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Marantz Model1250を徹底解説!【トライサーキット搭載】

この記事の概要

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Marantz Model1250は、130W+130Wの大出力とトライサーキットを備えたプリメインアンプです。

本記事では、Model1250の特徴、近いマランツ系アンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

Marantz Model1250の概要と特徴

Marantz Model1250の簡易スペック
型式プリメインアンプ
発売時期1976年
定価195,000円
定格出力130W+130W(8Ω)
全高調波歪率0.1%以下(20Hz~20kHz)
重量18.5kg

▼ 詳しいスペックはこちら

Marantz Model1250は、1976年に195,000円で発売されたプリメインアンプです。

定格出力は130W+130W(8Ω)で、Model3600系のコントロール機能と大出力を一体化したような内容を持ち、操作機能と駆動力を同じ筐体にまとめた上級機として見どころがあります。

特徴①|130W+130Wの大出力構成

Model1250は大型スピーカーにも合わせやすい出力ですか?

はい。Model1250は20Hz~20kHz、両ch駆動で130W+130W(8Ω)の定格出力を持っています。

パワーバンドウィズスは5Hz~50kHz、ダンピングファクターは65以上(8Ω負荷)で、大きめのスピーカーを余裕を持って鳴らす方向の仕様です。

全高調波歪率と混変調歪率はいずれも0.1%以下(20Hz~20kHz)です。1970年代のマランツらしい多機能なプリアンプ部と、力のあるパワー部を一体で使えるところが魅力です。

特徴②|トライサーキットとトライコントロール

Model1250は、入力や録音まわりの操作機能が充実したモデルです。3系統の信号を同時に扱えるトライサーキットを備え、トーンコントロール部も左右独立のバス、ミッド、トレブルによるトライコントロール構成です。単純な出力だけでなく、録音、モニター、音色補正を細かく扱える操作性も特徴といえます。

  • 利得:Phono → プリアンプ出力:58dBです。
  • 利得:Phono → 録音出力:40dBです。
  • 利得:High level → プリアンプ出力:18dBです。

特徴③|高精度イコライザーとフォノ入力

Model1250はレコード再生にも力が入っていますか?

はい。入力感度はPhonoが1.8mV、入力インピーダンスはPhonoが47kΩです。

Phono入力等価雑音は0.85μV(入力換算値)で、利得はPhono → プリアンプ出力が58dB、Phono → 録音出力が40dBです。フォノ入力を中心に据えたヴィンテージアンプらしい設計が感じられます。

Auxの入力感度は180mV、High Levelの入力インピーダンスは60kΩです。レコード、チューナー、外部入力を切り替えながら使う当時のシステム構成にも合わせやすい内容です。

特徴④|PEP保護回路とマホガニーキャビネット

大出力機を支える保護と外装

Model1250はPEP保護回路を搭載し、電源部にはハイパワー時の負荷変動に耐える容量を持たせています。さらに付属としてマホガニーキャビネットが設定されており、音の余裕だけでなく所有感も強いプリメインアンプです。

外形寸法は幅390x高さ146x奥行316mm、重量は18.5kgです。別売でラックマウント用アダプターRA-2も用意されていました。

Marantz Model1250と他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、Marantz Model1250と近いマランツ系ヴィンテージアンプを比べます。出力、歪率、周波数特性、重量を並べると、Model1250の位置づけが見えやすくなります。

機種定格出力全高調波歪率周波数特性重量
Marantz Model1250130W+130W(8Ω)0.1%以下(20Hz~20kHz)20Hz~20kHz ±0.25dB18.5kg
Marantz Model 115080W+80W(8Ω)0.1%以下(20Hz~20kHz)20Hz~20kHz ±1.0dB15kg
Marantz Model 12004Ω:125W+125W
8Ω:100W+100W
16Ω:50W+50W
0.15%以下(20Hz~20000Hz、定格出力時)6Hz~80000Hz +0 -3dB
20Hz~20kHz ±0.25dB
14.1kg
Marantz Model 118090W+90W(8Ω)
115W+115W(4Ω)
0.03%+0、-0.2dB(20Hz~20kHz)15kg

Marantz Model1250とMarantz Model 1150の比較

Marantz Model1250とMarantz Model 1150との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:Model1250は130W+130W(8Ω)、Model 1150は80W+80W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではModel1250が大きいです。
  • 全高調波歪率:Model1250とModel 1150はいずれも0.1%以下(20Hz~20kHz)です。歪率の表記は同じ水準です。
  • 周波数特性:Model1250は20Hz~20kHz ±0.25dB、Model 1150は20Hz~20kHz ±1.0dBです。偏差表記ではModel1250が細かいです。
  • 重量:Model1250は18.5kg、Model 1150は15kgです。重量ではModel1250が重いです。

Marantz Model1250とMarantz Model 1200の比較

Marantz Model1250とMarantz Model 1200との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:Model1250は130W+130W(8Ω)、Model 1200は100W+100W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではModel1250が大きいです。
  • 全高調波歪率:Model1250は0.1%以下(20Hz~20kHz)、Model 1200は0.15%以下(20Hz~20000Hz、定格出力時)です。数値ではModel1250が低いです。
  • ダンピングファクター:Model1250は65以上(8Ω負荷)、Model 1200は100(8Ω)です。公開値ではModel 1200が大きいです。
  • 重量:Model1250は18.5kg、Model 1200は14.1kgです。重量ではModel1250が重いです。

Marantz Model1250とMarantz Model 1180の比較

Marantz Model1250とMarantz Model 1180との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:Model1250は130W+130W(8Ω)、Model 1180は90W+90W(8Ω)と115W+115W(4Ω)です。8Ω時の出力値ではModel1250が大きいです。
  • 全高調波歪率:Model1250は0.1%以下、Model 1180は0.03%です。数値ではModel 1180が低いです。
  • 周波数特性:Model1250は20Hz~20kHz ±0.25dB、Model 1180は+0、-0.2dB(20Hz~20kHz)です。どちらも20Hz~20kHzの偏差が細かいです。
  • 重量:Model1250は18.5kg、Model 1180は15kgです。重量ではModel1250が重いです。

Marantz Model1250とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

Marantz Model1250は130W+130W(8Ω)の定格出力を持つため、スピーカー側の入力値と能率を見ながら音量を決めたいアンプです。

ここでは、インピーダンス、入力値、出力音圧レベル、方式、ユニット構成を確認しながら組み合わせを考えます。

Marantz Model1250とONKYO M-6との組み合わせ

  • 互換性:ONKYO M-6はインピーダンス8Ω、最大入力100W、推奨アンプ出力は―、出力音圧は95dB/W/mです。Model1250は130W+130W(8Ω)なので、高能率を生かしてボリュームを控えめに始める音量管理が合います。
  • 音質の向上:M-6は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式で、31cmコーン型と4cm複合型を搭載しています。再生周波数帯域は30Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は2kHzです。Model1250のダンピングファクター65以上と組み合わせると、31cmウーファーの量感を生かしながら低域を整えやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、ソウル、ファンク、フュージョン、ライブ録音に向いた組み合わせです。M-6の95dB/W/mという能率とModel1250の大出力により、広めの部屋でも余裕のある鳴り方を作りやすくなります。

Marantz Model1250とDIATONE DS-251との組み合わせ

  • 互換性:DIATONE DS-251は定格インピーダンス8Ω、最大入力40W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dB/W(新JIS)と97dB/VAです。Model1250は130W+130W(8Ω)のため、入力値を意識して小さめの音量から合わせる使い方が大切です。
  • 音質の向上:DS-251は3ウェイ・3スピーカー・アコースティックエアーサスペンション方式で、25cmコーン型、5cmコーン型、3cmコーン型を搭載しています。再生周波数帯域は40Hz~25kHz、クロスオーバー周波数は2kHz、10kHzです。Model1250のトーンコントロールを併用すると、密閉系の低域と高域のバランスを調整しやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンル:歌謡曲、フォーク、ジャズボーカル、クラシック小編成、70年代ポップスに合わせたい組み合わせです。DS-251の3ウェイ構成を、Model1250のフォノ入力やトライコントロールと組み合わせると、古い録音の雰囲気を整えやすくなります。

Marantz Model1250とB&W DM17との組み合わせ

  • 互換性:B&W DM17はインピーダンス8Ω、許容入力は出力15W以上のアンプに適合、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは85dB/W/m(300Hz)です。Model1250は130W+130W(8Ω)のため、低能率寄りの性格を踏まえて、急に音量を上げない管理が合います。
  • 音質の向上:DM17は2ウェイ・2スピーカー・密閉方式で、15cmコーン型と2.6cmドーム型を搭載しています。周波数特性は85Hz~20kHz ±2dB、クロスオーバー周波数は3kHzです。Model1250の出力余裕を生かすと、小型密閉型の定位感や中高域の見通しを支えやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンル:室内楽、女性ボーカル、ピアノソロ、アコースティック、静かなジャズに向いた組み合わせです。DM17の小型密閉型らしいまとまりと、Model1250の余裕ある駆動力を使って、近距離で丁寧に聴きたい構成です。

Marantz Model1250は、単なる大出力機というだけでなく、録音やモニター、トーン調整を細かく扱えるプリメインアンプです。130W+130Wの余裕があるぶん、スピーカーの入力値と能率を見ながら音量を整えると、この機種らしい落ち着いた力感を引き出しやすくなります。

マホガニーキャビネット付きの佇まい、トライサーキットの操作感、フォノ入力の作り込みまで含めて、Model1250は1970年代マランツの濃さを味わえる1台です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Marantz Model1250の詳細スペック一覧

型式プリメインアンプ
定格出力(20Hz~20kHz、両ch駆動)130W+130W(8Ω)
周波数特性20Hz~20kHz ±0.25dB
全高調波歪率(20Hz~20kHz)0.1%以下
混変調歪率(20Hz~20kHz)0.1%以下
パワーバンドウィズス5Hz~50kHz
ダンピングファクター65以上(8Ω負荷)
利得Phono → プリアンプ出力:58dB
Phono → 録音出力:40dB
High level → プリアンプ出力:18dB
入力インピーダンスPhono:47kΩ
High Level:60kΩ
入力感度Phono:1.8mV
Aux:180mV
Phono入力等価雑音0.85μV(入力換算値)
フィルターHigh:9kHz
Low:30Hz
電源AC100V、50Hz/60Hz
消費電力450W
外形寸法(幅・高さはパネル部寸法)幅390x高さ146x奥行316mm
重量18.5kg
付属マホガニーキャビネット
別売ラックマウント用アダプター RA-2(¥5,900)
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