この記事の概要
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Marantz PM-16は、1995年に発売されたプリメインアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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Marantz PM-16の概要と特徴

| Marantz PM-16の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 発売時期 | 1995年 |
| 定価 | 160,000円 |
| 定格出力 | 150W+150W(4Ω) 120W+120W(6Ω) 90W+90W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.008% |
| 重量 | 20.0kg |
Marantz PM-16は、4Ωで150W+150W、6Ωで120W+120W、8Ωで90W+90Wの定格出力を持つプリメインアンプです。
全高調波歪率は0.008%、周波数特性は10Hz~100kHz +0 -1dB、High LevelのSN比は111dBです。出力、低歪率、広帯域特性のバランスが整った1990年代中期のMarantzプリメインとして楽しめます。
特徴①|4Ωから8Ωまで明確な定格出力

PM-16はスピーカーのインピーダンスに合わせやすいですか?
はい。定格出力は4Ωで150W+150W、6Ωで120W+120W、8Ωで90W+90Wです。4Ω、6Ω、8Ωの各条件で出力値が示されているため、スピーカーのインピーダンスを確認しながらシステムを組みやすいアンプです。
特徴②|10Hz~100kHzの広い周波数特性
周波数特性は10Hz~100kHz +0 -1dBです。全高調波歪率は0.008%、High LevelのSN比は111dB。広い帯域と低い歪率を両立している点は、PM-16を選ぶうえで見逃せないポイントです。
特徴③|ライン入力4系統とテープ系入出力2系統
- ライン入力は4系統です。
- テープ系入出力は2系統です。
- Phono入力は1系統です。
- スピーカー出力は1系統です。
CDプレーヤー、チューナー、レコード、録音機器をまとめやすい端子構成です。入力数を増やしすぎず、プリメインアンプとして必要な系統を押さえているところにPM-16の実用性があります。
特徴④|20.0kgの筐体と扱いやすいサイズ感
PM-16は、重量20.0kgのプリメインアンプです。外形寸法は幅458x高さ167x奥行474mm。奥行474mmを確保できるラックを選ぶと、背面ケーブルや放熱スペースまで見込みやすくなります。



設置時はどこを確認すると安心ですか?
ラックの奥行き、棚板の耐荷重、背面端子まわりの余白を確認しておくと安心です。20.0kgの重量があるため、設置は安定した場所で行うのがおすすめです。
特徴⑤|ワイヤレスリモコン付属の実用性
PM-16にはワイヤレスリモコンが付属しています。ヴィンテージアンプとしては、音質面だけでなく日常の操作性も見ておきたいところです。リスニング位置から操作できる利便性は、現代のオーディオ環境にも取り入れやすい魅力です。
Marantz PM-16と他のヴィンテージアンプとの比較


ここでは、Marantz PM-16と、同じMarantzのヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はMarantz PM-14、Marantz PM-15、Marantz PM-17です。
| 項目 | Marantz PM-16 | Marantz PM-14 | Marantz PM-15 | Marantz PM-17 |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ | プリメインアンプ | ステレオプリメインアンプ | プリメインアンプ |
| 定格出力 | 150W+150W(4Ω) 120W+120W(6Ω) 90W+90W(8Ω) | 200W+200W(4Ω) 160W+160W(6Ω) 100W+100W(8Ω) | 250W+250W(4Ω) 190W+190W(6Ω) 150W+150W(8Ω) | 100W+100W(4Ω) 60W+60W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.008% | 0.008% | 0.008% | 0.01%(20Hz~20kHz、8Ω) |
| 周波数特性 | 10Hz~100kHz +0 -1dB | 5Hz~100kHz +0 -1dB | 10Hz~50kHz +0 -1dB | CD:5Hz~70kHz +0 -1dB |
| SN比 | High Level:111dB | Phono MC:76dB Phono MM:90dB High Level:110dB | High Level:111dB | High Level:110dB |
| 入出力端子 | ライン入力:4系統 テープ系入出力:2系統 Phono入力:1系統 スピーカー出力:1系統 | ― | CDバランス入力:1系統 Line入力:6系統 Phono入力:1系統 Tape入力:2系統 Tape出力:2系統 スピーカー出力:1系統 | ライン入力:4系統 テープ系入出力:2系統 Phono入力:1系統 プリアンプ出力:1系統 スピーカー出力:1系統 |
| 消費電力 | 200W | 300W | 340W | 180W |
| 外形寸法 | 幅458x高さ167x奥行474mm | 幅458x高さ166x奥行464mm | 幅454x高さ210x奥行467mm | 幅458x高さ110x奥行444mm |
| 重量 | 20.0kg | 23.0kg | 32.0kg | 15.0kg |
Marantz PM-16とMarantz PM-14との比較
Marantz PM-16とMarantz PM-14との比較は以下の通りです。
- 4Ω出力:PM-16は150W+150W、PM-14は200W+200Wです。4Ω条件ではPM-14が大きいです。
- 8Ω出力:PM-16は90W+90W、PM-14は100W+100Wです。8Ω条件でもPM-14が大きいです。
- 全高調波歪率:PM-16は0.008%、PM-14も0.008%です。数値は同じです。
- 周波数特性:PM-16は10Hz~100kHz +0 -1dB、PM-14は5Hz~100kHz +0 -1dBです。低域側の数値ではPM-14が低いです。
- 重量:PM-16は20.0kg、PM-14は23.0kgです。重量ではPM-14が重いです。
Marantz PM-16とMarantz PM-15との比較
Marantz PM-16とMarantz PM-15との比較は以下の通りです。
- 4Ω出力:PM-16は150W+150W、PM-15は250W+250Wです。4Ω条件ではPM-15が大きいです。
- 8Ω出力:PM-16は90W+90W、PM-15は150W+150Wです。8Ω条件でもPM-15が大きいです。
- 全高調波歪率:PM-16は0.008%、PM-15も0.008%です。数値は同じです。
- 周波数特性:PM-16は10Hz~100kHz +0 -1dB、PM-15は10Hz~50kHz +0 -1dBです。上限周波数の数値ではPM-16が高いです。
- 重量:PM-16は20.0kg、PM-15は32.0kgです。重量ではPM-15が重いです。
Marantz PM-16とMarantz PM-17との比較
Marantz PM-16とMarantz PM-17との比較は以下の通りです。
- 4Ω出力:PM-16は150W+150W、PM-17は100W+100Wです。4Ω条件ではPM-16が大きいです。
- 8Ω出力:PM-16は90W+90W、PM-17は60W+60Wです。8Ω条件でもPM-16が大きいです。
- 全高調波歪率:PM-16は0.008%、PM-17は0.01%です。数値ではPM-16が低いです。
- SN比:PM-16はHigh Level 111dB、PM-17はHigh Level 110dBです。数値ではPM-16が高いです。
- 重量:PM-16は20.0kg、PM-17は15.0kgです。重量ではPM-16が重いです。
Marantz PM-16とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


Marantz PM-16は、4Ωで150W+150W、6Ωで120W+120W、8Ωで90W+90Wの定格出力を持つアンプです。ここではスピーカーの入力値、能率、インピーダンスを見ながら音量を整えたい組み合わせとして、DIATONE DS-10000 Klavier、JBL L112、SPENDOR Prelude IIを取り上げます。
Marantz PM-16とDIATONE DS-10000 Klavierとの組み合わせ
- 互換性:DS-10000 Klavierは定格インピーダンス6Ω、最大入力180W、定格入力60W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。PM-16は6Ωで120W+120Wのため、定格入力60Wを意識して、小さめの音量から合わせる音量管理が向いています。
- 音質の向上:DS-10000 Klavierは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、27cmコーン型、5.0cmドーム型、2.3cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は35Hz~60kHz、クロスオーバー周波数は600Hz、5kHzです。PM-16の広帯域な周波数特性と合わせると、密閉方式のまとまりと高域の伸びを楽しみやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ピアノ、室内楽、女性ボーカルに向いています。90dB/W/mの反応と3ウェイ密閉構成により、音像の輪郭と余韻を落ち着いて味わえます。
Marantz PM-16とJBL L112との組み合わせ
- 互換性:JBL L112はインピーダンス8Ω、許容入力80W(連続プログラム)、100W(IEC規格)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル89dB/W/mです。PM-16は8Ωで90W+90Wのため、許容入力80Wと100Wの範囲を意識し、急な大音量を避ける音量管理が合います。
- 音質の向上:JBL L112は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、30cmコーン型、13cmコーン型、2.5cmドーム型を搭載しています。クロスオーバー周波数は1.1kHz、3.7kHzで、出力音圧レベルは89dB/W/mです。PM-16の90W+90W(8Ω)を使うことで、30cmウーファーの低域と中高域の粒立ちをほどよくまとめられます。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、フュージョン、ソウルに向いています。バスレフ方式と30cmウーファーの量感を活かし、リズムの押し出しを楽しめます。
Marantz PM-16とSPENDOR Prelude IIとの組み合わせ
- 互換性:SPENDOR Prelude IIはインピーダンス8Ω、最大入力75W、推奨アンプ出力は―、音圧レベル90dB/W/mです。PM-16は8Ωで90W+90Wのため、最大入力75Wを目安に、ボリュームを控えめに始める音量管理が大切です。
- 音質の向上:SPENDOR Prelude IIは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、20cmコーン型と1.9cmドーム型を搭載しています。周波数特性は60Hz~20kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は3kHzです。PM-16のSN比111dBと合わせると、声や弦の質感を静かな背景で楽しみやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、アコースティック、英国ロックに向いています。90dB/W/mの音圧レベルと2ウェイ構成により、音色のまとまりを自然に味わえます。
Marantz PM-16は、4Ωから8Ωまで定格出力が明確に示されたプリメインアンプです。スピーカー側の入力値と能率を確認し、最初は小さな音量から調整すると落ち着いて楽しめます。
ライン入力、テープ系入出力、Phono入力を備えているため、CD、レコード、チューナーを含めたヴィンテージシステムにも組み込みやすい一台です。20.0kgの筐体と広帯域特性を活かし、じっくり鳴らしたいアンプです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Marantz PM-16の詳細スペック一覧
| 型式 | プリメインアンプ |
| 入出力端子 | ライン入力:4系統 テープ系入出力:2系統 Phono入力:1系統 スピーカー出力:1系統 |
| 定格出力 | 150W+150W(4Ω) 120W+120W(6Ω) 90W+90W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.008% |
| 周波数特性 | 10Hz~100kHz +0 -1dB |
| SN比 | High Level:111dB |
| 消費電力 | 200W(電気用品取締法) |
| 最大外形寸法 | 幅458x高さ167x奥行474mm |
| 重量 | 20.0kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン |
