この記事の概要
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YAMAHA C-4は、電流雑音低減回路と可変カートリッジロードを備えたコントロールアンプです。
本記事では、YAMAHA C-4の特徴、他のヴィンテージコントロールアンプとの違い、ヴィンテージパワーアンプとの組み合わせを整理します。

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YAMAHA C-4の概要と特徴

| YAMAHA C-4の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | コントロールアンプ |
| 発売時期 | 1978年頃 |
| 定価 | 98,000円(1978年頃) |
| 定格出力 | Pre out1/2:2V/600Ω以下 Rec out1/2:150mV/180Ω |
| 周波数特性 | Phono1/2/3:20Hz~20kHz 0±0.2dB(RIAA偏差) Aux、Tuner、TapePB1/2:5Hz~100kHz 0±0.5dB |
| 重量 | 8.5kg |
YAMAHA C-4は、1978年頃に98,000円で登場したコントロールアンプです。Phono1/2は2.5mV/可変、Phono3は100μV/50Ω、Aux、Tuner、TapePB1/2は150mV/47kΩです。Pre out1/2は2V/600Ω以下、最大出力は10Vで、レコード再生とパワーアンプ接続の両方を細かく整えられる構成です。
特徴①|電流雑音低減回路を備えたフォノ部
C-4は、カートリッジ実装時のSN比を改善するために電流雑音低減回路を搭載しています。Phono1/2のRIAA偏差は20Hz~20kHz 0±0.2dBで、SN比は入力ショート時85dB以上です。MM/MCを含めたレコード再生の静けさを重視したコントロールアンプです。
特徴②|5段階のカートリッジロード切換

YAMAHA C-4はカートリッジに合わせた調整ができますか?
はい。負荷抵抗は100Ω、33kΩ、47kΩ、68kΩ、100kΩ、負荷容量は100pF、150pF、220pF、330pF、470pFを選択できます。MMカートリッジの容量負荷まで追い込める点が、C-4の大きな魅力です。
特徴③|Tone-Bypassでシンプルな信号経路
- Aux、Tuner、TapePB1/2:5Hz~100kHz 0±0.5dBです。
- 全高調波歪率:Aux、Tuner、TapePB1/2で0.0035%以下です。
- SN比:Aux、Tuner、TapePB1/2で106dB以上(Tone bypass on)です。
Tone-BypassをONにすると、DCイコライザとDCフラットアンプによるシンプルな構成になります。ライン入力では5Hz~100kHz 0±0.5dBの周波数特性が示されており、トーン回路を使う時と使わない時を選べる点も実用的です。
特徴④|連続可変ターンオーバーのトーンコントロール
Bassのターンオーバー周波数は100Hz~500Hz連続可変、Trebleは1kHz~5kHz連続可変です。トーンコントロール幅はBass/Trebleとも±10dBで、音色補正の中心を動かしながら調整できる仕様です。
特徴⑤|ヘッドフォンアンプと2系統Pre out



YAMAHA C-4はパワーアンプ接続だけでなくヘッドホン再生もできますか?
はい。Pre out1/2に加えて、ヘッドフォンアンプ部も備えています。ヘッドフォンアンプ部の周波数特性は20Hz~50kHz ±0.5dB、出力インピーダンスは330Ωです。セパレート構成の中心にしながら、単体でヘッドホン確認もできるコントロールアンプです。
YAMAHA C-4と他のヴィンテージコントロールアンプとの比較


ここでは、YAMAHA C-4と他のヴィンテージコントロールアンプ3機種を比べます。フォノ入力、Pre out、周波数特性、重量を見ると、C-4の位置づけが分かりやすくなります。
| 機種 | 型式 | Pre out | 重量 |
|---|---|---|---|
| YAMAHA C-4 | コントロールアンプ | 2V/600Ω以下/10V | 8.5kg |
| YAMAHA C-2 | コントロールアンプ | 775mV/400Ω | 7.8kg |
| YAMAHA C-2a | コントロールアンプ | 2V/250Ω/15V以上 | 7.9kg |
| DENON PRA-2000 | コントロールアンプ | 最大出力/定格出力:25V/1.5V | 10.5kg |
YAMAHA C-4とYAMAHA C-2の比較
YAMAHA C-4とYAMAHA C-2との比較は以下の通りです。
- 型式:C-4とC-2はいずれもコントロールアンプです。セパレート構成用のプリアンプです。
- Phono入力:C-4はPhono1/2が2.5mV/可変、Phono3が100μV/50Ω、C-2はPhono1/2が2mV/47kΩ、Phono3(MC)が50μV/10kΩです。負荷調整の幅ではC-4が細かいです。
- Pre out:C-4は2V/600Ω以下/10V、C-2は775mV/400Ωです。定格出力の数値ではC-4が大きいです。
- 周波数特性:C-4のライン系は5Hz~100kHz 0±0.5dB、C-2のTuner、Auxは5Hz~100kHz +0 -1.5dBです。ライン系の偏差表記ではC-4が細かいです。
- 重量:C-4は8.5kg、C-2は7.8kgです。重量ではC-4が重いです。
YAMAHA C-4とYAMAHA C-2aの比較
YAMAHA C-4とYAMAHA C-2aとの比較は以下の通りです。
- 定価:C-4は98,000円(1978年頃)、C-2aは170,000円(1978年11発売)です。定価ではC-2aが高いです。
- カートリッジロード:C-4は負荷抵抗5段階と負荷容量5段階、C-2aは100kΩ、68kΩ、47kΩ、100Ωです。負荷容量まで選べる点ではC-4が細かいです。
- Pre out:C-4は2V/600Ω以下/10V、C-2aは2V/250Ω/15V以上です。最大出力ではC-2aが大きいです。
- ライン系周波数特性:C-4は5Hz~100kHz 0±0.5dB、C-2aは10Hz~100kHz +0 -0.2dBです。低域側の下限表記ではC-4が低いです。
- 残留ノイズ:C-4は0.2μV以下、C-2aは0.03μV以下です。残留ノイズの数値ではC-2aが小さいです。
YAMAHA C-4とDENON PRA-2000の比較
YAMAHA C-4とDENON PRA-2000との比較は以下の通りです。
- 型式:C-4とPRA-2000はいずれもコントロールアンプです。どちらもフォノ部を重視したセパレート用プリアンプです。
- MC入力:C-4のPhono3は100μV/50Ω、PRA-2000のMCヘッドアンプ部は0.125mV/100Ωです。感度の数値ではC-4が小さいです。
- ライン入力:C-4のAux、Tuner、TapePB1/2は150mV/47kΩ、PRA-2000のTuner、AUX、Tape1、2は150mV/50kΩです。入力感度は同じ150mVです。
- 周波数特性:C-4のライン系は5Hz~100kHz 0±0.5dB、PRA-2000のプリアンプ部は10Hz~100kHz +0 -0.1dB、10Hz~500kHz +0 -1dBです。高域側の拡張表記ではPRA-2000が広いです。
- 重量:C-4は8.5kg、PRA-2000は10.5kgです。重量ではPRA-2000が重いです。
YAMAHA C-4とヴィンテージパワーアンプとの組み合わせ


YAMAHA C-4はPre out1/2が2V/600Ω以下、最大出力10Vのコントロールアンプです。接続するパワーアンプの入力感度と入力インピーダンスを見ながら、音量を小さめから合わせると扱いやすくなります。ここではYAMAHA B-4、Technics SE-A5、DENON POA-3000との組み合わせを見ていきます。
YAMAHA C-4とYAMAHA B-4との組み合わせ
- 互換性:C-4はPre out1/2が2V/600Ω以下、最大出力10Vです。B-4は入力感度/インピーダンスが1V/25kΩ(8Ω、100W)です。C-4の出力電圧に余裕があり、B-4側のレベルコントローラーも使いながら音量管理しやすい組み合わせです。
- 音質の向上:C-4はAux、Tuner、TapePB1/2で5Hz~100kHz 0±0.5dB、B-4はClassB 120W+120W(8Ω)、ClassA 30W+30W(8Ω)、パワーバンド幅10Hz~100kHzです。C-4のライン系とB-4のA級/B級切換を合わせて、セパレートらしい音作りを楽しみたい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:C-4のフォノ調整とB-4のRoコントロールを生かし、ジャズ、クラシック小編成、シティポップ、アナログ盤中心のロックに向いた組み合わせです。
YAMAHA C-4とTechnics SE-A5との組み合わせ
- 互換性:C-4はPre out1/2が2V/600Ω以下、最大出力10Vです。SE-A5は入力感度/インピーダンスが1V/47kΩです。入力インピーダンスに余裕があり、SE-A5のfull/limited切換を使って音量感を整えやすい組み合わせです。
- 音質の向上:C-4はライン系SN比106dB以上(Tone bypass on)、SE-A5はfull時120W+120W(8Ω)、limited時30W+30W(8Ω)、周波数特性DC~200kHz +0 -3dB、ダンピングファクター140(8Ω)です。透明感のあるライン入力とニュークラスA系パワーを合わせたい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:SE-A5のパワーメーターとC-4のトーン調整を生かし、フュージョン、AOR、シンセサイザー音楽、ライブ録音に向いた組み合わせです。
YAMAHA C-4とDENON POA-3000との組み合わせ
- 互換性:C-4はPre out1/2が2V/600Ω以下、最大出力10Vです。POA-3000は入力感度/入力インピーダンスが1V/50kΩです。入力条件は合わせやすく、POA-3000の大出力を考えて音量を慎重に上げたい組み合わせです。
- 音質の向上:C-4はPhono1/2/3で20Hz~20kHz 0±0.2dB、POA-3000は定格出力180W+180W(8Ω)、ダンピングファクター200(8Ω、1kHz)、S/N比122dB以上です。レコード再生の細かな調整と大出力パワーアンプのスケール感を合わせたい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:POA-3000の余裕とC-4のフォノ機能を生かし、オーケストラ、ビッグバンド、ソウル、ライブロックに向いた組み合わせです。
YAMAHA C-4は、電流雑音低減回路、可変カートリッジロード、Tone-Bypass、連続可変ターンオーバーのトーンコントロールを備えたコントロールアンプです。フォノ入力を細かく合わせながら、Pre out1/2でパワーアンプへ送れる構成が魅力です。
パワーアンプと合わせる時は、C-4のPre out出力と接続先の入力感度/インピーダンスを確認し、小さめの音量からバランスを取るのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
YAMAHA C-4の詳細スペック一覧
| 型式 | コントロールアンプ |
| 入力感度/インピーダンス | Phono1/2:2.5mV/可変 Phono3:100μV/50Ω Aux、Tuner、TapePB1/2:150mV/47kΩ |
| カートリッジロード | 負荷抵抗:100Ω、33kΩ、47kΩ、68kΩ、100kΩ 負荷容量:100pF、150pF、220pF、330pF、470pF |
| 最大許容入力 | Phono1/2:285mV(0.01%) Phono3:10mV(0.02%) Aux、Tuner、Tape:8.2V(0.01%) |
| 定格出力/インピーダンス/最大出力 | Pre out1/2:2V/600Ω以下/10V Rec out1/2:150mV/180Ω/15V |
| 周波数特性 | Phono1/2/3:20Hz~20kHz 0±0.2dB(RIAA偏差) Aux、Tuner、TapePB1/2:5Hz~100kHz 0±0.5dB |
| 全高調波歪率 | Phono1/2:0.0035%以下(Vol.-30dB、2V出力) Phono3:0.1%以下(Vol.-30dB、2V出力) Aux、Tuner、TapePB1/2:0.0035%以下(Vol.max、10V出力) |
| チャンネル間クロストーク | Phono1/2:85dB以上(Vol.-30dB、5.1kΩショート) Phono3:85dB以上(Vol.-30dB、0Ωショート) Aux、Tuner、TapePB1/2:85dB以上(Vol.-30dB、5.1kΩショート) |
| 混変調歪率 | Aux、Tuner、TapePB1/2:0.0035%以下(10V出力) |
| SN比 | Phono1/2:85dB以上(入力ショート) Phono1/2:73dB以上(入力オープン) Phono3:77dB以上(入力ショート) Aux、Tuner、TapePB1/2:106dB以上(入力ショート、Tone bypass on) Aux、Tuner、TapePB1/2:100dB以上(入力ショート、Tone bypass off) |
| 残留ノイズ | 0.2μV以下 |
| トーンコントロール幅 | ±10dB(Bass/Trebleとも) |
| ターンオーバー周波数 | Bass:100Hz~500Hz連続可変 Treble:1kHz~5kHz連続可変 |
| フィルター特性 | Subsonic Filter:15Hz、12dB/oct High Filter:10kHz、12dB/oct |
| オーディオミューティング | -20dB |
| ヘッドフォンアンプ部 | ゲイン(Pre out出力0.1V):6.3V(負荷オープン) 出力インピーダンス:330Ω 最大出力:負荷開放時18V以上、8ΩLoad時19mW以上 全高調波歪率:0.02%以下(12mW出力時、20Hz~20kHz) 残留ノイズ:50μV以下(負荷オープン) 周波数特性:20Hz~50kHz ±0.5dB |
| ACアウトレット | switched:400Wmax unswitched:200Wmax |
| 消費電力 | 40W |
| 外形寸法 | 幅435x高さ116x奥行376mm |
| 重量 | 8.5kg |
| 定価 | 98,000円(1978年頃) |
