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Marantz PM-14SA ver.2は、200W+200W(4Ω)とダンピングファクター180を備えたプリメインアンプです。
本記事では、PM-14SA ver.2の特徴、近いマランツ系アンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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Marantz PM-14SA ver.2の概要と特徴

| Marantz PM-14SA ver.2の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 発売時期 | 2002年 |
| 定価 | 230,000円 |
| 定格出力 | 200W+200W(4Ω) 160W+160W(6Ω) 100W+100W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.008%(20Hz~20kHz、両ch同時駆動、8Ω) |
| 重量 | 23.0kg |
Marantz PM-14SA ver.2は、2002年に230,000円で発売されたプリメインアンプです。定格出力は200W+200W(4Ω)、160W+160W(6Ω)、100W+100W(8Ω)で、4Ωから8Ωまで出力値が明確に示された高駆動型のモデルです。
特徴①|4Ωで200Wの高出力設計

PM-14SA ver.2は低インピーダンスのスピーカーにも合わせやすいですか?
はい。PM-14SA ver.2は4Ωで200W+200W、6Ωで160W+160W、8Ωで100W+100Wの定格出力を備えています。ダンピングファクターは180(8Ω、20Hz~20kHz)で、スピーカーのインピーダンスに応じた出力の見通しを立てやすいアンプです。
全高調波歪率は0.008%(20Hz~20kHz、両ch同時駆動、8Ω)、混変調歪率も0.008%(SMPTE)です。出力だけでなく、低歪率を意識した上級プリメインとしての完成度も見どころです。
特徴②|450VAトロイダル電源と見直された電源回路
PM-14SA ver.2は、電源回路が大きく見直されたモデルです。電源トランスには450VAのスーパーリングコア・トロイダル・トランスが採用され、消費電力は300Wです。23.0kgの筐体に電源部の物量をしっかり詰めた構成といえます。
最大外形寸法は幅458x高さ166x奥行464mmです。奥行が深めなので、設置時はラックの有効奥行と放熱スペースを確認しておきたいアンプです。
特徴③|電流帰還型回路とアジャスタブルHDAM
PM-14SA ver.2は、プリアンプ部とパワーアンプ部に電流帰還型回路を採用したモデルです。入力感度はHigh Levelが250mV/20kΩ、Main inが2.0V/22kΩで、Pre outは2.0V/250Ωです。単体プリメインとしてだけでなく、プリアンプ部とパワーアンプ部を分けて使える拡張性も備えています。
- 周波数特性:5Hz~100kHz +0 -1dB(CD、ソースダイレクト)です。
- 出力帯域幅:10Hz~50kHz(8Ω負荷、0.04%)です。
- Pre out:2.0V/250Ωです。
特徴④|MM/MC対応フォノと高いSN比



PM-14SA ver.2はレコード再生にも向いていますか?
はい。PM-14SA ver.2はPhono MCとPhono MMの両方に対応しています。
入力感度/インピーダンスはPhono MCが270μV/100Ω、Phono MMが2.4mV/47kΩで、RIAA偏差は±0.2dB(20Hz~20kHz)です。MC/MMを本体側で扱えるフォノ内蔵機として、レコード再生にも使いやすい構成です。
SN比はPhono MCが76dB、Phono MMが90dB、High Levelが115dBです。フォノ最大許容入力はMCが10mV、MMが100mVとなっています。
特徴⑤|WBT端子と分離使用に対応した接続性
PM-14SA ver.2は、入力端子としてライン4系統、バランス1系統、テープ系2系統、フォノ1系統、メインイン1系統を備えています。出力端子はプリアウト1系統、テープ系2系統、スピーカー2系統、ヘッドホン1系統です。WBT社製スピーカーターミナルやPre out/Main inを含む接続性により、システム構成を広げやすいアンプです。
Marantz PM-14SA ver.2と他のヴィンテージアンプとの比較


ここでは、Marantz PM-14SA ver.2と近いマランツ系プリメインアンプを比べます。PM-14SA、PM-13S1、PM-11S1を並べると、出力や重量、ダンピングファクターの違いが見えやすくなります。
| 機種 | 定格出力 | 全高調波歪率 | 周波数特性 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| Marantz PM-14SA ver.2 | 200W+200W(4Ω) 160W+160W(6Ω) 100W+100W(8Ω) | 0.008%(20Hz~20kHz、両ch同時駆動、8Ω) | 5Hz~100kHz +0 -1dB(CD、ソースダイレクト) | 23.0kg |
| Marantz PM-14SA | 200W+200W(4Ω) 160W+160W(6Ω) 100W+100W(8Ω) | 0.008%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω負荷) | 5Hz~100kHz +0 -1dB(CD、ソースダイレクト) | 23.0kg |
| Marantz PM-13S1 | 140W+140W(4Ω) 90W+90W(8Ω) | 0.05%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω) | 5Hz~100kHz ±3dB(CD、1W、8Ω負荷) | 20.0kg |
| Marantz PM-11S1 | 200W+200W(4Ω) 100W+100W(8Ω) | 0.01%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω) | 5Hz~120kHz ±3dB(CD、1W、8Ω負荷) | 26.0kg |
Marantz PM-14SA ver.2とMarantz PM-14SAの比較
Marantz PM-14SA ver.2とMarantz PM-14SAとの比較は以下の通りです。
- 定格出力:PM-14SA ver.2とPM-14SAはいずれも200W+200W(4Ω)、160W+160W(6Ω)、100W+100W(8Ω)です。出力値は同じです。
- 全高調波歪率:PM-14SA ver.2とPM-14SAはいずれも0.008%です。歪率の表記も同じ水準です。
- ダンピングファクター:PM-14SA ver.2とPM-14SAはいずれも180(8Ω、20Hz~20kHz)です。公開値は共通です。
- 重量:PM-14SA ver.2とPM-14SAはいずれも23.0kgです。重量も同じです。
Marantz PM-14SA ver.2とMarantz PM-13S1の比較
Marantz PM-14SA ver.2とMarantz PM-13S1との比較は以下の通りです。
- 定格出力:PM-14SA ver.2は200W+200W(4Ω)、100W+100W(8Ω)です。PM-13S1は140W+140W(4Ω)、90W+90W(8Ω)です。出力値ではPM-14SA ver.2が大きいです。
- 全高調波歪率:PM-14SA ver.2は0.008%、PM-13S1は0.05%です。数値ではPM-14SA ver.2が低いです。
- ダンピングファクター:PM-14SA ver.2は180、PM-13S1は100です。公開値ではPM-14SA ver.2が大きいです。
- 重量:PM-14SA ver.2は23.0kg、PM-13S1は20.0kgです。重量ではPM-14SA ver.2が重いです。
Marantz PM-14SA ver.2とMarantz PM-11S1の比較
Marantz PM-14SA ver.2とMarantz PM-11S1との比較は以下の通りです。
- 定格出力:PM-14SA ver.2は200W+200W(4Ω)、100W+100W(8Ω)です。PM-11S1は200W+200W(4Ω)、100W+100W(8Ω)です。出力値は同じです。
- 全高調波歪率:PM-14SA ver.2は0.008%、PM-11S1は0.01%です。数値ではPM-14SA ver.2が低いです。
- 周波数特性:PM-14SA ver.2は5Hz~100kHz +0 -1dB、PM-11S1は5Hz~120kHz ±3dBです。上限表記ではPM-11S1が広いです。
- 重量:PM-14SA ver.2は23.0kg、PM-11S1は26.0kgです。重量ではPM-11S1が重いです。
Marantz PM-14SA ver.2とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


Marantz PM-14SA ver.2は、8Ωで100W+100W、6Ωで160W+160W、4Ωで200W+200Wの定格出力を持つアンプです。ここでは、インピーダンス、許容入力、推奨アンプ出力、出力音圧レベルを確認しながら、スピーカーとの組み合わせを考えます。
Marantz PM-14SA ver.2とJBL 4425との組み合わせ
- 互換性:JBL 4425はインピーダンス8Ω、許容入力200W(連続プログラム)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dB/W/mです。PM-14SA ver.2は8Ωで100W+100Wなので、余裕を持って鳴らしながら音量を段階的に上げる使い方が合います。
- 音質の向上:JBL 4425は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式で、30cmコーン型とホーン型を搭載しています。周波数特性は40Hz~16kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は1.2kHzです。PM-14SA ver.2のダンピングファクター180により、30cmウーファーの低域を引き締めやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ロック、フュージョン、ファンク、ライブ録音に向いた組み合わせです。ホーン型の明瞭さとPM-14SA ver.2の駆動力を合わせると、リズムの立ち上がりをしっかり出しやすくなります。
Marantz PM-14SA ver.2とTANNOY Stirlingとの組み合わせ
- 互換性:TANNOY Stirlingは公称インピーダンス8Ω(5.5Ω最小)、許容入力100W連続/250Wピーク、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは90dB/W/1mです。PM-14SA ver.2は8Ωで100W+100Wなので、連続許容入力を意識して音量を丁寧に決める組み合わせになります。
- 音質の向上:Stirlingは2ウェイ・1スピーカー・特殊バスレフ方式で、25cm同軸型ユニットを搭載しています。再生周波数帯域は35Hz~20kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は1.2kHzです。PM-14SA ver.2の低歪率と合わせると、同軸型らしい定位感を保ちながら低域の量感も支えやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック、声楽、ジャズボーカル、室内楽、アコースティック録音に合わせたい組み合わせです。Stirlingの同軸型ユニットとPM-14SA ver.2の電流帰還型アンプを組み合わせると、音像を自然にまとめやすくなります。
Marantz PM-14SA ver.2とKEF Q15との組み合わせ
- 互換性:KEF Q15はインピーダンス6Ω、許容入力は―、パワーハンドリング100W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dBです。PM-14SA ver.2は6Ωで160W+160Wなので、小型ブックシェルフとして入力値を意識した控えめな音量管理が大切です。
- 音質の向上:Q15は2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式で、16cm同軸型UNI-Qユニットを搭載しています。周波数特性は50Hz~20kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は3.3kHzです。PM-14SA ver.2のPre outやソースダイレクトを活用すると、同軸型らしいまとまりを生かしたシンプルなシステムにしやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、ポップス、AOR、小編成ジャズ、アコースティックギターに向いた組み合わせです。Q15の91dBという能率を踏まえ、PM-14SA ver.2では音量を絞った状態から細かく調整すると聴きやすくなります。
Marantz PM-14SA ver.2は、4Ω・6Ω・8Ωそれぞれの出力値がはっきりした高駆動型のプリメインアンプです。大型スピーカーでは余裕を生かし、小型スピーカーでは入力値を意識して丁寧に音量を決めることで、この機種らしい安定感を引き出しやすくなります。
フォノ、バランス入力、Pre out/Main in、WBT端子まで備えているため、1台完結でもシステム拡張でも楽しめます。PM-14SA ver.2は、上級プリメインらしい物量と使い勝手を両立した1台です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
Marantz PM-14SA ver.2の詳細スペック一覧
| 型式 | プリメインアンプ |
| 定格出力 | 200W+200W(4Ω) 160W+160W(6Ω) 100W+100W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.008%(20Hz~20kHz、両ch同時駆動、8Ω) |
| 混変調歪率 | 0.008%(SMPTE) |
| 出力帯域幅 | 10Hz~50kHz(8Ω負荷、0.04%) |
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz +0 -1dB(CD、ソースダイレクト) |
| ダンピングファクター | 180(8Ω、20Hz~20kHz) |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MC:270μV/100Ω Phono MM:2.4mV/47kΩ High Level:250mV/20kΩ Main in:2.0V/22kΩ |
| 出力電圧/インピーダンス | Pre out:2.0V/250Ω |
| Phono最大許容入力(1kHz) | MC:10mV MM:100mV |
| RIAA偏差 | ±0.2dB(20Hz~20kHz) |
| S/N | Phono MC:76dB Phono MM:90dB High Level:115dB |
| トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
| 入力端子 | ライン:4系統 バランス:1系統 テープ系:2系統 フォノ:1系統 メインイン:1系統 |
| 出力端子 | プリアウト:1系統 テープ系:2系統 スピーカー:2系統 ヘッドホン:1系統 |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 300W |
| 最大外形寸法 | 幅458x高さ166x奥行464mm |
| 重量 | 23.0kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン ACケーブル |
