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Technics SU-7700は、1976年頃に発売されたステレオプリメインアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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Technics SU-7700の概要と特徴

| Technics SU-7700の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | ステレオプリメインアンプ |
| 発売時期 | 1976年頃 |
| 定価 | 45,800円 |
| 実効出力 | 70W+70W(4Ω、1kHz) 53W+53W(8Ω、1kHz) 50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.06% |
| 重量 | 7.2kg |
Technics SU-7700は、実効出力50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)を持つプリメインアンプです。1kHzでは70W+70W(4Ω)、53W+53W(8Ω)の出力も記載されており、負荷インピーダンスはMain or Remoteで4Ω~16Ωに対応します。ストレートな信号伝送とフォノ再生、そして使いやすいフィルター類を備えた1970年代テクニクスらしい一台として楽しめます。
特徴①|8Ω 50W+50Wと4Ω 70W+70Wの出力

SU-7700は余裕のある音量を出しやすいアンプですか?
はい。実効出力は20Hz~20kHzで50W+50W(8Ω)、1kHzでは70W+70W(4Ω)と53W+53W(8Ω)です。8Ωスピーカーでも広帯域で50W+50Wを示すため、一般的なブックシェルフ型から中型スピーカーまで組み合わせを考えやすい出力です。
特徴②|ダンピングファクター60の制動力
スピーカーを選ぶ時に見ておきたい数値が、ダンピングファクター60(8Ω)です。負荷インピーダンスはMain or Remoteで4Ω~16Ω、Main + Remoteで8Ω~16Ωです。4Ωから16Ωまでの対応幅と8Ω時の制動力が、SU-7700の組み合わせやすさにつながっています。
特徴③|Phono±0.2dBと2.5mV入力
入力感度/インピーダンスはPhonoが2.5mV/47kΩ、Phono最大入力は150mVです。周波数特性はRIAA標準カーブ±0.2dB、SN比はPhonoで78dBです。レコードプレーヤーを主役にしたシステムでも扱いやすいフォノ入力を備えています。
特徴④|サブソニック/ハイフィルタを搭載



低域の揺れや高域のノイズを整える機能はありますか?
あります。フィルタはEQ Subsonicが30Hz、-12dB/oct、Highが8kHz、-6dB/octです。レコード再生時の低域の不要な揺れや、高域側の耳につく成分を整理しやすいため、古い音源を落ち着いて聴きたい時にも便利です。
特徴⑤|高密度巻トランスと7.2kgの筐体
- 電源部には高密度巻トランスが採用されています。
- 外形寸法は幅410x高さ140x奥行315mmです。
- 重量は7.2kgで、消費電力は122Wです。
サイズは現在の大型プリメインほど大きくありませんが、7.2kgの重量があり、1970年代のコンポらしい密度感があります。410mm幅の筐体に電源部とフォノ/メインアンプ部をまとめた設計として、ラックにも収めやすいモデルです。
Technics SU-7700と他のヴィンテージアンプとの比較


ここでは、Technics SU-7700と、ヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はTechnics SU-7600、Technics SU-7700II、Technics SU-8600です。
| 項目 | Technics SU-7700 | Technics SU-7600 | Technics SU-7700II | Technics SU-8600 |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | ステレオプリメインアンプ | ステレオプリメインアンプ | ステレオプリメインアンプ | ステレオプリメインアンプ |
| 発売時期 | 1976年頃 | 1975年頃 | 1977年頃 | 1975年 |
| 定価 | 45,800円 | 39,800円 | 52,800円 | 79,800円 |
| 実効出力 | 70W+70W(4Ω、1kHz) 53W+53W(8Ω、1kHz) 50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz) | 55W+55W(4Ω、1kHz) 43W+43W(8Ω、1kHz) 50W+50W(4Ω、20Hz~20kHz) 41W+41W(8Ω、20Hz~20kHz) | 60W+60W(8Ω、20Hz~20kHz) 66W+66W(8Ω、1kHz) | 76W+76W(8Ω、1kHz) 73W+73W(8Ω、20Hz~20kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.06% | 0.2% | 0.03%(20Hz~20kHz) | 0.08% |
| 出力帯域幅 | 8Hz~55kHz -3dB(両ch、8Ω) | 5Hz~65kHz、-3dB(両ch、8Ω) | 7Hz~40kHz -3dB | 5Hz~70kHz -3dB(両ch、8Ω) |
| ダンピングファクター | 60(8Ω) | 40(8Ω) | 60(8Ω) | 50(8Ω) |
| SN比 | Phono:78dB Tuner、Aux:97dB | Phono:72dB Tuner、AUX:92dB | Phono:85dB Tuner、Aux:97dB | Power amp section:115dB Phono:73dB Tuner、AUX:92dB |
| 負荷インピーダンス | Main or Remote:4Ω~16Ω Main + Remote:8Ω~16Ω | Main or Remote:4Ω~16Ω Main + Remote:8Ω~16Ω | Main or Remote:4Ω~16Ω Main + Remote:8Ω~16Ω | Main、Remote:4Ω~16Ω Main+Remote:8Ω~16Ω |
| 消費電力 | 122W | 100W | 155W | 180W |
| 外形寸法 | 幅410x高さ140x奥行315mm | 幅410x高さ140x奥行332mm | 幅410x高さ142x奥行340mm | 幅450x高さ173x奥行345mm |
| 重量 | 7.2kg | 7.5kg | 8.5kg | 12.7kg |
Technics SU-7700とTechnics SU-7600との比較
Technics SU-7700とTechnics SU-7600との比較は以下の通りです。
- 実効出力:SU-7700は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)、SU-7600は41W+41W(8Ω、20Hz~20kHz)です。8Ωの広帯域出力ではSU-7700が高いです。
- 全高調波歪率:SU-7700は0.06%、SU-7600は0.2%です。数値ではSU-7700が低いです。
- ダンピングファクター:SU-7700は60(8Ω)、SU-7600は40(8Ω)です。制動力の数値ではSU-7700が高いです。
- サイズ:幅と高さは同じ410x140mmで、奥行はSU-7700が315mm、SU-7600が332mmです。奥行ではSU-7700が短いです。
Technics SU-7700とTechnics SU-7700IIとの比較
Technics SU-7700とTechnics SU-7700IIとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:SU-7700は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)、SU-7700IIは60W+60W(8Ω、20Hz~20kHz)です。8Ωの広帯域出力ではSU-7700IIが高いです。
- 全高調波歪率:SU-7700は0.06%、SU-7700IIは0.03%(20Hz~20kHz)です。数値ではSU-7700IIが低いです。
- ダンピングファクター:どちらも60(8Ω)です。制動力の記載値は同じです。
- 重量:SU-7700は7.2kg、SU-7700IIは8.5kgです。設置時の軽さではSU-7700が軽いです。
Technics SU-7700とTechnics SU-8600との比較
Technics SU-7700とTechnics SU-8600との比較は以下の通りです。
- 実効出力:SU-7700は50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz)、SU-8600は73W+73W(8Ω、20Hz~20kHz)です。8Ωの広帯域出力ではSU-8600が高いです。
- ダンピングファクター:SU-7700は60(8Ω)、SU-8600は50(8Ω)です。数値ではSU-7700が高いです。
- 消費電力:SU-7700は122W、SU-8600は180Wです。消費電力はSU-7700が少ないです。
- 重量:SU-7700は7.2kg、SU-8600は12.7kgです。筐体の重さではSU-8600が重いです。
Technics SU-7700とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


Technics SU-7700は、Main or Remoteで4Ω~16Ωの負荷に対応するプリメインアンプです。ここでは、8Ωの密閉型、8Ωの国産3ウェイ、6Ωのバスレフ型という方向性の異なるヴィンテージスピーカーを取り上げます。
Technics SU-7700とKLH Model17との組み合わせ
- 互換性:KLH Model17のインピーダンスは8Ω、許容入力は30W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。SU-7700は8Ωで50W+50W(20Hz~20kHz)と53W+53W(1kHz)を持つため、小さめの音量から始めて30Wの許容入力を意識した音量管理を行うと合わせやすいです。
- 音質の向上:KLH Model17は2ウェイ・2スピーカー・アコースティックサスペンション方式で、25cmコーン型ウーファーと4.5cmコーン型ツイーターを搭載しています。周波数特性は40Hz~18kHz、クロスオーバー周波数は1.5kHzです。SU-7700のダンピングファクター60(8Ω)と合わせることで、密閉型らしい低域のまとまりを楽しみやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、フォーク、ジャズの小編成に向いた組み合わせです。40Hz~18kHzの帯域と25cmウーファーの構成を活かし、声やアコースティック楽器を落ち着いたバランスで聴きたい時に合います。
Technics SU-7700とCORAL CX-5との組み合わせ
- 互換性:CORAL CX-5のインピーダンスは8Ω、プログラムソース入力は60W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは92dB/W/mです。SU-7700の8Ω出力は50W+50W(20Hz~20kHz)なので、92dB/W/mの能率を活かしながら、60W入力を意識して音量を上げすぎない運用がしやすいです。
- 音質の向上:CORAL CX-5は3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型です。25cmコーン型ウーファー、5cmドーム型ミッドレンジ、1.7cmドーム型ツイーターを搭載し、再生周波数帯域は40Hz~25kHz、クロスオーバー周波数は900Hz、7kHzです。密閉型3ウェイの構成により、中域の見通しと高域の伸びを狙えます。
- おすすめの音楽ジャンル:シティポップ、AOR、女性ボーカル、フュージョンに合います。92dB/W/mの出力音圧レベルと25kHzまでの帯域を活かし、軽快さと明るさを出したい再生に向いた組み合わせです。
Technics SU-7700とCORAL DX-5Bとの組み合わせ
- 互換性:CORAL DX-5Bのインピーダンスは6Ω、プログラムソース入力は150W、瞬間最大入力は300W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは92dB/W/mです。SU-7700はMain or Remoteで4Ω~16Ωに対応するため、6Ωスピーカーとして接続条件に収まり、音量は歪み感を確認しながら段階的に調整すると使いやすいです。
- 音質の向上:CORAL DX-5Bは3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型です。26cmコーン型ウーファー、7cmドーム型ミッドレンジ、2cmドーム型ツイーターを搭載し、再生周波数帯域は35Hz~35kHz、クロスオーバー周波数は550Hz、7kHzです。SU-7700のトーンコントロールやフィルタを使うことで、バスレフ型の低域量感を部屋に合わせて整えやすくなります。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、ソウル、ディスコ、ライブ録音に向いた組み合わせです。35Hz~35kHzの帯域と26cmウーファー、92dB/W/mの能率を活かし、リズムの押し出しと広がりを楽しみたい時に合います。
Technics SU-7700は、出力、フォノ入力、フィルタ、負荷インピーダンスのバランスがよく、1970年代のスピーカーと組み合わせても音作りの幅を持たせやすいプリメインアンプです。
レコードを中心に、ボーカルやジャズ、ロックまで幅広く楽しみたい方にとって、SU-7700は今でもシステムの中心に置きやすい一台です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
Technics SU-7700の詳細スペック一覧
| 型式 | ステレオプリメインアンプ |
| 定価 | 45,800円(1976年頃) |
| 実効出力(両ch、1kHz) | 70W+70W(4Ω) 53W+53W(8Ω) |
| 実効出力(両ch、20Hz~20kHz) | 50W+50W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.06% |
| 出力帯域幅 | 8Hz~55kHz -3dB(両ch、8Ω) |
| 残留雑音 | 0.6mV |
| ダンピングファクター | 60(8Ω) |
| 負荷インピーダンス | Main or Remote:4Ω~16Ω Main + Remote:8Ω~16Ω |
| 入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/47kΩ Tuner、Aux、Tape1、2:150mV/47kΩ |
| Phono最大入力 | 150mV(1kHz、RMS) |
| SN比(IHF-A) | Phono:78dB Tuner、Aux:97dB |
| 周波数特性 | Phono:RIAA標準カーブ±0.2dB Aux:5Hz~80kHz +0 -3dB |
| トーンコントロール | Bass:50Hz、±12dB Treble:20kHz、±12dB |
| フィルタ | EQ Subsonic:30Hz、-12dB/oct High:8kHz、-6dB/oct |
| 出力電圧 | Tape1、2:150mV |
| 電源 | AC100V、50/60Hz |
| 消費電力 | 122W |
| 外形寸法 | 幅410x高さ140x奥行315mm |
| 重量 | 7.2kg |
