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Marantz(マランツ) PM-14を徹底解説!【450VAトロイダルトランス】

この記事の概要

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Marantz PM-14は、電流帰還型パワーアンプとアジャスタブルHDAMを採用したプリメインアンプです。

本記事では、PM-14の特徴、近いマランツ系アンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

Marantz PM-14の概要と特徴

Marantz PM-14の簡易スペック
型式プリメインアンプ
発売時期1998年
定価200,000円
定格出力200W+200W(4Ω)
160W+160W(6Ω)
100W+100W(8Ω)
周波数特性5Hz~100kHz +0 -1dB
重量23.0kg

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Marantz PM-14は、1998年に200,000円で発売されたプリメインアンプです。定格出力は100W+100W(8Ω)、160W+160W(6Ω)、200W+200W(4Ω)で、低インピーダンス時の出力値までしっかり示されたモデルです。

特徴①|電流帰還型パワーアンプ

ハイスピード志向の回路構成

PM-14のパワーアンプ部には電流帰還型が採用されています。出力段はPc=200Wのマルチエミッタ型バイポーラトランジスタによるシングルプッシュプルで、200W+200W(4Ω)まで確認できる力感のある構成です。

初段にはアジャスタブルHDAMが使われ、カレントミラー回路によるI/V変換部を経て、3段ダーリントンの電力増幅部へつながる設計です。

特徴②|アジャスタブルHDAMと4連アクティブボリューム

プリアンプ部には、アジャスタブルHDAMを使った4連アクティブボリューム方式が採用されています。プリアンプのNF回路にもボリュームを入れて入力ボリュームと連動させることで、小音量時の残留ノイズを抑えやすい考え方が見られます。

  • High Level入力:200mV/10kΩです。
  • SN比:High Level 110dBです。
  • 周波数特性:CD、ソースダイレクトで5Hz~100kHz +0 -1dBです。

特徴③|MC/MM対応のフォノイコライザー

PM-14はレコード再生にも対応していますか?

はい。PM-14はMC/MMの各カートリッジに対応したNF型フォノイコライザーアンプを搭載しています。入力感度/インピーダンスはPhono MCが250μV/100Ω、Phono MMが2.8mV/47kΩで、MCとMMの両方を1台で扱える構成です。

RIAA偏差は20Hz~20kHzで±0.2dBです。Phono最大許容入力はMCが12mV、MMが130mVとされています。

特徴④|450VAトランスとWBTスピーカーターミナル

PM-14は接続や電源部にも見どころがありますか?

はい。電源部には450VAのスーパーリングコアトロイダルトランスが採用されています。さらにスピーカーターミナルはWBT製が2組用意され、2組のスピーカー接続やバイワイヤ接続を考えた作りになっています。

プリアウトとパワーイン端子も搭載されており、プリ部とパワー部を分けて使える点もPM-14らしいポイントです。

Marantz PM-14と他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、Marantz PM-14と近いマランツ系ヴィンテージアンプを比べます。出力、歪率、周波数特性、重量を並べると、PM-14の立ち位置が見えやすくなります。

機種定格出力周波数特性重量
Marantz PM-14200W+200W(4Ω)
160W+160W(6Ω)
100W+100W(8Ω)
5Hz~100kHz +0 -1dB23.0kg
Marantz PM-15250W+250W(4Ω)
190W+190W(6Ω)
150W+150W(8Ω)
10Hz~50kHz +0 -1dB32.0kg
Marantz PM-16150W+150W(4Ω)
120W+120W(6Ω)
90W+90W(8Ω)
10Hz~100kHz +0 -1dB20.0kg
Marantz PM-17100W+100W(4Ω)
60W+60W(8Ω)
CD:5Hz~70kHz +0 -1dB15.0kg

Marantz PM-14とMarantz PM-15の比較

Marantz PM-14とMarantz PM-15との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:PM-14は100W+100W(8Ω)、PM-15は150W+150W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではPM-15が大きいです。
  • 4Ω出力:PM-14は200W+200W(4Ω)、PM-15は250W+250W(4Ω)です。4Ω時の出力値でもPM-15が大きいです。
  • 全高調波歪率:PM-14は0.008%、PM-15も0.008%です。歪率の表記は同じです。
  • 周波数特性:PM-14は5Hz~100kHz +0 -1dB、PM-15は10Hz~50kHz +0 -1dBです。帯域表記ではPM-14が広いです。
  • 重量:PM-14は23.0kg、PM-15は32.0kgです。重量ではPM-15が重いです。

Marantz PM-14とMarantz PM-16の比較

Marantz PM-14とMarantz PM-16との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:PM-14は100W+100W(8Ω)、PM-16は90W+90W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではPM-14が大きいです。
  • 4Ω出力:PM-14は200W+200W(4Ω)、PM-16は150W+150W(4Ω)です。4Ω時の出力値でもPM-14が大きいです。
  • 全高調波歪率:PM-14は0.008%、PM-16も0.008%です。歪率の表記は同じです。
  • 周波数特性:PM-14は5Hz~100kHz +0 -1dB、PM-16は10Hz~100kHz +0 -1dBです。低域側の表記ではPM-14が低いです。
  • 重量:PM-14は23.0kg、PM-16は20.0kgです。重量ではPM-14が重いです。

Marantz PM-14とMarantz PM-17の比較

Marantz PM-14とMarantz PM-17との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:PM-14は100W+100W(8Ω)、PM-17は60W+60W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではPM-14が大きいです。
  • 4Ω出力:PM-14は200W+200W(4Ω)、PM-17は100W+100W(4Ω)です。4Ω時の出力値でもPM-14が大きいです。
  • 全高調波歪率:PM-14は0.008%、PM-17は0.01%(20Hz~20kHz、8Ω)です。数値ではPM-14が低いです。
  • 周波数特性:PM-14は5Hz~100kHz +0 -1dB、PM-17はCDで5Hz~70kHz +0 -1dBです。高域側の表記ではPM-14が広いです。
  • 重量:PM-14は23.0kg、PM-17は15.0kgです。重量ではPM-14が重いです。

Marantz PM-14とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

PM-14は8Ωで100W+100W、6Ωで160W+160W、4Ωで200W+200Wの定格出力を持つプリメインアンプです。スピーカーを合わせる時は、インピーダンス、許容入力、最大入力、出力音圧レベルを見ながら、音量を低めから段階的に上げると、出力の余裕を活かしやすくなります。

  • JBL 4425
  • DIATONE DS-77HRX
  • TANNOY Stirling

Marantz PM-14とJBL 4425の組み合わせ

JBL 4425は、2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式のブックシェルフ型スピーカーです。30cmウーファーとホーン型ユニットの構成で、PM-14の電流帰還型パワーアンプと合わせると、音の立ち上がりを意識した組み合わせになります。

  • 互換性:JBL 4425は8Ω、許容入力200W(連続プログラム)、最大入力は―、ピーク入力は1kW(≦10ms)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dB/W/mです。PM-14は8Ωで100W+100Wなので、4425の連続プログラム入力を見ながら、音量を落ち着いて調整する使い方が合います。
  • 音質の向上:4425は30cmコーン型とホーン型の2ウェイ構成で、周波数特性は40Hz~16kHz ±3dB、クロスオーバーは1.2kHzです。91dB/W/mの能率とPM-14の100W出力を合わせることで、ドラムや管楽器の押し出しを出しやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、ジャズ、フュージョン、ライブ録音に向きます。ホーンの存在感と低域の量感を楽しみたい時に合います。

Marantz PM-14とDIATONE DS-77HRXの組み合わせ

DIATONE DS-77HRXは、3ウェイ・3スピーカー・密閉方式のブックシェルフ型スピーカーです。31cmウーファーを持つ大型寄りの構成で、PM-14の6Ω出力値と合わせると、密閉型の低域を支えやすくなります。

  • 互換性:DS-77HRXは6Ω、許容入力は―、最大入力は230W(EIAJ)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dB/W/mです。PM-14は6Ωで160W+160Wなので、6Ω負荷として小音量から始め、低域の量感を確認しながら上げる音量管理が向きます。
  • 音質の向上:DS-77HRXは31cmコーン型、10cmコーン型、2.5cmドーム型の3ウェイ構成で、再生周波数帯域は35Hz~35kHz、クロスオーバーは500Hz/4kHzです。密閉方式の輪郭とPM-14のダンピングファクター180を合わせることで、低域の締まりと中域の見通しを整えやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、シティポップ、クラシック、女性ボーカルに向きます。中高域の質感と低域の芯を両方聴きたい時に合います。

Marantz PM-14とTANNOY Stirlingの組み合わせ

TANNOY Stirlingは、2ウェイ・1スピーカー・特殊バスレフ方式のブックシェルフ型スピーカーです。25cm同軸型ユニットを搭載しており、PM-14のフォノ入力やトーンコントロールと合わせると、声や弦のまとまりを調整しやすくなります。

  • 互換性:Stirlingは8Ω(5.5Ω最小)、許容入力100W連続/250Wピーク、最大入力は―、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは90dB/W/1mです。PM-14は8Ωで100W+100Wなので、100W連続の入力値を目安に、急な大音量を避けて調整する使い方が合います。
  • 音質の向上:Stirlingは25cm同軸型ユニットの2ウェイ構成で、再生周波数帯域は35Hz~20kHz ±3dB、クロスオーバーは1.2kHzです。同軸型の定位感とPM-14のMC/MM対応フォノ入力を合わせることで、レコードのボーカルや弦を自然に聴きやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンル:ジャズボーカル、室内楽、フォーク、古いレコード音源に向きます。中央にまとまる音像と木質感のある響きを楽しみたい時に合います。

Marantz PM-14は、電流帰還型パワーアンプ、アジャスタブルHDAM、MC/MM対応フォノ、450VAトランスを備えた、90年代後半の充実したプリメインアンプです。

スピーカーの入力値と部屋の響きを見ながら、ソースダイレクトやトーンコントロールを使い分けると、現代的な解像感とヴィンテージスピーカーの味わいを両方楽しみやすくなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Marantz PM-14の詳細スペック一覧

型式プリメインアンプ
定価200,000円(1998年発売)
定格出力200W+200W(4Ω)
160W+160W(6Ω)
100W+100W(8Ω)
(20Hz~20kHz、両ch動作)
全高調波歪率0.008%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω)
混変調歪率0.008%(SMPTE)
出力帯域幅10Hz~50kHz(8Ω、0.03%)
周波数特性5Hz~100kHz +0 -1dB(CD、ソースダイレクト)
ダンピングファクター180(8Ω、20Hz~10kHz)
入力感度/インピーダンスPhono MC:250μV/100Ω
Phono MM:2.8mV/47kΩ
High Level:200mV/10kΩ
Phono最大許容入力MC:12mV
MM:130mV
(1kHz)
RIAA偏差±0.2dB(20Hz~20kHz)
SN比Phono MC:76dB
Phono MM:90dB
High Level:110dB
(IHF-Aネットワーク、入力ショート)
トーンコントロールBass:±8dB(100Hz)
Treble:±8dB(10kHz)
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
消費電力300W(電気用品取締法)
最大外形寸法幅458x高さ166x奥行464mm
重量23.0kg
付属ワイヤレスリモコン(RMC-17PM)
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