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Marantz PM-17SAを徹底解説!【電流帰還型の広帯域志向】

この記事の概要

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Marantz PM-17SAは、PM-17の基本設計を受け継ぎながら、Super Audio世代のソースに向けて仕上げられたステレオプリメインアンプです。60W+60W(8Ω)の扱いやすい出力と、電流帰還型の広帯域志向が見どころです。

本記事では、Marantz PM-17SAの特徴、同時代のヴィンテージプリメインアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

Marantz PM-17SAの概要と特徴

Marantz PM-17SAの簡易スペック
型式ステレオプリメインアンプ
発売時期1999年9月
定価110,000円
定格出力100W+100W(4Ω)
80W+80W(6Ω)
60W+60W(8Ω)
周波数特性CD:5Hz~70kHz +0 -1dB(ソースダイレクト)
重量16.0kg

▼ 詳しいスペックはこちら

PM-17SAは、1999年9月に110,000円で発売されたステレオプリメインアンプです。パワーアンプ部とプリアンプ部の両方に電流帰還型を採用し、Phono MC/MM、プリアウト、メインイン、CD-R(MD)入出力なども備えています。単体プリメインとして使いやすく、発展性も残した構成です。

特徴①|4Ωから8Ωまで見通しやすい出力

PM-17SAはスピーカーのインピーダンスに合わせやすいですか?

はい。PM-17SAの定格出力は100W+100W(4Ω)、80W+80W(6Ω)、60W+60W(8Ω)です。4Ω、6Ω、8Ωの出力値が並んでいるため、手持ちのスピーカーのインピーダンスに合わせて音量の目安を取りやすいアンプです。

全高調波歪率は0.01%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω負荷)で、ダンピングファクターは100(8Ω負荷、20Hz~10kHz)です。

特徴②|電流帰還型と5Hz~70kHzの広帯域

PM-17SAは、パワーアンプ部とプリアンプ部の両方に電流帰還型を採用しています。周波数特性はCD入力のソースダイレクト時で5Hz~70kHz +0 -1dBです。CD再生を中心に、広い帯域を意識した設計として見られます。

  • 周波数特性:CD:5Hz~70kHz +0 -1dBです。
  • 再生モード:ソースダイレクト時の数値として示されています。
  • ダンピングファクター:100(8Ω負荷、20Hz~10kHz)です。

特徴③|MC/MMフォノと録音系端子

レコードと録音系をまとめやすい端子構成

Phono入力はMCとMMに対応し、入力感度/インピーダンスはPhono MCが230μV/100Ω、Phono MMが2.5mV/47kΩです。カートリッジの種類に合わせて本体側で受けられる点は、アナログ再生を続けたい人にうれしい仕様です。

テープ系入出力は1系統、CD-R(MD)入出力は1系統です。さらにプリアウトとメインインも各1系統備えており、録音機器や外部機器との接続も考えられた構成です。

特徴④|16kg筐体とWBTスピーカーターミナル

PM-17SAは設置しやすいサイズ感ですか?

最大外形寸法は幅458x高さ110x奥行429mm、重量は16.0kgです。PM-14SAより高さと重量は抑えられており、大型すぎない本格プリメインとして設置しやすいサイズに収まっています。

スピーカー出力は1系統で、ヘッドホン出力も1系統です。ACケーブルはインレット式で、付属品にはシステムリモコンとACケーブルが用意されています。

Marantz PM-17SAと他のヴィンテージプリメインアンプとの比較

ここでは、Marantz PM-17SAと近い年代のヴィンテージプリメインアンプ3機種を、定格値を中心に並べます。

項目Marantz PM-17SAMarantz PM-17DENON PMA-2000IIILUXMAN L-505sII
発売時期/価格1999年9月/110,000円1997年/100,000円2000年1月/100,000円1999年1月/195,000円
型式ステレオプリメインアンププリメインアンププリメインアンプインテグレーテッド・アンプ
8Ω出力60W+60W60W+60W80W+80W80W+80W
6Ω出力80W+80W
4Ω出力100W+100W100W+100W160W+160W
全高調波歪率0.01%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω負荷)0.01%(20Hz~20kHz、8Ω、両ch駆動)0.01%(定格出力-3dB時、1kHz、8Ω)0.005%以下(8Ω、1kHz、定格出力、Line straight on)
0.04%以下(8Ω、20Hz~20kHz、定格出力、Line straight on)
周波数特性CD:5Hz~70kHz +0 -1dB(ソースダイレクト)CD:5Hz~70kHz +0 -1dB(ソースダイレクト)5Hz~100kHz +0 -3dBCD:20Hz~100kHz -3dB(Line Straight on)
Line:20Hz~100kHz -3dB(Line Straight on)
フォノ入力MC:230μV/100Ω
MM:2.5mV/47kΩ
Phono入力:1系統MM:2.5mV/47kΩ
MC:0.2mV/100Ω
MM:2.0mV/47kΩ
MC:0.25mV/100Ω
SN比High Level:112dBHigh Level:110dBLine:110dBCD:103dB以上
Line:103dB
消費電力180W180W275W188W
外形寸法幅458x高さ110x奥行429mm幅458x高さ110x奥行444mm幅434x高さ180x奥行478mm幅467x高さ179x奥行418mm
重量16.0kg15.0kg22.0kg17.0kg

Marantz PM-17SAとMarantz PM-17の比較

Marantz PM-17SAとMarantz PM-17との比較は以下の通りです。

  • 出力:8Ω出力はどちらも60W+60W、4Ω出力はどちらも100W+100Wで、基本的な出力規模は同じです。
  • 6Ω出力:PM-17SAは6Ω出力として80W+80Wが示されており、6Ωスピーカー使用時の目安を取りやすいです。
  • 周波数特性:どちらもCD:5Hz~70kHz +0 -1dB(ソースダイレクト)で、広帯域の傾向は共通しています。
  • 重量:PM-17SAが16.0kg、PM-17が15.0kgで、PM-17SAの方が1.0kg重いです。

Marantz PM-17SAとDENON PMA-2000IIIの比較

Marantz PM-17SAとDENON PMA-2000IIIとの比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:PMA-2000IIIが80W+80W、PM-17SAが60W+60Wで、数値はPMA-2000IIIの方が大きいです。
  • 4Ω出力:PMA-2000IIIが160W+160W、PM-17SAが100W+100Wで、低インピーダンス時の出力差が見えます
  • 周波数特性:PMA-2000IIIが5Hz~100kHz +0 -3dB、PM-17SAがCD:5Hz~70kHz +0 -1dBで、どちらも広帯域志向です。
  • 重量:PMA-2000IIIが22.0kg、PM-17SAが16.0kgで、PM-17SAの方が設置時の負担は軽めです。

Marantz PM-17SAとLUXMAN L-505sIIの比較

Marantz PM-17SAとLUXMAN L-505sIIとの比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:L-505sIIが80W+80W、PM-17SAが60W+60Wで、数値はL-505sIIの方が大きいです。
  • 出力表示:PM-17SAは4Ωで100W+100W、L-505sIIは連続実効出力として8Ωの80W+80Wが示され、確認できる負荷条件に違いがあります
  • フォノ入力:どちらもMC/MMに対応しています。
  • 重量:L-505sIIが17.0kg、PM-17SAが16.0kgで、近い重量帯のプリメインアンプです。

Marantz PM-17SAとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

Marantz PM-17SAは、4Ωで100W+100W、8Ωで60W+60Wの定格出力を持つプリメインアンプです。ここでは、スピーカー側のインピーダンス、入力、出力音圧レベルを確認しながら、組み合わせを考えます。

Marantz PM-17SAとVICTOR SX-7との組み合わせ

  • 互換性:VICTOR SX-7はインピーダンス4Ω、最大入力100W、出力音圧レベル88dB/W/mです。PM-17SAは4Ωで100W+100Wのため、定格出力と最大入力の数値が近い組み合わせになります。推奨アンプ出力は―です。音量は小さめから上げて、過大入力を避ける管理が向きます。
  • 音質の向上:SX-7は3ウェイ・3スピーカー・密閉方式で、30cmコーン型、7.5cmドーム型、3cmドーム型の構成です。周波数特性は25Hz~20000Hz、クロスオーバー周波数は500Hz、5000Hzです。
  • おすすめの音楽ジャンル:密閉方式と30cmウーファーを活かして、ボーカル、ジャズ、クラシック、落ち着いたロックを厚みのある音で聴きたい人に合います。

Marantz PM-17SAとJBL LX600との組み合わせ

  • 互換性:JBL LX600は入力インピーダンス4Ω、許容入力100W(AES)、出力音圧レベル92dB/2.83V/mです。PM-17SAは4Ωで100W+100Wのため、音量管理を丁寧に行う前提で数値を合わせやすい組み合わせです。推奨アンプ出力は―です。
  • 音質の向上:LX600は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、25cmコーン型、12.5cmコーン型、2.5cmドーム型の構成です。周波数特性は40Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は400Hz、3kHzです。
  • おすすめの音楽ジャンル:92dB/2.83V/mの出力音圧レベルとバスレフ方式を活かして、ロック、ポップス、ファンク、ライブ音源を前に出る感じで楽しみたい人に向きます。

Marantz PM-17SAとB&W 801Fとの組み合わせ

  • 互換性:B&W 801Fはインピーダンス8Ω、許容入力は出力50W以上のアンプに適合、出力音圧レベル85dB/W/m(300Hz)です。PM-17SAは8Ωで60W+60Wのため、50W以上という条件に入る組み合わせです。推奨アンプ出力は―です。低めの能率を意識して、音量を急に上げない運用が合います。
  • 音質の向上:801Fは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・フロア型で、27cmコーン型、10cmコーン型、2.6cmドーム型の構成です。周波数特性は45Hz~20kHz ±2dB、クロスオーバー周波数は400Hz、3.5kHz、24dB/octです。
  • おすすめの音楽ジャンル:密閉フロア型と85dB/W/mの落ち着いた能率を踏まえると、クラシック、声楽、ピアノ、アコースティック録音を丁寧に聴くスタイルに合います。

Marantz PM-17SAは、4Ωで100W+100W、8Ωで60W+60Wという出力値が示されているため、スピーカー側の入力値を確認しながら組みやすいアンプです。

特に4Ωスピーカーでは、PM-17SA側の出力に余裕があるぶん、最初は控えめな音量から始めると安心です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Marantz PM-17SAの詳細スペック一覧

項目内容
型式ステレオプリメインアンプ
入出力端子ライン入力:4系統
テープ系入出力:1系統
Phono入力:1系統
プリアウト:1系統
メインイン:1系統
CD-R(MD)入出力:1系統
スピーカー出力:1系統
ヘッドホン出力:1系統
定格出力100W+100W(4Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)
80W+80W(6Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)
60W+60W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch駆動)
全高調波歪率0.01%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω負荷)
周波数特性CD:5Hz~70kHz +0 -1dB(ソースダイレクト)
ダンピングファクター100(8Ω負荷、20Hz~10kHz)
入力感度/インピーダンスPhono MC:230μV/100Ω
Phono MM:2.5mV/47kΩ
High Level:220mV/22kΩ
Phono最大許容入力MC:15mV(1kHz)
MM:150mV(1kHz)
RIAA偏差±0.2dB(20Hz~20kHz)
SN比Phono MC:76dB
Phono MM:90dB
High Level:112dB
トーンコントロールBass:±8dB(100Hz)
Treble:±8dB(10kHz)
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
消費電力180W(電気用品取締法)
最大外形寸法幅458x高さ110x奥行429mm
重量16.0kg
付属システムリモコン
ACケーブル
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