LUXMAN(ラックスマン)L-510Xを徹底解説!【特徴の詳細】

LUXMAN(ラックスマン)L-510Xを徹底解説!【特徴の詳細】

この記事の概要

※上記の青文字をタップすると該当箇所に飛びます。

LUXMAN(ラックスマン)L-510Xは音楽愛好家の方からの評価も高く、完全ヴィンテージなプリメインアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

この記事の著者
目次

LUXMAN(ラックスマン)L-510Xの概要と特徴

LUXMAN(ラックスマン)L-510Xのスペック
連続実効出力100W+100W(8Ω、両ch同時駆動、20Hz~20kHz)
入力感度Phono MM:2mV
Phono MC:100μV(イコライザ部へダイレクト)
Tuner、DAD、Line:150mV
main in:150mV
入力インピーダンスPhono MM:50kΩ
Phono MC:40Ω、100Ω、300Ω
Tuner、DAD、Line:40kΩ
main in:47kΩ
SN比(IHF-A補正)Phono MM:84dB以上(入力ショート)
Phono MC:70dB以上(250μV入力)
Tuner、DAD、Line:110dB以上(入力ショート)
main in:110dB以上
周波数特性Phono MM:20Hz~20kHz ±0.3dB以内
Phono MC:20Hz~20kHz ±0.3dB以内
Tuner、DAD、Line:10Hz~100kHz -1dB以内
main in:10Hz~100kHz -1dB以内
入力インピーダンスPhono1:50kΩ、65kΩ、90kΩ切換
Phono2:65kΩ
Tuner:40kΩ
Aux1、2:100kΩ
Mic:50kΩ
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz

LUXMAN L-510Xは、高級オーディオ機器の製造で知られるLUXMAN社によって生み出されたプリメインアンプの一つです。

以下では、LUXMAN L-510Xの特徴の詳細を解説します。

①:一段増幅アンプの採用

LUXMAN L-510Xは一段増幅アンプを採用しています。

この一段増幅をイコライザ部とパワー部に搭載しています。

そもそも一段増幅アンプってなに?

簡潔に説明すると、一段増幅アンプとは信号を増幅する際に一つの増幅段だけを使用する方式のことを指します。

一段増幅アンプの特徴と利点は以下などが挙げられます。

  1. 信号の純度の保持:一段増幅では、信号が通る経路が短くなるため、ノイズの混入や信号の劣化が少なくなります。
  2. 高い忠実度:信号の変換段階が少ないため、元の音源に忠実な再生が可能です。
  3. 設計のシンプルさ:回路構成がシンプルになるため、設計や製造が容易になります。
  4. 効率の向上:一段増幅では、信号の変換ロスが少なく、効率的な増幅が可能です。

一段増幅アンプの設計はシンプルですが、その分、各部品の品質や設計の精度が音質に直接影響します。

したがって、高品質な一段増幅アンプを実現するには、専門的な知識と技術が求められます。

②:高gmローノイズFETを対称差動プッシュプルとした回路構成が採用

LUXMAN L-510XのMCヘッドアンプ部には、専用に開発した高gmローノイズFETを対称差動プッシュプルとした回路構成が採用されています。

上記のを見ても色々と分からない単語があるかもしれません。

まず、高gmローノイズFETとは、特定の電子部品であるFET(Field Effect Transistor、電界効果トランジスタ)の一種で、高いトランスコンダクタンス(gm)と低ノイズ特性を持つものを指します。

以下で、高gmローノイズFETの特徴を分割して解説します。

  • 高gm(高トランスコンダクタンス):トランスコンダクタンス(gm)は、トランジスタのゲインを表すパラメータで、入力電圧の変化に対する出力電流の変化の割合を示します。高gmは入力電圧の小さな変化に対しても、大きな出力電流の変化を生じることができる特性を指します。
  • ローノイズ特性:ローノイズ特性とは、トランジスタが発生するノイズが少ないという特性です。ノイズは信号の品質を低下させるため、特にオーディオ機器などでの使用においては、ローノイズ特性が重要となります。
  • FET(電界効果トランジスタ)の基本:FETは電場(電界)の効果で電流を制御するトランジスタです。主にスイッチングや信号増幅などに使用されます。

上記を見てもすぐに理解するのは難しいかもしれません。

とにかく、LUXMAN L-510XのMCヘッドアンプ部に使用されている高gmローノイズFETは、高いゲインと低ノイズ特性を兼ね備えたトランジスタであるということです。

③:電源部には大型E・Iコアトランスが搭載

LUXMAN L-510Xの電源部には大型E・Iコアトランスが搭載されています。

大型E・Iコアトランスってなに?

大型E・Iコアトランスとは、特定の形状とサイズを持つトランス(変圧器)の一種です。

主に電源部に使用されることが多いです。

まずE・Iコアの構造はその名前が示す通り、E字型とI字型の鉄心を組み合わせて作られるトランスのコアです。

E字型の鉄心にコイルを巻き、I字型の鉄心で挟む形状をしています。

以下では大型E・Iコアトランスの特徴について詳しく解説します。

  1. 高い磁束密度:E・Iコアの形状により、磁束のパスが整然となり、高い磁束密度を実現します。
  2. 効率的なエネルギー伝達:大型のコアを使用することで、より多くのエネルギーを効率的に伝達することが可能です。
  3. 低い漏れインダクタンス:E・Iコアの形状は漏れインダクタンスを低減し、エネルギーの損失を抑えます。
  4. 堅牢な構造:大型のE・Iコアは物理的にも堅牢で、長期間の使用に耐える構造を持っています。

大型E・Iコアトランスは、特定の形状とサイズを持つ変圧器で、高いエネルギー伝達効率と低ノイズ特性を兼ね備えています。

オーディオ機器の電源部など、品質と効率が重視される分野で利用されています。

LUXMAN L-510Xと他のヴィンテージアンプとの比較

LUXMAN L-510Xと他のヴィンテージアンプとの比較

LUXMAN L-510Xは、オーディオ愛好者にとって魅力的なヴィンテージプリメインアンプの一つです。

その特徴と他のヴィンテージアンプとの比較を以下に詳しく解説します。

YAMAHA A-9との比較

LUXMAN L-510XとYAMAHA A-9の比較では、以下の点が挙げられます。

  1. 音質:LUXMAN L-510Xは、一段増幅アンプを搭載し、温かみのあるサウンドが特徴です。YAMAHA A-9は、解像度の高いクリアなサウンドが魅力です。
  2. 機能:LUXMAN L-510Xは、アース回路の純化やトーンコントロールなど、高度な調整が可能です。YAMAHA A-9は、シンプルで使いやすい構造が特徴です。
  3. デザイン:LUXMAN L-510Xは、高級感のあるデザインで、オーディオ愛好者に人気です。YAMAHA A-9は、洗練されたデザインが特徴です。

>> YAMAHA(ヤマハ)A-9を徹底解説!【音質・修理など網羅的に解説】

ONKYO Integra A-927との比較

LUXMAN L-510XとONKYO Integra A-927の比較では、以下の点が挙げられます。

  1. 音質:LUXMAN L-510Xは、高gmローノイズFET入力による純化されたサウンドが特徴です。ONKYO Integra A-927は、力強いダイナミックレンジが楽しめます。
  2. 機能:ONKYO Integra A-927は、デジタル入力などの最新機能を組み込んでいます。LUXMAN L-510Xは、アナログ信号に特化した設計がされています。
  3. 価格:LUXMAN L-510Xは、高級品としての位置づけで、価格もそれに応じています。ONKYO Integra A-927は、コストパフォーマンスに優れています。

SONY TA-FA33ESとの比較

LUXMAN L-510XとSONY TA-FA33ESの比較では、以下の点が挙げられます。

  1. 音質: LUXMAN L-510Xは、音楽の細部まで忠実に再現する能力があります。SONY TA-FA33ESは、バランスの取れたサウンドで、幅広いジャンルに対応しています。
  2. 機能:SONY TA-FA33ESは、多様な入力ソースに対応するなど、使い勝手の良さがあります。LUXMAN L-510Xは、音質の純粋な追求に焦点を当てています。
  3. ブランドイメージ:LUXMANは、オーディオ愛好者にとってのプレミアムブランドです。SONYは、一般消費者にも親しまれるブランドで、信頼性が高いです。

LUXMAN L-510Xと他のヴィンテージ機器との組み合わせ

LUXMAN L-510Xと他のヴィンテージ機器との組み合わせ

LUXMAN L-510Xは、ヴィンテージ機器との組み合わせによって、さらに深みのある音楽体験が楽しめるはずです。

以下、いくつかのヴィンテージ機器との組み合わせについて詳しくご紹介します。

LUXMAN L-510XとMarantz(マランツ)Tt1000の組み合わせ

  • 相性:アナログの温かみを重視する組み合わせで、非常に高い相性を持っています。
  • 音質:清潔感のある中高音と豊かな低音が特徴で、音楽の細部まで忠実に再現します。
  • デザイン:クラシックで洗練されたデザインが特徴で、インテリアとしても美しいです。
  • セットアップ:アナログレコードのセットアップが必要ですが、初心者にも取り組みやすいでしょう。

>> Marantz(マランツ)Tt1000を徹底解説!【音質や他機種との比較】

LUXMAN L-510XとJBL 4312の組み合わせ

  • 相性: 迫力のあるサウンドを求める方にぴったりの組み合わせです。
  • 音質:力強い低音と開放感のある中高音が魅力で、ライブ感を楽しめます。
  • デザイン:モダンでスタイリッシュなデザインが特徴で、空間に存在感を放ちます。
  • セットアップ:スピーカーの配置に工夫が必要ですが、シンプルなセットアップが可能ですね。

LUXMAN L-510XとPioneer S-LH5aの組み合わせ

  • 相性: LUXMAN L-510Xの透明感あるサウンドとPioneer S-LH5aのバランスの良い音質が絶妙にマッチします。
  • 音質:S-LH5aの広い音場とL-510Xの精緻な音の再現性が合わさり、自然で開放的な音楽体験を提供します。
  • デザイン:シンプルかつエレガントなデザインが特徴で、どんなリビング空間にも馴染みやすいです。
  • セットアップ:一般的なスピーカーのセットアップと同様で、特別な知識や技術は必要ありません。

LUXMAN(ラックスマン)L-510Xを徹底解説!【特徴の詳細】のまとめ

本記事では以下を解説しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

目次