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LUXMAN(ラックスマン) LV-107uを徹底解説!【FET、3極真空管、MOS FETを役割ごとに配置】

この記事の概要

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ALPINE/LUXMAN LV-107uは、Bridシリーズのノウハウをさらに突き詰めた真空管とMOS FET構成のインテグレーテッドアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

ALPINE/LUXMAN LV-107uの概要と特徴

項目ALPINE/LUXMAN LV-107u
型式インテグレーテッドアンプ
定格出力105W+105W(6Ω)
全高調波歪率0.008%(6Ω、1kHz)
周波数特性Phono MM/MC:20Hz~20kHz、±0.3dB
CD、Tuner、Line:1Hz~200kHz、-3dB
AV1/2:10Hz~6MHz、-3dB
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.0mV/47kΩ
Phono MC:150μV/100Ω
CD、Tuner、Line:150mV/47kΩ
S/N比(IHF)Phono MM:90dB
Phono MC:70dB
CD、Tuner、Line:110dB
消費電力185W
重量14.4kg

▼ 詳しいスペックはこちら

ALPINE/LUXMAN LV-107uは、真空管とMOS FETを採用し、高品位な音楽再生を追求したインテグレーテッドアンプです。

定格出力は105W+105W(6Ω)、周波数特性はCD、Tuner、Lineで1Hz~200kHz、-3dBとされ、Brid系ハイブリッドアンプの熟成モデルとして見られます。

特徴①|初段FET・真空管差動・MOS FETの三層構成

LV-107uは、初段差動回路にFET、2段目差動部に3極真空管、パワーステージにMOS FETを採用しています。全ての信号経路を電圧制御増幅によるハイインピーダンス回路で構成している点も特徴です。

LV-107uのハイブリッド構成は、どこが見どころですか?

見どころは、FET、3極真空管、MOS FETを役割ごとに配置しているところです。真空管の味わいを引き出しつつ、MOS FETによるパワーを得るという設計意図が、LV-107uの個性を作っています。

特徴②|電源回路の強化と独立巻線

LV-107uでは、音の土台になる電源部にも力が入っています。

パワー段への電源供給には総容量32800μFのブロックコンデンサを採用し、2次巻線はパワー部、ドライバー部、フォノイコライザー部などの5つの独立巻線を取り出しています。電源系の相互干渉を抑える設計は、LV-107uのグレードアップ感を支える重要な要素です。

  • 総容量32800μFのブロックコンデンサを採用しています。
  • 2次巻線を5つの独立巻線として取り出しています。
  • 随所に高精度レギュレーター回路を投入しています。

特徴③|STARサーキットで信号ラインまで独立化

LV-107uにはSTARサーキットが導入されています。電源からアースラインや給電ラインを共有化せず、各ステージへダイレクトに供給するだけでなく、信号ラインのアースラインも増幅の基準点まで独立して伝送しています。

STARサーキットの注目点

LV-107uでは、給電やアースだけでなく信号ラインにも配慮されています。増幅の基準点まで独立して伝送する考え方が、情報量や静けさを重視する人に刺さる部分です。

特徴④|CDストレートとAV入力を備えた拡張性

LV-107uは、ファンクションスイッチ、トーンコントロール、シグナルプロセッサー、バランスなどの回路をバイパスし、CDソースを最短距離でパワーアンプに送るCDストレート機能を搭載しています。

CDストレート機能は、どんな時に使いやすいですか?

CDプレーヤーの音をできるだけシンプルな経路で聴きたい時に使いやすい機能です。LV-107uは3系統のビデオ入力とモニター端子も備えているため、ピュアオーディオとAV接続を1台でまとめたい場合にも注目しやすいアンプです。

特徴⑤|14.4kgの筐体にまとめた上位感

外形寸法は幅470x高さ158x奥行355mm、重量は14.4kgです。LV-105uの幅438x高さ148x奥行353mm、重量11.5kgと比べると、筐体サイズと重量の面でもグレードアップした印象があります。

定格出力105W+105W(6Ω)、消費電力185W、重量14.4kgという数値からは、Bridシリーズのハイブリッド思想をより物量面から支えたモデルとしての性格が見えてきます。

ALPINE/LUXMAN LV-107uと他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、ALPINE/LUXMAN LV-107uとヴィンテージアンプ3機種を比較します。

対象はALPINE/LUXMAN LV-105u、YAMAHA A-2000a、SANSUI AU-α707NRAです。

項目ALPINE/LUXMAN LV-107uALPINE/LUXMAN LV-105uYAMAHA A-2000aSANSUI AU-α707NRA
型式インテグレーテッドアンププリメインアンププリメインアンプインテグレーテッドアンプ
定格/実効出力105W+105W(6Ω)105W+105W(6Ω、20Hz~20kHz)
80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz)
150W+150W(6Ω、歪0.003%)
130W+130W(8Ω、歪0.003%)
160W+160W(6Ω)
130W+130W(8Ω)
全高調波歪率0.008%(6Ω、1kHz)0.008%(6Ω、1kHz)MC:0.004%
AUX:0.003%
Main In:0.002%
0.003%以下(8Ω、実効出力時)
周波数特性CD、Tuner、Line:1Hz~200kHz、-3dBCD、Tuner、Line:1Hz~200kHz -3dBパワーバンド幅:10Hz~100000Hz(65W、8Ω、歪0.02%)CD、Tuner、Line、MD/Tape-1、Tape-2:DC~300kHz+0 -3dB
Phono MC入力150μV/100Ω150μV/100Ω100μV/100Ω、1kΩ300μV/100Ω
ライン入力150mV/47kΩ150mV/47kΩAUX:150mV/47kΩCD、Tuner、Line、MD/Tape1、Tape2:150mV/20kΩ
消費電力185W185W420W330W
外形寸法幅470x高さ158x奥行355mm幅438x高さ148x奥行353mm幅473x高さ169x奥行464mm幅462x高さ165x奥行446mm
重量14.4kg11.5kg26kg23.6kg

ALPINE/LUXMAN LV-107uとALPINE/LUXMAN LV-105uとの比較

ALPINE/LUXMAN LV-107uとALPINE/LUXMAN LV-105uとの比較は以下の通りです。

  • 定格出力:LV-107uは105W+105W(6Ω)、LV-105uは105W+105W(6Ω)と80W+80W(8Ω)です。8Ω時の数値まで確認できる点ではLV-105uが判断しやすいです。
  • 全高調波歪率:どちらも0.008%(6Ω、1kHz)です。歪率の掲載値では同じ数値です。
  • 周波数特性:どちらもCD、Tuner、Lineで1Hz~200kHz -3dB系の掲載です。ライン系の広帯域性では近い内容です。
  • 入力感度/インピーダンス:Phono MM、Phono MC、CD・Tuner・Lineの数値は同じです。入力条件では同じ構成です。
  • 外形寸法:LV-107uは幅470x高さ158x奥行355mm、LV-105uは幅438x高さ148x奥行353mmです。筐体サイズではLV-107uが大きいです。
  • 重量:LV-107uは14.4kg、LV-105uは11.5kgです。重量ではLV-107uが重いです。

ALPINE/LUXMAN LV-107uとYAMAHA A-2000aとの比較

ALPINE/LUXMAN LV-107uとYAMAHA A-2000aとの比較は以下の通りです。

  • 6Ω出力:LV-107uは105W+105W、A-2000aは150W+150Wです。6Ω時の掲載出力ではA-2000aが大きいです。
  • 全高調波歪率:LV-107uは0.008%、A-2000aはAUXで0.003%、Main Inで0.002%です。掲載条件は異なりますが、数値ではA-2000aが小さいです。
  • ライン入力:LV-107uは150mV/47kΩ、A-2000aはAUXで150mV/47kΩです。ライン入力条件は同じ数値です。
  • 消費電力:LV-107uは185W、A-2000aは420Wです。消費電力の数値ではA-2000aが大きいです。
  • 重量:LV-107uは14.4kg、A-2000aは26kgです。物量感ではA-2000aが重いです。
  • 個性:LV-107uは真空管とMOS FETのハイブリッド構成、A-2000aはDual Amp Class A with ZDR回路です。音づくりの方向性では明確に異なる思想を持っています。

ALPINE/LUXMAN LV-107uとSANSUI AU-α707NRAとの比較

ALPINE/LUXMAN LV-107uとSANSUI AU-α707NRAとの比較は以下の通りです。

  • 6Ω出力:LV-107uは105W+105W、AU-α707NRAは160W+160Wです。6Ω時の掲載出力ではAU-α707NRAが大きいです。
  • 全高調波歪率:LV-107uは0.008%、AU-α707NRAは0.003%以下です。掲載条件は異なりますが、数値ではAU-α707NRAが小さいです。
  • 周波数特性:LV-107uはCD、Tuner、Lineで1Hz~200kHz、AU-α707NRAはCD、Tuner、Line、MD/Tape系でDC~300kHzです。上限の掲載値ではAU-α707NRAが高いです。
  • Phono MC入力:LV-107uは150μV/100Ω、AU-α707NRAは300μV/100Ωです。感度の数値ではLV-107uの方が小さい入力値です。
  • 消費電力:LV-107uは185W、AU-α707NRAは330Wです。消費電力の数値ではAU-α707NRAが大きいです。
  • 重量:LV-107uは14.4kg、AU-α707NRAは23.6kgです。重量ではAU-α707NRAが重いです。

ALPINE/LUXMAN LV-107uとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

ALPINE/LUXMAN LV-107uは6Ωで105W+105Wの定格出力を持つため、スピーカー側の入力条件を確認して音量を整えたいアンプです。

ここでは密閉型、ダイレクト/リフレクティング型、BBCモニター系という異なる個性から、DIATONE DS-35B、BOSE 901 WestBorough、ROGERS LS3/5Aを取り上げます。

ALPINE/LUXMAN LV-107uとDIATONE DS-35Bとの組み合わせ

  • 互換性:DS-35Bは公称インピーダンス6Ω、許容入力として確認できる項目は最大入力80W、出力音圧レベル91dB/W(新JIS)です。LV-107uは6Ωで105W+105Wなので、最大入力80Wを超えない音量管理を意識したい組み合わせです。
  • 音質の向上:DS-35Bは3ウェイ3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、30cmコーン型、10cmコーン型、3cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は35Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は800Hz、5kHzです。LV-107uのハイブリッド構成と合わせることで、密閉型のまとまりと中域の輪郭を楽しみやすい構成になります。
  • おすすめの音楽ジャンルジャズ、シティポップ、歌謡曲に向いています。91dB/W(新JIS)の出力音圧レベルがあるため、最初は控えめな音量から始め、低域の締まりとボーカルの厚みを確認しながら調整すると聴きやすくなります。

ALPINE/LUXMAN LV-107uとBOSE 901 WestBoroughとの組み合わせ

  • 互換性:901 WestBoroughはインピーダンス8Ω、許容入力270W(rms、IEC268-5)、700W(peak)、推奨アンプ出力も―です。LV-107uは6Ωで105W+105Wなので、専用EQを含む接続状態を整えたうえで音量を段階的に上げる使い方が向いています。
  • 音質の向上:901 WestBoroughはダイレクト/リフレクティングスピーカーシステムで、11.5cmコーン型フルレンジユニットを9個使用しています。周波数特性は30Hz~18kHz、クロスオーバー周波数は―です。反射成分89%、直接成分11%という音響エネルギー配分により、LV-107uの広帯域なライン入力と広がりのある音場を組み合わせやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンルライブ録音、オーケストラ、AORに向いています。出力音圧レベルは―なので、部屋の反射音を聴きながら音量を決め、音場が前に張り出しすぎない位置を探すとまとまりやすいです。

ALPINE/LUXMAN LV-107uとROGERS LS3/5Aとの組み合わせ

  • 互換性:LS3/5Aは入力インピーダンス15Ω(BBC規格)、最大許容入力25W、出力音圧レベル82.5dB/W/mです。LV-107uは6Ωで105W+105Wのため、最大許容入力25Wと82.5dB/W/mの能率を意識して小音量から調整することが大切です。
  • 音質の向上:LS3/5Aは2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、10cmコーン型KEF B110と2.0cmドーム型KEF T27 SP1032を搭載しています。再生周波数帯域は70Hz~20kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は3kHzです。LV-107uのフォノ部やCDストレート機能と合わせると、声の質感や小編成の定位を丁寧に聴きやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンルボーカル、室内楽、アコースティックジャズに向いています。小型モニターらしい近接感を活かすため、音量を欲張らず、声の芯と余韻が自然に残る位置で使うのがおすすめです。

ALPINE/LUXMAN LV-107uの詳細スペック一覧

項目内容
型式インテグレーテッドアンプ
定格出力105W+105W(6Ω)
全高調波歪率0.008%(6Ω、1kHz)
周波数特性Phono MM/MC:20Hz~20kHz、±0.3dB
CD、Tuner、Line:1Hz~200kHz、-3dB
AV1/2:10Hz~6MHz、-3dB
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.0mV/47kΩ
Phono MC:150μV/100Ω
CD、Tuner、Line:150mV/47kΩ
S/N比(IHF)Phono MM:90dB
Phono MC:70dB
CD、Tuner、Line:110dB
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
消費電力185W
外形寸法幅470x高さ158x奥行355mm
重量14.4kg
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