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Marantz(マランツ) PM-88aSEを徹底解説!【トロイダルトランス搭載】

この記事の概要

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Marantz PM-88aSEは、PM-80aをベースにSEコンセプトを加えたプリメインアンプです。

本記事では、PM-88aSEの特徴、近いマランツ系アンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

Marantz PM-88aSEの概要と特徴

Marantz PM-88aSEの簡易スペック
型式ステレオプリメインアンプ
発売時期1994年頃
定価90,000円
定格出力A級動作時:20W+20W(8Ω)
AB級動作時:140W+140W(4Ω)
120W+120W(6Ω)
100W+100W(8Ω)
周波数特性10Hz~100kHz +0 -1dB(CD、ソースダイレクト)
重量17.5kg

▼ 詳しいスペックはこちら

Marantz PM-88aSEは、1994年頃に90,000円で発売されたステレオプリメインアンプです。

PM-80aをベースにSEコンセプトを加え、定格出力はAB級で140W+140W(4Ω)、120W+120W(6Ω)、100W+100W(8Ω)、A級動作時で20W+20W(8Ω)となっています。高出力とA級動作を両立した90年代マランツらしい一台です。

特徴①|PM-80aベースのSEコンセプト

PM-88aSEは、PM-80aをベースにメーカーズ・チューンナップ思想のSEコンセプトを加えたプリメインアンプです。より高いレベルの再生を目指し、電源、筐体、ボリューム、操作部まで手を入れた構成になっています。

PM-88aSEはPM-80aと同じような出力ですか?

はい。PM-88aSEはA級動作時で20W+20W(8Ω)、AB級動作時で140W+140W(4Ω)、120W+120W(6Ω)、100W+100W(8Ω)です。PM-80aも8Ω時のA級20W+20W、AB級100W+100Wを持つため、出力の骨格は近いままSE仕様の作り込みを加えたモデルとして見られます。

特徴②|トロイダルトランスと防振処理

電源部の見どころ

PM-88aSEの電源部にはトロイダルトランスが採用されています。トランスケースには樹脂と無機物の混合物を充填し、振動と漏れ磁束の影響を抑える考え方が取り入れられています。

消費電力は220W(電気用品取締法)、重量は17.5kgです。大型化だけでなく、振動や高周波の影響を抑える方向に作り込まれているところがPM-88aSEの個性です。

特徴③|銅メッキシャーシと3mm厚トップカバー

PM-88aSEは、シャーシに銅メッキを施し、高周波の影響を抑える構造を採用しています。さらに天板には通常の3倍の厚みを持たせ、ダイカスト・サイドパネルで両側から固定することで、内部パーツの振動を抑える筐体設計を狙っています。

  • 外形寸法:幅454x高さ165x奥行380mmです。
  • 重量:17.5kgです。
  • 筐体:銅メッキシャーシ、3mm厚トップカバー、ダイカスト・サイドパネルが特徴です。

特徴④|4連アクティブボリュームとソースダイレクト

PM-88aSEは小音量でも聴きやすいですか?

はい。PM-88aSEには実使用時のS/N劣化を防ぐ4連アクティブボリュームが採用されています。SN比はHigh Levelで111dB、周波数特性は10Hz~100kHz +0 -1dB(CD、ソースダイレクト)で、音量を絞った場面でも情報量を保ちたい設計が見られます。

トーンコントロールを排除し、アルミ無垢材のノブを採用している点も特徴です。入力端子はLine入力3系統、Phono入力1系統、Tape入力2系統で、シンプルなステレオ再生を軸に組みやすい内容です。

Marantz PM-88aSEと他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、Marantz PM-88aSEと近いマランツ系ヴィンテージアンプを比べます。出力、歪率、周波数特性、重量を並べると、PM-88aSEの位置づけが見えやすくなります。

機種定格出力全高調波歪率重量
Marantz PM-88aSEA級:20W+20W(8Ω)
AB級:100W+100W(8Ω)
0.008%17.5kg
Marantz PM-88SEクラスA時:20W+20W(8Ω)
クラスAB時:100W+100W(8Ω)
0.008%17.5kg
Marantz PM-80aA級動作時:20W+20W(8Ω)
AB級動作時:100W+100W(8Ω)
0.005%17.5kg
Marantz PM-84D純A級:25W+25W(8Ω)
AB級:100W+100W(8Ω)
0.015%19.8kg

Marantz PM-88aSEとMarantz PM-88SEの比較

Marantz PM-88aSEとMarantz PM-88SEとの比較は以下の通りです。

  • 定格出力:PM-88aSEはA級20W+20W(8Ω)とAB級100W+100W(8Ω)、PM-88SEもクラスA時20W+20W(8Ω)とクラスAB時100W+100W(8Ω)です。8Ω時の出力値は同じです。
  • 全高調波歪率:PM-88aSEは0.008%、PM-88SEも0.008%です。歪率の数値も同じです。
  • 周波数特性:PM-88aSEは10Hz~100kHz +0 -1dB、PM-88SEは10Hz~100kHz、+0 -3dBです。100kHzまでの表記は共通です。
  • SN比:PM-88aSEはHigh Levelで111dB、PM-88SEはHigh Levelで107dBです。High LevelのSN比ではPM-88aSEが大きいです。
  • 重量:PM-88aSEは17.5kg、PM-88SEも17.5kgです。重量は同じです。

Marantz PM-88aSEとMarantz PM-80aの比較

Marantz PM-88aSEとMarantz PM-80aとの比較は以下の通りです。

  • 定格出力:PM-88aSEはAB級100W+100W(8Ω)、PM-80aもAB級動作時100W+100W(8Ω)です。8ΩのAB級出力は同じです。
  • A級出力:PM-88aSEは20W+20W(8Ω)、PM-80aも20W+20W(8Ω)です。A級出力も同じです。
  • 全高調波歪率:PM-88aSEは0.008%、PM-80aは0.005%です。歪率の数値ではPM-80aが低いです。
  • 消費電力:PM-88aSEは220W、PM-80aは250Wです。消費電力の表記ではPM-80aが大きいです。
  • 重量:PM-88aSEは17.5kg、PM-80aも17.5kgです。重量は同じです。

Marantz PM-88aSEとMarantz PM-84Dの比較

Marantz PM-88aSEとMarantz PM-84Dとの比較は以下の通りです。

  • AB級出力:PM-88aSEは100W+100W(8Ω)、PM-84Dも100W+100W(8Ω負荷)です。8Ω時のAB級出力は同じです。
  • A級出力:PM-88aSEは20W+20W(8Ω)、PM-84Dは純A級25W+25W(8Ω負荷)です。A級出力ではPM-84Dが大きいです。
  • 全高調波歪率:PM-88aSEは0.008%、PM-84Dは0.015%です。歪率の数値ではPM-88aSEが低いです。
  • 周波数特性:PM-88aSEは10Hz~100kHz +0 -1dB、PM-84Dは20Hz~20kHz +0 -0.2dBです。上限帯域の表記ではPM-88aSEが広いです。
  • 重量:PM-88aSEは17.5kg、PM-84Dは19.8kgです。重量ではPM-84Dが重いです。

Marantz PM-88aSEとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

PM-88aSEはAB級で100W+100W(8Ω)、120W+120W(6Ω)、140W+140W(4Ω)の定格出力を持つため、小型ブックシェルフから大型3ウェイまで音量を管理しながら組み合わせやすいアンプです。ここではCORAL DX-7、ONKYO D-202A、KLH Model 5との組み合わせを見ていきます。

Marantz PM-88aSEとCORAL DX-7との組み合わせ

  • 互換性:DX-7はインピーダンス8Ω、許容入力は―、プログラムソース入力150W、瞬間最大入力300W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは95dB/W/mです。PM-88aSEはAB級で100W+100W(8Ω)のため、高めの能率を生かして余裕を持った音量管理がしやすい組み合わせです。
  • 音質の向上:DX-7は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、31cmコーン型ウーファー、9cmドーム型ミッド、3.6cmドーム型トゥイーターを搭載しています。再生周波数帯域は28Hz~33kHz、クロスオーバーは450Hz、6kHzで、PM-88aSEのワイドレンジ表記と大型3ウェイのスケール感を合わせやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:95dB/W/mの出力音圧レベルと31cmウーファーを生かし、ロック、フュージョン、シティポップ、ライブ録音に向いた組み合わせです。

Marantz PM-88aSEとONKYO D-202Aとの組み合わせ

  • 互換性:D-202Aはインピーダンス6Ω、許容入力は―、最大入力80W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは90dB/W/mです。PM-88aSEはAB級で120W+120W(6Ω)のため、最大入力80Wを意識して控えめな音量から調整したい組み合わせです。
  • 音質の向上:D-202Aは2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式で、16cmコーン型ウーファーと2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。再生周波数帯域は40Hz~35000Hz、クロスオーバーは3000Hzで、PM-88aSEの4連アクティブボリュームを生かした近距離再生にも合わせやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:小型ブックシェルフらしいまとまりを生かし、ボーカル、アコースティック、ジャズ小編成、深夜の小音量リスニングに向いた組み合わせです。

Marantz PM-88aSEとKLH Model 5との組み合わせ

  • 互換性:Model 5はインピーダンス8Ω、許容入力50W、最大入力は―、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。PM-88aSEはAB級で100W+100W(8Ω)のため、許容入力50Wに合わせて小音量から丁寧に音量管理したい組み合わせです。
  • 音質の向上:Model 5は3ウェイ・4スピーカー・アコースティックサスペンション方式で、30cmコーン型ウーファー、7.6cmコーン型ミッドx2、4.5cmコーン型トゥイーターを搭載しています。周波数特性は20Hz~20kHz、クロスオーバーは600Hz、3kHzで、密閉系の落ち着いた低域とPM-88aSEのA級動作を合わせやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:アコースティックサスペンション方式のしっとりした鳴り方を生かし、クラシック、ボーカル、ピアノ、古いジャズ録音に向いた組み合わせです。

Marantz PM-88aSEは、PM-80a系の出力構成を引き継ぎながら、SEコンセプトによる電源・筐体・操作部の作り込みを加えたプリメインアンプです。A級20W+20WとAB級100W+100W(8Ω)を持つため、スピーカーの能率や入力に合わせて鳴らし方を変えやすいのも魅力です。

組み合わせるスピーカーは、インピーダンス、入力、出力音圧レベルを確認し、最初は控えめな音量で音のバランスを探るのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Marantz PM-88aSEの詳細スペック一覧

型式ステレオプリメインアンプ
定格出力A級動作時:20W+20W(8Ω)
AB級動作時:140W+140W(4Ω)
120W+120W(6Ω)
100W+100W(8Ω)
全高調波歪率0.008%
周波数特性10Hz~100kHz +0 -1dB(CD、ソースダイレクト)
SN比High Level:111dB
入力端子Line入力:3系統
Phono入力:1系統
Tape入力:2系統
出力端子Tape出力:2系統
スピーカー出力:2系統
消費電力220W(電気用品取締法)
外形寸法幅454x高さ165x奥行380mm
重量17.5kg
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