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LUXMAN(ラックスマン) L-550Xを徹底解説!【連続実効出力8Ω・50W+50W】

この記事の概要

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LUXMAN L-550Xは、1983年12月発売のヴィンテージなアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

LUXMAN L-550Xの概要と特徴

項目LUXMAN L-550X
型式インテグレーテッドアンプ
発売年1983年12月
連続実効出力50W+50W(8Ω、両ch同時駆動、20Hz~20kHz)
全高調波歪率0.008%以下(8Ω、-3dB、20Hz~20kHz)
周波数特性Tuner、DAD、Line:10Hz~100kHz -1dB以内
フォノ入力MM/MC対応
消費電力310W(電気用品取締法)
重量20.0kg

▼ 詳しいスペックはこちら

LUXMAN L-550Xは、L-500Xシリーズとしてアース回路の純化と入力系の充実を目指したプリメインアンプです。A級動作方式、一段増幅、50W+50Wの8Ω出力を備え、L-550の濃密な方向性をより整えたモデルとして楽しめます。

特徴①|A級動作と一段増幅を組み合わせる

L-550Xは、バイアス電流を固定するA級動作方式を採用しています。さらに、アンプの裸特性を改善する一段増幅を組み合わせ、50W+50Wの8Ω出力を滑らかに扱う設計です。

  • 連続実効出力は8Ωで50W+50Wです。
  • 電圧増幅段を簡潔にする一段増幅を採用しています。
  • 全高調波歪率は0.008%以下です。

特徴②|アース回路の純化で基準電位を整える

L-550Xでは、アース電位の変動による音楽信号同士の干渉に対処しています。

アース回路の純化は何に効きますか?

音の土台を安定させる考え方

アンプ内部の基準電位が揺れると、微小信号の見通しに影響します。L-550Xは電源基準増幅を排し、クリーンなアース基準型の増幅回路で音楽信号を扱う方向です。

特徴③|MCヘッドアンプとフォノ・ストレートを備える

L-550Xは、MCカートリッジに対応するためヘッドアンプを搭載しています。入力部にはローノイズ・トランジスタ、出力部にはハイスピード・トランジスタを採用し、微小なMC信号を低ノイズで扱う構成です。

Phono MMは2mV、Phono MCは90μVに対応し、MC入力インピーダンスは40Ω、100Ω、300Ωから選べます。フォノ・ストレートスイッチも備えるため、レコード再生を中心にしたシステムでも使いやすいアンプです。

特徴④|リニア・イコライザと9点トーンで音場を整える

L-550Xは、アナログディスクなどの録音周波数が高音域に向かって上昇または下降しがちな場合に調整できるリニア・イコライザを搭載しています。さらに高低音域とも9つのターンオーバーを選べるため、部屋やスピーカーに合わせた補正がしやすい構成です。

9点ターンオーバー

低域は55Hzから880Hz、高域は620Hzから10kHzまで湾曲点を選べます。単純に低音や高音を強めるだけでなく、どの帯域から効かせるかを選べる点が魅力です。

LUXMAN L-550Xと他のヴィンテージアンプとの比較

LUXMAN L-550Xと他のヴィンテージアンプを比較すると、以下のようになります。

項目LUXMAN L-550XYAMAHA A-9DENON PMA-950Accuphase E-303
実効出力50W+50W(8Ω)30W+30W(classA、8Ω)
120W+120W(classB、8Ω)
80W+80W(8Ω)130W/ch(8Ω)
高調波歪率0.008%以下(8Ω)0.0025%(8Ω)0.004%以下0.02%以下(8Ω、定格出力時)
ダンピングファクター-8~200~+8の範囲で可変80(8Ω)
重量20.0kg21kg15kg20kg
消費電力310W375W265W490W(8Ω負荷定格出力時)
サウンドキャラクターA級50Wと一段増幅の滑らかな音A級/B級切換とRoコントロールの調整幅Class A回路の厚みと高効率MOS FET出力段の余裕と端正さ

LUXMAN L-550XとYAMAHA A-9との比較

LUXMAN L-550XとYAMAHA A-9との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-550Xは50W+50W、A-9はclassAで30W+30W、classBで120W+120Wです。A級領域の出力ではLUXMAN L-550Xが優れています
  • 高調波歪率:L-550Xは0.008%以下、A-9は0.0025%です。数値上の低歪率ではYAMAHA A-9が有利です
  • 重量:L-550Xは20.0kg、A-9は21kgです。物量感ではYAMAHA A-9がわずかに上回ります
  • 消費電力:L-550Xは310W、A-9は375Wです。電源入力の数値ではYAMAHA A-9が大きいです。
  • サウンドキャラクター:A-9は可変要素の多さ、L-550XはA級50Wと一段増幅のしなやかさが魅力です。滑らかな質感を重視するならLUXMAN L-550Xが合いやすいです。

LUXMAN L-550XとDENON PMA-950との比較

LUXMAN L-550XとDENON PMA-950との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-550Xは50W+50W、PMA-950は80W+80Wです。出力ではDENON PMA-950が優れています
  • 高調波歪率:L-550Xは0.008%以下、PMA-950は0.004%以下です。数値上の低歪率ではDENON PMA-950が有利です
  • 重量:L-550Xは20.0kg、PMA-950は15kgです。物量感ではLUXMAN L-550Xが上回ります
  • 消費電力:L-550Xは310W、PMA-950は265Wです。電源入力の数値ではLUXMAN L-550Xが大きいです。
  • サウンドキャラクター:PMA-950はClass A回路の効率と力感、L-550Xは一段増幅の濃さとアナログ寄りの音作りが魅力です。余韻を重視するならLUXMAN L-550Xが選びやすいです。

LUXMAN L-550XとAccuphase E-303との比較

LUXMAN L-550XとAccuphase E-303との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:L-550Xは50W+50W、E-303は130W/chです。出力ではAccuphase E-303が優れています
  • 高調波歪率:L-550Xは0.008%以下、E-303は0.02%以下です。数値上の低歪率ではLUXMAN L-550Xが有利です
  • 重量:L-550Xは20.0kg、E-303は20kgです。重量では同等です
  • 消費電力:L-550Xは310W、E-303は490Wです。8Ω負荷定格出力時の電源入力ではAccuphase E-303が大きいです。
  • サウンドキャラクター:E-303はMOS FET出力段の余裕、L-550XはA級動作と一段増幅の滑らかさが魅力です。音の密度を重視するならLUXMAN L-550Xが合いやすいです。

LUXMAN L-550Xとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

LUXMAN L-550Xとヴィンテージスピーカーを組み合わせるなら、50W+50WのA級出力を活かしながら、スピーカー側の許容入力と能率を確認することが大切です。ここでは、A級らしい濃さと音量管理のしやすさを両立しやすい3機種を取り上げます。

LUXMAN L-550XとB&W DM4との組み合わせ

LUXMAN L-550XとB&W DM4との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:DM4は8Ω、最大入力30W、出力音圧レベル95dB(SPL)の3ウェイ・バスレフ型ブックシェルフです。L-550Xの50W+50Wは最大入力30Wに対して余裕が大きいため、近距離や小音量を中心に慎重に使う組み合わせです。
  • 音質の向上:DM4は20cmコーン型ウーファー、3.5cm高域ユニット、1.8cmスーパートゥイーターを搭載し、40Hz~25kHzを再生します。L-550XのなめらかなA級音色と合わせることで、英国モニター系の中域をしっとり聴かせやすい音になります。
  • おすすめの音楽ジャンル:室内楽、ジャズボーカル、フォーク、英国ロックに向いています。4kHz、15kHzのクロスオーバーを持つ3ウェイ構成により、小編成の空気感を静かに味わいたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-550XとJBL L65 Jubalとの組み合わせ

LUXMAN L-550XとJBL L65 Jubalとの組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:L65 Jubalは8Ω、許容入力75W(連続プログラム)、音圧レベル91dB(新JIS)の3ウェイ・バスレフ型フロアスピーカーです。L-550Xの50W+50Wと合わせると、許容入力75Wの範囲に収めやすく家庭用音量で扱いやすい組み合わせです。
  • 音質の向上:L65 Jubalは30cmコーン型ウーファー126A、13cmコーン型スコーカーLE5-5、ホーン型トゥイーター077を搭載します。L-550XのA級らしい厚みが加わることで、JBLらしい前へ出る音に滑らかな肉付きを加えやすい音になります。
  • おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ソウル、ファンク、ロック、ライブ録音に向いています。1kHz、6.5kHzのクロスオーバーにより、管楽器やリズム隊の勢いを濃い音色で楽しみたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-550XとPioneer CS-955との組み合わせ

LUXMAN L-550XとPioneer CS-955との組み合わせは以下の通りです。

  • 互換性:CS-955は8Ω、最大入力100W、出力音圧レベル91dB/W/mの3ウェイ・バスレフ型ブックシェルフです。L-550Xの50W+50Wと合わせると、最大入力100Wに対して余裕を残して鳴らしやすい組み合わせです。
  • 音質の向上:CS-955は36cmコーン型ウーファー、6.5cmベリリウムドーム型中域、リボン型高域を搭載し、28Hz~100,000Hzを再生します。L-550Xの濃密な音色と組むことで、大型ウーファーの量感とリボン高域の抜けを落ち着いてまとめやすい音になります。
  • おすすめの音楽ジャンル:フュージョン、クラシック、シティポップ、プログレ、映画音楽に向いています。950Hz、8000Hzのクロスオーバーを持つ大型3ウェイにより、低域のスケールと高域の繊細さを両方楽しみたい人に合う組み合わせです。

LUXMAN L-550Xは、A級動作と一段増幅による滑らかな音色が魅力のプリメインアンプです。高出力で押すよりも、スピーカーの音色やレコードの質感を丁寧に引き出す使い方が向いています。

組み合わせるスピーカーは、許容入力と能率を確認し、最初は小さめの音量から調整するのがおすすめです。L-550XのA級出力は、音量を上げ切らなくても中域の密度や余韻を楽しみやすいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LUXMAN L-550Xの詳細スペック一覧

LUXMAN L-550Xのスペック詳細
型式インテグレーテッドアンプ
発売年1983年12月
価格¥269,000
連続実効出力50W+50W(8Ω、両ch同時駆動、20Hz~20kHz)
全高調波歪率0.008%以下(8Ω、-3dB、20Hz~20kHz)
混変調歪率0.008%以下(8Ω、-3dB、60Hz:7kHz=4:1)
入力感度Phono MM:2mV
Phono MC:90μV(イコライザ部へダイレクト)
Tuner、DAD、Line:150mV
main in:150mV
入力インピーダンスPhono MM:100Ω、50kΩ、100kΩ
Phono MC:40Ω、100Ω、300Ω
Tuner、DAD、Line:40kΩ
main in:47kΩ
SN比Phono MM:86dB以上(5mV入力)
Phono MC:80dB以上(250μV入力)
Tuner、DAD、Line:105dB以上(入力ショート)
main in:105dB以上
※IHF-A補正
周波数特性Phono MM:20Hz~20kHz ±0.2dB以内
Phono MC:20Hz~20kHz ±0.2dB以内
Tuner、DAD、Line:10Hz~100kHz -1dB以内
main in:10Hz~100kHz -1dB以内
トーンコントロール最大変化量:±9dB
低域湾曲点:55Hz、77Hz、110Hz、155Hz、220Hz、310Hz、440Hz、620Hz、880Hz
高域湾曲点:620Hz、880Hz、1.2kHz、1.7kHz、2.5kHz、3.5kHz、5kHz、7kHz、10kHz
プリ部出力pre out:150mV
付属装置ラインフェーズ・センサ
サブソニックフィルタ(15Hz)
ハイカットフィルタ(9kHz)
プリ・ヒーティング・スイッチ
ウォームアップインジケーター
フォノ・ストレートスイッチ
シグナルoffスイッチ
リニア・イコライザ
トーン・イン・スイッチ
レコーディングスイッチ
テープモニタ・スイッチ
テープ・ダビング
スピーカーセレクタ
Lineフロントジャック
ヘッドホンジャック
プリメイン分離機能
ACアウトレットswitched:3系統、max300W
unswitched:1系統、max200W
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
消費電力310W(電気用品取締法)
外形寸法幅453x高さ174x奥行470mm
重量20.0kg
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