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Marantz(マランツ) PM-8を徹底解説!【Bass/TrebleだけでなくMidまで調整可】

この記事の概要

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Marantz PM-8は、1979年頃に発売されたステレオプリメインアンプです。

本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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目次

Marantz PM-8の概要と特徴

項目Marantz PM-8
型式ステレオプリメインアンプ
定格出力150W+150W(8Ω)
190W+190W(4Ω)
出力帯域幅5Hz~100kHz(8Ω負荷、THD 0.05%)
全高調波歪率0.01%以下(20Hz~20kHz、8Ω負荷)
混変調歪率0.01%以下
周波数特性+0、-0.2dB(20Hz~20kHz)
5Hz~100kHz(+0、-1dB)
ダンピングファクタ100以上(8Ω負荷)
重量26kg

▼ 詳しいスペックはこちら

Marantz PM-8は、8Ωで150W+150W、4Ωで190W+190Wの定格出力を持つステレオプリメインアンプです。

全高調波歪率は0.01%以下、周波数特性は5Hz~100kHz(+0、-1dB)、ダンピングファクタは100以上(8Ω負荷)です。高出力、広帯域、フォノ入力の細かな負荷切換を備えた上級プリメインとして楽しめます。

特徴①|150W+150Wと4Ω時190W+190Wの大出力

PM-8は大型スピーカーも鳴らしやすいアンプですか?

定格出力を見ると、かなり余裕のある構成です。20Hz~20kHz、両ch駆動条件で、8Ωは150W+150W、4Ωは190W+190Wです。

8Ωと4Ωの両方で大きな出力値が示されているため、スピーカーの入力値を確認しながら、広い音量レンジを活かせます。

特徴②|0.01%以下の歪率と5Hz~100kHzの帯域

広帯域と低歪率

出力帯域幅は5Hz~100kHz(8Ω負荷、THD 0.05%)です。全高調波歪率は0.01%以下、混変調歪率も0.01%以下で、周波数特性は+0、-0.2dB(20Hz~20kHz)および5Hz~100kHz(+0、-1dB)です。出力だけでなく、帯域と歪率の数値も力強いアンプです。

特徴③|MMは5段階、MCは4段階のフォノ負荷切換

PM-8はアナログ入力の細かさも見どころです。

phono1、phono2のMMは2mVで、1kΩ、10kΩ、27kΩ、47kΩ、100kΩを選べます。phono2 MCは200μVで、10Ω、47Ω、100Ω、200Ωを選べます。カートリッジの個性に合わせて負荷を追い込めるのが、PM-8らしい楽しさです。

  • MMは1kΩ、10kΩ、27kΩ、47kΩ、100kΩに対応します。
  • MCは10Ω、47Ω、100Ω、200Ωに対応します。
  • RIAA偏差は±0.2dB(20Hz~20kHz)です。
  • ダイナミックレンジは120dB(phono)です。

特徴④|Midまで備えたトーンとHigh/Lowフィルター

音色補正は細かく調整できますか?

できます。トーンコントロール特性は低域100Hzが±10dB、中域800Hzが±6dB、高域10kHzが±10dBです。

フィルタ特性はHighが9kHz/18dBoct.、Lowが15Hz/18dBoct.です。

Bass/TrebleだけでなくMidまで調整できるため、部屋やスピーカーに合わせた追い込みがしやすい構成です。

Marantz PM-8と他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、Marantz PM-8と、同じMarantzのヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はMarantz PM-5、Marantz PM-6、Marantz PM-6aです。

項目Marantz PM-8Marantz PM-5Marantz PM-6Marantz PM-6a
型式ステレオプリメインアンプステレオプリメインアンププリメインアンプステレオプリメインアンプ
定格出力150W+150W(8Ω)
190W+190W(4Ω)
80W+80W(8Ω、AB級)
20W+20W(8Ω、純A級)
120W+120W(8Ω、AB級)
30W+30W(8Ω、純A級)
120W+120W(8Ω)
全高調波歪率0.01%以下(20Hz~20kHz、8Ω負荷)0.015%以下(実効出力時、20Hz~20kHz、8Ω負荷)0.015%以下(実効出力時、20Hz~20kHz、8Ω負荷)0.015%以下(定格出力時)
混変調歪率0.01%以下0.015%以下((60Hz:70kHz=4:1、実効出力時、8Ω)0.015%以下(60Hz:7kHz=4:1、実効出力時、8Ω)0.015%以下(定格出力時)
周波数特性+0、-0.2dB(20Hz~20kHz)
5Hz~100kHz(+0、-1dB)
+0、-0.2dB(20Hz~20kHz)
5Hz~100kHz(+0、-2dB)
20Hz~20kHz +0、-0.2dB
5Hz~100kHz +0、-2dB
5Hz~100kHz +0 -2dB
ダンピングファクタ100以上(8Ω負荷)100以上(8Ω負荷、1kHz)100以上(8Ω負荷、1kHz)
入力感度/インピーダンスメインアンプ入力:1.5V/80kΩ
MM:2mV/1kΩ、10kΩ、27kΩ、47kΩ、100kΩ
MC:200μV/10Ω、47Ω、100Ω、200Ω
High Level:150mV/40kΩ
phono1 MM:2.2mV/47kΩ
phono2 MM:2.2mV/47kΩ
phono2 MC:200μV/75Ω
TAPE、TUNER、AUX:150mV/40kΩ
メインアンプ入力:1.5V/100kΩ
Phono1 MM:2.2mV/27kΩ、47kΩ、100kΩ
Phono2 MM:2.2mV/47kΩ
Phono2 MC:200μV/75Ω
Tape、Tuner、Aux:150mV/40kΩ
RIAA偏差±0.2dB(20Hz~20kHz)±0.2dB(20Hz~20kHz)±0.2dB(20Hz~20kHz)20Hz~20kHz ±0.2dB
トーンコントロール低域100Hz:±10dB
中域800Hz:±6dB
高域10kHz:±10dB
低域100Hz:±8dB
高域10kHz:±8dB
Bass:±8dB(100Hz)
Treble:±8dB(10kHz)
消費電力最大出力時:850W
電気用品取締法:400W
電気用品取締法:200W350W(電気用品取締法)350W
外形寸法幅416x高さ146x奥行437mm幅416x高さ146x奥行332mm幅416x高さ146x奥行332mm幅416x高さ146x奥行332mm
重量26kg13kg15.5kg16.0kg

Marantz PM-8とMarantz PM-5との比較

Marantz PM-8とMarantz PM-5との比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:PM-8は150W+150W、PM-5は80W+80W(AB級)です。8Ωの出力ではPM-8が大きいです。
  • 全高調波歪率:PM-8は0.01%以下、PM-5は0.015%以下です。数値ではPM-8が低いです。
  • 周波数特性:PM-8は5Hz~100kHz(+0、-1dB)、PM-5は5Hz~100kHz(+0、-2dB)です。100kHzまでの帯域表記は共通し、偏差の数値ではPM-8が小さいです。
  • 消費電力:PM-8は電気用品取締法400W、PM-5は電気用品取締法200Wです。数値ではPM-8が大きいです。
  • 重量:PM-8は26kg、PM-5は13kgです。重量ではPM-8が重いです。

Marantz PM-8とMarantz PM-6との比較

Marantz PM-8とMarantz PM-6との比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:PM-8は150W+150W、PM-6は120W+120W(AB級)です。8Ωの出力ではPM-8が大きいです。
  • 全高調波歪率:PM-8は0.01%以下、PM-6は0.015%以下です。数値ではPM-8が低いです。
  • 入力感度/インピーダンス:PM-8のMMは1kΩ、10kΩ、27kΩ、47kΩ、100kΩを選べます。PM-6のPhono1 MMは27kΩ、47kΩ、100kΩです。MM負荷の選択肢ではPM-8が多いです。
  • トーンコントロール:PM-8は低域、中域、高域の3帯域、PM-6はBassとTrebleです。調整帯域ではPM-8が多いです。
  • 重量:PM-8は26kg、PM-6は15.5kgです。重量ではPM-8が重いです。

Marantz PM-8とMarantz PM-6aとの比較

Marantz PM-8とMarantz PM-6aとの比較は以下の通りです。

  • 8Ω出力:PM-8は150W+150W、PM-6aは120W+120Wです。8Ωの出力ではPM-8が大きいです。
  • 全高調波歪率:PM-8は0.01%以下、PM-6aは0.015%以下です。数値ではPM-8が低いです。
  • 周波数特性:PM-8は5Hz~100kHz(+0、-1dB)、PM-6aは5Hz~100kHz +0 -2dBです。100kHzまでの帯域表記は共通し、偏差の数値ではPM-8が小さいです。
  • 消費電力:PM-8は電気用品取締法400W、PM-6aは350Wです。数値ではPM-8が大きいです。
  • 重量:PM-8は26kg、PM-6aは16.0kgです。重量ではPM-8が重いです。

Marantz PM-8とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

Marantz PM-8は、8Ωで150W+150W、4Ωで190W+190Wの定格出力を持つアンプです。ここでは高出力を活かしつつ、スピーカーごとの入力値と能率に合わせて音量を決めたい組み合わせとして、Pioneer S-180、YAMAHA NS-1000X、ESS amt-bookshelfを取り上げます。

Marantz PM-8とPioneer S-180との組み合わせ

  • 互換性:S-180はインピーダンス6.3Ω、最大入力120W、瞬間最大入力240W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル95dB/W/mです。PM-8は8Ωで150W+150W、4Ωで190W+190Wのため、最大入力120Wと95dB/W/mを目安に、控えめな音量から合わせる使い方が合います。
  • 音質の向上:S-180は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、32cmコーン型、12cmバランス・ドライブ型、2.5cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は30Hz~30000Hz、クロスオーバー周波数は1000Hz、5000Hzです。PM-8のダンピングファクタ100以上(8Ω負荷)により、32cm低域の量感を締めて聴きやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンルロック、フュージョン、シティポップに向いています。95dB/W/mの反応と30Hz~30000Hzの帯域を活かし、リズムの押し出しと明るい中高域を楽しめます。

Marantz PM-8とYAMAHA NS-1000Xとの組み合わせ

  • 互換性:NS-1000Xはインピーダンス6Ω、許容入力100W、ミュージック許容入力200W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。PM-8は4Ωで190W+190Wの出力値を持つため、許容入力100Wを基準に、音量を急に上げない管理が大切です。
  • 音質の向上:NS-1000Xは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、30cmコーン型、8.8cmドーム型、3.0cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は39Hz~20000Hz、クロスオーバー周波数は500Hz、6000Hz(12dB/oct)です。PM-8の低歪率とMidを含むトーン調整により、密閉型の低域とドーム中高域のバランスを整えやすいです。
  • おすすめの音楽ジャンルクラシック、女性ボーカル、ピアノトリオに向いています。90dB/W/mの落ち着いた反応と密閉方式のまとまりを活かし、細部の質感を聴き込みやすい組み合わせです。

Marantz PM-8とESS amt-bookshelfとの組み合わせ

  • 互換性:amt-bookshelfはインピーダンス―、許容入力375W Clean Power、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/Wです。PM-8は8Ωで150W+150W、4Ωで190W+190Wのため、インピーダンスが確認できない点を前提に、最初は小音量で様子を見る音量管理が向いています。
  • 音質の向上:amt-bookshelfは2ウェイ・2スピーカー・パッシブラジエーター方式・ブックシェルフ型で、30cmコーン型、ハイル・ドライバー、30cmパッシブラジエーターを搭載しています。周波数特性は40Hz~23kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は1kHzです。PM-8の広帯域特性と組み合わせることで、ハイル・ドライバーの速さと30cm低域の厚みを活かしやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンルプログレッシブロック、電子音楽、ライブジャズに向いています。90dB/Wの反応と40Hz~23kHz ±3dBの帯域を活かし、立ち上がりの速い高域と低域の量感を楽しめます。

Marantz PM-8は、8Ωで150W+150W、4Ωで190W+190Wという大きな出力を持つアンプです。スピーカーの許容入力や能率を確認し、最初は小さめの音量から合わせると、余裕を持って楽しめます。

フォノ負荷切換や3帯域トーンを活かすと、レコード再生でもスピーカーごとの個性を整えやすくなります。力強さと調整幅を両方求める人に向いた一台です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Marantz PM-8の詳細スペック一覧

型式ステレオプリメインアンプ
定格出力(20Hz~20kHz、両ch駆動)150W+150W(8Ω)
190W+190W(4Ω)
出力帯域幅5Hz~100kHz(8Ω負荷、THD 0.05%)
全高調波歪率0.01%以下(20Hz~20kHz、8Ω負荷)
混変調歪率0.01%以下
周波数特性+0、-0.2dB(20Hz~20kHz)
5Hz~100kHz(+0、-1dB)
ダンピングファクタ100以上(8Ω負荷)
入力感度/インピーダンスメインアンプ入力:1.5V/80kΩ
phono1、phono2 MM:2mV/1kΩ、10kΩ、27kΩ、47kΩ、100kΩ
phono2 MC:200μV/10Ω、47Ω、100Ω、200Ω
High Level:150mV/40kΩ
定格出力/インピーダンスPRE OUT:1.5V/100Ω
TAPE OUT:150mV/250Ω
RIAA偏差±0.2dB(20Hz~20kHz)
入力等化雑音0.24μV(phono・IHF-A)
ダイナミックレンジ120dB(phono)
トーンコントロール特性±10dB(低域 100Hz)
±6dB(中域 800Hz)
±10dB(高域 10kHz)
フィルタ特性High:9kHz/18dBoct.
Low:15Hz/18dBoct.
消費電力最大出力時:850W
電気用品取締法:400W
電源100V、50/60Hz
外形寸法幅416x高さ146x奥行437mm
重量26kg
別売キャビネット WC-76(ウォルナット仕上げ、¥8,000)
WC-76N(マホガニー仕上げ、¥12,500)
専用ラックハンドル RHA-7(¥7,000)
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