この記事の概要
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Marantz PM4001は、40W+40W出力とMMフォノを備えた2005年発売のプリメインアンプです。
本記事では、PM4001の特徴、近いマランツ系アンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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Marantz PM4001の概要と特徴

| Marantz PM4001の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | プリメインアンプ |
| 発売時期 | 2005年9月 |
| 定価 | 28,000円 |
| 定格出力 | 55W+55W(4Ω) 40W+40W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.03%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω負荷、35W) |
| 重量 | 6.6kg |
Marantz PM4001は、2005年9月に28,000円で発売されたプリメインアンプです。定格出力は55W+55W(4Ω)と40W+40W(8Ω)で、小型スピーカーや中能率スピーカーを日常音量で鳴らしやすいモデルです。
特徴①|40W+40Wの扱いやすい出力

PM4001はブックシェルフ型と合わせやすいですか?
はい。PM4001は8Ωで40W+40W、4Ωで55W+55Wの定格出力を持っています。ダイナミックパワーは8Ωで55W+55W、4Ωで80W+80Wなので、小型から中型のスピーカーで音量の目安を作りやすいアンプです。
出力帯域幅は10Hz~50kHz、周波数特性はCD入力で10Hz~100kHz +0 -3dBです。エントリークラスながら、ライン入力の帯域も広めに示されています。
特徴②|独立3アンプ構成とディスクリート型パワーアンプ
- 全高調波歪率:0.03%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω負荷、35W)です。
- ダンピングファクター:100(8Ω負荷、20Hz~10kHz)です。
- 出力帯域幅:10Hz~50kHz(8Ω負荷、0.03%)です。
PM4001はプリアンプ、パワーアンプ、トーンコントロールアンプを独立させた構成を採用しています。パワーアンプは完全ディスクリート型で、価格帯を抑えながら基本構成をきちんと作ったプリメインアンプです。
特徴③|MMフォノとトーンディフィート



PM4001はレコード再生にも使えますか?
はい。PM4001はPhono MM入力を1系統備えており、入力感度/インピーダンスは2.5mV/47kΩです。Phono最大許容入力はMMで130mV、RIAA偏差は40Hz~20kHz ±0.3dBで、MMカートリッジをそのまま組み込みやすい構成です。
トーンディフィートスイッチも搭載されており、トーン回路をバイパスできます。トーンコントロール特性は100Hzと10kHzで±10dBです。
特徴④|フルRECセレクターとリモコン付属
PM4001はライン入力3系統、テープ入出力2系統、スピーカー出力2系統、ヘッドホン出力1系統を備えています。付属はシステムリモコンRC4001PMで、複数ソースを切り替える普段使いのアンプとして扱いやすい仕様です。
Marantz PM4001と他のヴィンテージアンプとの比較


ここでは、Marantz PM4001と近い世代のマランツ系プリメインアンプを比べます。PM4400、PM6001、PM8001を並べると、PM4001の出力、重量、価格帯の位置づけが見えやすくなります。
| 機種 | 定格出力 | 全高調波歪率 | 周波数特性 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| Marantz PM4001 | 55W+55W(4Ω) 40W+40W(8Ω) | 0.03%(20Hz~20kHz、8Ω負荷、35W) | CD:10Hz~100kHz +0 -3dB | 6.6kg |
| Marantz PM4400 | 50W+50W(4Ω) 40W+40W(6Ω) 30W+30W(8Ω) | 0.03%(20Hz~20kHz、8Ω負荷) | CD、トーンディフィート:10Hz~100kHz +0 -3dB | 6.0kg |
| Marantz PM6001 | 70W+70W(4Ω) 50W+50W(8Ω) | 0.02%(20Hz~20kHz、8Ω負荷) | CD:5Hz~100kHz +0 -3dB | 8.6kg |
| Marantz PM8001 | 100W+100W(4Ω) 70W+70W(8Ω) | 0.02%(20Hz~20kHz、8Ω、35W) | CD:5Hz~100kHz +0 -3dB | 10.5kg |
Marantz PM4001とMarantz PM4400の比較
Marantz PM4001とMarantz PM4400との比較は以下の通りです。
- 定格出力:PM4001は40W+40W(8Ω)、PM4400は30W+30W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではPM4001が大きいです。
- 4Ω出力:PM4001は55W+55W、PM4400は50W+50Wです。4Ω時もPM4001が少し大きいです。
- ダンピングファクター:PM4001は100、PM4400は60です。公開値ではPM4001が大きいです。
- 重量:PM4001は6.6kg、PM4400は6.0kgです。重量ではPM4001が少し重いです。
Marantz PM4001とMarantz PM6001の比較
Marantz PM4001とMarantz PM6001との比較は以下の通りです。
- 定格出力:PM4001は40W+40W(8Ω)、PM6001は50W+50W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではPM6001が大きいです。
- 全高調波歪率:PM4001は0.03%、PM6001は0.02%です。数値ではPM6001が低いです。
- 周波数特性:PM4001は10Hz~100kHz、PM6001は5Hz~100kHzです。低域側の表記ではPM6001が広いです。
- 重量:PM4001は6.6kg、PM6001は8.6kgです。重量ではPM6001が重いです。
Marantz PM4001とMarantz PM8001の比較
Marantz PM4001とMarantz PM8001との比較は以下の通りです。
- 定格出力:PM4001は40W+40W(8Ω)、PM8001は70W+70W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではPM8001が大きいです。
- 4Ω出力:PM4001は55W+55W、PM8001は100W+100Wです。4Ω時の出力値もPM8001が大きいです。
- 全高調波歪率:PM4001は0.03%、PM8001は0.02%です。数値ではPM8001が低いです。
- 重量:PM4001は6.6kg、PM8001は10.5kgです。筐体重量ではPM8001が重いです。
Marantz PM4001とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


Marantz PM4001は、8Ωで40W+40W、4Ωで55W+55Wの定格出力を持つアンプです。ここでは、インピーダンス、許容入力、推奨アンプ出力、出力音圧レベルを確認しながら、スピーカーとの組み合わせを考えます。
Marantz PM4001とDENON SC-E727Rとの組み合わせ
- 互換性:DENON SC-E727Rは入力インピーダンス6Ω、最大入力100W(EIAJ)、推奨アンプ出力は―、平均出力音圧レベルは88dB/W/mです。PM4001は6Ωの定格出力は―ですが、4Ωと8Ωの出力値があるため、6Ωブックシェルフとして音量を少しずつ合わせる使い方が向いています。
- 音質の向上:SC-E727Rは2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、14.5cmコーン型x2と2.5cmドーム型を搭載しています。周波数特性は33Hz~45kHz、クロスオーバー周波数は―です。PM4001のダンピングファクター100を合わせると、デュアルウーファーの低域を日常音量で整えやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ポップス、シティポップ、ジャズボーカル、AOR、アコースティック系に合わせたい組み合わせです。SC-E727Rの88dB/W/mという能率を踏まえ、PM4001では近距離から中音量までを中心に聴きたい構成です。
Marantz PM4001とVICTOR SX-300との組み合わせ
- 互換性:VICTOR SX-300はインピーダンス6Ω、定格入力30W(EIAJ)、最大許容入力120W(EIAJ)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは88dB/W/mです。PM4001は4Ωと8Ωの出力値が示されているため、6Ω密閉型として控えめな音量から調整する使い方が合います。
- 音質の向上:SX-300は2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、16cmコーン型と3.5cmドーム型を搭載しています。周波数特性は46Hz~30kHz、クロスオーバー周波数は3kHzです。PM4001の40W+40W出力と合わせると、密閉型の中域と自然な余韻を扱いやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:女性ボーカル、室内楽、フォーク、ジャズ、ニューミュージックに向いた組み合わせです。SX-300の88dB/W/mという能率を踏まえ、PM4001では小音量での表情を丁寧に合わせたい構成です。
Marantz PM4001とROGERS LS2との組み合わせ
- 互換性:ROGERS LS2はインピーダンス8Ω、最大入力200W、定格入力100W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは88dB/W/mです。PM4001は8Ωで40W+40Wの定格出力があるため、8Ω小型ブックシェルフとして素直に合わせやすい組み合わせです。
- 音質の向上:LS2は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、12.5cmコーン型と1.9cmドーム型を搭載しています。再生周波数帯域は60Hz~20kHz ±2dB、クロスオーバー周波数は4kHz(6素子)です。PM4001のMMフォノやライン入力を使うと、英国系小型機の中域をシンプルに楽しみやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、ジャズ、室内楽、アコースティック、英国ロックに合わせたい組み合わせです。LS2の88dB/W/mという能率とPM4001の40W+40W出力を踏まえ、スタンド設置で定位を整えたい構成です。
Marantz PM4001は、40W+40Wの8Ω出力、MMフォノ、トーンディフィート、フルRECセレクターを備えた、日常使いしやすいプリメインアンプです。重量6.6kgの扱いやすい筐体ながら、ダンピングファクター100の表記もあり、ブックシェルフ型との組み合わせを考えやすいモデルです。
レコード、CD、チューナー、テープ系をまとめたいシステムでは、PM4001の入出力とリモコン付属が実用面で効いてきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
Marantz PM4001の詳細スペック一覧
| 型式 | プリメインアンプ |
| 定価 | 28,000円(2005年9月発売) |
| 定格出力(20Hz~20kHz、両ch同時駆動) | 55W+55W(4Ω) 40W+40W(8Ω) |
| ダイナミックパワー | 80W+80W(4Ω) 55W+55W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.03%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω負荷、35W) |
| 出力帯域幅 | 10Hz~50kHz(8Ω負荷、0.03%) |
| 周波数特性(CD) | 10Hz~100kHz +0 -3dB |
| ダンピングファクター | 100(8Ω負荷、20Hz~10kHz) |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ High Level:170mV/20kΩ |
| Phono最大許容入力 | MM:130mV(1kHz) |
| RIAA偏差 | 40Hz~20kHz ±0.3dB |
| S/N比 | Phono MM:83dB High Level:87dB |
| 入出力端子 | Phono入力:1系統(GND端子付き) ライン入力:3系統(CD、Tuner、Aux/DVD) テープ入出力:2系統(Recorder1、2) スピーカー出力:2系統(System1、2) ヘッドホン出力:1系統 |
| トーンコントロール特性 | ±10dB(100Hz、10kHz) |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 100W(電気用品安全法) 0.7W(待機時) |
| 最大外形寸法 | 幅440x高さ117x奥行341mm |
| 重量 | 6.6kg |
| 付属 | システムリモコン RC4001PM |
