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Marantz(マランツ) Model 1090を徹底解説!【MCヘッドアンプ内蔵】

この記事の概要

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Marantz Model 1090は、1975年頃に発売されたプリメインアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

Marantz Model 1090の概要と特徴

項目Marantz Model 1090
型式プリメインアンプ
定格出力50W+50W(8Ω)
60W+60W(4Ω)
周波数特性20Hz~20kHz +0 -0.2dB
全高調波歪率0.09%
混変調歪率0.09%以下
ダンピングファクター45
入力感度/インピーダンスPhono1 MM:1.8mV/47kΩ
Phono2 MC:0.09mV/40Ω
Mic:1.8mV/47kΩ
High level:180mV/25kΩ
重量9.5kg

▼ 詳しいスペックはこちら

Marantz Model 1090は、8Ωで50W+50W、4Ωで60W+60Wの定格出力を持つプリメインアンプです。

全高調波歪率は0.09%、周波数特性は20Hz~20kHz +0 -0.2dBです。MCヘッドアンプ内蔵とトライトーンコントロールを備えた、アナログ再生向けの実用派モデルとして楽しめます。

特徴①|MCヘッドアンプ内蔵とPhono2 MC入力

Model 1090はMCカートリッジをそのまま使いやすいですか?

使いやすい構成です。Phono1 MMは1.8mV/47kΩ、Phono2 MCは0.09mV/40Ωで、ローノイズトランジスタによるMCヘッドアンプを内蔵しています。

さらにPhono RIAA偏差は20Hz~20kHzで±0.3dBです。MMとMCの両方をアンプ側で受けられるところがModel 1090の大きな魅力です。

特徴②|50W+50Wと4Ω時60W+60Wの出力

Model 1090は、8Ωだけでなく4Ω時の出力も確認しておきたいアンプです。

  • 定格出力は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)です。
  • 4Ωでは60W+60W(20Hz~20kHz、両ch駆動)です。
  • ダンピングファクターは45です。

パワーアンプ部は全段直結OCL構成にインバーテッドダーリントン回路を採用しています。中出力クラスながら、4Ω負荷まで意識した出力値を持つ点が扱いやすさにつながります。

特徴③|Bass/Mid/Trebleのトライトーン構成

700HzのMidを含む音色調整

トーンコントロールはBassが±10dB(100Hz)、Midが±6dB(700Hz)、Trebleが±10dB(10kHz)です。低域と高域だけでなく、中域の密度やボーカルの出方も追い込めます。スピーカーや部屋に合わせて中域を整えられることが、Model 1090の実用面の強みです。

特徴④|PEP保護回路とPre out装備

保護回路や拡張性にも見どころはありますか?

あります。PEP保護回路を採用し、再生中の急激な過大電流や電圧に対して継続的に保護を行う構成です。

また、Pre outは1.5V/200Ωで用意されています。50Hz、6dB/octのフィルターも備えており、単体プリメインとしての扱いやすさと拡張性を両立しています。

Marantz Model 1090と他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、Marantz Model 1090と、同じMarantzのヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はMarantz Model 1070、Marantz Model 1120、Marantz Model 1150です。

項目Marantz Model 1090Marantz Model 1070Marantz Model 1120Marantz Model 1150
型式プリメインアンププリメインアンプコンソールステレオアンププリメインアンプ
8Ω出力50W+50W(20Hz~20kHz)40W+40W(20Hz~20kHz)60W+60W(20Hz~20kHz)80W+80W(20Hz~20kHz)
4Ω出力60W+60W(20Hz~20kHz)
全高調波歪率0.09%0.3%以下(20Hz~20kHz)0.2%以下(20Hz~20kHz、定格出力時)0.1%以下(20Hz~20kHz)
混変調歪率0.09%以下0.3%以下(20Hz~20kHz)0.2%以下(20Hz~20kHz、SMPTE、定格出力時)0.15%以下(20Hz~20kHz)
周波数特性20Hz~20kHz +0 -0.2dB20Hz~20kHz ±1dB20Hz~20kHz ±0.5dB(1W)20Hz~20kHz ±1.0dB
ダンピングファクター4540以上(8Ω負荷)30以上(8Ω)45以上(8Ω負荷)
Phono/Low入力Phono1 MM:1.8mV/47kΩ
Phono2 MC:0.09mV/40Ω
Phono:1.8mV
Phono、Mic:47kΩ
Low Level:1.1mV
Phono、Mic:47kΩ
Phono:1.8mV
Phono:47kΩ
フィルター50Hz、6dB/octHigh:10kHz
Low:50Hz
High:9kHz
Low:30Hz
サブソニック:10Hz
消費電力130W190W200W250W
外形寸法幅416x高さ146x奥行301mm幅360x高さ120x奥行280mm幅390x高さ133x奥行349mm幅390x高さ146x奥行315mm
重量9.5kg8.4kg12.2kg15kg

Marantz Model 1090とMarantz Model 1070との比較

Marantz Model 1090とMarantz Model 1070との比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:Model 1090は50W+50W、Model 1070は40W+40Wです。20Hz~20kHz条件ではModel 1090が大きいです。
  • 全高調波歪率:Model 1090は0.09%、Model 1070は0.3%以下です。数値ではModel 1090が低いです。
  • Phono入力:Model 1090はMMに加えてMC 0.09mV/40Ωを持ちます。MC入力の記載がある点ではModel 1090が多機能です。
  • 消費電力:Model 1090は130W、Model 1070は190Wです。数値ではModel 1070が大きいです。
  • 重量:Model 1090は9.5kg、Model 1070は8.4kgです。重量ではModel 1090が重いです。

Marantz Model 1090とMarantz Model 1120との比較

Marantz Model 1090とMarantz Model 1120との比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:Model 1090は50W+50W、Model 1120は60W+60Wです。20Hz~20kHz条件ではModel 1120が大きいです。
  • 全高調波歪率:Model 1090は0.09%、Model 1120は0.2%以下です。数値ではModel 1090が低いです。
  • 周波数特性:Model 1090は+0 -0.2dB、Model 1120は±0.5dBです。20Hz~20kHz条件ではModel 1090の偏差表記が小さいです。
  • ダンピングファクター:Model 1090は45、Model 1120は30以上です。数値ではModel 1090が大きいです。
  • 重量:Model 1090は9.5kg、Model 1120は12.2kgです。重量ではModel 1120が重いです。

Marantz Model 1090とMarantz Model 1150との比較

Marantz Model 1090とMarantz Model 1150との比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:Model 1090は50W+50W、Model 1150は80W+80Wです。20Hz~20kHz条件ではModel 1150が大きいです。
  • 全高調波歪率:Model 1090は0.09%、Model 1150は0.1%以下です。数値ではModel 1090が低いです。
  • 混変調歪率:Model 1090は0.09%以下、Model 1150は0.15%以下です。数値ではModel 1090が低いです。
  • 消費電力:Model 1090は130W、Model 1150は250Wです。数値ではModel 1150が大きいです。
  • 重量:Model 1090は9.5kg、Model 1150は15kgです。重量ではModel 1150が重いです。

Marantz Model 1090とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

Marantz Model 1090は8Ωで50W+50W、4Ωで60W+60Wの定格出力を持つプリメインアンプです。ここではMC再生とトライトーンコントロールを活かして音色を整えたいスピーカーとして、DIATONE DS-251、JBL L26 Decade、TANNOY Eatonを取り上げます。

Marantz Model 1090とDIATONE DS-251との組み合わせ

  • 互換性:DS-251は定格インピーダンス8Ω、最大入力40W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル91dB/W(新JIS)・97dB/VAです。Model 1090は8Ωで50W+50Wのため、最大入力40Wを目安に、音量を控えめから合わせる音量管理が大切です。
  • 音質の向上:DS-251は3ウェイ・3スピーカー・アコースティックエアーサスペンション方式・ブックシェルフ型で、25cmコーン型、5cmコーン型、3cmコーン型を搭載しています。再生周波数帯域は40Hz~25kHz、クロスオーバー周波数は2kHz、10kHzです。Model 1090のMidとTrebleを使うと、2kHz以上の出方を部屋に合わせて整えやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル昭和歌謡、ジャズ、フォークに向いています。91dB/W(新JIS)の反応を活かし、25cm低域と中高域のつながりを自然な音量で探ると聴きやすいです。

Marantz Model 1090とJBL L26 Decadeとの組み合わせ

  • 互換性:L26 Decadeはインピーダンス8Ω、許容入力35W(連続プログラム)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル89dB(新JIS)です。Model 1090は8Ωで50W+50Wのため、35W(連続プログラム)を意識し、低域の張りを聴きながら音量を決める使い方が合います。
  • 音質の向上:L26 Decadeは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、25.5cmコーン型と3.6cmドーム型を搭載しています。クロスオーバー周波数は2kHzです。Model 1090のBassとTrebleを軽く整えることで、バスレフの量感と高域の明るさを扱いやすくできます。
  • おすすめの音楽ジャンルロック、ソウル、ブルースに向いています。89dB(新JIS)の出力音圧レベルを踏まえ、25.5cmウーファーの押し出しが心地よい音量を探ると楽しめます。

Marantz Model 1090とTANNOY Eatonとの組み合わせ

  • 互換性:Eatonは公称インピーダンス8Ω、許容入力50W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル87.5dB/W(新JIS)です。Model 1090は8Ωで50W+50Wのため、許容入力50Wと同じ出力値を意識し、音量を慎重に上げる使い方が向いています。
  • 音質の向上:Eatonは2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、25cm同軸型HPD295Aを搭載しています。再生周波数帯域は50Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は1kHz(12dB/oct)です。Model 1090のMidを使うと、同軸ユニットの中域の厚みとボーカルの距離感を整えやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンルクラシック、ボーカル、アコースティックに向いています。87.5dB/W(新JIS)の出力音圧レベルを踏まえ、同軸型らしいまとまりを保てる音量で聴くと自然です。

Marantz Model 1090は、MC入力、4Ω対応の定格出力、トライトーンコントロールを備えた、アナログ再生に寄せやすいプリメインアンプです。特に中域を調整できるため、スピーカーごとのボーカルの出方を追い込みやすい一台です。

レコードを中心に、音色を細かく整えながら聴きたい人には魅力のあるモデルです。派手に鳴らすより、入力や音量を丁寧に合わせて楽しみたいアンプといえます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Marantz Model 1090の詳細スペック一覧

型式プリメインアンプ
定格出力(20Hz~20kHz、両ch駆動)50W+50W(8Ω)
60W+60W(4Ω)
周波数特性20Hz~20kHz +0 -0.2dB
全高調波歪率0.09%
混変調歪率0.09%以下
ダンピングファクター45
入力感度/インピーダンスPhono1 MM:1.8mV/47kΩ
Phono2 MC:0.09mV/40Ω
Mic:1.8mV/47kΩ
High level:180mV/25kΩ
定格出力/インピーダンスPre out:1.5V/200Ω
Phono RIAA偏差20Hz~20kHz ±0.3dB
入力等価雑音(Phono、IHF-A)0.48μV
ダイナミックレンジPhono:106dB
トーンコントロールBass:±10dB(100Hz)
Mid:±6dB(700Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
フィルター50Hz、6dB/oct
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
消費電力130W(電気用品取締法)
外形寸法幅416x高さ146x奥行301mm
重量9.5kg
別売ウォルナットキャビネット WC-110(¥7,000)
マホガニーキャビネット WC-110N(¥12,000)
ラックマウントアダプター RHA-1(1組、¥3,000)
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