この記事の概要
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Technics SE-A3は、ニュークラスA方式とDCアンプ構成を採用したステレオDCパワーアンプです。
本記事では、Technics SE-A3の特徴、他のヴィンテージパワーアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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Technics SE-A3の概要と特徴

| Technics SE-A3の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | ステレオDCパワーアンプ |
| 発売時期 | 1979年12月 |
| 定価 | 300,000円(1979年12月発売) |
| 実効出力 | 320W+320W(4Ω、20Hz~20kHz、0.003%) 200W+200W(8Ω、20Hz~20kHz、0.002%) 220W+220W(8Ω、1kHz、0.001%) |
| 負荷インピーダンス | main or remote:4Ω~16Ω main and remote:8Ω~16Ω |
| 重量 | 35.2kg |
Technics SE-A3は、1979年12月に300,000円で発売されたステレオDCパワーアンプです。実効出力は320W+320W(4Ω、20Hz~20kHz、0.003%)、200W+200W(8Ω、20Hz~20kHz、0.002%)、220W+220W(8Ω、1kHz、0.001%)です。大型スピーカーを余裕を持って鳴らすための出力と、低歪率を両立させた上級パワーアンプとして見られます。
特徴①|ニュークラスA方式の上位パワーアンプ
SE-A3は、ニュークラスA方式を採用したTechnicsのステレオDCパワーアンプです。全高調波歪率は0.001%(20Hz~20kHz、定格出力-3dB時)で、TIM歪は測定不能とされています。大出力機でありながら歪率の低さを重視した設計が特徴です。
実効出力は8Ω、20Hz~20kHzで200W+200W、歪率は0.002%です。出力の大きさと歪率の数値を同時に見たいパワーアンプです。
特徴②|200W+200Wの8Ω実効出力

Technics SE-A3は大きなスピーカーも鳴らしやすい出力ですか?
はい。SE-A3は8Ωで200W+200W(20Hz~20kHz、0.002%)、4Ωで320W+320W(20Hz~20kHz、0.003%)の実効出力を持ちます。負荷インピーダンスはmain or remoteで4Ω~16Ωです。余裕のある出力を持つため、スピーカーの入力値を見ながら音量を丁寧に合わせたいアンプです。
特徴③|DC~300kHzまでの広帯域設計
- 周波数特性:DC~20kHz +0 -0.1dBです。
- 広帯域側:DC~300kHz +0 -3dBです。
- 出力帯域幅:5Hz~100kHz(T.H.D.0.007%)です。
SE-A3は、DC~20kHz +0 -0.1dBに加えて、DC~300kHz +0 -3dBという周波数特性を持ちます。前段機器の情報量やスピーカーの個性を受け止める広帯域なパワーアンプとして楽しめます。
特徴④|DLPTとコンセントレーテッドパワーブロック



Technics SE-A3は電源部にも力が入っていますか?
はい。SE-A3はDLPT、コンセントレーテッドパワーブロック、左右独立のモノコンストラクションなどを採用しています。電源部には22,000μFのコンデンサーを4本搭載し、消費電力は560Wです。大出力を支えるために電源とパワーブロックを重視した構成です。
特徴⑤|35.2kgの筐体と大型ピークパワーメーター
SE-A3の外形寸法は幅430x高さ208x奥行507mm、重量は35.2kgです。メーター指示範囲は0.0001W~300W、-60dB~+5dBで、アタックタイムは50μsec、リカバリータイムは750msec(0dB→-20dB)です。音量の動きと出力の余裕を視覚的にも味わえる大型パワーアンプです。
Technics SE-A3と他のヴィンテージパワーアンプとの比較


ここでは、Technics SE-A3とヴィンテージパワーアンプ3機種を比べます。出力、歪率、周波数特性、重量を並べると、SE-A3の立ち位置が見えやすくなります。
| 機種 | 型式 | 定格/実効出力 | 重量 |
|---|---|---|---|
| Technics SE-A3 | ステレオDCパワーアンプ | 320W+320W(4Ω、20Hz~20kHz、0.003%) 200W+200W(8Ω、20Hz~20kHz、0.002%) | 35.2kg |
| Technics SE-A5 | ステレオパワーアンプ | full時:160W+160W(4Ω、0.003%) 120W+120W(8Ω、0.002%) | 18.4kg |
| Technics SE-A7 | ステレオ/モノDCパワーアンプ | stereo:60W+60W(8Ω、0.003%) mono:120W(8Ω、0.007%) | 9.5kg |
| DENON POA-3000 | ステレオパワーアンプ | 180W+180W(8Ω) | 34kg |
Technics SE-A3とTechnics SE-A5の比較
Technics SE-A3とTechnics SE-A5との比較は以下の通りです。
- 型式:SE-A3はステレオDCパワーアンプ、SE-A5はステレオパワーアンプです。SE-A3はDC構成が明記された上位機です。
- 定格出力:SE-A3は200W+200W(8Ω、20Hz~20kHz、0.002%)、SE-A5はfull時で120W+120W(8Ω、0.002%)です。8Ω時の出力値ではSE-A3が大きいです。
- 周波数特性:SE-A3はDC~300kHz +0 -3dB、SE-A5はDC~200kHz +0 -3dBです。上限帯域の記載ではSE-A3が広いです。
- ダンピングファクタ:SE-A3は120(8Ω)、SE-A5は140(8Ω)です。数値ではSE-A5が大きいです。
- 重量:SE-A3は35.2kg、SE-A5は18.4kgです。筐体重量ではSE-A3がかなり重いです。
Technics SE-A3とTechnics SE-A7の比較
Technics SE-A3とTechnics SE-A7との比較は以下の通りです。
- 型式:SE-A3はステレオDCパワーアンプ、SE-A7はステレオ/モノDCパワーアンプです。SE-A7はモノ動作の出力も記載されています。
- 実効出力:SE-A3は200W+200W(8Ω、20Hz~20kHz、0.002%)、SE-A7はstereoで60W+60W(8Ω、0.003%)です。ステレオ8Ω時の出力値ではSE-A3が大きいです。
- SN比:SE-A3は123dB、SE-A7は115dBです。SN比の数値ではSE-A3が大きいです。
- 外形寸法:SE-A3は幅430x高さ208x奥行507mm、SE-A7は幅430x高さ53x奥行365mmです。薄型設置ではSE-A7がコンパクトです。
- 重量:SE-A3は35.2kg、SE-A7は9.5kgです。重量感と設置負担は大きく異なります。
Technics SE-A3とDENON POA-3000の比較
Technics SE-A3とDENON POA-3000との比較は以下の通りです。
- 型式:SE-A3はステレオDCパワーアンプ、POA-3000はステレオパワーアンプです。どちらも単体パワーアンプとして使う機種です。
- 定格出力:SE-A3は200W+200W(8Ω、20Hz~20kHz、0.002%)、POA-3000は180W+180W(8Ω)です。8Ω時の出力値ではSE-A3が少し大きいです。
- 全高調波歪率:SE-A3は0.001%(20Hz~20kHz、定格出力-3dB時)、POA-3000は0.003%以下(20Hz~20kHz)です。歪率の数値ではSE-A3が低いです。
- ダンピングファクタ:SE-A3は120(8Ω)、POA-3000は200(8Ω、1kHz)です。数値ではPOA-3000が大きいです。
- 重量:SE-A3は35.2kg、POA-3000は34kgです。重量はどちらも30kg台の大型機です。
Technics SE-A3とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


Technics SE-A3は8Ωで200W+200W、4Ωで320W+320Wの実効出力を持つステレオDCパワーアンプです。出力に余裕があるため、スピーカー側の入力値と音量位置を丁寧に確認することが大切です。ここではTechnics SB-7000、JBL 4430、YAMAHA NS-2000との組み合わせを見ていきます。
Technics SE-A3とTechnics SB-7000との組み合わせ
- 互換性:Technics SB-7000はインピーダンス6Ω、瞬間最大入力150W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル93dB/W/mです。SE-A3は4Ωで320W+320W、main or remoteで4Ω~16Ωに対応します。6Ω接続では音量を小さめから始め、瞬間最大入力を意識して上げすぎない使い方が大切です。
- 音質の向上:SB-7000は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型で、35cmコーン型、12cmコーン型、3.2cmドーム型を搭載します。SE-A3のダンピングファクタ120(8Ω)と組み合わせると、大型35cmウーファーの量感を保ちながら輪郭を整えたい場合に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:SB-7000の93dB/W/mという能率とフロア型のスケールを生かし、ロック、ジャズ、フュージョン、ライブ音源に向いた組み合わせです。
Technics SE-A3とJBL 4430との組み合わせ
- 互換性:JBL 4430はインピーダンス8Ω、許容入力300W(連続プログラム)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル93dB/W/mです。SE-A3は8Ωで200W+200W、main or remoteで4Ω~16Ωに対応します。8Ω接続で合わせやすく、出力に余裕があるため音量位置を細かく調整したい組み合わせです。
- 音質の向上:4430は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型で、38cmコーン型(2235H)とホーン型(2421A+2344)を搭載し、周波数特性は35Hz~16kHz ±3dB、クロスオーバー周波数は1kHzです。38cmウーファーとホーンの押し出しをSE-A3の大出力でゆったり鳴らす狙いが立てやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:4430のスタジオモニター的な表現とSE-A3の出力感を生かし、ジャズ、ロック、ソウル、ビッグバンドに向いた組み合わせです。
Technics SE-A3とYAMAHA NS-2000との組み合わせ
- 互換性:YAMAHA NS-2000はインピーダンス6Ω、許容入力125W、ミュージック許容入力250W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。SE-A3は4Ωで320W+320W、main or remoteで4Ω~16Ωに対応します。6Ωスピーカーとして接続範囲に入り、許容入力を見ながら音量を慎重に決めたい組み合わせです。
- 音質の向上:NS-2000は3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、30cmコーン型、8.8cmドーム型、3.0cmドーム型を搭載し、再生周波数帯域は28Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は500Hz、6kHzです。密閉型30cmウーファーの低域とドーム型中高域の情報量を整えて聴きたい場合に向いた構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:NS-2000の密閉型らしいまとまりとSE-A3の広帯域感を生かし、クラシック、ピアノ、女性ボーカル、アコースティックに向いた組み合わせです。
Technics SE-A3は、ニュークラスA方式、DCアンプ構成、大型ピークパワーメーターを備えたステレオDCパワーアンプです。8Ωで200W+200W、4Ωで320W+320Wという実効出力に加え、35.2kgの筐体からも本格的なパワーアンプとしての存在感があります。
スピーカーと合わせる時は、インピーダンス、入力値、設置場所を確認しながら、小さめの音量からバランスを取るのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
Technics SE-A3の詳細スペック一覧
| 型式 | ステレオDCパワーアンプ |
| 実効出力 | 320W+320W(4Ω、20Hz~20kHz、0.003%) 200W+200W(8Ω、20Hz~20kHz、0.002%) 220W+220W(8Ω、1kHz、0.001%) |
| 全高調波歪率 | 0.001%(20Hz~20kHz、定格出力-3dB時) |
| TIM歪 | 測定不能 |
| 出力帯域幅 | 5Hz~100kHz(T.H.D.0.007%) |
| 周波数特性 | DC~20kHz +0 -0.1dB DC~300kHz +0 -3dB |
| SN比(IHF-A) | 123dB |
| 残留雑音 | 150μV |
| ダンピングファクタ | 120(8Ω) |
| 負荷インピーダンス | main or remote:4Ω~16Ω main and remote:8Ω~16Ω |
| 入力感度/インピーダンス | 1V/47kΩ |
| メーター特性 | 指示範囲:0.0001W~300W(8Ω) -60dB~+5dB 周波数特性(指示精度):10Hz~10kHz ±1dB(-40dB未満) 10Hz~20kHz ±1dB(-40dB以上) アタックタイム:50μsec リカバリータイム:750msec(0dB→-20dB) |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 560W |
| 外形寸法 | 幅430x高さ208x奥行507mm |
| 重量 | 35.2kg |
| 定価 | 300,000円(1979年12月発売) |
