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Marantz(マランツ) Model 1070を徹底解説!【スピーカーマトリックス回路】

この記事の概要

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Marantz Model 1070は、インバーティングダーリントン回路を採用した1970年代のプリメインアンプです。

本記事では、Model 1070の特徴、近いマランツ系アンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

Marantz Model 1070の概要と特徴

Marantz Model 1070の簡易スペック
型式プリメインアンプ
発売時期1975年頃
定価69,900円
定格出力40W+40W(8Ω)
周波数特性20Hz~20kHz ±1dB
重量8.4kg

▼ 詳しいスペックはこちら

Marantz Model 1070は、1975年頃に69,900円で発売されたプリメインアンプです。定格出力は40W+40W(8Ω)で、幅360mmのコンパクトな筐体に、フォノ、トーン調整、プリ/パワー分離機能をまとめたモデルです。

特徴①|インバーティングダーリントン回路を採用

Model 1070は、マランツ伝統のインバーティングダーリントン回路を採用したプリメインアンプです。定格出力は40W+40W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)で、1970年代の家庭用システムに合わせやすい中出力クラスに位置します。

  • 定格出力:40W+40W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)です。
  • 全高調波歪率:0.3%以下(20Hz~20kHz)です。
  • ダンピングファクター:40以上(8Ω負荷)です。

特徴②|3バンドのトーンコントロール

Model 1070は音色を細かく調整できますか?

はい。Model 1070は高域、中域、低域をそれぞれ調整できるトーンコントロールを備えています。フィルターもHighが10kHz、Lowが50Hzで、レコードや古い録音の聴感を整えやすい構成です。

周波数特性は20Hz~20kHz ±1dBで、当時の一般的なスピーカーやレコード再生環境と合わせて、無理にワイドレンジへ振り切らない設計として見られます。

特徴③|スピーカーマトリックス回路を搭載

70年代らしい再生機能

Model 1070には、スピーカーマトリックス回路が搭載されています。2chアンプとしての基本機能に加え、手軽に4チャンネル的な広がりを楽しめる点が、この時代らしい魅力です。

また、PEP採用の出力トランジスタ保護回路も搭載しており、使い勝手と保護面の配慮を両立した構成になっています。

特徴④|プリ部とパワー部を分けて使える

Model 1070は、プリ部とパワー部を独立させて使用できます。入力感度はPhonoが1.8mV、Auxが180mVで、入力インピーダンスはPhono、Micが47kΩ、High levelが100kΩです。フォノ再生を含めたシステム構成の自由度を持っています。

  • 入力感度:Phono 1.8mV、Aux 180mVです。
  • 入力インピーダンス:Phono、Mic 47kΩ / High level 100kΩです。
  • 外形寸法:幅360x高さ120x奥行280mmです。
  • 重量:8.4kgです。

Marantz Model 1070と他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、Marantz Model 1070と近い年代のマランツ系ヴィンテージアンプを比べます。出力、歪率、周波数特性、重量を並べると、Model 1070の扱いやすい立ち位置が見えやすくなります。

機種定格出力周波数特性重量
Marantz Model 107040W+40W(8Ω)20Hz~20kHz ±1dB8.4kg
Marantz Model 106030W+30W(8Ω)±1.0dB(20Hz~20000Hz)8.4kg
Marantz Model 112060W+60W(8Ω)20Hz~20kHz ±0.5dB12.2kg
Marantz Model 115080W+80W(8Ω)20Hz~20kHz ±1.0dB15kg

Marantz Model 1070とMarantz Model 1060の比較

Marantz Model 1070とMarantz Model 1060との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:Model 1070は40W+40W(8Ω)、Model 1060は30W+30W(8Ω)です。出力値ではModel 1070が大きいです。
  • 歪率:Model 1070は全高調波歪率0.3%以下、Model 1060は高調波歪率0.5%以下です。数値ではModel 1070が低いです。
  • 周波数特性:Model 1070は20Hz~20kHz ±1dB、Model 1060は±1.0dB(20Hz~20000Hz、定格出力時)です。帯域表記はかなり近いです。
  • 入力感度:Model 1070はPhono 1.8mV、Aux 180mV、Model 1060はPhono 1.8mV、High 180mV/100kΩです。入力感度は近い設計です。
  • 重量:Model 1070とModel 1060はいずれも8.4kgです。重量は同じです。

Marantz Model 1070とMarantz Model 1120の比較

Marantz Model 1070とMarantz Model 1120との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:Model 1070は40W+40W(8Ω)、Model 1120は60W+60W(8Ω)です。出力値ではModel 1120が大きいです。
  • 全高調波歪率:Model 1070は0.3%以下、Model 1120は0.2%以下です。歪率の数値ではModel 1120が低いです。
  • 周波数特性:Model 1070は20Hz~20kHz ±1dB、Model 1120は20Hz~20kHz ±0.5dB(1W)です。偏差の表記ではModel 1120が細かいです。
  • 入力感度:Model 1070はPhono 1.8mV、Aux 180mV、Model 1120はLow Level 1.1mV、High Level 110mVです。入力感度の数値ではModel 1120が小さいです。
  • 重量:Model 1070は8.4kg、Model 1120は12.2kgです。重量ではModel 1120が重いです。

Marantz Model 1070とMarantz Model 1150の比較

Marantz Model 1070とMarantz Model 1150との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:Model 1070は40W+40W(8Ω)、Model 1150は80W+80W(8Ω)です。出力値ではModel 1150が大きいです。
  • 全高調波歪率:Model 1070は0.3%以下、Model 1150は0.1%以下です。歪率の数値ではModel 1150が低いです。
  • ダンピングファクター:Model 1070は40以上、Model 1150は45以上です。ダンピングファクターの数値ではModel 1150が大きいです。
  • フィルター:Model 1070はHigh 10kHz、Low 50Hz、Model 1150はHigh 9kHz、Low 30Hz、サブソニック10Hzです。フィルター構成ではModel 1150が多いです。
  • 重量:Model 1070は8.4kg、Model 1150は15kgです。設置しやすさではModel 1070が軽いです。

Marantz Model 1070とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

Model 1070は8Ωで40W+40Wの定格出力を持つプリメインアンプです。

スピーカーを合わせる時は、8Ω前後のモデルを中心に、許容入力と出力音圧レベルを見ながら音量を低めから整えると扱いやすくなります。

  • JBL L26 Decade
  • DIATONE DS-251
  • TANNOY Cheviot

Marantz Model 1070とJBL L26 Decadeの組み合わせ

JBL L26 Decadeは、2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式のブックシェルフ型スピーカーです。25.5cmウーファーと3.6cm高域ユニットを持ち、Model 1070の40W+40Wと合わせると、70年代らしい明るい押し出しを楽しみやすい組み合わせです。

  • 互換性:L26 Decadeは8Ω、許容入力35W(連続プログラム)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは89dB(新JIS)です。Model 1070は8Ωで40W+40Wなので、ボリュームを控えめに始め、連続プログラム35Wを意識する音量管理が向きます。
  • 音質の向上:L26 Decadeは25.5cmコーン型と3.6cm高域ユニットの2ウェイ構成で、クロスオーバーは2kHzです。周波数特性は―ですが、バスレフ方式の軽快な低域とModel 1070の中域調整を合わせることで、聴きやすいバランスを作れます。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、ソウル、ポップス、古いライブ録音に向きます。リズムの乗りとボーカルの近さを楽しみたい時に合わせやすいです。

Marantz Model 1070とDIATONE DS-251の組み合わせ

DIATONE DS-251は、3ウェイ・3スピーカー・アコースティックエアーサスペンション方式のブックシェルフ型スピーカーです。25cmウーファーを中心とした構成で、Model 1070のトーンコントロールと合わせると、部屋に合わせた音作りがしやすくなります。

  • 互換性:DS-251は8Ω、最大入力40W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dB/W(新JIS)です。Model 1070は8Ωで40W+40Wなので、最大入力40Wを意識し、急に大きな音量へ上げない使い方が合います。
  • 音質の向上:DS-251は25cmコーン型、5cmコーン型、3cmコーン型の3ウェイ構成で、再生周波数帯域は40Hz~25kHz、クロスオーバーは2kHz/10kHzです。密閉系のまとまりとModel 1070のミッド調整を合わせることで、声の厚みを整えやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:歌謡曲、フォーク、ジャズ、ラジオ音源に向きます。中域を少し整えながら、古い録音を自然に聴きたい時に合わせやすいです。

Marantz Model 1070とTANNOY Cheviotの組み合わせ

TANNOY Cheviotは、2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式のフロア型スピーカーです。31.5cm同軸型ユニットを搭載しており、Model 1070と合わせると、広がりよりも声や楽器のまとまりを中心に聴きやすくなります。

  • 互換性:Cheviotは8Ω、許容入力60W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは89dB/W(新JIS)です。Model 1070は8Ωで40W+40Wなので、通常音量では合わせやすく、低域が膨らむ時はBassを少し控える音量管理が向きます。
  • 音質の向上:Cheviotは31.5cm同軸型ユニットの2ウェイ構成で、再生周波数帯域は40Hz~20kHz、クロスオーバーは1kHz(12dB/oct)です。同軸ユニットの定位感とModel 1070の穏やかな中域を合わせることで、ボーカルや弦のまとまりを出しやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ジャズボーカル、クラシック、室内楽、アコースティックに向きます。音像を中央にまとめて、ゆったり聴きたい時に合います。

Marantz Model 1070は、40W+40Wの出力、3バンドのトーンコントロール、スピーカーマトリックス回路、プリ/パワー分離機能を備えた、扱いやすい70年代プリメインです。

大出力で押し切るタイプではありませんが、8Ωスピーカーと合わせて音量を丁寧に整えると、レコードや古い録音を気持ちよく聴ける一台です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Marantz Model 1070の詳細スペック一覧

型式プリメインアンプ
定価69,900円(1975年頃)
定格出力40W+40W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)
周波数特性20Hz~20kHz ±1dB
全高調波歪率0.3%以下(20Hz~20kHz)
混変調歪率0.3%以下(20Hz~20kHz)
ダンピングファクター40以上(8Ω負荷)
利得Phono – Preout:55dB
Phono – Recout:40dB
Highlevel – Preout:15dB
入力インピーダンスPhono、Mic:47kΩ
High level:100kΩ
入力感度Phono:1.8mV
Aux:180mV
Phono入力等価雑音1.5μV以下(入力換算値)
フィルターHigh:10kHz
Low:50Hz
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
消費電力190W
外形寸法幅360x高さ120x奥行280mm
重量8.4kg
別売ウォルナットキャビネット WC-20(5,900円)
ラックマウントアダプター RA-10(4,900円)
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