この記事の概要
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YAMAHA C-50は、1982年頃に登場したコントロールアンプです。
Phono MC/MM入力、Pre out 1.5V/47Ω、DC~100kHzの周波数特性を備え、パワーアンプと組み合わせてシステムを組むための中核になります。

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YAMAHA C-50の概要と特徴

| YAMAHA C-50の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | コントロールアンプ |
| 発売時期 | 1982年頃 |
| 定価 | 105,000円 |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MC:100μV/100Ω Phono MM:2.5mV/100Ω、47kΩ/100pF、220pF、330pF) Aux、Tape、Tuner:150mV/47kΩ |
| 出力電圧/インピーダンス | Rec out:150mV/470Ω Pre out:1.5V/47Ω |
| 重量 | 6.8kg |
YAMAHA C-50は、Phono MC/MMからAux、Tape、Tunerまでを受け、Pre outからパワーアンプへ信号を送るコントロールアンプです。Pre outは1.5V/47Ω、最大出力は10V(20Hz~20kHz、0.01%)です。アナログ入力を中心に、パワーアンプとの接続まで整えたい人に向いた一台です。
特徴①|ピュアカレントダムを採用

C-50らしい回路面の見どころはどこですか?
ピュアカレントダムを搭載している点です。
C-50はコントロールアンプとして、電源ラインやアースまわりの影響を抑えながら信号を扱う方向で作られています。小信号を扱うプリアンプ部で電源の安定を重視した設計は、C-50を見るうえで外せないポイントです。
特徴②|MC/MM対応のフォノ入力
- Phono MCは100μV/100Ωです。
- Phono MMは2.5mV/100Ω、47kΩ/100pF、220pF、330pF)です。
- 最大許容入力はPhono MC:8.5mV、Phono MM:220mVです。
レコード再生を中心に組む場合、MCとMMの両方を受けられる点は大きな魅力です。SN比もPhono MC:76dB(100μV)、Phono MM:87dB(2.5mV)が示されており、アナログ入力を丁寧に扱う設計です。
特徴③|DC~100kHzの広い周波数特性
Aux、Tape、Tunerの周波数特性はDC~100kHz +0 -0.5dBです。
コントロールアンプは音量調整や入力切替の機能が目立ちますが、C-50はライン系の広帯域性も見逃せません。パワーアンプへ送る前段で広い帯域を保つところに、セパレート構成ならではの良さがあります。
特徴④|Pre out 1.5V/47Ωの接続性
出力電圧/インピーダンスは、Pre outが1.5V/47Ω、Rec outが150mV/470Ωです。最大出力はPre outで10V(20Hz~20kHz、0.01%)です。低い出力インピーダンスでパワーアンプへ信号を渡せるため、セパレート構成の入口として使いやすい仕様です。
YAMAHA C-50と他のヴィンテージコントロールアンプとの比較


ここでは、YAMAHA C-50と、YAMAHA C-70、YAMAHA C-4、YAMAHA C-2を比べます。いずれもパワーアンプと組み合わせて使うコントロールアンプです。
| 項目 | YAMAHA C-50 | YAMAHA C-70 | YAMAHA C-4 | YAMAHA C-2 |
|---|---|---|---|---|
| 発売時期/価格 | 1982年頃/105,000円 | 1981年頃/170,000円 | 1978年頃/98,000円 | 1976年頃/150,000円 |
| 型式 | コントロールアンプ | コントロールアンプ | コントロールアンプ | コントロールアンプ |
| Phono MC入力 | 100μV/100Ω | 100μV/100Ω | 100μV/50Ω | 50μV/10kΩ |
| Phono MM入力 | 2.5mV/100Ω、47kΩ/100pF、220pF、330pF) | 2.5mV/47Ω、100Ω/100pF、220pF、330pF | Phono1/2:2.5mV/可変 | Phono1/2:2mV/47kΩ |
| 出力 | Rec out:150mV/470Ω Pre out:1.5V/47Ω | Rec out:150mV/470Ω Pre out:1.5V/47Ω | Pre out1/2:2V/600Ω以下/10V Rec out1/2:150mV/180Ω/15V | Pre out 1/2:775mV/400Ω Rec out 1/2:120mV/660Ω |
| 周波数特性 | Aux、Tape、Tuner:DC~100kHz +0 -0.5dB | Aux、Tape、Tuner:5Hz~100kHz +0 -0.5dB | Aux、Tuner、TapePB1/2:5Hz~100kHz 0±0.5dB | Tuner、Aux:5Hz~100kHz +0 -1.5dB Tape A/B:5Hz~100kHz +0 -1.5dB |
| 全高調波歪率 | Aux、Tape、Tuner(Tone off):0.001%(5V) | Aux、Tape、Tuner(Tone off):0.001%(5V) | Aux、Tuner、TapePB1/2:0.0035%以下(Vol.max、10V出力) | Tuner、Aux、Tape A/B:0.003%以下(VRmax、7.75V出力) |
| SN比 | Aux、Tape、Tuner(Tone off):105dB | Aux、Tape、Tuner(Tone off):105dB | Aux、Tuner、TapePB1/2:106dB以上(入力ショート、Tone bypasson) | Tuner、Aux:100dB(入力ショート) |
| 消費電力 | 40W | 50W | 40W | 25W |
| 外形寸法 | 幅435x高さ96.5x奥行369mm | 幅435x高さ96.5x奥行369mm | 幅435x高さ116x奥行376mm | 幅435x高さ72x奥行320mm |
| 重量 | 6.8kg | 7.5kg | 8.5kg | 7.8kg |
YAMAHA C-50とYAMAHA C-70との比較
YAMAHA C-50とYAMAHA C-70との比較は以下の通りです。
- 価格:C-50は105,000円、C-70は170,000円です。価格面ではC-50が抑えられた設定です。
- 出力:どちらもPre outは1.5V/47Ω、Rec outは150mV/470Ωです。パワーアンプへ送る基本条件は近い仕様です。
- 周波数特性:C-50はDC~100kHz、C-70は5Hz~100kHzです。ライン系の下限表記ではC-50がDC表記です。
- 重量:C-50は6.8kg、C-70は7.5kgです。重量はC-50が軽量です。
YAMAHA C-50とYAMAHA C-4との比較
YAMAHA C-50とYAMAHA C-4との比較は以下の通りです。
- 出力:C-50はPre out 1.5V/47Ω、C-4はPre out1/2 2V/600Ω以下/10Vです。出力電圧の表記ではC-4が2Vです。
- 歪率:C-50のAux系は0.001%(5V)、C-4のAux系は0.0035%以下(10V出力)です。数値上の低歪率ではC-50が細かい表記です。
- SN比:C-50はAux系105dB、C-4はAux系106dB以上です。SN比の表記ではC-4が高いです。
- サイズ:C-50は高さ96.5mm、C-4は高さ116mmです。薄型感ではC-50が低い筐体です。
YAMAHA C-50とYAMAHA C-2との比較
YAMAHA C-50とYAMAHA C-2との比較は以下の通りです。
- 発売時期:C-50は1982年頃、C-2は1976年頃です。年代ではC-50が後年のモデルです。
- Phono MC入力:C-50は100μV/100Ω、C-2は50μV/10kΩです。MC入力の条件は大きく異なります。
- 出力:C-50はPre out 1.5V/47Ω、C-2はPre out 775mV/400Ωです。出力電圧と出力インピーダンスの表記ではC-50がローインピーダンスです。
- 消費電力:C-50は40W、C-2は25Wです。消費電力はC-2が小さいです。
YAMAHA C-50とヴィンテージパワーアンプとの組み合わせ


YAMAHA C-50はPre out 1.5V/47Ω、最大出力10Vのコントロールアンプです。ここでは、パワーアンプ側の入力感度、入力インピーダンス、出力、音量管理を見ながら組み合わせを考えます。
YAMAHA C-50とYAMAHA B-2との組み合わせ
- 互換性:C-50のPre outは1.5V/47Ω、最大出力は10Vです。B-2の入力感度は775mV、入力インピーダンスは25kΩなので、C-50から十分な出力を送りやすく、ボリュームは小さめから合わせる構成です。
- 音質の方向:B-2は100W+100W(8Ω)、140W+140W(4Ω)のステレオパワーアンプです。周波数特性はDC~100kHz +0 -1dB(DC)、10Hz~100kHz +0 -1dB(Normal)で、C-50のDC~100kHz特性と合わせて広帯域なセパレート構成を作れます。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、フュージョン、ジャズ、ライブ録音に向いた組み合わせです。C-50のコントロール部とB-2の100W+100W(8Ω)を合わせ、押し出しと解像感を両立しやすくなります。
YAMAHA C-50とYAMAHA B-4との組み合わせ
- 互換性:C-50のPre outは1.5V/47Ωです。B-4の入力感度/インピーダンスは1V/25kΩ(8Ω、100W)なので、C-50の出力でB-4をドライブしやすく、音量調整の余裕も取りやすい組み合わせです。
- 音質の方向:B-4はClassBで120W+120W(8Ω)、ClassAで30W+30W(8Ω)を持ちます。さらに出力インピーダンスコントロールを備え、C-50のトーンコントロールと合わせて、システム全体の鳴り方を細かく整えられます。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック、ジャズボーカル、AOR、アコースティックに合います。ClassA 30W+30W(8Ω)を使った落ち着いた聴き方から、ClassBの120W+120W(8Ω)まで幅を持たせられます。
YAMAHA C-50とYAMAHA B-1との組み合わせ
- 互換性:C-50のPre outは1.5V/47Ω、最大出力は10Vです。B-1の入力感度は775mV、入力インピーダンスは100kΩなので、ローインピーダンス出力のC-50から高入力インピーダンスのB-1へつなぎやすい構成です。
- 音質の方向:B-1はモノラルパワーアンプで、20Hz~20kHzでは150W+150W(8Ω)、150W+150W(4Ω)の実効出力を持ちます。周波数特性は5Hz~100kHz +0 -1dBで、C-50の広帯域ライン特性と合わせて、大型セパレートらしい余裕を出しやすい組み合わせです。
- おすすめの音楽ジャンル:オーケストラ、プログレ、ロック、ビッグバンドに向いた組み合わせです。C-50の入力切替とフォノ性能を活かしながら、B-1の150W+150W(8Ω)でスケールのある再生を狙えます。
YAMAHA C-50は、フォノ入力からライン入力、Pre outまでをきれいにまとめたコントロールアンプです。
パワーアンプ側の入力感度と入力インピーダンスを確認しながら組み合わせることで、YAMAHAらしいセパレート構成を楽しめます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
YAMAHA C-50の詳細スペック一覧
| 型式 | コントロールアンプ |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MC:100μV/100Ω Phono MM:2.5mV/100Ω、47kΩ/100pF、220pF、330pF) Aux、Tape、Tuner:150mV/47kΩ |
| 最大許容入力(1kHz) | Phono MC:8.5mV Phono MM:220mV |
| 出力電圧/インピーダンス | Rec out:150mV/470Ω Pre out:1.5V/47Ω |
| 最大出力 | Pre out:10V(20Hz~20kHz、0.01%) |
| ヘッドホン出力/インピーダンス | 4.5V(100Ω)、0.5V(8Ω)/68Ω(1kHz、THD0.01%) |
| 周波数特性 | Aux、Tape、Tuner:DC~100kHz +0 -0.5dB |
| RIAA偏差(MM、MC) | 20Hz~20kHz ±0.2dB 10Hz~100kHz ±0.5dB |
| 全高調波歪率(20Hz~20kHz) | Phono MC-Rec out:0.002%(3V) Phono MM-Rec out:0.001%(3V) Aux、Tape、Tuner(Tone off):0.001%(5V) |
| 混変調歪率 | Aux、Tape、Tuner(Tone off):0.002%(5V) |
| SN比 | IHF-A-Network(入力ショート):Phono MC:76dB(100μV) Phono MM:87dB(2.5mV) Aux、Tape、Tuner(Tone off):105dB New IHF:Phono MC:80dB Phono MM:81dB Aux、Tape、Tuner:96dB |
| 入力換算雑音(IHF-A-Network) | Phono MC:-156dBV Phono MM:-139dBV |
| 残留ノイズ(IHF-A-Network) | 2.5μV |
| チャンネルセパレーション(1kHz、Vol.-30dB) | Phono MM:70dB(ショート) Phono MC:75dB(ショート) Aux、Tape、Tuner:70dB(5.1kΩ) |
| トーンコントロール | Bass:ターンオーバー周波数:100Hz~500Hz 最大変化幅:±10dB Treble:ターンオーバー周波数:1kHz~5kHz 最大変化幅:±10dB |
| フィルター特性 | サブソニックフィルター:15Hz、-12dB/oct |
| オーディオミューティング | -20dB |
| トラッキングエラー | 2dB |
| 使用半導体 | トランジスタ:116個 IC:9個 FET:8個 LED:9個 ダイオード:80個 |
| ACアウトレット | switched:1系統、500Wmax unswitched:2系統、500Wmax total |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 40W |
| 外形寸法 | 幅435x高さ96.5x奥行369mm |
| 重量 | 6.8kg |
