この記事の概要
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Marantz PM-19は、1998年に発売されたプリメインアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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Marantz PM-19の概要と特徴

| Marantz PM-19の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 発売時期 | 1998年 |
| 定価 | 68,000円 |
| 定格出力 | 100W+100W(4Ω) 80W+80W(6Ω) 60W+60W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.01%(20Hz~20kHz、8Ω) |
| 重量 | 13.5kg |
Marantz PM-19は、4Ωで100W+100W、6Ωで80W+80W、8Ωで60W+60Wの定格出力を持つプリメインアンプです。
全高調波歪率は0.01%(20Hz~20kHz、8Ω)、周波数特性はCDで5Hz~70kHz +0 -1dB、High LevelのSN比は110dBです。電流帰還型パワーアンプとアジャスタブルHDAMを採用した、薄型寄りのMarantzプリメインとして注目できます。
特徴①|電流帰還型パワーアンプとアジャスタブルHDAM

PM-19の回路面で注目したい部分はどこですか?
パワーアンプ部に電流帰還型を採用している点です。
さらに、パワーアンプ前段には目的に応じたオフセット調整機能を持つアジャスタブルHDAMを採用しています。電流帰還型とアジャスタブルHDAMの組み合わせが、PM-19の設計上の大きな見どころです。
特徴②|4Ωで100W+100Wの定格出力
定格出力は4Ωで100W+100W、6Ωで80W+80W、8Ωで60W+60Wです。4Ω、6Ω、8Ωの各条件で出力が確認できるため、組み合わせるスピーカーのインピーダンスを見ながら選びやすいアンプです。
特徴③|入出力端子とワイヤレスリモコン
PM-19は、日常的な接続にも配慮された構成です。ライン入力4系統、テープ系入出力2系統、Phono入力1系統、プリアンプ出力1系統、スピーカー出力1系統、ヘッドホン出力1系統を備えています。レコード、CD、チューナー、録音機器をまとめやすい端子構成です。
- ライン入力は4系統です。
- テープ系入出力は2系統です。
- Phono入力は1系統です。
- ヘッドホン出力は1系統です。
- 付属品はワイヤレスリモコンです。
Marantz PM-19と他のヴィンテージアンプとの比較


ここでは、Marantz PM-19と、同じMarantzのヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はMarantz PM-17、Marantz PM-16、Marantz PM-14SAです。
| 項目 | Marantz PM-19 | Marantz PM-17 | Marantz PM-16 | Marantz PM-14SA |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ | プリメインアンプ | プリメインアンプ | プリメインアンプ |
| 定格出力 | 100W+100W(4Ω) 80W+80W(6Ω) 60W+60W(8Ω) | 100W+100W(4Ω) 60W+60W(8Ω) | 150W+150W(4Ω) 120W+120W(6Ω) 90W+90W(8Ω) | 200W+200W(4Ω) 160W+160W(6Ω) 100W+100W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.01%(20Hz~20kHz、8Ω) | 0.01%(20Hz~20kHz、8Ω) | 0.008% | 0.008% |
| 周波数特性 | CD:5Hz~70kHz +0 -1dB | CD:5Hz~70kHz +0 -1dB | 10Hz~100kHz +0 -1dB | 5Hz~100kHz +0 -1dB |
| SN比 | High Level:110dB | High Level:110dB | High Level:111dB | High level:115dB |
| 入出力端子 | ライン入力:4系統 テープ系入出力:2系統 Phono入力:1系統 プリアンプ出力:1系統 スピーカー出力:1系統 ヘッドホン出力:1系統 | ライン入力:4系統 テープ系入出力:2系統 Phono入力:1系統 プリアンプ出力:1系統 スピーカー出力:1系統 | ライン入力:4系統 テープ系入出力:2系統 Phono入力:1系統 スピーカー出力:1系統 | ライン入力:4系統 バランス入力:1系統 テープ系入出力:2系統 Phono入力:1系統 プリアウト、パワーイン:各1系統 スピーカー出力:2系統 ヘッドホン出力:1系統 |
| 消費電力 | 170W | 180W | 200W | 300W |
| 最大外形寸法 | 幅458x高さ103x奥行439mm | 幅458x高さ110x奥行444mm | 幅458x高さ167x奥行474mm | 幅458x高さ166x奥行464mm |
| 重量 | 13.5kg | 15.0kg | 20.0kg | 23.0kg |
Marantz PM-19とMarantz PM-17との比較
Marantz PM-19とMarantz PM-17との比較は以下の通りです。
- 4Ω出力:PM-19は100W+100W、PM-17も100W+100Wです。数値は同じです。
- 8Ω出力:PM-19は60W+60W、PM-17も60W+60Wです。数値は同じです。
- 全高調波歪率:PM-19は0.01%、PM-17も0.01%です。数値は同じです。
- 周波数特性:PM-19はCDで5Hz~70kHz +0 -1dB、PM-17もCDで5Hz~70kHz +0 -1dBです。数値は同じです。
- 重量:PM-19は13.5kg、PM-17は15.0kgです。重量ではPM-17が重いです。
Marantz PM-19とMarantz PM-16との比較
Marantz PM-19とMarantz PM-16との比較は以下の通りです。
- 4Ω出力:PM-19は100W+100W、PM-16は150W+150Wです。4Ω条件ではPM-16が大きいです。
- 8Ω出力:PM-19は60W+60W、PM-16は90W+90Wです。8Ω条件でもPM-16が大きいです。
- 全高調波歪率:PM-19は0.01%、PM-16は0.008%です。数値ではPM-16が低いです。
- SN比:PM-19はHigh Level 110dB、PM-16はHigh Level 111dBです。数値ではPM-16が高いです。
- 重量:PM-19は13.5kg、PM-16は20.0kgです。重量ではPM-16が重いです。
Marantz PM-19とMarantz PM-14SAとの比較
Marantz PM-19とMarantz PM-14SAとの比較は以下の通りです。
- 4Ω出力:PM-19は100W+100W、PM-14SAは200W+200Wです。4Ω条件ではPM-14SAが大きいです。
- 8Ω出力:PM-19は60W+60W、PM-14SAは100W+100Wです。8Ω条件でもPM-14SAが大きいです。
- 全高調波歪率:PM-19は0.01%、PM-14SAは0.008%です。数値ではPM-14SAが低いです。
- 入力端子:PM-19はライン入力4系統、Phono入力1系統などを備えます。PM-14SAはライン入力4系統に加え、バランス入力1系統やプリアウト、パワーイン各1系統も備えます。
- 重量:PM-19は13.5kg、PM-14SAは23.0kgです。重量ではPM-14SAが重いです。
Marantz PM-19とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


Marantz PM-19は、4Ωで100W+100W、6Ωで80W+80W、8Ωで60W+60Wの定格出力を持つアンプです。ここでは8Ωスピーカーを中心に、入力値と出力音圧レベルを見ながら音量を整えたい組み合わせとして、YAMAHA NS-10M、JBL L26 Decade、MISSION 770Freedomを取り上げます。
Marantz PM-19とYAMAHA NS-10Mとの組み合わせ
- 互換性:NS-10Mはインピーダンス8Ω、許容入力は―、定格入力25W、最大入力50W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。PM-19は8Ωで60W+60Wのため、最大入力50Wを目安に、ボリュームを控えめに始める音量管理が向いています。
- 音質の向上:NS-10Mは2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、18cmコーン型と3.5cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は60Hz~20kHz、出力音圧レベルは90dB/W/m、クロスオーバー周波数は2kHz、12dB/octです。PM-19と合わせることで、密閉型らしいまとまりと中域の見通しを楽しめます。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、ピアノ、アコースティックに向いています。小型密閉型の反応を活かし、近めのリスニング距離で声や楽器の輪郭を楽しめます。
Marantz PM-19とJBL L26 Decadeとの組み合わせ
- 互換性:L26 Decadeはインピーダンス8Ω、許容入力35W(連続プログラム)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル89dB(新JIS)です。PM-19は8Ωで60W+60Wのため、許容入力35Wを意識し、急な大音量を避ける音量管理が大切です。
- 音質の向上:L26 Decadeは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、25.5cmコーン型と3.6cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は―、出力音圧レベルは89dB(新JIS)、クロスオーバー周波数は2kHzです。PM-19の60W+60W(8Ω)を丁寧に使うと、25.5cmウーファーの量感と軽快な高域をまとめやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、ソウル、ブルースに向いています。バスレフ方式と25.5cmウーファーの押し出しを活かし、リズムの太さを楽しめます。
Marantz PM-19とMISSION 770Freedomとの組み合わせ
- 互換性:770Freedomはインピーダンス8Ω、許容入力は―、推奨アンプ出力30W~150W/ch、出力音圧レベル91dB/2.83V/1mです。PM-19は8Ωで60W+60Wのため、推奨アンプ出力30W~150W/chの範囲内で、音量を段階的に整える音量管理ができます。
- 音質の向上:770Freedomは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、21.5cmコーン型と2.5cmドーム型を搭載しています。周波数特性は35Hz~20kHz ±3dB、出力音圧レベルは91dB/2.83V/1m、クロスオーバー周波数は1.9kHzです。PM-19と合わせることで、英国系ブックシェルフの伸びやかな低域と自然な中高域を楽しみやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:英国ロック、ジャズ、弦楽に向いています。91dB/2.83V/1mの反応と35Hz~20kHz ±3dBの帯域を活かし、ほどよい量感と見通しの良さを味わえます。
Marantz PM-19は、薄型寄りの筐体ながら4Ω、6Ω、8Ωの定格出力が明確なプリメインアンプです。スピーカーの入力値や能率を確認し、最初は小さめの音量から合わせると落ち着いて楽しめます。
ライン入力、Phono入力、プリアンプ出力、ヘッドホン出力を備えているため、ヴィンテージシステムにも日常使いにも取り入れやすい一台です。電流帰還型パワーアンプとアジャスタブルHDAMの設計に注目しながら、好みのスピーカーと合わせてみたいアンプです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
詳細スペック一覧
| 型式 | プリメインアンプ |
| 入出力端子 | ライン入力:4系統 テープ系入出力:2系統 Phono入力:1系統 プリアンプ出力:1系統 スピーカー出力:1系統 ヘッドホン出力:1系統 |
| 定格出力(20Hz~20kHz、両ch動作) | 100W+100W(4Ω) 80W+80W(6Ω) 60W+60W(8Ω) |
| 全高調波歪率(両ch駆動) | 0.01%(20Hz~20kHz、8Ω) |
| 周波数特性(ソースダイレクト) | CD:5Hz~70kHz +0 -1dB |
| SN比 | High Level:110dB |
| 消費電力 | 170W(電気用品取締法) |
| 最大外形寸法 | 幅458x高さ103x奥行439mm |
| 重量 | 13.5kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン |
