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Technics SU-V6は、1979年頃に発売されたインテグレーテッドDCアンプです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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Technics SU-V6の概要と特徴

| Technics SU-V6の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | インテグレーテッドDCアンプ |
| 発売時期 | 1979年頃 |
| 定価 | 59,800円 |
| 実効出力 | 70W+70W(8Ω、0.007%) |
| 全高調波歪率 | 0.005%(定格出力-3dB、20Hz~20kHz) |
| 重量 | 12.3kg |
Technics SU-V6は、70W+70W(8Ω、0.007%)の実効出力を持つインテグレーテッドDCアンプです。
ストレートDC時の周波数特性は20Hz~20kHz +0 -0.1dB、DC~150kHz +0 -3dBで、SN比は106dBです。70W級の出力と広帯域志向を両立したTechnicsらしい一台として、ヴィンテージアンプ入門から本格的なシステムまで狙いやすいモデルです。
特徴①|70W+70WのストレートDCアンプ

SU-V6は出力に余裕のあるプリメインアンプですか?
はい。実効出力は70W+70W(8Ω、0.007%)で、負荷インピーダンスはmain or remoteで4Ω~16Ω、main and remoteで8Ω~16Ωです。
一般的な8Ωスピーカーだけでなく4Ωスピーカーにも対応するため、組み合わせの幅を広く取りやすい仕様です。
特徴②|MM/MCのフォノ入力を装備
レコード再生を重視する人に注目したいのが、フォノ入力です。
入力感度/インピーダンスはPhono MMが2.5mV/47kΩ、Phono MCが170μV/47Ωです。PhonoのSN比はMMが86dB、MCが68dB(250μV入力)で、周波数特性は20Hz~20kHz、RIAA ±0.5dBです。MMだけでなくMCカートリッジも接続できるところが、SU-V6の使いどころを広げています。
特徴③|フィルターとラウドネスで音作りしやすい
トーンコントロールはBassが±10dB(50Hz)、Trebleが±10dB(20kHz)です。サブソニックフィルターは20Hz、-12dB/oct、ハイフィルターは7kHz、-6dB/octで、ラウドネスコントロールは+7dB(50Hz、Volume -30dB)です。レコードの低域ノイズや高域のざらつきを整えながら聴けるのが実用的です。
特徴④|12.3kgのしっかりした筐体
- 外形寸法は幅430x高さ153x奥行351mmです。
- 重量は12.3kgです。
- 消費電力は182Wです。
SU-V6は、幅430mmの標準的なコンポサイズながら、高さ153mm、重量12.3kgという存在感のある筐体です。ダンピングファクターは60(8Ω)で、スピーカーをきちんと支えたい時にも心強い数値です。見た目以上に中身の詰まった70W級プリメインアンプとして楽しめます。
Technics SU-V6と他のヴィンテージアンプとの比較


ここでは、Technics SU-V6と、ヴィンテージアンプ3機種を比較します。対象はTechnics SU-V7、Technics SU-V8、Technics SU-V7Aです。
| 項目 | Technics SU-V6 | Technics SU-V7 | Technics SU-V8 | Technics SU-V7A |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | インテグレーテッドDCアンプ | インテグレーテッドDCアンプ | インテグレーテッドDCアンプ | インテグレーテッドDCアンプ |
| 発売時期 | 1979年頃 | 1980年 | 1979年12月 | 1982年 |
| 定価 | 59,800円 | 64,800円 | 99,800円 | 64,800円 |
| 実効出力 | 70W+70W(8Ω、0.007%) | 80W+80W(4Ω、0.007%) 80W+80W(8Ω、0.003%) | 110W+110W(8Ω、0.007%) | 100W+100W(8Ω、0.003%) |
| 全高調波歪率 | 0.005%(定格出力-3dB、20Hz~20kHz) | 0.003%(定格出力-3dB、20Hz~20kHz) | 0.003%(定格出力-3dB、20Hz~20kHz) | 0.002%(定格出力-3dB、20Hz~20kHz) |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz +0 -0.1dB DC~150kHz +0 -3dB | 20Hz~20kHz +0 -0.2dB 0.5Hz~170kHz +0 -3dB | DC~20kHz +0 -0.1dB DC~150kHz +0 -3dB | 20Hz~20kHz +0 -0.1dB 5Hz~170kHz +0 -3dB |
| SN比 | 106dB(ストレートDC) | 100dB(ストレートDC) | 106dB(ストレートDC) | 104dB(ストレートDC) |
| ダンピングファクター | 60(8Ω) | 60(8Ω) | 60(8Ω) | 80(8Ω) |
| Phono入力 | MM:2.5mV/47kΩ MC:170μV/47Ω | MM:2.5mV/47kΩ MC:170μV/220Ω | MM:2.5mV/47kΩ MC:170μV/47Ω | MM:2.5mV/47kΩ MC:170μV/220Ω |
| 消費電力 | 182W | 140W | 260W | 137W |
| 外形寸法 | 幅430x高さ153x奥行351mm | 幅430x高さ120x奥行362mm | 幅430x高さ153x奥行351mm | 幅430x高さ120x奥行362mm |
| 重量 | 12.3kg | 9.5kg | 15.7kg | 10.0kg |
Technics SU-V6とTechnics SU-V7との比較
Technics SU-V6とTechnics SU-V7との比較は以下の通りです。
- 実効出力:SU-V6は70W+70W(8Ω)、SU-V7は80W+80W(8Ω)です。出力値ではSU-V7が高いです。
- SN比:SU-V6は106dB、SU-V7は100dBです。ストレートDC時のSN比ではSU-V6が高いです。
- サイズ:SU-V6は高さ153mm、SU-V7は高さ120mmです。ラックへ低く収めたい場合はSU-V7が低いです。
- 重量:SU-V6は12.3kg、SU-V7は9.5kgです。筐体の重さではSU-V6が重いです。
Technics SU-V6とTechnics SU-V8との比較
Technics SU-V6とTechnics SU-V8との比較は以下の通りです。
- 実効出力:SU-V6は70W+70W(8Ω)、SU-V8は110W+110W(8Ω)です。出力の大きさではSU-V8が高いです。
- SN比:SU-V6とSU-V8はいずれも106dBです。ストレートDC時のSN比は同じ数値です。
- 消費電力:SU-V6は182W、SU-V8は260Wです。消費電力はSU-V6が少ないです。
- 重量:SU-V6は12.3kg、SU-V8は15.7kgです。物量感ではSU-V8が重いです。
Technics SU-V6とTechnics SU-V7Aとの比較
Technics SU-V6とTechnics SU-V7Aとの比較は以下の通りです。
- 実効出力:SU-V6は70W+70W(8Ω)、SU-V7Aは100W+100W(8Ω)です。出力値ではSU-V7Aが高いです。
- 全高調波歪率:SU-V6は0.005%、SU-V7Aは0.002%です。数値ではSU-V7Aが低いです。
- ダンピングファクター:SU-V6は60、SU-V7Aは80です。8Ω時の数値ではSU-V7Aが高いです。
- Phono MC入力:SU-V6は170μV/47Ω、SU-V7Aは170μV/220Ωです。MCカートリッジとの接続はインピーダンス値を見て選びたいところです。
Technics SU-V6とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


Technics SU-V6は70W+70W(8Ω)の実効出力を持ち、main or remoteでは4Ω~16Ωのスピーカーに対応します。ここでは、音量を上げすぎず、スピーカー側の入力値を見ながら楽しみたいヴィンテージスピーカー3機種を紹介します。
Technics SU-V6とPHILIPS AH489との組み合わせ
- 互換性:AH489のインピーダンスは―、最大入力は110W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは88dB/W/mです。SU-V6は70W+70W(8Ω)なので、音量を急に上げず、最大入力110Wを意識して余裕を残す使い方が合います。
- 音質の向上:AH489は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型で、20cmコーン型ウーファー、5cmドーム型ミッドレンジ、2.5cmドーム型トゥイーターを搭載します。周波数特性は38Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は950Hz、5kHzです。SU-V6のダンピングファクター60(8Ω)と合わせると、低域を支えながら中高域の見通しも出しやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、フュージョン、AOR、女性ボーカルに合わせやすい組み合わせです。3ウェイ構成の帯域分担を活かして、ベースラインとボーカルの距離感を楽しめます。
Technics SU-V6とWharfedale Linton2との組み合わせ
- 互換性:Linton2のインピーダンスは6Ω、定格入力は20W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。SU-V6はmain or remoteで4Ω~16Ωに対応するため6Ωの接続範囲に入りますが、定格入力20Wを超えないように小さめの音量から調整するのが大切です。
- 音質の向上:Linton2は2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、20cmコーン型ウーファーと5cmコーン型トゥイーターを搭載します。再生周波数帯域は55Hz~16kHz、最低共振周波数は75Hz、クロスオーバー周波数は1.2kHzです。密閉方式らしいまとまりを、SU-V6のストレートDC系のすっきりした方向で鳴らせます。
- おすすめの音楽ジャンル:アコースティック、室内楽、ボーカル、古いロックに向いた組み合わせです。音量を控えめにして、声や弦の質感をゆっくり聴く使い方が似合います。
Technics SU-V6とAKAI SW-120との組み合わせ
- 互換性:SW-120のインピーダンスは8Ω、最大入力は25W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。SU-V6の70W+70W(8Ω)に対してスピーカー側の最大入力は25Wなので、音量つまみを控えめにして歪みが出る前に止める運用が向いています。
- 音質の向上:SW-120は2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型で、25cmコーン型ウーファーと9cmコーン型トゥイーターを搭載します。周波数特性は50Hz~17kHzで、クロスオーバー周波数は―です。25cmウーファーの量感を、SU-V6の低域制動でほどよく締める狙いが立てられます。
- おすすめの音楽ジャンル:ブルース、ソウル、昭和歌謡、ロックをほどよい厚みで聴きたい時に合います。密閉型ブックシェルフの落ち着いた鳴り方を活かして、近い距離で楽しむのも良いです。
Technics SU-V6は、70W+70Wの出力とMM/MC対応フォノ入力を備えた、レコード再生にもスピーカー選びにも使いやすいプリメインアンプです。
大型スピーカーで力強く鳴らすだけでなく、入力値の小さいブックシェルフを丁寧に鳴らす楽しみもあります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
Technics SU-V6の詳細スペック一覧
| 型式 | インテグレーテッドDCアンプ |
| <Tuner、Aux→SP out総合特性> | |
| 実効出力(20Hz~20kHz) | 70W+70W(8Ω、0.007%) |
| 全高調波歪率 | 0.005%(定格出力-3dB、20Hz~20kHz) |
| パワーバンド幅(THD 0.02%) | 5Hz~100kHz |
| 周波数特性(ストレートDC) | 20Hz~20kHz +0 -0.1dB DC~150kHz +0 -3dB |
| SN比(IHF-A、ストレートDC) | 106dB |
| 残留ノイズ(ストレートDC) | 450μV |
| ダンピングファクター(8Ω) | 60 |
| 負荷インピーダンス | main or remote:4Ω~16Ω main and remote:8Ω~16Ω |
| <その他特性> | |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:170μV/47Ω Tuner、Aux、Tape:150mV/47kΩ |
| SN比(IHF-A) | MM:86dB MC:68dB(250μV入力) |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz、RIAA ±0.5dB |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(50Hz) Treble:±10dB(20kHz) |
| サブソニックフィルター | 20Hz、-12dB/oct |
| ハイフィルター | 7kHz、-6dB/oct |
| ラウドネスコントロール | +7dB(50Hz、Volume -30dB) |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 182W |
| 外形寸法 | 幅430x高さ153x奥行351mm |
| 重量 | 12.3kg |
