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SANSUI(サンスイ) AU-α555VSを徹底解説!【音楽信号系と映像信号系を分離した2層構造】

この記事の概要

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SANSUI AU-α555VSは、映像入出力を備えたインテグレーテッドステレオAVアンプです。

本記事では、AU-α555VSの特徴、同系統アンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

SANSUI AU-α555VSの概要と特徴

SANSUI AU-α555VSの簡易スペック
型式インテグレーテッドステレオAVアンプ
発売時期1989年頃
定価69,800円
実効出力90W+90W(6Ω)
80W+80W(8Ω)
全高調波歪率0.008%以下(8Ω)
重量11.0kg

▼ 詳しいスペックはこちら

SANSUI AU-α555VSは、1989年頃に69,800円で発売されたインテグレーテッドステレオAVアンプです。実効出力は90W+90W(6Ω)、80W+80W(8Ω)で、2chアンプの基本性能に映像入出力を加えた少し個性的なモデルです。

特徴①|音楽信号系と映像信号系を分離した2層構造

AU-α555VSは映像回路の影響を受けにくいですか?

音楽信号系と映像信号系の回路を基板レベルから分離し、2層構造としてシールドしています。AVアンプでありながら、音声系と映像系の相互干渉を抑える設計が取られています。

特徴②|2Ω時340Wのダイナミックパワー

  • 実効出力:90W+90W(6Ω)、80W+80W(8Ω)です。
  • ダイナミックパワー:340W(2Ω)、240W(4Ω)、140W(8Ω)です。
  • 全高調波歪率:0.008%以下(8Ω)です。
  • ダンピングファクター:100(8Ω)です。

パワーステージの改良により、2Ωまでの低インピーダンス負荷ドライブ能力が確保されています。瞬間的な出力余裕を重視したアンプとして見られます。

特徴③|10MHz対応の広帯域ビデオアンプ

映像入出力の仕様

ビデオ部の入力感度/インピーダンスは1.0Vp-p/75Ω、周波数特性は5Hz~10MHz +0 -3dBです。当時の映像機器もまとめたい人に向いた構成になっています。

端子パネルの固定には銅ビスが採用されており、高い周波数を扱う映像信号が音声系に与える影響も意識されています。

特徴④|リモコンとラストメモリー機能

ワイヤレスリモコンRS-1160が付属し、モーターボリュームによる音量調整や入力切り替えが可能です。さらにタイマー使用を考慮したラストメモリー機能も搭載しており、日常の操作性を重視したAV世代らしい内容です。

レコード再生にも使えますか?

PhonoはMMとMCの両方に対応しています。

入力感度/インピーダンスはPhono MMが2.5mV/47kΩ、Phono MCが300μV/100Ωで、AVアンプながらアナログ入力も残した仕様です。

SANSUI AU-α555VSと他のヴィンテージアンプとの比較

ここでは、SANSUI AU-α555VSと同時代のαシリーズ、さらに上位寄りのモデルを比べます。出力、歪率、ダイナミックパワー、重量を見ると、AV機能を持つAU-α555VSの立ち位置が見えやすくなります。

機種実効出力全高調波歪率重量
SANSUI AU-α555VS90W+90W(6Ω)
80W+80W(8Ω)
0.008%以下(8Ω)11.0kg
SANSUI AU-α607105W+105W(6Ω)
90W+90W(8Ω)
0.003%以下(8Ω)15.7kg
SANSUI AU-α50790W+90W(6Ω)
80W+80W(8Ω)
0.005%以下(8Ω)10.2kg
SANSUI AU-α707DR160W+160W(6Ω)
130W+130W(8Ω)
0.003%以下(8Ω)22.5kg

SANSUI AU-α555VSとSANSUI AU-α607の比較

SANSUI AU-α555VSとSANSUI AU-α607との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:AU-α555VSは90W+90W(6Ω)と80W+80W(8Ω)、AU-α607は105W+105W(6Ω)と90W+90W(8Ω)です。出力値ではAU-α607が大きいです。
  • 全高調波歪率:AU-α555VSは0.008%以下、AU-α607は0.003%以下です。歪率の数値ではAU-α607が低いです。
  • ダンピングファクター:AU-α555VSは100(8Ω)、AU-α607は80(6Ω)です。条件は異なりますが、AU-α555VSは8Ω時の値が確認できます
  • ライン周波数特性:AU-α555VSはDC~100kHz +0 -3dB、AU-α607は1Hz~300kHz +0 -3dBです。上限帯域の表示ではAU-α607が広いです。
  • 重量:AU-α555VSは11.0kg、AU-α607は15.7kgです。重量ではAU-α607が重いです。

SANSUI AU-α555VSとSANSUI AU-α507の比較

SANSUI AU-α555VSとSANSUI AU-α507との比較は以下の通りです。

  • 実効出力:AU-α555VSは90W+90W(6Ω)と80W+80W(8Ω)、AU-α507も90W+90W(6Ω)と80W+80W(8Ω)です。出力値は同じ掲載値です。
  • 全高調波歪率:AU-α555VSは0.008%以下、AU-α507は0.005%以下です。歪率の数値ではAU-α507が低いです。
  • ダイナミックパワー:AU-α555VSは340W(2Ω)、240W(4Ω)、140W(8Ω)、AU-α507は―です。瞬間出力の情報はAU-α555VSが確認しやすいです。
  • Phono MC入力:AU-α555VSは300μV/100Ω、AU-α507は200μV/100Ωです。MC入力感度の数値ではAU-α507が小さいです。
  • 重量:AU-α555VSは11.0kg、AU-α507は10.2kgです。重量ではAU-α555VSが少し重いです。

SANSUI AU-α555VSとSANSUI AU-α707DRの比較

SANSUI AU-α555VSとSANSUI AU-α707DRとの比較は以下の通りです。

  • 実効出力:AU-α555VSは80W+80W(8Ω)、AU-α707DRは130W+130W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではAU-α707DRが大きいです。
  • 全高調波歪率:AU-α555VSは0.008%以下、AU-α707DRは0.003%以下です。歪率の数値ではAU-α707DRが低いです。
  • ダイナミックパワー:AU-α555VSは340W(2Ω)、AU-α707DRは405W(2Ω)です。2Ω時の瞬間出力ではAU-α707DRが大きいです。
  • ライン入力:AU-α555VSは150mV/47kΩ、AU-α707DRは150mV/20kΩです。入力インピーダンスではAU-α555VSが大きいです。
  • 重量:AU-α555VSは11.0kg、AU-α707DRは22.5kgです。筐体重量ではAU-α707DRが重いです。

SANSUI AU-α555VSとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

AU-α555VSは8Ωで80W+80W、6Ωで90W+90Wの実効出力を備えています。スピーカーを合わせる時は、入力値と出力音圧レベルを見ながら、最初は中音量で低域のまとまりを確認すると整えやすいです。

  • DIATONE DS-77EX
  • JBL L100 Century
  • TANNOY Arden

SANSUI AU-α555VS × DIATONE DS-77EX

  • 互換性:DS-77EXは6Ω、最大許容入力230W(EIAJ)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dB/W/mです。AU-α555VSは6Ωで90W+90Wなので、入力値に余裕を見ながら、低域の量感を中音量で整える使い方が合います。
  • 音質の向上:DS-77EXは3ウェイ・3スピーカー・密閉方式のブックシェルフ型で、32cmコーン型、10cmコーン型、2.5cmドーム型を搭載します。再生周波数帯域は35Hz~30kHz、クロスオーバーは600Hz、5kHzで、AU-α555VSのダイナミックパワーを大型密閉の反応に合わせやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:フュージョン、ジャズ、シティポップ、映画音楽に向きます。低域の芯と中高域の抜けを両方楽しみたい時に合わせやすいです。

SANSUI AU-α555VS × JBL L100 Century

  • 互換性:L100 Centuryは8Ω、許容入力50W(連続プログラム)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。AU-α555VSは8Ωで80W+80Wなので、連続プログラム値を意識し、ボリュームを控えめな位置から探る音量管理が合います。
  • 音質の向上:L100 Centuryは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式のブックシェルフ型で、30cmコーン型、13cmコーン型、4cmユニットを搭載します。クロスオーバーは1.5kHz、6kHzで、再生周波数帯域は―です。AU-α555VSの低域制動をJBLらしい明るい押し出しに合わせやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、ソウル、ブルース、ライブ録音に向きます。ドラムやベースの勢いを楽しみたい時に合わせやすいです。

SANSUI AU-α555VS × TANNOY Arden

  • 互換性:Ardenは8Ω、許容入力85W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは91dB/Wです。AU-α555VSは8Ωで80W+80Wなので、許容入力に近い出力を意識し、音量を少しずつ上げて確認する使い方が合います。
  • 音質の向上:Ardenは2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式のフロア型で、38cm同軸型HPD385Aを搭載します。再生周波数帯域は30Hz~20kHz、クロスオーバーは1kHz(12dB/oct)で、AU-α555VSのAV的な多用途性を同軸ユニットの定位感に合わせやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ジャズボーカル、映画音楽、アコースティックに向きます。空間の広がりと声のまとまりを楽しみたい時に合わせやすいです。

SANSUI AU-α555VSは、90W+90W(6Ω)の出力、2Ω時340Wのダイナミックパワー、映像入出力、MC/MMフォノを備えた、AV時代の入口に立つ個性的なプリメインアンプです。

スピーカーを合わせる時は、インピーダンス、入力値、出力音圧レベルを確認しながら、普段の音量で低域の量感と中域の見通しが自然に出る位置を探すと楽しみやすくなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

SANSUI AU-α555VSの詳細スペック一覧

型式インテグレーテッドステレオAVアンプ
定価69,800円(1989年頃)
実効出力90W+90W(10Hz~20kHz、両ch動作、6Ω)
80W+80W(10Hz~20kHz、両ch動作、8Ω)
ダイナミックパワー340W(2Ω)
240W(4Ω)
140W(8Ω)
全高調波歪率0.008%以下(実効出力時、8Ω)
混変調歪率0.008%以下(8Ω)
ダンピングファクター100(8Ω)
周波数特性DC~100kHz +0 -3dB(1W)
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:300μV/100Ω
Line系:150mV/47kΩ
SN比Phono MM:85dB以上
Phono MC:70dB以上
Line系:100dB以上
トーンコントロールBass最大変化量:±8dB(50Hz)
Treble最大変化量:±8dB(10kHz)
ビデオ部 入力感度/インピーダンス1.0Vp-p/75Ω
ビデオ部 周波数特性5Hz~10MHz +0 -3dB
定格消費電力175W
外形寸法幅430x高さ160x奥行390mm
重量11.0kg
付属ワイヤレスリモコン RS-1160
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