル92dB/2.83V/mの3ウェイ・バスレフ方式ブックシェルフ型です。L-505uは100W級の出力を持つため、許容入力100Wを意識してボリュームに余裕を残す使い方が大切です。
- 音質の向上:S143は35cmコーン型ウーファー、ホーン型高域、2.5cmリング型超高域を搭載し、35Hz〜70kHzを再生します。L-505uの滑らかな中高域と合わせることで、ホーンの押し出しとバスレフ型の量感を角立てずに楽しみやすい組み合わせです。900Hz、10kHzのクロスオーバーにより、低域の厚みと超高域の伸びも活かしやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、ブルース、ジャズ、ソウルに向いています。ライブ感と厚みのあるリズムを楽しみたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-505uとB&W Matrix802 Series3との組み合わせ
LUXMAN L-505uとB&W Matrix802 Series3との組み合わせは以下の通りです。
- 互換性:Matrix802 Series3は8Ω、パワーハンドリング50W〜500W、出力音圧レベル90dB/2.83V/mの3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式トールボーイ型です。L-505uの8Ω時100W+100Wは範囲内に収まるため、大型トールボーイを無理なく鳴らす基礎体力を確保しやすいです。
- 音質の向上:Matrix802 Series3は20cmコーン型ウーファーを2基、12.6cmコーン型ミッドレンジ、2.6cmドーム型トゥイーターを搭載し、27Hz〜20kHz ±2dBを再生します。L-505uのラインストレートと組み合わせることで、マトリックスキャビネット由来の低共振感とラックスマンの滑らかな質感を合わせやすいです。400Hz、3kHzのクロスオーバーにより、低域から中域へのつながりも自然に整えやすいです。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック、映画音楽、ジャズボーカル、アコースティックに向いています。広い音場とスケール感を落ち着いて味わいたい人に合う組み合わせです。
LUXMAN L-505uは、ODNF2.2と100W級の出力を備えた、ラックスマン中核クラスのプリメインアンプです。
密閉型の解像感、ホーン系の押し出し、トールボーイ型の音場感を選び分けることで、L-505uの滑らかさと駆動力を幅広く楽しめます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
LUXMAN L-505uの詳細スペック一覧
| LUXMAN L-505uのスペック詳細 | |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 発売年月 | ブラスターホワイト:2007年7月、シャンペンゴールド:2007年8月(限定色) |
| 価格 | 225,750円 |
| 連続実効出力 | 140W+140W(4Ω)、100W+100W(8Ω) |
| 入力 | ライン4系統、フォノ1系統(MM/MC切替)、バランスライン1系統 |
| 録音入出力 | ライン2系統 |
| プリ出力、メイン入力 | 各1系統 |
| スピーカー出力 | A、B 2系統 |
| 増幅回路 | ODNF2.2 |
| 出力構成 | バイポーラ・パラレルPP |
| 電源トランス | EI型440VA |
| 全高調波歪率 | 0.005%以下(8Ω、1kHz)、0.03%以下(8Ω、20Hz〜20kHz) |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ、Phono MC:0.3mV/100Ω、Line:180mV/42kΩ、Bal.Line:180mV/79kΩ、Main in:1V/51kΩ |
| 出力電圧 | Recorder:180mV、Pre out:1V |
| S/N比(IHF-A) | Phono MM:91dB以上、Phono MC:75dB以上、Line:105dB以上 |
| 周波数特性 | Phono:20Hz〜20kHz ±0.5dB、Line:20Hz〜100kHz +0 -3.0dB |
| ダンピングファクター | 110 |
| トーンコントロール最大変化量 | Bass:±10dB(100Hz)、Treble:±10dB(10kHz) |
| 付属装置(フロントパネル側) | パワーメーター、ヘッドホンジャック、フォノMC、レコーディングセレクター、スピーカーセレクター、モードセレクター、トーンコントロール、バランス、ラインストレート、サブソニック、セパレート |
| 付属装置(リアパネル側) | バランスフェーズ・インバーター、ラインフェーズ・センサー、ACインレット |
| ACアウトレット | 非連動:2系統、合計最大300W |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 210W(電気用品安全法)、82W(無信号時)、1.2W(スタンバイ時) |
| 外形寸法 | 幅467x高さ179x奥行437mm |
| 重量 | 21.0kg |
| 付属 | リモコン、電源ケーブル(JPA-10000) |
